C03使い方・お手入れ手順
シャンプー後の乾かし方の手順
ドライヤーを入れてから6分目に、その子は座った姿勢を崩して脱衣所の入口まで歩いていきました。このとき乾いていたのは背中とわき腹で、脇の下と内股と指の間は濡れたままです。シャンプー後の乾かし方でいちばん先に決まるのは、風の当て方でも温度でもなく、その子が同じ体勢でいられる分数のほうです。この持ち時間が6分なら、6分で回れる順番に組み替えるしかありません。残る3か所を最後に置いたままでは、毎回その3か所が濡れて終わります。
浴室を出た時点で残りが決まる|シャンプー後の乾かし方と頻度の関係
持ち時間は、ドライヤーを入れる前にほとんど使われています。洗って、流して、水を切って、押さえて、そこまでで座った姿勢が何分もったか。シャンプー後の乾かし方を組むときに要るのは、この残り分数です。風量や温度の設定を先に考えても、その子が動いてしまえば当たる場所が変わります。
| 工程 | そのときの体勢 | 使った分数 | 持ち時間の残り |
|---|---|---|---|
| 浴室で水を切る | 立ったまま | 1分 | そのまま |
| タオルで押さえる | 立つか座る | 2分 | 3分の1が減る |
| ドライヤーを入れる | 同じ体勢を保つ | 3分 | 残りが半分を切る |
| 残る3か所に回る | 体をひねる・足を上げる | 2分 | ここで崩れやすい |
| ブラシを通す | 座るか横になる | 2分 | 持ち時間の外に出る |
この表で見てほしいのは分数そのものではなく、乾かし方に回せる分数が、浴室の中で先に削られているという並び順です。浴室にいた時間が長い日は、脱衣所に出た時点で持ち時間が半分になっています。犬でも猫でも、同じ体勢でいられる長さは、その日の疲れ方でそのまま前後します。
mofuwa モイストシャンプーは、アミノ酸系の洗浄成分を量も抑えて使い、原料の水に電解水を入れています。その水自体に洗浄の働きがあるので、洗浄成分が少なくても泡が立ちます。落としすぎないぶん洗い上がりがごわつかず、トリートメント不要でそのまま乾かす工程に入れます。工程が1つ減るというのは飼い主の手間の話に見えますが、実際に減っているのは、その子が浴室で待つ分数のほうです。時短という言葉がここで指しているのは、こちらの都合ではなく、乾かしに回る持ち時間の残り方になります。
シャンプー後の頻度を決めるときも、この残り分数が先に来ます。乾かし切れない日が2回続いている家で、洗う間隔だけを詰めると、濡れたまま寝る回数が増えます。犬のシャンプー後の頻度は、洗える体力ではなく、乾かし切れる持ち時間のほうで決めてください。持ち時間が6分しかない子なら、間隔を詰めるより、間の日にブラシを通して汚れの積み上がりを平らにしておくほうが、1回あたりが短く済みます。
数えるのは1回でかまいません。音を入れてから、その子が座った姿勢を崩すまでの分数です。途中で立ってもすぐ座り直すなら、そこは崩れた回に入れません。歩いて場所を離れたところで止めます。6分の子もいれば、12分続く子もいます。この数字が分かると、シャンプー後の乾かし方を「全身を乾かす手順」から「6分で回る順番」に組み替えられます。
面積の大きいところから残る3か所へ|シャンプー後の乾かし方の順番
順番は、乾きやすい場所から乾きにくい場所へ、面積の大きい順に下ろします。持ち時間の前半は集中が続くので、風が当たる面が広い場所ほど先に済ませます。残る3か所は、体勢を変えないと手が入らない場所なので、崩れる前の最後に置きます。
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1|乾かす場所を、浴室の外に先に決めておく
足元が滑ると、その子は姿勢を保つために力を使います。力を使った時間はそのまま持ち時間から引かれます。滑らないものを1枚敷いて、そこから動かさずに終わるまでを1か所で通します。場所を移すと、移した先でもう一度落ち着くまでの分数がかかります。
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2|タオルは押さえる。こする方向をつくらない
水は押さえれば移ります。こすると毛の向きが乱れ、乱れたところがドライヤーで先に絡みます。1枚目が重くなったら2枚目に替えてください。2枚目を用意していない家は、ここで乾かしの分数が2分増えます。タオルの枚数は、持ち時間を伸ばすいちばん安い手です。
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3|風は背中からわき腹、おなかへ、面の広い順に
背中は面が広く、風が逃げにくい場所です。ここが乾くと全体の見た目が変わるので、進んでいる感覚も出ます。手は風といっしょに動かし、毛を分けながら根元に当てます。表面だけに当て続けると、乾いたように見えて地肌が湿ったままになります。
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4|残る3か所は、体勢を変えてから一気に
脇の下、内股、指の間の3か所です。犬では前足を軽く持ち上げる、猫では横になった姿勢のまま手を入れる形になります。ここを最後にするのではなく、崩れる1分前に入ってください。順番の後ろに置くほど、この3か所が濡れたまま終わります。
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5|乾いた毛にブラシを通して終わりにする
乾ききる直前の毛は静電気が起きやすく、ブラシで引っかかります。mofuwa グルーミングスプレーを吹きかけてから通すと、静電気の起きにくい状態で梳かせます。ここまでを1回の流れにしておくと、次に洗う日も同じ順番で戻れます。
