C15組み合わせ提案

室内のにおい対策セット

公開日 2023年12月20日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、白いクッションにあごをのせて休んでいるクリーム色の犬
室内のにおいは、元が湿っているか乾いているかで、片づける手が入れ替わります。写真:https://kaboompics.com//Pexels

水入れの器を持ち上げると、下の床が器の形に丸く湿っていて、夕方にはそこだけかすかなにおいが立っていました。室内のにおい対策セットを組み直そうと考えたのは、その同じ日に、乾いているはずの寝床の縁が、暖房を入れた夜になってから同じようににおってきたからです。室内のにおいの元は、この2つのように「湿っている元」と「乾いている元」に分かれていて、片づける手が逆になります。湿った元はその日のうちに拭いて乾かし、乾いた元は吸って洗い、湿気が戻る季節にもう一度見直す。消臭スプレーをすでに1本使っている家なら、次に足すものは、この2つのどちらが手薄になっているかで決まります。

湿った元と乾いた元で手が逆になる|室内のにおいのやり方を決める前の基準

室内のにおいのやり方は、においの元が湿っているか乾いているかで、正反対になります。湿っている元は、その日のうちににおいが立ちます。乾いている元は、ふだんは静かで、湿気や暖房が入ったときに戻ってきます。同じ「部屋がにおう」でも、どちらの元が立っているかによって、拭くのか、吸うのか、洗うのかが入れ替わります。ここを分けないまま片づけると、湿った元を掃除機で吸ったり、乾いた元にスプレーを重ねたりと、手と元がすれ違います。

湿った元は、水と、その子の体から出たものが重なっている場所です。水入れのまわり、口が触れるクッション、散歩のあとの足拭き場、粗相の跡の4つが代表です。どれも、よだれ・足の裏の湿り・尿のように、水分と一緒に体から出たものが面の上に残っています。水と体から出たものがそろった面は、雑菌が増えやすい条件もそろっています。湿っているあいだはにおいが空気に出ていきやすく、朝に置いた器の下が夕方にはにおう、という速さで立ちます。

乾いた元は、体から出たものが、乾いたまま面にたまっている場所です。抜け毛、皮脂がしみた布、寝床の縁の3つです。乾いているあいだは、鼻を近づけてもほとんど分かりません。ところが、雨で部屋の湿度が上がった日や、暖房で部屋が温まった夜になると、しみ込んでいた脂のにおいが立ちのぼってきます。昼はにおわないのに夜だけにおう寝床は、たいていこちらです。換気で空気を入れ替えても、元が布に残っている限り、同じ場所からまた立ってきます。

室内のにおいの元を、湿っているか乾いているかで分ける
湿った元乾いた元
代表的な場所水入れのまわり・口が触れるクッション・足拭き場・粗相の跡抜け毛・皮脂がしみた布・寝床の縁
においが立つときその日のうち湿気が上がった日・暖房を入れた夜
片づける手拭いて、乾かし切る吸う・洗う
合わない手湿ったまま掃除機で吸うスプレーで湿らせて終わりにする
見直す時期毎日雨の日と加湿器の季節
室内のにおいの元を2つに分けると、片づける手が逆になる 湿った元と乾いた元を、場所・においが立つとき・片づけ方・合わない手で並べたカードです。同じ部屋の中でも、元の状態によって手が入れ替わります。 湿った元(その日のうちに) 水入れのまわり・足拭き場 口が触れるクッション・粗相の跡 その日のうちににおいが立つ 拭いて、乾かし切る 合わないのは湿ったまま吸うこと 乾いた元(湿気で戻る) 抜け毛・寝床の縁 皮脂がしみたブランケットやカバー 雨の日や暖房の夜に戻ってくる 掃除機で吸って、洗濯する 合わないのは湿らせて終わること
分ける物差しは場所の名前より、その元がいま湿っているかどうかです。

この基準で見ると、室内のにおいのやり方は「どこがにおうか」より先に「その元はいま湿っているか」を確かめるところから始まります。同じ寝床でも、よだれで湿った日は湿った元の側に入り、乾いている日は乾いた元の側に戻ります。元の状態は日によって行き来するので、場所の名前で覚えるより、手で触って湿りを確かめる習慣のほうが役に立ちます。室内のにおい対策セットも、場所ごとではなく、この2つの状態ごとに組むことになります。

Note湿りは、指の背を当てて確かめる

元が湿っているかどうかは、見た目では分かりにくいことがあります。指の背を面に当てて、ひやっとするかどうかで確かめます。濡れて見えなくても、冷たく感じる面には湿りが残っています。水入れのまわりは器をどけてから、クッションはあごをのせる側を、足拭き場は足を置く位置を触ります。4か所を回っても、1分ほどで終わります。

その日のうちに拭く元と、週末に洗う元|室内のにおいを片づける5つの手順

手順は5つで、湿った元をその日のうちに片づけ、乾いた元は週末にまとめ、乾いた元をつくっている体の脂を毎晩整え、最後に季節の見直しを1回置きます。並べ方は、道具の順番より、においが立つ速さの順番です。室内のにおい対策セットに何を入れるかも、この5つの手順のどこで使うかから決まります。

