C12Q&A・豆知識
ペット可物件の割合
部屋探しのサイトで「ペット可」に絞ると、表示される物件の件数が一気に減ります。その減り方を見て、ペット可物件の割合を知りたくなる人は多いと思います。この記事では、その割合を数字で書きません。同じ「ペット可」でも、条件が物件ごとに違っていて、可と不可の2つにはきれいに割れないからです。頭数の上限、体重の上限、犬と猫のどちらが対象か、敷金の積み増し、共用部での移動のしかた。決まっている項目も、保留になっている項目も、物件ごとに入れ替わります。割合を出そうとすると、まず「何をもってペット可と数えるか」を決めなければならなくなり、その決め方しだいで数字が動いてしまいます。この記事では、ペット可とペット相談可という2つの表示を並べて比べ、内見の日に何を確認すればいいかまでを書きます。
ペット可物件の割合は、何を分母にしたかで動く|この記事で数字を書かない理由
割合という数字を見るときは、先に分母を確かめておくと迷いません。ペット可物件の割合は、募集されている部屋のうち何をペット可と数えたかで、まるごと変わります。数え方が変われば、出てくる数字も変わります。ここを飛ばして数字だけ覚えると、実際に部屋を探しはじめたときに、その数字が何の役にも立たなくなります。
| 何を数えたか | 分子に入るもの | 分子から抜けるもの |
|---|---|---|
| ペット可とだけ表示された物件 | 飼育が明記されている部屋 | 相談可と書かれた部屋 |
| 相談可を含めた物件 | オーナーの判断待ちの部屋も入る | 問い合わせないと分からない部屋 |
| 犬も可の物件 | 犬を受け入れている部屋 | 猫のみ可、小動物のみ可の部屋 |
| 中型犬以上も可の物件 | 体重の上限がゆるい部屋 | 小型犬のみ可としている部屋 |
| 多頭で可の物件 | 2頭以上を認めている部屋 | 1頭までとしている部屋 |
| いま募集中の部屋だけ | その時点で空いている部屋 | 住み続けている人がいる部屋 |
表の6行が、そのまま6通りの割合になります。どれも嘘ではありませんが、指しているものが違います。「ペット可物件は少ない」と言うときの少なさと、「小型犬までなら意外とある」と言うときの多さは、同じ市場の別の切り口です。数字だけを持ってきても、自分の条件に当てはまるかどうかは分かりません。
「◯%がペット可」「◯件に1件」といった数字は、上の表のどの数え方をしたかで動きます。出どころと数え方を確かめられない数字を覚えても、自分が住みたい地域の、自分の条件では使えません。この記事で扱うのは、ペット可という表示が何を決めていて、何を決めていないのか、という中身のほうです。地域ごとの件数を知りたいときは、住みたい範囲を指定して、自分で検索結果の件数を数えるほうが早く、正確です。
そのうえで、割合を数えることそのものにも限界があります。ペット可物件は、可と不可の2つに割れていません。頭数、体重、種類、敷金の扱い、共用部での移動。物件ごとに、決まっている項目と保留の項目の組み合わせが違います。同じ「ペット可」の4文字でも、中身は物件の数だけあると考えたほうが実際に近い。だから数えるべきは、条件に合う物件の数ではなく、1件ごとに確認する項目の数のほうになります。
この記事では、いちばん多く見かける2つの表示を軸にして比べます。「ペット可」と「ペット相談可」です。この2つの表示の見分け方が分かると、内見の予約を入れる前の段階で、聞くべきことが決まります。犬と暮らす人にとっては、ここが物件の選び方そのものになります。
軸1・「ペット可」という表示が先に決めていること|物件の選び方が変わる最初の分かれ目
1つめの軸は、「ペット可」とだけ書かれた物件です。この表示が先に決めているのは、動物を飼うこと自体を認めている、という一点です。決まっているのはそこまでで、その先の条件までは、この4文字からは読めません。まず、決まっている側を並べます。
- 飼育そのものの可否:動物と暮らしてよい、という前提がすでにあります
- 規約が用意されていること:ペット飼育に関する取り決めが別紙である物件が多くなります
- ほかの入居者の前提:同じ建物に動物と暮らす世帯がいる可能性が高くなります
