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抜け毛が増える時期|ブラシの前にもうひと工程が足される

公開日 2022年4月3日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡い色のラグに落ち着いて座っている、毛の多い淡い色の犬
換毛期に増えるのは抜ける毛の量ではなく、抜けたまま残っている毛の量です。写真:Iza Ponchie/Pexels

春と秋に2週間ほど、ブラシに残る毛の量が急に3倍くらいになる時期があります。犬の換毛期です。毛は生えかわるものなので、抜け毛そのものは止まりません。1,405件のレビューを読んでいくと、この時期に書かれた声だけが、ブラッシングの前にもうひとつ工程を足していることに気づきます。この記事では、その工程が何のために足されているのか、そして被毛の根元で起きていることを、順に見ていきます。

換毛期にもうひと工程が足される理由|犬の抜け毛はどこで止まっているか

2026年9月時点の★の内訳は、上から順に1,026件、292件、67件、12件、8件です。1,405件を平均すると4.65になります。この中で、抜け毛の量に触れている声はいくつもありますが、書き方には共通点があります。抜け毛が減ったとは書かず、取れる量が増えたと書いてあるのです。犬の換毛期に起きていることを考えると、この違いは大きいです。生えかわりの仕組みは家では動かせませんが、抜けた毛がどこで止まっているかは動かせます。

Voice毛が抜ける時期の使い方について書かれた声

猫と暮らす60代の方が、こう書いています。
「そのあと、もみこんで、ブラッシングして」「今、結構毛が抜けるので毎日使って、少しでも多くの抜け毛もとってやることにしました。」
(楽天市場のレビューより、2026年9月時点。個人の感想であり、効果を保証するものではありません)

この方の書き方で目を引くのは、工程の並び順です。もみこんで、そのあとブラッシング。ブラシはいちばん最後に来ています。そして毎日にした理由が、少しでも多く取るためだとはっきり書かれています。ここから先は編集部の見方になりますが、抜け毛を取るという言い方は、毛を抜くという意味ではありません。すでに抜けて被毛の中に残っている毛を、外へ出すという意味です。

抜けた毛が止まっている場所と、そこから出すために要るもの
止まっている場所起きていること外へ出すために要るもの
毛先のあたり静電気で隣の毛に張りついている毛どうしの反発をなくすうるおい
毛の中ほど上下の毛にはさまれて動けない束をほどいて道をつくること
根元の際皮脂と混ざって寝たまま残っている水分が入って浮き上がること
ブラシの歯のあいだ取れた毛がまた戻されているこまめに歯から取り除くこと

4か所のうち、乾いたブラシで出せるのは1番目だけです。残りの3か所に届かないまま梳かし続けると、抜け毛は取れずに毛の中を移動します。換毛期に部屋の毛が増えるのは、家中でその移動が続いているからです。犬の被毛は二重になっている子が多く、上の毛をどれだけ梳かしても、下に残っている毛には歯が当たりません。

乾いた被毛を梳かしたときに起きること|換毛期の抜け毛と静電気の関係

乾いた被毛には静電気が起きていて、抜けた毛は隣の毛に張りついています。この状態で歯を入れると、張りついた毛は一緒に動いて、ブラシが抜けた瞬間にまた元の位置に戻ります。梳かしているのに減った気がしない、という感覚はここから来ています。春と秋の換毛期は、抜ける量そのものが多いので、この戻りも同じ倍率で増えます。

静電気は、毛と毛のあいだに水分が入ると起きにくくなります。mofuwa グルーミングスプレーは電解水そのものでできていて、被毛の表面に膜を作らずに、あいだへ入っていきます。アルカリ側に寄った水なので、根元にたまった皮脂となじみます。皮脂と混ざって寝ていた抜け毛は、ここで押さえを失って浮き上がります。ブラシの歯が当たるようになるのは、この段階からです。

Note表面が湿った状態と、根元まで届いた状態は違います

毛先だけを湿らせても、抜け毛は根元に残ったままです。毛の流れと逆から吹きかけて、指で分けたときに地肌が湿っていると分かるところまで足します。舐めても差し支えない設計なので、量をためらう理由がありません。換毛期は、いつもの倍を置くつもりで構いません。

