C08季節・行事

おもちゃを買い替えた日|古いほうに残っていたのはにおい

公開日 2023年11月30日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡い色の床で、布のロープおもちゃのそばに寝そべっている淡い色の犬
同じ日に洗っても、においが戻ってくるまでの日数は素材のほうで変わります。

ひと月前に買い替えたおもちゃが7つ、捨てそびれた古いほうが5つ、同じ箱に入ったままになっていました。新しいほうは布が乾いた感じで手に残るものがなく、古いほうを持ち上げた指先には、鼻を近づけなくても分かるにおいがついてきます。買い替える前の週に、どちらも同じ日に洗っています。それでも、においが戻ってくるまでの日数は同じになりません。おもちゃのにおいは、洗う回数の多さで決まるのではなく、素材がどこまで吸うかで決まるからです。ここでは、布のおもちゃと、ゴム・ナイロンのおもちゃを、洗ってからにおいが戻るまでの日数で並べ直します。

おもちゃ箱を空にして数えた日|においの話は、洗う間隔から始める

11月に入って家の中で変わったのは、気温そのものより、窓を開けている時間と、洗ったものが乾くまでの時間です。換気は1日2回から1回に減り、暖房を入れた部屋では床が少し温かくなります。おもちゃ箱はたいてい床に置いてあるので、温かい床の上に、湿り気の残ったものが、換気の回数が減った部屋で置かれることになります。季節の話はここまでです。ここから先は、その箱の中だけを見ます。

この記事で最後まで数えるのは、洗ってから、においが戻ってくるまでの日数です。「におうかどうか」で見ると、その日の鼻の慣れ方に左右されます。洗った日を紙の端に書いて、次に気になった日を書く。その差が3日なのか10日なのかで、洗う間隔も、洗うか拭くかの分かれ目も決まります。数えるのは回数のほうではなく、戻るまでの日数のほうです。

箱の中身を素材で分けて、洗う間隔を決める
素材水の入り方洗う間隔の目安乾くまで
ぬいぐるみ・布中綿まで入る2週間に1回丸1日以上
ロープ・編みひも繊維の奥まで入る2週間に1回半日から1日
ゴム・ラテックス表面と溝に残る洗うより拭き取りを週1回数分
ナイロン・硬質プラスチック溝にだけ残る洗うより拭き取りを週1回数分
音の鳴る部品が入ったもの入ると抜けない洗わずに拭く—

この表でこの時期に効いてくるのは、いちばん右の列です。乾くまでの時間が長いものほど、洗ったあとに戻ってくるまでの日数が短くなります。洗う行為そのものに問題があるわけではありません。乾ききらないうちに箱へ戻すと、洗う前より早くにおいが立ち上がる。ひと月使った布のおもちゃで起きているのは、だいたいこれです。

軸1・布のおもちゃ|洗ったあと、においが戻るまでの日数が時期で動く

布のおもちゃに残るのは、その子の唾液と、口のまわりの皮脂です。くわえて振り回す時間が長いほど、表面ではなく中綿まで入ります。押し洗いして水を落としても、中綿に入ったぶんは表面より遅れて抜けます。表面が乾いた時点で箱に戻せば、中はまだ湿ったままです。湿り気と皮脂がそろった中綿は、雑菌が増えやすい条件になります。においが早く戻るのは、この順番をたどったときです。

  1. 洗う前に、どこをくわえているかを見る

    縫い目なのか、耳の部分なのか、ロープの結び目なのか。ここが、においが最後まで残る場所です。洗ったあとに確かめる場所も、ここ1か所に決めておきます。

  2. ぬるま湯で押し洗いする

    体を洗うときのシャンプーは、布のおもちゃには使いません。泡が中綿に残ると、すすぎのほうに時間がかかり、乾くまでがさらに延びます。

  3. ねじって絞らず、押して水を落とす

    ねじると中綿がかたよります。かたよった中綿は、次に洗ったときに水が均一に入らず、乾き方まで場所によって変わります。

  4. 中まで乾いたかを、重さで確かめる

    表面の手ざわりでは分かりません。洗う前に手に持った重さを覚えておいて、同じ軽さに戻っているかで見ます。室内干しなら、丸1日は見ておきます。

  5. 箱に戻す前に、1回だけにおいをかぐ

    ここでかいだにおいが、その日の基準です。この日を紙に書けば、次に気になった日との差が、そのまま戻るまでの日数になります。

同じ洗い方をしても、においが戻るまでの日数は時期で動きます。窓を開けて風が通る時期なら、干してから半日で中まで乾き、戻るまでに10日前後かかります。換気の回数が減って室内干しが増える時期は、乾くまでに丸1日以上かかり、戻るまでが3日から5日に縮みます。同じおもちゃで、日数だけが半分以下になる。変わったのはおもちゃの側ではなく、乾くまでの時間のほうです。