- 建物側の作り:足洗い場や、傷に強い床材が入っていることがあります
- 審査の入り口:飼っていることを理由に、入り口で断られる場面が減ります
- 敷金の扱いの目安:積み増しの有無が、募集の条件として書かれていることがあります
見ておきたいのは、この6つのうち「動物の中身」に触れているものが1つもないことです。犬なのか猫なのか、何頭までか、どのくらいの大きさまでか。ペット可という表示は、そこを決めていません。決めているのは、飼ってよいかどうかという入り口だけです。ここを勘違いすると、内見まで進んでから条件が合わないことが分かります。
実際、ペット可物件でよくあるのが、「猫は可だが犬は不可」「小型犬まで」「1頭まで」といった内側の線です。募集の表示には出ておらず、規約や重要事項の説明で初めて出てきます。犬と暮らしている人にとって、この線は物件の選び方を根本から変えます。だから、ペット可という表示を見つけた時点では、まだ何も決まっていない、と考えておくほうが話が早くなります。
もうひとつ、ペット可物件で先に決まりやすいのがお金の側の条件です。敷金が1か月分積み増される、償却の割合が変わる、退去時の扱いが別に定められている。金額や割合は物件ごと、契約ごとに違うので、この記事では具体的な数字を書きません。書けるのは、その項目が「先に決まっている側」に入りやすい、という位置づけまでです。金額は募集条件と契約書で確かめてください。
整理すると、ペット可という表示は「入り口が開いている」ことを示すものです。開いた先に何があるかは、その物件の規約が持っています。この理解があると、内見の前にどこを聞けばいいかがはっきりします。次は、もうひとつの表示を見ます。
軸2・「ペット相談可」という表示が後ろに回していること|犬の大きさで結果が変わる場所
2つめの軸は、「ペット相談可」と書かれた物件です。この表示は、決めることを後ろに回しています。飼ってよいかどうかを、いまの時点では決めていない。オーナーや管理会社が、申し込みの内容を見てから判断する、という状態を指しています。ペット可との違いは、条件の厳しさではなく、決まるタイミングの位置です。
後ろに回っているぶん、判断の材料になるのは申し込む側の情報です。犬なのか猫なのか、体の大きさ、頭数、年齢、鳴き声の傾向、しつけの状況。同じ物件でも、申し込む人によって結果が変わります。だから「ペット相談可の物件は入れる/入れない」という言い方が、そもそも成り立ちません。
- 犬の大きさ:体重や体高の目安を聞かれることが多く、ここで結果が分かれます
- 頭数:1頭なら通り、2頭で保留になる、という分かれ方をします
- 種類:犬と猫のどちらを想定していたかが、物件ごとに違います
- 年齢と生活時間:留守番の長さや、夜の過ごし方を聞かれることがあります
- これまでの住まい:前の物件での飼育状況を尋ねられることがあります
- 建物の状況:すでに何世帯が動物と暮らしているかで、受け入れの余地が変わります
この6つは、どれも内見に行く前の電話1本で聞けることです。ペット相談可の物件で時間を無駄にしないための手は、ここしかありません。相談可という表示は「聞いてください」という意味なので、聞くまで何も進みません。逆に言えば、聞けば進みます。
犬と暮らしている場合、大きさの線がいちばん大きく響きます。小型犬までとしている物件と、中型以上も見てくれる物件では、そもそも探す範囲が変わります。体重の数字は、その子の実際の数値をそのまま伝えるのがいちばん早い。「小型犬です」より「◯キロです」のほうが、受け取る側が判断しやすくなります。ここでも、こちらの側の数字は正確に出しておくほうが結果として近道になります。
ペット相談可の物件で、もうひとつ後ろに回りやすいのが条件の書面化です。口頭で了解が取れても、契約書や規約に書かれていなければ、あとから確かめる手立てがありません。了解が取れた項目は、書面のどこに載るかまで確認しておくと、更新のときや管理会社が替わったときに困りません。ここは、ペット可物件と相談可の物件で、いちばん差が出るところです。
2つの表示を並べて比べる|犬と暮らすなら、ペット可とペット相談可のどっちから見るか
