C15組み合わせ提案
全身の状態を底上げする3か月プラン
2月の終わり、窓から1mの床で撮った背中の写真を、3か月後の同じ時刻に撮った1枚と並べたとき、毎日見ていたはずの毛並みの違いに初めて気づきました。毎日ブラシをかけて、毎日触っていても、少しずつの変化には目のほうが慣れてしまいます。全身の状態を底上げする3か月のプランで最初に用意するのは、新しいケアより、比べる材料のほうです。初日に4か所の写真と手ざわりを残し、1か月目は毎日のケアを1本に固定し、2か月目は変化の遅い場所に1つだけ足し、3か月目に洗う日の洗い方を見直す。12週目に、初日と同じ条件でもう一度撮ります。何を足すかを決めるのは、並べて比べたあとです。
毎日見ている目は、少しずつの変化に慣れる|3か月プランの順番を決める前提
3か月プランの順番を決める前提は、毎日見ている人ほど、少しずつの変化に気づけないということです。毛並みも、口のまわりも、肉球の手ざわりも、1日ぶんの変化は、目と指が追いつけないほど小さいものです。昨日と今日を比べても差は見えません。見えないまま1か月たつと、変わったのか変わっていないのかを、記憶で答えることになります。記憶は、いちばん最近の姿で上書きされていきます。
この状態でケアを足していくと、何が起きるか。足したものが合っているのかどうかを判断する材料が、手元にありません。何となく良くなった気がする、何となく変わらない気がする。その気分で、次のものを足すか、やめるかを決めることになります。3か月たって手元に残っているのは、増えたケアの数だけ、ということが起きます。
だから、全身の状態を底上げする3か月のケアは、ケアを増やす計画ではなく、比べる材料を先に用意する計画として組みます。初日に残した写真と手ざわりが、4週目、8週目、12週目の判断の相手になります。足すものを決めるのは、比べたあとです。順番を逆にしないことが、このプランのいちばん大事な決まりです。
| 決めること | 比べる材料がないとき | 初日に材料を残したとき |
|---|---|---|
| 4週目の判断 | 気分で続けるか、やめるかを決める | 初日の写真と並べて、どこが動いたかを見る |
| 足すもの | 気になったものから次々に足す | 変化が遅い部位を1つ選んで、そこにだけ足す |
| 12週目 | ケアの数だけが増えている | 写真で、どこが変わり、どこが変わっていないかを言える |
| まとめると | 足すかどうかを決める材料がない | 足す場所と順番が、写真から決まる |
比べる場所は、全身から4か所に絞ります。背中の毛並み、口のまわり、肉球、耳の後ろから首にかけて。背中は全身の代表で、毎日のケアがいちばん広く当たる場所です。残りの3か所は、変化の遅れが出やすく、しかも手入れに使うものがそれぞれ違う場所です。口のまわりは食べるたびに汚れ、肉球は歩くたびに地面に当たり、耳の後ろは毛が絡みやすい。この4か所にしておくと、2か月目に何を足すかが、写真から1つに決まります。
撮る・1本に固定・1つ足す・洗い方・撮り直す|3か月プランの手順
3か月プランの手順は、初日に撮る、1か月目に毎日のケアを1本に固定する、2か月目に1つだけ足す、3か月目に洗い方を見直す、12週目に撮り直す、の5つです。ケアを変える場所を1か月に1つにしているのは、写真の差がどこから来たのかを読めるようにするためです。
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初日:同じ場所・同じ光で、4か所の写真と手ざわりを残す
撮る場所と時刻を先に決めます。たとえば、窓から1mの床の上、午前10時、レースのカーテンを閉めたままの光。この3つを紙に書いておき、12週目まで同じにします。撮るのは背中の毛並み、口のまわり、肉球、耳の後ろから首。背中は真上から、口のまわりは横から、肉球は足を持ち上げて正面から撮ります。写真のほかに、それぞれの手ざわりを一言ずつ書きます。「背中:毛先がパサつく」「肉球:かたい」のように、自分の言葉で構いません。
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1か月目:毎日のケアを、グルーミングスプレー1本に固定する
最初の1か月は、毎日のケアを mofuwa グルーミングスプレー1本にそろえます。散歩から帰ったとき、あるいはブラッシングの前に、全身にひと吹きしてからブラシを通す。やることを1つにしておけば、4週目の写真に差が出たとき、それがどこから来たのかが分かります。同じ月にほかのものを足すと、差が出ても理由が読めません。