だから、洗う間隔を短くしても追いつきません。2週間に1回を1週間に1回に変えると、乾ききらないまま箱に戻る回数が増えるだけです。この時期に手を入れるのは洗う回数ではなく、干す場所と、箱に戻すまでの待ち時間です。廊下より、暖房の風が通る部屋のほうが早く乾きます。夜のうちに干して朝に戻すのではなく、朝に干して翌朝に戻す。この1日のずらし方だけで、戻るまでの日数は元に近づきます。

軸2・ゴムとナイロンのおもちゃ|洗っても残るにおいの、布との違い

ゴムやナイロンのおもちゃは中まで吸わないので、洗えば全部落ちると思われがちです。落ちるのは平らな面だけです。噛み跡のへこみ、ボールの継ぎ目、ロープを通す穴のふち、表面に刻まれた細かい溝。ここに入り込んだ皮脂汚れは水では動かず、洗って乾かしても同じ場所に残ります。布との違いは、においの居場所が広がっていないことです。

戻るまでの日数の出方にも、布との違いが出ます。布は洗った直後が最も薄く、日数をかけて少しずつ濃くなります。ゴムやナイロンは、洗った当日から溝のぶんだけ残っていて、そこから先はあまり変わりません。つまり、日数を数えても変化が読めません。この2つを同じ間隔で洗っても意味がないのは、そもそも数えられるものが違うからです。

同じことが食器でも起きています。水で流して伏せておいた食器が、数日たつとふちのあたりだけにおう。あれも、においの居場所が面ではなく線に固まっているからです。面に広がったものは洗って落とし、線や点に残ったものは拭き取りで動かす。おもちゃもこの分け方で扱えます。硬いおもちゃに必要なのは、週に1回、溝と噛み跡だけを狙って拭き取ることです。

洗う側と拭く側の使い分け|おもちゃのにおいを、素材ごとに置き直す

箱の中身を2つに分けます。洗う側と、拭く側です。分ける基準は素材ではなく、水が中に入るかどうかです。中に入るものは洗って乾かす。入らないものは、溝と噛み跡だけを拭き取る。この分け方にすると、乾かす場所の取り合いが起きなくなり、室内干しが続く時期でも箱の中でにおいが積み上がりません。

布のおもちゃと、ゴム・ナイロンのおもちゃ
見るところ布・ロープゴム・ナイロン
においの居場所中綿と繊維の奥(面に広がる)溝と噛み跡(線と点に固まる)
洗って落ちるか落ちるが、乾くまでが長い平らな面だけ落ちる
戻るまでの日数風が通る時期は10日前後、室内干しが続く時期は3〜5日洗った当日から溝のぶんは残ったまま
手当ての中心洗う(2週間に1回)拭き取り(週に1回)
この時期に変えること干す場所と、箱に戻すまでの待ち時間拭く回数と、狙う場所
寝床のそばに置けるか中まで乾いてから拭いた直後から
買い替えの目安中綿がかたよって戻らないとき溝が深く削れて指が入るとき

表の上から2行目までを見ると、なぜ同じ手当てが通用しないかが分かります。布は時間の勝負で、硬いおもちゃは場所の勝負です。布のほうに必要なのは乾かす時間で、硬いほうに必要なのは、狙う場所を外さない手つきです。この2つを同じ日に片づけようとすると、たいてい布のほうが生乾きで箱へ戻ります。洗う日と拭く日は、はじめから別の曜日に置いてください。