2つの軸を並べます。同じように動物を受け入れている表示でも、何が決まっていて、何を確認する必要があり、いつ決まるのかが違います。この違いが分かると、ペット可物件の探し方が「件数を見る」から「順番を決める」に変わります。
| ペット可 | ペット相談可 | |
|---|---|---|
| 決まっていること | 飼育そのものは認められている | 受け入れるかどうかがまだ決まっていない |
| 決まっていないこと | 頭数・体重・種類・共用部の扱い | 上の全部に加えて、飼育の可否そのもの |
| 決まるタイミング | 規約を見た時点で分かる | 申し込みの内容を見てから決まる |
| 最初に確認すること | 規約に書かれた頭数と大きさの上限 | 犬か猫か、頭数、体重をこちらから伝える |
| 確認する相手 | 管理会社と規約の書面 | 管理会社を通したオーナーの判断 |
| 犬と暮らす場合の向き | 条件が合えば話が早い | 大きさと頭数しだいで結果が分かれる |
| 時間のかかり方 | 内見の前に条件を潰せる | 問い合わせから返事までの時間が要る |
では、どっちから見るか。答えは、その子の条件が固いほうから、です。体重が重い、頭数が2頭以上、犬と猫の両方と暮らしている。こうした条件があるときは、ペット可と明記された物件から見たほうが早く終わります。規約に上限が書かれているので、条件に合わないことがその場で分かるからです。
反対に、条件がゆるい場合は、ペット相談可の物件も一緒に見る価値があります。相談可の物件は、検索の絞り込みで外されやすいぶん、競争がゆるいことがあります。小型犬1頭で、鳴き声も落ち着いている。そういう条件なら、問い合わせの1本で話が進むこともあります。相談可を最初から候補から外すと、探せる範囲が自分で狭くなります。
| その子の条件 | 先に見る表示 | 理由 |
|---|---|---|
| 中型犬以上 | ペット可 | 規約の上限で、その場で判断が済む |
| 2頭以上 | ペット可 | 頭数の上限が書面にあることが多い |
| 犬と猫の両方 | ペット可 | 対象の種類が明記されている |
| 小型犬1頭 | 両方 | 相談可のほうが候補が増える |
| 猫1頭 | 両方 | 受け入れの幅が物件ごとに違う |
| これから迎える予定 | ペット可 | 規約の上限に合わせて選べる |
この表の使い方は、順番を決めるためのものです。どちらか一方だけを見る、という使い方ではありません。ペット可物件から見て、条件に合うものが尽きたら、相談可へ広げる。この順で動くと、問い合わせの回数を減らしたまま、候補の数を増やせます。
数えるのは物件の数ではなく、確認する項目の数|内見の日に持っていく12の項目
ここまでを1行に畳むと、こうなります。ペット可物件を探すときに数えるべきは、条件に合う物件の数ではなく、1件ごとに確認する項目の数です。割合を調べても、内見の日には使えません。使えるのは、その場で聞く項目のリストのほうです。12項目にまとめました。
| # | 確認する項目 | どこで確かめるか |
|---|---|---|
| 1 | 対象は犬か猫か、その両方か | 募集条件と、ペット飼育の規約 |
| 2 | 頭数の上限 | 規約。書面に数が入っているか |
| 3 | 体重や体高の上限 | 規約。数字での指定があるか |
| 4 | 敷金の積み増しと償却の扱い | 募集条件と契約書。契約によって違います |
| 5 | 退去時の扱いの範囲 | 契約書。物件ごとに定めが違います |
| 6 | 共用部での移動のしかた | 規約。抱っこかキャリーかの指定 |
| 7 | バルコニーでの扱い | 規約。ブラッシングや排せつの可否 |
| 8 | 鳴き声についての取り決め | 規約と、管理会社の説明 |
| 9 | ペット飼育の規約が別紙であるか | 契約時の書面一式 |
| 10 | 同じ建物に動物と暮らす世帯があるか | 管理会社への質問 |
| 11 | 頭数を増やすときの手続き | 規約。申請が要るかどうか |
| 12 | 更新のときに条件が変わるか | 契約書の更新条項 |
