C09シーン別・暮らし
小さな子どもがいる家庭のためのサロン通いのあいだ|5分で終わらせるケア
サロンから帰った日の夕方、5歳の子が犬の背中に顔をつけて「ふわふわ」と言いました。8日目には、同じように触ったのに何も言いませんでした。19日目には、同じ場所を触って「もうふわふわじゃない」と言いました。大人のほうは、その19日のあいだに何かが変わったことに気づいていません。トリミングから帰った日を1日目として数えると、家の中でいちばん近い距離で毎日その子に触っているのは、小さな子どもです。次の予約までの間隔を決める材料は、大人の目より先に、子どもの手のほうへ届いています。この記事は、その言葉を記録に変えていく話です。あわせて、子どもが自分でも使いたがったときに、使うものの安全をどこで確かめるかも書いておきます。
1日目に「ふわふわ」、19日目に「もう違う」|トリミングの間隔と子どもの言葉が残した経験
サロンから帰ってきて玄関のドアを開けると、先に走ってくるのは子どものほうです。大人はキャリーを置いて、料金の控えをしまって、その日の連絡事項を聞いています。その横で、5歳の子はもう犬の胸のあたりに顔をつけています。「ふわふわ」「いいにおい」「首が細くなった」。帰った日に出てくる言葉は、毎回だいたい同じです。トリミングの日は、家の中でいちばん子どもがうれしそうにしている日でもあります。
変化が始まるのは、その翌週からです。8日目、同じように犬の胸を触りにいったのに、その日は何も言いませんでした。「どう?」と聞くと「ふつう」と答えました。19日目、また同じ場所を触って、今度は自分から「もうふわふわじゃない」と言いました。こちらは、その19日のあいだに何かが変わったという実感を、まったく持っていませんでした。毎日見ているのに、変わったところを聞かれても答えられません。
トリミングの間隔をどう決めているか、と聞かれたら、その時点では「サロンが6週と言ったから6週」としか答えられませんでした。6週という数字に、うちの家の材料は1つも入っていません。ところが、子どもの言葉のほうには日付が付いていました。1日目、8日目、19日目。何を言ったか、どこを触っていたか。あとから思い出せるくらい、言い方がはっきりしています。間隔を決める材料として、これ以上に手に入りやすいものが家の中にありませんでした。
- 「ふわふわ」:帰った日から数日。胸と背中を手のひら全体で触っているときに出ます
- 「いいにおい」:帰った日だけ。次の日には言いません
- 「首が細くなった」:形の変化。子どもが唯一、見た目について言う言葉です
- 「ふつう」:聞かれたから答えているだけの日。何も変わっていない週です
- 「もうふわふわじゃない」:手ざわりが戻ってきた合図。ここが折り返しでした
- 「ここだけかたい」:場所を指して言う日。指しているのは耳のうしろか、脇でした
子どものほうが手ざわりに敏感だ、という意味ではありません。大人と子どもでは、その犬に触っている回数と、触っている場所が違います。1日に何度も、同じ高さで、同じところを触っている人がいれば、変化はその人の手に先に届きます。トリミングの間隔を家の側の材料で決めたいとき、小さな子どもがいる家には、たまたまその条件を満たしている人が1人いる、というだけの話です。
大人は形を見て、子どもは1か所を触る|子どもがトリミングの間隔の変化に先に気づく背景
同じ犬を見ているのに、気づく順番が違うのには理由があります。大人がその子を見るのは、立っているときか、歩いているときです。上から見おろす角度で、全体の形として受け取ります。形は、毛が数ミリ伸びたくらいでは変わりません。だから大人の側では、3週目まで「まだきれい」に見えて、4週を過ぎたあたりで急に「そろそろか」と感じます。変化が段になって届きます。
小さな子どもは、そもそも同じ床にいます。座って遊んでいる高さと、犬の背中の高さが近い。だから犬を見るときは横からで、しかも触ります。見ているのではなく、手のひらで確かめているので、届く情報が手ざわりのほうに寄ります。手ざわりは毎日少しずつ変わるので、段にならずに、なだらかに伝わります。同じ場所を毎日触っていれば、先週との差のほうが先に分かります。
| 大人 | 小さな子ども | |
|---|---|---|
| 見る角度 | 上から。立っているところ | 横から。座っているところ |
