C08季節・行事
毛布を外に干した夜、寝床で落ち着かない|部屋干しにすると別の問題
外に干した毛布を夕方に取り込んで寝床へ敷いた夜、その子は最初の30分で6回、向きを変えました。翌週、同じ毛布を部屋干しにした夜は4回でしたが、朝にたたむと内側がかすかに湿っていました。2月の下旬は、洗濯物を外へ出せる日が戻ってくる時期で、同時に外へ出す時間を短くしたくなる時期でもあります。寝床に敷く毛布は、洗濯物の中でいちばん厚く、その子が口を当てたまま眠る唯一の大きな布です。ここでは外干しと部屋干しを、乾き終わる時刻と、寝床に入ってからの30分という2つの軸で並べます。
軸1・外に干した毛布を取り込んだ夜|洗濯物と部屋干しを分ける前に置く条件
外干しで問題になるのは、干していた時間ではなく、取り込んだ時刻のほうです。毛布は洗濯物の中でいちばん厚く、表面が乾いてからも中心にはまだ水分が残っています。日が高いうちは外の空気のほうが乾いているので、中心の水分は外へ向かって出ていきます。気温が下がり始めると、この向きが反転します。
| 取り込む時刻 | 毛布の中心の状態 | 寝床へ敷いたときに出ること |
|---|---|---|
| 昼過ぎ | まだ乾いていない | 体温で温まった面から湿りが戻る |
| 日が傾く前 | 中心まで乾いている | そのまま敷ける |
| 日が沈んだあと | 表面が湿りを吸い直している | 触ると冷たく、寝つくまで時間がかかる |
| 夜 | 全体が冷えて重い | 朝まで温度が上がらない |
もう1つ、外に出していた時間の長さだけ、繊維の表面には外から飛んできたものが乗ります。季節の変わり目に入ると、この量が増え始めます。洗濯物の中で、その子が顔をうずめるのは毛布だけです。シーツやカバーは体の下に敷かれますが、毛布は口先の高さに来て、寝ているあいだじゅうそこにあります。
取り込んだあと、すぐ寝床へ敷くかどうかでも違いが出ます。外の気温と室温の差が大きい日は、取り込んだ直後の毛布が室内の空気より冷たく、表面で結露に近いことが起きます。室内へ入れてから30分、たたまずに広げたまま置くと、繊維の温度が室温にそろいます。この30分を入れるかどうかで、敷いたときの手ざわりが変わります。
外干しの条件を1行にすると、日が傾く前に取り込み、室内で30分ならしてから敷く、になります。ここまでが揃っていれば、外干しの毛布はいちばん乾きが速く、厚みも戻ります。揃わない日のほうが多いから、部屋干しという選択肢が出てきます。
軸2・部屋干しにした毛布が乾き終わる時刻|洗濯物の湿りが寝床へ移るまでの見分け方
部屋干しで問題になるのは、乾き終わる時刻です。外に出していないので表面に何かが乗ることはありませんが、毛布1枚が乾くまでに8時間から12時間かかります。朝に干して夜に敷こうとすると、ちょうど中心が乾ききらないところで寝る時間が来ます。
- 中心が最後に乾きます:耳の側と裾は先に乾き、二つ折りにした折り目の内側が最後まで残ります。触る場所を間違えると、乾いたと判断してしまいます
- 室内の湿度が上がります:毛布のような大物を室内に広げると、その部屋の湿度は一段上がります。湿度が高いほど、乾き終わるまでの時間は伸びます
- 暖房の風はムラをつくります:室温を上げると乾きは速くなりますが、風の当たる面だけが先に乾きます。裏返して同じ時間だけ当てないと、片面だけが湿ったまま残ります
- 換毛期には毛が戻ります:室内に干した面には、部屋の中を漂っている抜け毛がつきます。乾き終わってから一度払う手が要ります
見分け方は、指先ではなく手の甲を使います。指先は自分の体温と手の脂で判断が鈍ります。たたんだときに内側になる面へ、手の甲を5秒当てます。冷たさが残っていれば、そこにはまだ水分があります。5秒というのは、皮膚が温度差を感じ取るのに要る時間です。1秒では、冷たい面も冷たくないと感じます。
乾ききらない毛布を寝床に敷くと、その子の体温で面が温まり、残っていた水分が湯気の側へ移ります。朝にたたむと内側がかすかに湿っている、というのはこの状態です。湿りが残った布は、洗ったばかりでもその日のうちににおいが立ち上がります。洗ったのに、という感想が出る夜は、たいてい乾き終わる時刻の側に原因があります。
部屋干しの条件を1行にすると、前の晩から干し始めて、翌日の夜に敷く、になります。丸一日ずらすと、暖房を入れている部屋なら中心まで乾きます。そのぶん毛布が2枚要ることになるので、ここも家の条件しだいです。