猫では、1の場所決めと2のタオルまでを浴室の中で終わらせる家が多くなります。移動そのものが持ち時間を削るためです。犬では、脱衣所からリビングへ移すあいだに体を振って水を落とす子がいるので、その1回を見越して2枚目のタオルを先に出しておくと、順番が崩れません。
6分目で姿勢が崩れたあと|シャンプー後の乾かし方でつまずくところとコツ
つまずくのはいつも同じ場所です。持ち時間が切れたあとに、まだ場所を足そうとするところ。崩れた時点で、風の当たる面はもう安定しません。それでも続けると、乾く面積はほとんど増えないまま、次に洗う日の持ち時間だけが短くなります。
- 崩れてから全身をもう一周する:残っている場所は3か所だけなのに、背中からやり直すと、乾いている場所に風を当てる時間が増えます。崩れたあとは、残った3か所だけに絞ってください
- 音を近くで入れる:立ち上がるきっかけの多くは風ではなく音です。離れた場所で入れてから近づけると、持ち時間の頭が1分ほど延びます
- 温度を上げて分数を詰める:熱は体勢が崩れるきっかけになります。同じ場所に当て続けず、手といっしょに動かすほうが、結果として短く終わります
- 乾いたかどうかを表面で判断する:毛の表面は先に乾きます。指を入れて地肌がひやりとしたら、そこはまだ濡れています
数えるのは、乾かし残った場所の数です。毎回3か所なら順番の問題で、毎回同じ1か所だけなら、そこは手が届いていないか、体勢が合っていません。3か所が2か所に減った週は、乾かし方が合ってきた週です。紙に書くのは、その日の持ち時間と、残った場所の名前だけで足ります。犬でも猫でも、この2つがそろえば次の週に変える場所が決まります。
シャンプー後の乾かし方を何度組み替えても、乾かし切ったはずの場所が翌日も湿っている日が続くことがあります。舐めて湿らせている、毛が密で風が入らない、地肌の側に理由がある、のいずれかです。家では分かれません。
乾かし残りが3か所から減らないまま2週間続く、同じ場所だけを翌日も舐めている、毛を分けると地肌が赤く、さわると熱い。このうち2つが重なったら、動物病院で皮膚のほうを見てもらう日をつくってください。持っていくのは、ドライヤーの音を入れてから姿勢が崩れるまでの分数と、毎回残る場所の名前、洗う間隔の日数の3つです。「乾きが悪い気がします」と伝えるより、6分・内股・2週間という3つの数字のほうが、その場で切り分けの材料になります。見てもらった翌日から、乾かし方そのものは同じ順番で続けてかまいません。
次に洗う日までに戻すもの|シャンプー後の乾かし方を毎回同じやり方にする
同じやり方に戻せるかどうかは、道具の置き場所で決まります。タオル2枚、ドライヤー、滑らないもの1枚、ブラシ、1本。この5つが同じ場所にそろっていれば、次に洗う日も同じ順番で並べられます。探した分数は、そのまま持ち時間から引かれます。
| いつ | どこを見るか | そろっていれば |
|---|---|---|
| 翌日の朝 | 脇の下と内股に指を入れて、地肌がひやりとしないか | その順番で足りています |
| 3日後 | 同じ場所を舐めたりこすったりしていないか | 乾かし残りが出ていません |
| 次に洗う日の前日 | ブラシに毛が絡まず、静電気で浮かないか | 間の日の手入れが続いています |
mofuwa モイストシャンプーで洗った日は、流したあとにトリートメントを挟まないので、脱衣所に出た時点の持ち時間が丸ごと乾かしに回ります。洗う日と洗う日のあいだは、乾かす工程そのものが要りません。mofuwa グルーミングスプレーを吹きかけてブラシを通すだけなので、持ち時間を使い切らずに済みます。間の日に毛がほどけている子は、次に洗う日のタオルの枚数も1枚で足りるようになり、乾かし方の分数がさらに短くなります。
今夜できるのは、ドライヤーの音を入れてから姿勢が崩れるまでを1回数えることだけです。その分数が分かれば、次のシャンプー後の乾かし方は、全身を乾かす手順ではなく、その分数で回る順番として組めます。紙は脱衣所の壁で足ります。
Product
mofuwa モイストシャンプー
300ml / 3,410円(税込)
アミノ酸系の洗浄成分で11成分無添加。天然由来の抗炎症成分7種とアミノ酸4種を配合し、原料の水には、精製水で薄めていない電解水を使っています。
商品ページを見るよくある質問
- 自然乾燥ではいけないのですか。
- 毛の量が少ない子や、室温が高く風の通る部屋なら、表面は自然に乾きます。ただ乾かし残りが出るのは、もともと風が入りにくい脇の下・内股・指の間なので、その3か所は最後まで湿ったままになりやすい場所です。湿った時間が長いほど、その子はそこを気にして舐めます。全身に風を当てなくても、この3か所だけドライヤーを入れる形にすると、持ち時間も短く済みます。
- ドライヤーの音を怖がる子には、どう始めればいいですか。
- 音を入れる場所を離すところから始めます。その子のいる部屋の外で一度入れて、そのまま近づける形です。近くで入れると、風が当たる前に姿勢が崩れるので、持ち時間の頭から削られます。1日で慣らそうとせず、洗う日ごとに1メートルずつ近づける形にしてください。洗う日と洗う日のあいだに、音を入れずにブラシを通す日をつくっておくと、ブラシそのものが怖い道具にならずに済みます。
- 毛が長い子で、乾かす分数がどうしても足りません。
- 1回で全身を終える形をやめて、面を割ってください。今週は上半身、次の週は下半身というように、時間をかける側を交代させます。割らない側も風は当てますが、根元まで入れるのは片側だけにします。長い毛は、乾いた段階でブラシを通した面としか、次の週につながりません。ブラシまで届かなかった面が翌週の絡みになるので、分数が足りないときは乾かす面積のほうを先に減らします。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
