C04悩み解決
毛のもつれを繰り返さないために、毎日やっておきたいこと
毛は、動いているあいだはもつれません。同じ向きに押さえつけられて、その状態が何時間も続いたときに絡みはじめます。首輪の下、ハーネスの当たる面、服の内側、そして寝ているあいだに体重がかかっている場所。もつれの予防としてブラッシングの回数を増やす前に、この押さえつけられている時間のほうを見てください。毎日やることは、3つで足ります。
もつれは、毛が動かない時間に進む
もつれは、抜けた毛が抜けきらずに残り、そこへ周囲の毛が巻きついて始まります。巻きつくには、毛が同じ位置で擦れ続ける必要があります。走っているとき、体をひねったとき、毛は大きく動きますが、そのつど向きが変わるので絡みは進みません。
進むのは、同じ向きに押さえつけられたまま、わずかに擦れ続けている時間です。首輪の下は一日中その状態ですし、寝ているあいだは体重がかかった面がずっと同じ向きに潰されています。
| 何が押さえているか | 1日あたりの時間 | もつれが出る場所 |
|---|---|---|
| 首輪・ハーネス | つけっぱなしなら24時間 | 首の下、脇の下、胸のあたり |
| 服・マナーベルト | 着せているあいだずっと | 内側が当たる面、脇、内股 |
| 寝る姿勢 | 1日の半分以上 | 下になる側、耳のうしろ、しっぽのつけね |
3つを足すと、1日の大半になります。ブラッシングにかけている数分と比べると、時間の桁が違います。予防としてどちらに手を入れるほうが効くかは、この差で決まります。
家でできる予防は、押さえつけている時間を減らすこと
毎日やることは3つです。合わせて2分ほどで終わります。
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首輪かハーネスを、1日1回外す
外したら、その下の毛を指で起こします。押さえつけられて寝ていた毛を、根元から立てるだけです。10秒で足ります。外している時間を長く取る必要はありません。1回切ることに意味があります。
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服を着せている子は、脱がせる時間をつくる
室内で過ごすあいだだけでも構いません。脱がせたら、内側が当たっていた面を指で分けます。毛が寝たまま固まっていることがあります。
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寝床の向きを変える
いつも同じ側を下にして寝る子は、その側だけ潰されている時間が長くなります。寝床の置き方を変えると、下になる側が入れ替わります。ベッドを180度回すだけでも変わります。
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起こす目的で、短くブラシを入れる
とかして整えるためではありません。毛の流れに逆らって根元から分け、空気を入れるためです。30秒で足ります。長くやると、こする作業に変わります。
4番目の工程は、乾いたまま始めないほうが短く終わります。乾いた毛にブラシを当てると静電気が起きて、根元から起こしたはずの毛が隣の毛に貼りつきます。mofuwa グルーミングスプレーは、この「毎日きれいにしてあげたい」側を受け持つ道具です。首輪を外した下と、寝ていて下になっていた側に数回吹いてから指を入れると、根元まで分けるのに力がいりません。脇の下や内股は口が届く場所ですが、口に入っても差し支えのない基準でつくられているので、量を控えずに使えます。皮膚が赤い場所、湿ってにおいのある場所は、指もスプレーも当てずに残しておいてください。
「1日1回外す」は、時間で決めると忘れます。散歩から帰ったとき、夕食のあと、寝る前。すでにある習慣にくっつけてください。予防は、思い出す必要がない形にしたときだけ続きます。
頻度を上げても追いつかないときの、順番のコツ
もつれが増えると、まずブラッシングの回数を増やしたくなります。ただ、押さえつけている時間が同じままだと、そのぶんの絡みは毎日つくられ続けます。増やした回数は、つくられた分を追いかけるだけになります。
- 回数を増やすほど、こすれる総量も増える:1回を丁寧にしても、回数が2倍になれば毛への負担も2倍です
- もつれた場所を、そのままとかしてしまう:気づかずにブラシを通すと、絡みが締まります。とかす前に、指で引っかかりを探すほうが先です
- 押さえつけている側は変わらない:首輪もハーネスも服も、つけたままなら条件は同じです。毛の側だけを整えても、翌日には戻ります
順番としては、外す・起こす・向きを変える、が先です。そのうえで、とかすのは1日1回で足ります。手数を減らしても、もつれの出方は変わります。
頻度を決めるときは、毛の長さより、押さえつけているものの数で考えてください。首輪だけの子と、首輪と服とハーネスの3つを使う子では、1日にできる量が違います。数が多いほど、外す回数を分ける意味が大きくなります。もうひとつのコツは、触られない日をつくらないことです。もつれは、触られない日数に比例して育ちます。毎日3分触っていた子が1週間空くと、そのあいだの分がまとめて出てきます。忙しい週ほど、2分の3つだけは残してください。
その2分を毎日通すために、置き場所を先に決めてください。ペットは体から脂を出すので、昨日指を入れた場所も、今夜また同じ向きに潰されます。グルーミングスプレーは寝床のそばに1本置いて、下になっていた側を起こすときだけ使う。取りに行かなくていい場所にあるものだけが、毎日の手順に残ります。予防のためにできることは、道具を足すことより、手の届く配置にすることです。
予防で追えるところと、毛の側ではないサイン
ここまでが、家でできる予防の範囲です。やっているのは、毛が固定されている時間を1日のどこかで切ることだけです。できてしまった毛玉を外す作業とは別のものになります。
次のような状態のときは、予防を続ける前に確かめてください。
- 同じ場所に、短い期間で繰り返しもつれができる
- 首輪やハーネスの下の皮膚が、赤い・毛が薄い
- もつれの下の皮膚が湿っている、においがある
- 触ろうとすると、その場所だけ嫌がる・痛がる
- 毛質が変わってきた(細くなった、切れやすくなった)
- 抜け毛の量が、この数週間で変わった
上の2つは、装着物の当たり方そのものを見直す合図です。サイズが合っているか、同じ位置に当たり続けていないか。合っていないものを毎日つけていると、予防の手当てでは追いつきません。
下の2つは、毛の側の変化です。もつれやすくなったという感覚が、毛質や抜け毛の変化から来ていることがあります。その場合は、ケアのやり方ではなく体の側を見てもらうほうが早く進みます。自己判断で続けず、動物病院にご相談ください。
家でやることは、今日もこの3つに戻ります。首輪を外して下の毛を起こす、服の内側を分ける、寝床の向きを変える。毎日どこかで押さえつけを切っていれば、もつれは大きくなる前に手で見つかります。グルーミングスプレーを置いておくのは、その2分を短くするためです。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 首輪は、家にいるあいだ外しておいたほうがいいですか?
- 外せる環境なら、外している時間があるほうが条件はよくなります。ただし、脱走の危険や迷子札の必要性は家ごとに違います。外せない場合は、1日1回だけ外して下の毛を起こす、という形で構いません。切ることに意味があります。
- ブラッシングは1日何回が目安ですか?
- 回数より、押さえつけている時間を切るほうが先です。そのうえで、とかすのは1日1回で足ります。回数を増やすより、毎日触られない日をつくらないことのほうが効きます。
- 長毛の子は、どうしてももつれます。短くしたほうがいいですか?
- 短くすれば一時的に減りますが、伸びる時期に同じ場所でまたできます。カットするかどうかより、首輪の下・服の内側・寝るときに下になる側という3か所を毎日切るほうが続きます。カットが必要かどうかは、トリミングサロンで相談してください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