| 受け取り方 | 全体の形とシルエット | 手のひらでの手ざわり |
| 触る回数 | ケアのときだけ | 1日に何度も |
| 触る場所 | その日に必要な場所 | 毎回ほぼ同じ場所 |
| 気づく時期 | 4週を過ぎてから急に | 2週目あたりからなだらかに |
| 言葉の形 | そろそろ予約かな | もうふわふわじゃない |
もうひとつ、子どもの言葉には便利な性質があります。比べる相手を、その犬の先週にしか置いていないことです。よその犬と比べる発想がないので、「他所の子より毛が長い」といった言い方をしません。トリミングの間隔を決めるときに欲しいのは、まさにその形の情報です。よその家の頻度ではなく、うちの子の先週との差。大人が調べものをして手に入れようとするのは平均値のほうですが、間隔を決めるのに使えるのは平均値ではありません。
ただし、子どもの言葉には抜けもあります。においについては、帰った日にしか言いません。翌日から先は、その家のにおいに慣れてしまうので、変化として上がってこなくなります。手ざわりは毎日更新されるのに、においだけは1日で背景になります。だから、においの側は大人が別に見る必要があります。子どもの言葉を使うというのは、全部を任せるという意味ではありません。
「きれい?」と聞かずに「どこが変わった?」と聞く|トリミングの間隔と子どもの安全を家で決める考え方
聞き方を1つ変えるだけで、出てくる言葉が変わりました。「きれい?」と聞くと、子どもは「きれい」としか答えません。これは質問の形が答えを決めてしまっているためで、その日の情報はほとんど入っていません。「今週はどこが変わった?」に変えると、場所を指してくれます。耳のうしろ、脇、しっぽの付け根。指した場所は、そのままこちらが手を入れる場所になります。
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聞くのを週に1回、同じ曜日にする
毎日聞くと、子どもは答えるのが仕事になってしまって「ふつう」しか返ってこなくなります。週に1回、土曜の夜と決めておくくらいでちょうどよく続きます。トリミングから帰った日を1回目として数えると、次の予約までに6回ぶんの答えが残ります。
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「どこが変わった?」と場所で聞く
良し悪しを聞かないのが大事なところです。場所を聞かれると、子どもは手を動かして確かめてから答えます。確かめてから出てきた言葉は、その日の状態が入っています。答えが出てこない週は「変わっていない」ということなので、それも記録になります。
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言った言葉を、そのまま1行書く
言い換えないでください。「毛がもつれてきた」と大人の言葉に直すと、次の週と比べられなくなります。「ここだけかたい、って言った。耳のうしろ」のまま書いておくと、3週目と5週目の差が読めます。カレンダーの余白で足ります。
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場所を指した週から、そこだけ手を足す
全身の手入れを増やすのではありません。子どもが指した1か所にだけ、毎日30秒を足します。トリミングの間隔の後半に大人がやることは、この形にすると増えません。指す場所が2か所になった週が、予約を早めるかどうかを考える週です。
この聞き方を始めると、子どもは自分でも手を出したくなります。「ぼくがやる」と言ってスプレーを持ちたがるので、そこで初めて、使っているものの中身を家で説明することになりました。子どもが同じ床にいる家では、ケア用品は犬だけのものではありません。子どもの手につき、その手が口や目に触れます。安全をどう確かめるかという話が、トリミングの間隔の話と同じ場所に出てきます。
確かめ方は1つです。「安全です」と書いてあるかどうかではなく、何を基準にして確かめたのかが書いてあるかどうかを見ます。子どもが持ちたがった mofuwa グルーミングスプレーは、原料が電解水です。三室ダブルイン型の電気分解(特許5253483)でつくられた水で、電解質に由来する不純物が入らない構造のため、清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられています。子どもに飲ませてよいという話ではありません。犬が自分で舐める場所にかけるものを、どの基準に照らして確かめてあるかという話です。同じ床で遊ぶ家では、ここが根拠にあたります。