拭く側に回したおもちゃには、mofuwa 瞬間消臭スプレーを使っています。おもちゃは、家の中で唯一、その子が口に入れることを前提に置かれているものです。だから、かけるものを選ぶときの条件が、床やケージとも少し違います。香りでにおいを上書きするタイプは、人には減ったように感じられても、犬や猫からすると自分のにおいが消えたことになります。自分のにおいが残っているものを好む子ほど、上書きされたおもちゃを持たなくなります。

mofuwa 瞬間消臭スプレーは、香りを重ねずに、においのもとに反応させて、においを感じにくくする形でつくられています。中身は電解水100%で、無香料です。かけた場所をその子が舐めることを、成分を決める前提にしてあります。床やケージ、ベッドや布製品に使われているのと同じ理由で、口に入るおもちゃにも同じものを使えます。噛み跡のへこみと継ぎ目に吹きかけて、コットンか乾いた布でそのまま押さえる。すすぐ工程が増えないので、週に1回の拭き取りの中に収まります。

洗う側に回した布のおもちゃにも、使う場面があります。干しているあいだ、空になった箱の内側と、その箱を置いている床。それから、おもちゃを持ったまま寝る子なら、寝床のまわりです。においの出どころを洗って減らしても、戻る先が同じままだと、戻るまでの日数は縮んだままです。おもちゃが箱に戻る日と、箱の中を拭く日を同じ日にしておくと、この取りこぼしが減ります。

Caution戻るまでの日数が、乾き方では説明できなくなったとき

中まで乾かしてから戻したのに、当日のうちに同じにおいが立つ/新しいおもちゃに替えて2週間もたたないのに、古いほうと同じにおいが出る/おもちゃではなく口のまわりの皮脂だけが日に日に増えている/持たなくなったおもちゃが3つ以上続けて出た。こうした出方は、干す時間や洗う間隔では説明がつきません。紙の端に書いた「洗った日」と「においに気づいた日」が並んでいれば、その2列がそのまま材料になります。日付を書いた紙を持って、動物病院の診察を予約してください。

古いおもちゃを残すかどうかの選び方|次の30日でにおいを数える

買い替えたあとに古いほうを捨てるかどうかは、思い入れの量ではなく、戻るまでの日数で決めています。洗って、押して水を落として、中まで乾かしてから箱に戻す。そこから何日で気になるかを、1回だけ数えます。10日もつなら、まだ洗う側に置いておけます。3日で戻るなら、中綿の奥に入ったぶんが洗っても抜けていないので、拭く側にも回せません。そのおもちゃだけが特別に汚れたわけではなく、ひと月ぶんの唾液と皮脂が入りきったというだけです。

次の買い替えまでの30日は、紙の端に2つの日付を書くだけで足ります。洗った日と、においに気づいた日。この2つが並ぶと、洗う間隔を詰めるのか、干す場所を変えるのかが、自分の字で分かります。おもちゃ箱は床にあります。床の温度が上がる時期ほど、戻るまでの日数は短くなります。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

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よくある質問

布のおもちゃを洗濯機で洗ってもいいですか。
縫い目がほつれていないもの、中に音の鳴る部品が入っていないものなら、洗濯ネットに入れて弱い水流で回せます。気をつけるのは洗ったあとです。脱水が強いと中綿がかたより、次に洗ったときに水が均一に入らなくなります。かたよった中綿は乾き方も場所ごとに違うので、においが戻るまでの日数を数えても読めなくなります。脱水を短めにして、干す時間を長く取るほうが、結果として早く箱に戻せます。
犬と猫で、おもちゃの扱いは変えたほうがいいですか。
残るものの中身が違います。犬はくわえて振り回す時間が長いので、唾液と口のまわりの皮脂が中綿の奥まで入ります。猫は前足で押さえて抱え込む時間のほうが長いので、お腹側の毛と皮脂が表面に移り、中までは入りにくくなります。だから猫のおもちゃは、布でも拭き取りで足りることがあります。どちらも見る場所は同じで、いちばん長く触れている面を1か所決めて、そこだけを基準にします。
新しいおもちゃを買った日に、古いほうも一緒に洗ったほうが早いのでは。
早いのですが、比べる基準がなくなります。同じ日に洗うと、新しいほうは元から何も入っていない状態、古いほうはひと月ぶんが入った状態から始まり、戻るまでの日数の差が素材の話なのか使用期間の話なのか分からなくなります。買い替えた週は古いほうを先に洗い、新しいほうは2週間使ってから初めて洗う。この順番にすると、同じ条件で数えられるようになります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。