12項目のうち、4番と5番は金額や割合の話になりますが、この記事では具体的な数字を書きません。契約によって違うからです。相場をどこかから借りてくるより、目の前の契約書に書かれている数字を読むほうが確実です。ここでも、数えるのは項目の数で、金額の平均ではありません。
この12項目をメモにして持っていくと、内見の30分がまるごと変わります。部屋の広さや日当たりを見る時間と、条件を聞く時間を分けられるからです。ペット可物件は候補の数が限られるので、1件あたりで得られる情報を増やすほうが、結果として早く決まります。
住みはじめてからの話も、少しだけ書いておきます。引っ越しの前後は、床材も、掃除に使うものも、空気の乾き方も、一度に入れ替わります。何が変わったかを書き出せるのは人の側だけで、その子は新しい床に腹をつけて寝るところから始めます。mofuwa スキンケアミストは、原料が高機能性電解酸化水100%です。地肌から口のまわりまで使える場所が広いのは、機能を足していった結果ではなく、舐められても構わないところから設計を始めているからです。荷物が片づいていない時期に、ケア用品を何本も出しておく場所はありません。玄関に1本だけ置いて、帰ってきた足の裏と、床に長くついていた腹まわりに使う。12項目のメモと同じで、持ち物を減らしておくほうが続きます。ペット可物件で長く暮らすうえで差が出るのは、退去の日ではなく、住みはじめの1か月でこの形を決めておけたかどうかのほうです。
ペット可物件の割合を検索している時間は、たいてい30分から1時間になります。その時間を、1件の物件に電話して12項目を聞く時間に振り替えると、進み方がまったく変わります。割合を知っても、住める部屋は1件も増えません。1件に聞けば、候補が1件増えるか、1件減ります。どちらに転んでも前に進むのは、聞いたほうです。
引っ越したあとに、同じ場所をかき続ける、皮膚に赤みが出た、被毛が薄くなってきた、食べる量が落ちた、鳴く回数が増えた。こうした変化があるときは、床材や洗剤を替えたり、ケア用品を試したりする前に、動物病院にご相談ください。住む場所が変わると、床材も、空気も、生活のリズムも一度に変わります。いつ引っ越したか、いつから変化が出たか、部屋の何が変わったかをメモして持っていくと、その場で切り分けてもらえます。
最後にもう一度。ペット可物件の割合は、数え方で動く数字です。その数字を持っていても、内見の日にはほとんど使いません。使うのは、この12項目のメモのほうです。ペット可と書かれた物件でも、ペット相談可と書かれた物件でも、確認する項目は同じだけ残ります。割合を数えるのをやめて、項目を数えはじめたところから、部屋探しは進みます。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- ペット可物件の割合は、地域によって違いますか
- 違いますが、その差も数え方の影響を受けます。同じ地域でも、相談可を含めるかどうか、犬も可の物件だけを数えるかどうかで結果が動きます。住みたい範囲が決まっているなら、その範囲を指定して検索し、表示された件数を自分で数えるのがいちばん確実です。よそで見た割合を当てはめるより、自分の条件で出した件数のほうが役に立ちます。
- ペット可の物件なら、頭数を増やしても大丈夫ですか
- ペット可という表示は、飼育そのものを認めているという意味で、頭数までは決めていません。上限が規約に書かれている物件が多いので、増やす前に規約を確認し、申請が必要かどうかも合わせて聞いてください。口頭で了解を取った場合は、その内容がどの書面に載るかまで確かめておくと、更新のときに困りません。
- ペット不可の物件で、あとから相談することはできますか
- この記事で扱っているのは、ペット可とペット相談可という2つの表示の違いまでです。不可と表示されている物件については、管理会社とオーナーの判断になるので、こちらから条件を示して確かめるほかありません。いずれの場合も、犬や猫の頭数と大きさを先に伝えると、返事が早くなります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