向きを変えた回数で並べる|外干しと部屋干しの毛布を洗濯物として比較する
2つの干し方を、乾き方ではなく寝床に入ってから最初の30分で向きを変えた回数で並べ直します。数えるのは、体を起こして向きを変えた回数だけです。丸くなったまま鼻の位置がずれるのは数えません。消灯してすぐの30分に区切るのは、そのあとは数えている側が眠ってしまうからです。
| 見るところ | 外に干した毛布 | 部屋干しの毛布 |
|---|---|---|
| 中心まで乾く時間 | 3〜6時間 | 8〜12時間 |
| いちばん効く条件 | 取り込む時刻 | 干し始める時刻 |
| 繊維の表面に乗るもの | 外から飛んできたもの | 室内を漂っていた抜け毛 |
| 室内の湿度への影響 | ほとんどない | 干しているあいだ上がる |
| 失敗の出かた | 冷えて重い/表面に何か乗る | 中心が半乾きのまま敷かれる |
| 失敗に気づく場所 | 敷いた直後の手ざわり | 翌朝、たたんだ内側 |
| 最初の30分の回数 | 2〜7回(取り込む時刻で大きく振れる) | 3〜5回(幅は狭いが下がりきらない) |
| まとめると | うまくいく日は最も良い。日によって振れる | 大きく外さないが、天井がある |
表の下から2行目が、この比較でいちばん読みたいところです。外干しは良い日の値が低く、部屋干しは悪い日の値が高くなりません。平均だけを出すと2つは近づいてしまいますが、幅を見ると性格が違います。毎日の洗濯物を回している家では、幅の狭いほうが読みやすく、週に1度しか毛布を洗わない家では、良い日を当てにいく形も成立します。
ここまでで分かるのは、干し方を変えても最初の30分の回数が2回を切る夜は、どちらの列にも出てこないということです。外干しには取り込む時刻という上限があり、部屋干しには乾き終わる時刻という上限があります。どちらの上限も、干し方を入れ替えただけでは外れません。
干し方より先に、敷く前の一手を決める|洗濯物と部屋干しのどっちを選ぶか
どっちを選ぶかは、たいていの家では家の側の条件が決めています。日中に家に人がいなければ取り込む時刻を選べません。部屋が狭ければ大物を室内に広げられません。暖房の位置が寝床と同じ部屋なら、部屋干しは寝る場所の湿度を動かします。選べる家のほうが少ない、というのが正直なところです。
| 家の条件 | 向いている干し方 | そのとき見張るもの |
|---|---|---|
| 日中に人がいる | 外干し | 日が傾く前の時計 |
| 日中は留守 | 部屋干し | 前の晩から干し始めたか |
| 寝床と暖房が同じ部屋 | 別の部屋で部屋干し | 干した部屋の湿度 |
| 毛布が1枚しかない | 外干し | 取り込んでからの30分 |
| 毛布を2枚で回している | 部屋干し | 丸一日ずらせているか |
干し方が選べないなら、どちらの列にも同じように足せる一手のほうを決めます。それが、寝床へ敷く前に面を整えることです。外干しの毛布なら表面に乗ったものを、部屋干しの毛布なら最後まで湿っていた面を、敷く直前に一度だけ扱います。干し方が週によって入れ替わっても、この一手だけは同じ形で残ります。
何を当てるかを決める基準は、乾き方の側にはありません。毛布は、朝までのあいだに舌が届く布です。顔の下にあり、寒い夜には口先が潜り込みます。洗濯物の中で、この条件に当てはまるのは毛布とクッションカバーくらいで、シーツやタオルは体の下に入ります。敷く前に当てるものは、届くほうから選びます。
そこから選んだのが mofuwa 瞬間消臭スプレーです。入っているのは電解水だけで、香りを重ねる成分を加えていません。吹いた面をその子が口で確かめる、という順番のほうから中身が決まっています。においを扱うやり方には、上から香りをかぶせる形と、においのもとの側に反応させる形があり、この1本は後ろの形です。スキンケアミストと同じ系統の水を、においのもとへ向けて調整してあります。
香りを重ねない理由は、毛布という布の性質にもつながります。毛布はその子のにおいが一週間ぶん積もった布で、洗った直後だけ、そのにおいが一度なくなります。最初の30分で向きを変える回数が、洗った夜にかぎって増えるのはこのためです。そこへ別の香りを足すと、寝場所が二重に知らない場所になります。無香料であることは、この夜に効いてきます。
