C11比較・選び方
車に常備するものの選び方
降りた足をそのまま地面につけさせたくなくて、片手で抱えたまま、もう片方の手で車のドアポケットを探した日があります。ペットと出かける家で常備する物がじわじわ増えるのは、この3分の手探りを何度も繰り返しているからです。決め手になるのは2つで、使うのが乗る前か降りた直後かという時間の違いと、その物が口の届く場所に残るかどうかです。この2つで分けると、車に常備する点数は2つまで減ります。減ったぶんは消えるのではなく、帰宅後の1回のほうへ寄っていきます。車の中で完結させようとするほど点数が増える、という順番になっています。
ドアポケットを探した3分から数える|車にペットの物を常備する2つの条件
車に置く物が増えるのは、あったら使うかもしれない、で入れた物が残るからです。置いた本人も、半年たつと何のために入れたか思い出せません。点数を数える前に、入れる候補のほうを2つの条件で分けます。この2つは、車の中で実際に手が止まる場面から出てきたものです。
- 条件1・使うのが乗る前か、降りた直後か:出発の支度の中に入れられる物か、ドアの横の3分でしか使えない物か
- 条件2・口が届く場所に残るか:シートの布に残る物か、その子の体に残ってそのままなめられる物か
条件1は時間の向き、条件2は残る場所の話です。どちらも「便利かどうか」を聞いていません。便利さで選ぶと、乗る前にも降りた直後にも使えそうな物が全部残り、点数がそのまま増えます。時間の向きで先に切ると、乗る前に使う物は家の玄関側へ移せます。車に残るのは、降りた直後にしか使い道のない物だけになります。
順番も決まっています。条件1で車に置く候補を絞り、条件2でその中身を決めます。逆にすると、なめても差し支えない物を先に集めることになり、乗る前に使う物まで車に積むことになります。条件1は減らすための条件、条件2は中身を決めるための条件です。
なお、この記事で扱うのは体に触れる物だけです。リード、飲み水、キャリー、酔い止めのように、使い方が最初から決まっている物は点数の話になりません。迷いが出るのは、家で毎日の頻度でやっていることを、車の中でどこまで続けるかという部分です。そこを決めずに積むと、ドアポケットの中身が季節をまたいで残ります。
軸1・乗る前の1分と、降りた直後の3分|車にペットの物を常備するかどうかの違い
この2つの時間は、手の使える本数が違います。乗る前は両手が空いています。降りた直後は、片手がリードかキャリーでふさがっていて、使えるのは片手だけです。同じ物でも、片手で開けられるかどうかで、車に常備する意味があるかどうかが変わります。
| 見るところ | 乗る前の1分で使う物 | 降りた直後の3分で使う物 |
|---|---|---|
| 使う場所 | 家の玄関か、停めてある車の横で | ドアを開けたその位置で |
| 使える手の本数 | 両手 | 片手だけ |
| 忘れたときの戻し方 | 家に取りに戻れる | その3分を逃すと、家に着くまで戻らない |
| 頻度 | 乗る日の朝に1回 | 乗る日に、降りるたび |
| 容量の決め方 | 家の1本をそのまま使える | 片手で持てる小さいほうで足りる |
| 結論 | 車に常備しない。家の側の置き場へ | 車に常備するのは、こちら側だけ |
最終行が、この軸の答えです。乗る前に使う物を車から降ろすと、それだけでドアポケットの中身が半分になります。乗る前の物は、支度の流れの中にあるほうが使われます。玄関に置いてあれば出がけに手が伸びますが、車の中にあると、乗り込んでから探すことになります。座ってからシートベルトの向こうへ手を伸ばす動きは、2回目から省略されます。
忘れたときの戻し方の行も見てください。降りた直後の3分は、やり直しがききません。そこで使わなかったものは、汚れたまま家までの道のりに乗ります。30分の移動なら30分、渋滞なら1時間、その状態が続きます。車に常備する物を2つまでに絞るのは、点数を減らすためというより、片手で確実に届く数がそのくらいだからです。
軸2・口が届く場所に残るか|車に常備する物は、ペットのなめる側とどっちに入るか
残る場所が2つあります。シートや足元のマットの布と、その子の体です。この2つは、なめられるまでの時間が違います。布に残ったものは、次に乗った日に寝転んだときに口へ届きます。体に残ったものは、降りたその場から届きます。車に常備する物の中身は、この時間差で決まります。
| 見るところ | シートや床の布に残る側 | その子の体に残る側 |
|---|---|---|
| 口が届くまでの時間 | 次に乗った日 | 降りたその場から |
| 確かめ方 | 手のひらで布をなでて、指に何がつくか | 毛を分けて、地肌の側を見る |
| 部位の数 | 座面と背もたれの2面 | 足先・口のまわり・おなかなど5か所前後 |
| 使い方の幅 | 乾く時間を置いてから次に乗れる | そのままなめられる前提で選ぶ |
| やり直し | 乗らない日にまとめてやり直せる | その日のうちにしかできない |
| 結論 | 布の側は、乗らない日に家の側からやる | 体の側だけを、片手で届く形で車に常備する |
体の側に使う物には、条件がひとつ増えます。降りた直後に足先や口のまわりへ使うものは、その場でなめられます。拭き取りに戻れる場面ではないので、なめられることを前提にして選んでおきます。ここを曖昧にしたまま車に置くと、実際には使わない物が1つ増えるだけになります。
座面と背もたれの2面は、乗る日に片づけようとするとうまくいきません。降りた直後は片手しか空かず、次に乗るときは出発の時間が迫っています。布の側は、週のうち車に乗らない日を1日選んで、そこでまとめてやります。乾く時間を置けるのは、その日だけだからです。この分け方にすると、車に常備する物は体の側の2つで足ります。