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2か月目:写真を見比べて、変化が遅い部位に1つだけ足す
4週目に、初日と同じ条件で4か所を撮り、初日の写真と並べます。4か所のうち、いちばん変わっていない場所を1つ選びます。口のまわりならスキンケアミスト、肉球なら肉球クリーム、耳の後ろのもつれなら毛玉予防ジェル。足すのは1つだけです。2つの場所が同じくらい遅く見えるときは、その子が触られるのを嫌がらないほうから始めます。
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3か月目:洗う日の洗い方を、モイストシャンプーで見直す
8週目の写真を撮ったら、洗う回数は変えずに、洗う日の洗い方だけを見直します。37〜38℃のぬるま湯で濡らし、泡を地肌にのせて、指の腹でなでるように洗う。ごしごしこすらない洗い方に替えたら、洗った翌日の背中の手ざわりを、初日と同じ紙に同じ言葉で書いておきます。
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12週目:初日と同じ条件で撮り、4枚を並べる
12週目に、初日と同じ場所・同じ光・同じ時刻で、4か所を撮ります。初日、4週目、8週目、12週目の写真を、場所ごとに横に並べます。並べてはじめて、どこが変わり、どこが変わっていないかが言葉にできます。変わっていない場所があれば、次の3か月でそこに手を入れる。3か月のプランは、次の3か月の材料をつくるところで終わります。
1か月目の固定にグルーミングスプレーを置くのは、固定するものが毎日やれるものでなければ、1か月の比べる条件そのものが崩れるからです。このスプレーは、汚れをその日のうちで終わらせたい毎日のほうに合わせて作られていて、12週続けても1回の重さが変わりません。体からは毎日脂が出て、散歩のたびに外の汚れも重なります。シャンプーは毎日するものではなく、サロンにも毎日は通えません。スプレーしてブラシを通すだけなら、忙しい朝でも続きます。中身は還元水100%で、アルコールを使っていません。汚れのもとになる余分な脂は乳化して落ち、セラミドとスクワランは残る組み立てです。清涼飲料水の規格基準をクリアした水なので、毛づくろいで舐める子にも、量を気にせず全身に使えます。ブラッシングの前にひと吹きしておくと静電気で毛が立ちにくく、撮影の日の背中も、ふだんと同じ毛並みで写せます。
| 写真で遅かった場所 | 足す1つ | その1つを選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 口のまわり | mofuwa スキンケアミスト | 食べるたびに舐める場所なので、電解水100%で舐めても問題のないものを選ぶ。目の中には入れない |
| 肉球 | mofuwa 肉球クリーム | 塗った直後に歩く場所なので、べたつかないように作られたものを選ぶ |
| 耳の後ろ・首のもつれ | mofuwa 毛玉予防ジェル | 絡んだ毛を切らずに済ませたい場所なので、できた毛玉をほぐす場面にも使えるものを選ぶ。ふだんは2〜3日に1回 |
| 背中の毛並み | 足さない | 毎日のスプレーがいちばん当たっている場所なので、3か月目の洗い方の見直しで確かめる |
| まとめると | 1つだけ | 2つ足すと、12週目の写真でどちらの差なのか分からなくなる |
3か月目に使うモイストシャンプーは、引き算でつくったシャンプーです。洗浄成分はアミノ酸系だけで、量も少なくしてあり、原料の水にグルーミングスプレーと同じ電解水を使うことで泡立ちを補っています。落としすぎないので洗い上がりがごわつかず、トリートメントの工程が要りません。工程が1つ減れば、その子が浴室で耐える時間がそれだけ短くなります。無香料なのは、ペットが自分のにおいを好み、余分なにおいがストレスになるからです。洗う回数はいまのままで、洗う日の中身だけを替える。3か月目の見直しは、ここまでで足ります。
撮る条件のずれ、2つ足し、洗う日の追加|3か月プランのやり方が崩れる場所
3か月プランのやり方が崩れるのは、撮る条件がずれたとき、2か月目に2つ足したとき、3か月目に洗う日を増やしたときの3か所です。3つとも、比べる材料を自分で読めなくしてしまう崩れ方です。
| 崩れる場所 | 何が読めなくなるか | 戻し方 |
|---|---|---|
| 撮る条件がずれる | 光と時刻が変わり、毛のつやの差が写真の差なのか分からない | 場所・時刻・光を紙に書き、撮るたびに見返す |