もみこむ、という工程が効いてくるのはこのあとです。水分を置いただけでは、毛先から根元へは下がっていきません。手のひらで毛を根元へ押し込むように動かすと、水が地肌の側まで運ばれます。レビューに書かれていた順番は、スプレー、もみこむ、ブラッシングでした。2番目が、水を運ぶ工程です。犬の換毛期にこの一手が足されるのは、抜け毛が根元で止まっているからです。

うるおいが残っている被毛は、毛先まで向きがそろいます。向きがそろうと、抜けた毛は毛の束から外れて、毛先の側へ移動していきます。そこにブラシを入れると、まとまった量が一度に歯に乗ります。取れる量が増えたと書かれているのは、抜ける量が増えたのではなく、出口ができたということです。

抜け毛が増える2週間に何が変わるか|犬のブラッシングの手ごたえの変化

換毛期に入ると、同じ手順でも1回にかかる時間が倍になります。ブラシがすぐに埋まるので、途中で歯から毛を取り除く回数が増えるためです。うちの子がじっとしていられる時間は変わらないので、このままでは終わる範囲が半分になります。だから換毛期は、範囲を広げるのではなく、1回で取れる量を増やす方向に組み替えます。

Voice梳かしたあとの被毛について書かれた声

トイプードルと暮らす方が、こう書いています。
「いつもブラッシングで抜け毛と毛玉がひどく、ブラッシングしたあとはまとまりがなく、切れ毛が浮いていて伸びるのを待つばかりでした。」
(楽天市場のレビューより、2026年9月時点。個人の感想であり、効果を保証するものではありません)

梳かしたあとに毛が浮いている、という状態がここに書かれています。梳かす前ではなく、梳かしたあとの話です。乾いた被毛を強く梳かすと、静電気で毛が立ち上がり、切れた毛先がそのまま外を向きます。抜け毛が多い時期にこれが起きると、取ったはずの毛が毛先の側に残って見えます。手ごたえの変化は、まずここに出ます。

  1. 換毛期は、範囲を4つに区切る

    背中、両わき、うしろ足の付け根、しっぽの付け根。1回で1〜2か所だけにします

  2. その場所に、いつもより多めに置く

    毛の流れと逆から。根元が湿ったと指で分かるまで足します

  3. 手のひらで根元へもみこむ

    抜け毛を運び出す工程です。10秒から20秒、毛を押し込むように動かします

  4. 毛先の側から、短く梳かす

    根元から長く引くと途中で止まります。毛先で受けてから、少しずつ上げていきます

  5. 歯に乗った毛を、そのつど外す

    埋まったブラシは、取った毛を戻す道具になります。3往復ごとに外します

5つのうち3番目が、換毛期だけ足す工程です。抜け毛が落ち着いている時期は、湿らせてそのまま梳かすだけで足ります。季節の2週間だけ、20秒ぶんの手を足す。使ってみて変化が分かりやすいのもこの時期で、床に落ちる毛の量が数日で変わります。続けやすさという点でも、足すのが20秒なら戻せます。

毎日やっている家が、換毛期に増やしていないもの

毎日続いている家が換毛期に増やしているのは、回数ではなく水分の量です。日に2回に増やしたと書く人もいますが、1回にかける時間は短いままです。棚に置いたグルーミングスプレーの減る速さは、この2週間だけはっきり上がります。抜け毛が増える時期は、その子の側も皮膚が動いていて、長く触られるのを嫌がります。うちの子が立ち上がる前に終わる長さを守ったほうが、翌日も同じことができます。犬の換毛期を乗り切っている家は、短く何度もの側に寄っています。

そのうえで、家のケアで受け持てる範囲には線があります。抜け毛が地肌が見えるほど1か所に偏っているとき、左右で毛の量が違うとき、換毛期が過ぎても2週間以上ブラシの手ごたえが戻らないときは、手を足す前に獣医師に見てもらうほうが早く進みます。持っていくと役に立つのは、偏っている場所の数と、その状態が続いた日数です。どちらもこの記事で数えてきたものです。

換毛期にブラシを替えた人と、ブラシの前に一手を足した人では、同じ2週間の過ごし方が変わります。抜け毛の出口をつくるのは、歯の細かさではなく、根元に入った水分でした。春と秋の2週間だけ、順番を1つ増やす。レビューに残っていたのは、それだけのことです。

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mofuwa グルーミングスプレー

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特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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掲載しているご感想は個人の感想であり、効果を保証するものではありません。本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。気になる変化が続く場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。