当て方は、干し方で分けます。外干しの毛布は、室内で30分ならしてから、表と裏に一度ずつ。部屋干しの毛布は、手の甲で乾きを確かめてから、たたんだときに内側になる面へ。吹いたあとは広げたまま5分置き、面が乾いてから寝床へ敷きます。湿ったまま敷くと、部屋干しで避けたかった状態を、自分でつくり直すことになります。
外干しの夜も部屋干しの夜も、最初の30分の回数が5回を下回らない週が3週続く。毛布に触れていない前脚の内側やあごの下を、寝る前にかいている。毛布を替えた翌日だけ回数が跳ね上がる。この3つは、干し方や乾き方では説明がつきません。3週ぶんの回数と、その週にどちらで干したかを書いた紙を持って、動物病院で診察の枠を取ってください。週ごとに数字が並んでいると、話は家の条件から始められます。
翌週の毛布を、同じ手順に乗せる|洗濯物の記録を次の1枚へ渡す
記録に残すのは2つだけです。その週にどちらで干したかと、最初の30分で向きを変えた回数。洗濯物のメモに2文字と数字を足すだけなので、干し終わったときに書けます。4週ぶんたまると、家の条件で決まっていたはずの干し方に、例外の週があったことが見えてきます。
| 週 | 干し方 | 取り込み/乾き終わり | 最初の30分の回数 |
|---|---|---|---|
| 1週目 | 外 | 日が沈んだあと | 7回 |
| 2週目 | 部屋 | 当日の夜 | 5回 |
| 3週目 | 部屋 | 前の晩から/翌日の夜 | 4回 |
| 4週目 | 外 | 日が傾く前 | 2回 |
この4行から読めるのは、干し方の優劣ではなく、時刻を守れた週だけ回数が下がっているということです。1週目と4週目は同じ外干しで、違うのは取り込んだ時刻だけでした。2週目と3週目も同じ部屋干しで、違うのは干し始めた時刻だけです。次に手を入れる場所は、干し方の欄ではなく、その右の欄にあります。
毛布を2枚で回せる家なら、洗う日を週の前半に寄せておくと、部屋干しでも丸一日ずらせます。1枚しかない家なら、外に出せる日を洗う日にして、日が傾く前に取り込みます。どちらの家でも、瞬間消臭スプレーを当てる一手と、乾きを手の甲で確かめる5秒は同じです。この2つは、干し方が週ごとに入れ替わっても持ち越せます。
今夜できるのは、寝床の毛布に手の甲を5秒当てて、冷たさが残っているかどうかを確かめることだけです。冷たければ、明日は干し始める時刻を半日早めます。洗濯物のメモの端に、干した場所と回数を1行足しておけば、来週の毛布はその1行の続きから始まります。
Product
mofuwa 瞬間消臭スプレー
500ml / 2,420円(税込)
香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。
商品ページを見るよくある質問
- 乾燥機にかければ、外干しと部屋干しのどちらの問題も出ないのではありませんか。
- 乾き終わる時刻の問題は消えます。毛布の中心まで一度に乾くので、半乾きのまま寝床へ敷くことはなくなります。残るのは、繊維が縮んで毛足が寝てしまう点と、大きな毛布が入る機種が限られる点です。縮んだ毛布は空気を含まないので、同じ厚みでも体の下で温度が上がりにくくなります。乾燥機を使う週は、仕上がった毛布を一度広げて、手のひらで毛足を起こしてから敷くと、最初の30分の回数が外干しの良い日に近づきます。
- 毛布を毎週洗う必要はありますか。2週に1度では足りませんか。
- 洗う間隔は、その子が毛布に顔を置いている時間で決めます。寝床に毛布を敷きっぱなしにしている家では、1日8時間として2週間で112時間になります。毛布の側に積もるものは、この時間にほぼ比例します。週に1度が難しければ、2週に1度洗って、洗わない側の週に一度だけ面を整える、という組み方にします。間隔そのものより、間隔が決まっていて、洗った日がメモに残っていることのほうが後で効きます。
- 部屋干しのときに扇風機やサーキュレーターを当てるのは、暖房の風と同じですか。
- 風の温度が違うので、乾き方も変わります。暖房の風は当たった面の温度を上げるので、その面だけが先に乾いてムラが出ます。室温と同じ温度の風は、毛布のまわりの湿った空気を入れ替える働きが中心になるので、面の差は小さくなります。どちらを使う場合でも、途中で一度裏返して、同じだけ風を当てる時間をつくってください。裏返した回数を洗濯物のメモに足しておくと、乾き終わる時刻が週ごとにどれくらいぶれるかが見えます。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