常備を2つに減らした先にある、帰宅後の1回|車とペットの手順を家でつなぐ
車に常備する点数を2つに絞ると、そのぶんが帰宅後の1回へ寄ります。草むらのそばに停めた日、雨の日、砂の多い場所へ行った日。降りた直後の3分でできるのは、口が届く場所から先に手を入れることまでです。残りは家に着いてからになります。この1回が長い家ほど、車の常備がまた増えていきます。車で片づけようとするからです。
だから見る場所は、帰ってからの1回に何分かかるかです。ここで選ぶ1本が mofuwa モイストシャンプーです。洗ったあとにトリートメントで戻す工程が要らないので、浴室にいる時間そのものが1工程ぶん短くなります。短くなっているのは飼い主の手間だけではありません。その子が浴室で耐えている時間が、同じだけ減ります。出かけた日の夜に、その1回を組めるかどうかは、たいていこの長さで決まります。
工程が減らせるのは、落としすぎていないからです。泡を立てるだけなら、洗浄成分を増やすのがいちばん早い作り方になります。ただ、落ちがよくなるほど地肌に要るものまで一緒に持っていくので、戻すための工程が後ろに1つ足されます。モイストシャンプーは、アミノ酸系の洗浄成分を、量も少なくして使っています。それでも泡が立つのは、原料の水に電解水を使っているからです。水そのものに洗う力があるので、少ない洗浄成分でも泡が立ち、洗い上がりがごわつきません。戻す工程が要らないのは、この順番の結果です。
香りを足していないことにも理由があります。その子は自分のにおいを好みます。香りは人のためのものだ、という判断でつくられています。車で30分以上かかる移動のあとに、慣れないにおいが体に乗ったままになると、その子にとっては出かけた日の出来事が1つ増えます。組み合わせとしては、車に置く2つと、家の浴室の1本。この3つで、乗る日の頻度が変わっても回ります。
常備と帰宅後のつなぎ方は、使い分けというより順番の話です。降りた直後の3分は、口が届く場所を先に。家に着いてからの1回は、2面の布と体の残りを。この順番を決めておくと、車に積む物の点数は増えません。増えるとしたら、それは家の1回が長すぎて、車で済ませようとしているときです。
車に乗った日の夜だけでなく、乗らない週も同じ足先を1日5回以上なめている/降りた直後の3分で手を入れている場所が、2週間たっても赤みの引き方が変わらない/片手で触ったときだけ、毎回同じ側へ体をよじる/洗う1回にかかる時間が、春先の倍になっている。こうした残り方は、移動や車内で過ごした時間だけでは説明がつきません。何分の移動を週に何回したか、体のどの部位かをメモにして、動物病院で診てもらう枠を取ってください。乗った日と乗らない日を分けて書いておくと、そのまま診察の材料になります。
連休と雨の時期の前に、1つだけ入れ替える|車の常備をペットの1年に合わせる
車に常備する2つは、1年を通して同じではありません。変えるのは1つだけで、もう1つは通年そのままにしておきます。2つとも入れ替えると、次に乗った日に、どちらをどう使う物だったか迷います。入れ替える時期は、年に2回で足ります。
| 時期 | 何が変わるか | 入れ替えるのはどちらか |
|---|---|---|
| 連休の前 | 1回の移動が長くなり、降りる回数が増える | 片手で開けられる小さいほうへ |
| 雨の続く時期の前 | 足元から上がる汚れの量が増える | 足先に届く側を先に |
| 通年そのまま | 毎日の頻度でやっている手順 | 家の側の1本は動かさない |
選び方は、この形に落ち着きます。使う時間が乗る前か降りた直後かで切り、口が届くまでの時間で中身を決める。車に常備するのは体の側の2つ、布の2面は乗らない日に、残りは帰宅後の1回に。ドアポケットに入れる物を減らすほど、その3分で手が届くようになります。最初に決めるのは点数ではなく、降りた直後に触る場所を紙に書き出すことです。
Product
mofuwa モイストシャンプー
300ml / 3,410円(税込)
アミノ酸系の洗浄成分で11成分無添加。天然由来の抗炎症成分7種とアミノ酸4種を配合し、原料の水には、精製水で薄めていない電解水を使っています。
商品ページを見るよくある質問
- 車に置きっぱなしにして、中身が悪くなることはありませんか。
- 置きっぱなしを前提にしない組み方をおすすめします。夏の車内は、停めている時間が長いほど温度が上がります。この記事で車に常備すると書いているのは、乗る日に持って乗り、降りたら家へ戻す2つのことです。ドアポケットに入れたまま季節をまたぐと、いつ入れた物か分からなくなります。乗る日に持って乗る形にしておくと、中身の減り方も目に入るので、足すタイミングを別に決める必要がありません。
- 降りた直後の3分で、実際には何をすればいいですか。
- 口が届く場所から先に手を入れます。足先、口のまわり、おなかの毛。順番はこの3か所で、片手で届く範囲だけにします。ここで全身を片づけようとすると、片手では終わらず、次の回から省略されます。3分で終わる範囲を決めておくことが、続けるうえでいちばん大きな差になります。残りは家に着いてからで間に合います。布の2面は、その日ではなく、乗らない日に回してください。
- 猫をキャリーで乗せる場合も、同じ分け方でいいですか。
- 分け方は同じですが、降りた直後の3分の中身が変わります。キャリーの中で過ごす子は、足先よりも、体の下になっていた側と口のまわりに残ります。降りてすぐキャリーから出せない場面も多いので、その3分はキャリーの底の布を確かめる時間に使い、体の側は家に着いてからにします。車に常備する点数は、こちらのほうが少なくて済みます。乗る日と乗らない日で手順を分ける考え方は、犬でも猫でも変わりません。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
