C04悩み解決

皮膚の赤みのケアで、実は逆効果になっている3つのこと

公開日 2023年2月20日|文=mofuwa編集部

明るく静かな部屋で、白い毛布の上に落ち着いて横になっている犬
確かめた回数だけ、赤みは動きます。写真:https://kaboompics.com//Pexels

赤いところを指で押して、色が引くかどうかを確かめる。1日に何度もやっていると、その場所は押した刺激で赤くなります。皮膚の赤みは、確かめ方そのもので増えることがあります。しかも困ったことに、確かめているあいだは「悪くなっている」ようにしか見えません。皮膚の赤みでやってはいけない3つは、どれも心配だからこそやってしまう手です。この記事では、その3つと、触らずに確かめる手順をまとめます。

赤みは、確かめ方そのもので増える

皮膚が赤く見えるのは、その下を通っている血の色が透けているからです。圧をかけると血は一時的に逃げ、離すと戻ってきます。押して白くなり、離すと赤くなる。この動き自体は、健康な皮膚でも起こります。

問題は回数です。同じ場所を1日に何度も押したり、毛をかき分けたりすると、その刺激で赤みが残るようになります。心配で見る回数が増えるほど、赤みは強く見える。ここが、皮膚の赤みでいちばん多い行き違いです。

赤みが「増えた」ように見える2つの理由
実際に増えている確かめ方で増えている
時間の経過触らなくても濃くなる見たあとだけ濃い
場所範囲が広がる確かめている場所だけ
30分後変わらない、または濃い薄くなっている
左右片側だけのことがあるよく触るほうだけ

もうひとつ、赤みには時間帯の波もあります。運動したあと、暖かい部屋に入ったあと、寝起き。血の巡りが変われば、同じ皮膚でも色は動きます。見る時間を決めておかないと、その日の条件を拾ってしまいます。右の列に当てはまるなら、まず手を止めることが最初の手当てになります。やることを足す前に、やっていることを減らす。これが皮膚の赤みのやり方の出発点です。

皮膚の赤みでやってはいけない3つのやり方

どれも、心配だからこそやってしまう手です。手を抜いた結果ではありません。

やってはいけない3つを外すだけで、確かめる回数は自然に減ります。減った分は、記録のほうに回してください。3つに共通しているのは、確かめたい気持ちが、そのまま皮膚への刺激になっているという点です。順番を変えるのではなく、確かめ方の側を変える必要があります。

Caution人用の薬やローションを足さないでください

家にある虫刺され用の薬、保湿ローション、消毒液。人が使えるからといって、犬や猫の皮膚に使えるとはかぎりません。舐めることも前提にする必要があります。塗ったことで見た目が変わると、診察の妨げにもなります。使う前に動物病院にご相談ください。

触らずに確かめる、毎日の手順

確かめること自体はやめません。変えるのは、触る回数と、比べ方です。1日1回、2分で終わります。

  1. 場所を3か所だけ決める

    おなか、内股、脇の下。赤みが出やすいのは、こすれて、こもって、その子が自分で届かない場所です。全身を毎日見る必要はありません。決めた3か所だけを見ます。

  2. 明るさを固定する

    同じ時間、同じ場所で見ます。窓際の昼か、同じ照明の下か。明るさが違うと、同じ赤みが濃くも薄くも見えます。

  3. 触らずに、写真を1枚撮る

    毛は指で軽く分けるだけにして、押さないでください。撮る前に触ると、その色を記録することになります。日付が残るので、記憶で比べる必要がなくなります。

  4. 30分後に、もう一度だけ見る

    触ったあとの赤みは、たいてい30分ほどで戻ります。戻っていれば、確かめ方の側の話です。戻っていなければ、記録の対象になります。

  5. 1週間分を並べる

    毎日見返さないでください。1日ごとの濃さは、その日の室温や活動量でも動きます。7日分を並べて、向きだけを見ます。

この手順の要は、押さないことと、場所を固定することの2つだけです。どちらも、やることを増やしていません。

Point押し当てて移す工程で、布に何を含ませるか

赤みを見ている期間も、おなかと内股と脇の下には汚れがたまります。こすらずに、湿らせた布を押し当てて数秒待ってから離してください。押す回数を減らすと決めた記事で、この工程だけは残ります。こする代わりに待つ工程なので、布に何を含ませるかが、そのまま条件になります。決めた3か所は、その子が寝たまま口を持っていける場所でもあります。塗ったものが朝から昼まで残っている前提では選べない、ということです。ここで手に取れるのが、舐めても差し支えのない基準で測られた電解水だけでできている mofuwa スキンケアミストです。口の届く面に置いたまま、その場を離れられます。使うのは、写真を1枚撮ったあとにしてください。撮る前に湿らせると、その日の色を記録できなくなります。

毎日見る分量

毎日やるのは、3か所を2分だけです。心配な時期ほど回数を増やしたくなりますが、増やした回数のぶんだけ刺激が積み上がります。1日1回と決めて、それ以外は見ないほうが早く落ち着きます。

次のような赤みは、確かめ方では説明がつきません。

いずれかに当てはまるときは、家庭でのやり方を続ける前に動物病院にご相談ください。受診の前に、赤いところを洗い直したり拭いたりしないでください。その日の状態がいちばんの材料です。

1週間並べても向きが決まらないときは、もう1週間続けるより、その2週間分を持って相談するほうが早く進みます。やってはいけない3つを外して2週間見た、という経過そのものが材料になります。持っていくのは、同じ場所・同じ明るさで撮った1週間分の写真です。診察室では、その日の一枚しか見てもらえません。向きが分かる材料があるかどうかで、話の進み方が変わります。

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よくある質問

押して確かめるのは、まったくやってはいけませんか?
1日1回までなら確認として意味があります。問題になるのは、心配で何度も繰り返すことです。押したあとに30分たっても色が戻らないかどうかを見るために、回数を1回に絞ってください。
赤みが出たら、シャンプーを変えたほうがいいですか?
同時に何かを変えると、何が効いたのか分からなくなります。まず1週間、触る回数を減らして記録してください。それでも濃くなる向きに動いているなら、シャンプーを変える前に動物病院で相談するほうが早く進みます。
毛をかき分けないと、地肌が見えません。
指の腹で軽く左右に開くだけにして、こすらないでください。同じ場所を毎日開くと、そこだけ摩擦が積み上がります。3か所を決めて、1日1回だけにすれば十分に足ります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。