| 内容 | |
|---|---|
| 確かめられている | 清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられていること |
| 確かめられている | 決められた試験条件で、検査時間30〜60秒後に生菌が検出されなかったこと(江東微生物研究所ほかの検査機関) |
| 確かめられている | 水分の浸透について、精製水と比べて35倍という比較試験の数値があること |
| 確かめられていない | 家の床や子どもの手の上で、同じ結果になるかどうか |
| 確かめられていない | 子どもの体質との相性。ここは人の側の話なので、この記事では扱いません |
| 確かめられていない | その子の皮膚の状態がどうであるか。これは動物病院で見てもらうものです |
根拠を確かめたうえで、子どもに渡す言い方は分けておくほうが続きます。「これは基準を確かめてあるものだから使っていい。でも、かける場所と回数はお父さんが決める」という形です。安全の根拠は成分の話で、使い方の線は家の話なので、別のものとして渡します。トリミングの間隔のあいだに子どもがやる係を1つ持つと、週に1回の聞き取りも続きやすくなります。
9週まで空けた月と、5週で戻した月|子どもの言葉をトリミングの間隔に使っていい理由
3か月ぶんの記録がたまって、予約の間隔が2回動きました。1回目は、夏の終わりの月です。5週目になっても子どもが場所を指さなかったので、そのまま様子を見て9週まで空けました。2回目は、その次の月です。3週目に「ここだけかたい」が2か所出たので、6週の予約を5週へ動かしました。どちらも、こちらが毛を見て決めた判断ではありません。子どもが何週目に何を言ったかで決めています。
| 場所を指し始めた週 | 決めた間隔 | 決め手 | |
|---|---|---|---|
| 1か月目 | 4週目 | 6週(変えず) | サロンが言った週数のまま |
| 2か月目 | 指さないまま | 9週へ延ばした | 5週・6週・7週と『ふつう』が続いた |
| 3か月目 | 3週目に2か所 | 5週へ早めた | 耳のうしろと脇の2か所を指した |
延ばした月にも、早めた月にも、家でやることは変わっていません。子どもが指した場所に、毎日30秒を足すだけです。グルーミングスプレーを布に含ませ、指された1か所を毛の流れに沿って一往復させる。吹きかけてそのまま梳かせるので、5歳の子が自分で持っても30秒で終わります。全身をやろうとすると子どもが飽きて手伝わなくなりますし、大人の側も続きません。トリミングの間隔を延ばせた月というのは、家で頑張った月ではなく、手を入れる場所が1か所で済んでいた月でした。
1つ、線を引いておくことがあります。子どもが同じ場所を指し続けて、そこが赤い、熱を持っている、犬が触られるのを避ける、という状態が重なるときは、トリミングの間隔の話ではありません。耳を振る回数が増えている、同じところをなめ続けている、フケが増えた、においが半日で戻る。こうした変化があるときは、家でのケアの回数を増やす前に動物病院にご相談ください。子どもは場所を正確に指しますが、それが何であるかまでは分かりません。指す場所が3週続けて同じなら、早いほうを選んで構いません。
小さな子どもがいる家は、犬のケアに使える時間がいちばん少ない家です。大人の手が2つとも空くことがほとんどありません。それでもトリミングの間隔だけは、この家がいちばん良い材料を持っています。毎日、同じ高さで、同じ場所を触っている人がいるからです。安全の根拠は成分の側で確かめて、間隔の判断は家の側の記録で決める。この2つを分けておくと、次の予約日を決めるときに迷う時間がなくなります。サロンが言った週数は、そのままでは家の数字になりません。うちの子の先週との差を口に出せる人が、たまたま家にいます。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見る本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