| 2か月目に2つ足す | 変わった場所が、どちらの1つで変わったのか分からない | 遅い場所が2つあっても、2つ目は次の3か月に回す |
| 3か月目に洗う日を増やす | 洗い方の違いと回数の違いが混ざる | 回数は初日のまま。替えるのは洗い方だけ |
いちばん起きやすいのは、2つめの崩れです。4週目の写真を並べて、変わっていない場所が2つ見つかると、両方に手を入れたくなります。気持ちは自然です。ただ、同じ月に2つ足すと、12週目に口のまわりが変わっていても、それが足したどちらの1つによるものなのかが言えません。次の3か月で何を続けるかも決められなくなります。遅い場所が2つあるなら、2つ目は次の3か月に回します。12週目の写真が、そのまま次の3か月の初日の写真になります。
撮る条件のずれも、気づかないうちに起きます。曇りの日の写真と晴れた日の写真では、同じ毛並みでもつやの見え方が違います。雨の日は、撮る日を1日ずらして構いません。条件を守れない日に撮るより、1日遅れても同じ光で撮るほうが、比べる材料として役に立ちます。スマートフォンの設定も、明るさを自動で補正しない状態にそろえておくと、写真どうしの差が素直に出ます。
並べた写真で、赤みや毛の薄い場所が初日より広がっている、口のまわりや耳の後ろが湿ってにおう、かきこわした跡が増えている、肉球が割れて血がにじむ。こうした変化が写真に出ていたら、12週目を待たずに動物病院で皮膚を診てもらってください。撮りためた写真は、そのまま見せられる記録になります。いつ、どこを、どんな条件で撮ったかが分かる写真は、口で説明するより早く伝わります。
12週目の4枚から次の3か月へ|毎日のケアに戻すプラン
12週目の4枚を並べたら、次の3か月は、毎日のグルーミングスプレーを続けたまま、まだ遅い場所に1つだけ手を入れるところから始めます。3か月のプランは、終わった時点で、次の3か月の初日の写真が手元に残る仕組みです。12週目の写真が、そのまま次の比べる相手になります。底上げは、この3か月を積み重ねた先で見えてきます。
- 毎日:ブラッシングの前にグルーミングスプレーをひと吹き。1か月目から変えない
- 2か月目に足した1つ:12週目の写真で差が見えた場所なら、そのまま続ける
- 洗う日:3か月目に替えた洗い方を、回数はそのままで続ける
- 4週間ごと:同じ場所・同じ光・同じ時刻で4か所を撮る。紙に書いた条件は書き換えない
窓から1mの床、午前10時、レースのカーテン越しの光。この3つを書いた紙を手元に置いたまま、次の4週間も毎日スプレーをひと吹きしてからブラシを通します。4週間ごとに1枚ずつ増えていく写真が、その子の全身がどこまで上がってきたかを、記憶より確かに見せてくれます。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 3か月たっても、写真に差が見えないときはどうすればいいですか。
- 差が見えないことも、比べる材料になります。4か所のうち、どこが変わらなかったかが分かれば、次の3か月でそこに1つだけ手を入れられます。全身の変化はもともとゆっくりで、スキンケアミストの説明にも、1回で劇的な変化をもたらすものではなく、まずは2週間を目安に続けるように、と書かれています。赤みが広がる、湿ってにおうといった悪い向きの差が写真に出ているときは、12週を待たずに動物病院へ写真を持っていってください。そうでなければ、12週目の写真を次の初日の1枚にして、同じ条件で撮り続けます。
- 1か月目の前から、ほかのスプレーやローションを毎日使っています。
- いま毎日のお手入れに使っているものがいくつかあるなら、1か月目はグルーミングスプレー1本にまとめます。毎日の中身が1つなら、4週目の写真に出た差を、その1本と結びつけて読めるからです。動物病院で出されている薬や、指示されているシャンプーは、そのまま続けてください。1本にまとめるのは、毎日のお手入れに使うものだけで、治療のために使っているものは入りません。
- 猫でも同じ3か月プランで進められますか。
- 進められます。4か所の写真と手ざわりを残す、1か月に変えるのは1つだけ、という組み方は犬でも猫でも同じです。猫はスプレーの音を嫌がる子がいるので、1か月目は手に取ってからなでるように使うと続きます。毛づくろいで体を舐める子にも、清涼飲料水の規格基準をクリアした水なら量を気にせず使えます。3か月目の洗い方の見直しは、洗う習慣のない猫なら飛ばして、12週目の撮影へ進んで構いません。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