  1. 手順1:朝のうちに、湿った元を4か所だけ探す

    朝、器に水を足すついでに、水入れのまわり・あごをのせるクッション・足拭き場・前に粗相した場所の4か所を、指の背で触って回ります。探すのは「におう場所」より「湿っている場所」です。におってから探すと、元が立ち始めたあとになります。湿りが見つかった場所を覚えておくか、紙に1行書くだけで、手順1は終わりです。

  2. 手順2:湿った元は、その日のうちに拭いて乾かし切る

    見つけた場所は、夕方までに拭きます。拭いたあと、乾かし切るところまでが1回です。湿った元に当てる1本は、mofuwa 瞬間消臭スプレーにしています。器の下の床なら、器をどけて水気をさらい、面に吹いて乾いた布で拭き上げ、床が乾いてから器を戻します。湿りが残ったまま器を戻すと、翌朝また同じ輪ができます。

  3. 手順3:乾いた元は、週末に掃除機と洗濯へ回す

    抜け毛・皮脂がしみた布・寝床の縁は、週に1回、まとめて片づけます。抜け毛は掃除機で吸い、布は洗濯機へ、寝床はカバーを外して洗います。乾いた元にスプレーを吹いて湿らせても、布の奥にしみた脂はそのまま残ります。乾いた元は、面から取り除くのが担当です。カバーが乾くまでのあいだ、寝床の中身は風の通る場所に出しておきます。

  4. 手順4:寝床に脂を移している体の側を、毎晩整える

    乾いた元の多くは、その子の体から移ってきた脂です。寝床の縁に当たる首のうしろと背中を、寝る前に整えておくと、布に移っていく脂の量そのものが変わります。犬は mofuwa グルーミングスプレー、猫は猫用 mofuwa グルーミングウォーターを使います。寝床に入る前の、毎晩同じ時刻に置くと続きます。

  5. 手順5:雨の日と、加湿器を出した週に1回見直す

    湿度が上がると、乾いた元が湿った元の側へ移ります。雨が続いた日と、加湿器を出した最初の週に、手順1の4か所へ寝床の縁とブランケットを足して、指の背で触り直します。乾いていた元が湿っていたら、その季節のあいだは洗う日を少し前に寄せます。加湿器を置いた床のまわりも、この週だけ探す場所に加えます。

手順2で使う瞬間消臭スプレーは、その子が必ず舐める面に使うことを出発点にして、電解水100%でつくられています。水入れのまわりの床は、器を置き直すたびに鼻先が触れ、こぼれた水を舌ですくう場所です。足拭き場は、拭いてもらった足をその子自身があとで舐めます。どちらも、床に吹いたものがその日のうちにその子の舌に届く、と考えて選ぶ場所です。瞬間消臭スプレーは香りを重ねてにおいを覆うつくりをとらず、においのもとに反応して、においを感じにくくします。香りを足さないので、拭いたあとの水入れのまわりは、その子にとっていつもの自分のにおいの場所のままです。

吹く前に、面の上の水気を一度さらっておくのが順番です。器の下の丸い輪なら、乾いた布で水気を取り、輪の外側をひと回り広く吹いて、もう一度乾いた布で拭き上げます。粗相の跡は、床の継ぎ目に沿って吹き、継ぎ目の奥まで拭き取ってから、送風を当てて乾かし切ります。余計な成分を入れていないので家具や布にも使え、あごをのせるクッションのカバーにも吹けます。ただし、クッションの中まで脂がしみているときは、手順3の洗濯の側です。湿った元に吹き、乾いた元は洗う。この分担を崩さないことが、室内のにおい対策セットを2つに分ける意味です。

手順4で体の側に使うのは、犬なら mofuwa グルーミングスプレー、猫なら猫用 mofuwa グルーミングウォーターです。ペットは体から脂を出します。昨日きれいにしても、今日また首のうしろと背中から脂が出て、寝床の縁に移ります。寝床の縁に移る前に脂を引き取るなら、こちらの手も毎晩の側に回っている必要があります。グルーミングスプレーはその数十秒ぶんの形にしたもので、還元水100%、アルコールを使っていない水です。汚れのもとになる余分な皮脂は油と乳化して落ち、セラミドやスクワランのように残したいものは残る組み立てになっています。寝床の縁は、翌朝その子があごをのせて口をつける帯でもあります。そこへ移る水なので、舐めることを織りこんだ基準に合わせてあり、量を控えずに帯の端まで使えます。

猫の場合はグルーミングウォーターにします。中身はグルーミングスプレーとほぼ同じで、猫向けに若干のイオン調整をしたうえで、噴射音の出ない容器に替えてあります。丸くなりかけた寝床のそばで噴射音が鳴ると、寝床に入る前のひとときそのものを嫌がる子がいるからです。手のひらに取って、丸くなる前の首のうしろと背中を、毛の流れにそってなでるように1回。猫は自分で毛づくろいをするので、なでた背中にはそのあと必ず舌が通ります。舐める前提の中身であることが、ここで生きてきます。犬も猫も、なでたあとにブラシを通しておくと、浮いた抜け毛がその場で取れて、乾いた元になる前に片づきます。

5つの手順と、それぞれで使うもの・時刻
手順受け持つ元使うもの時刻
1 湿りを探す湿った元指の背朝、器に水を足すとき
2 拭いて乾かす湿った元瞬間消臭スプレー・乾いた布その日の夕方まで
3 吸って洗う乾いた元掃除機・洗濯機・洗い替えのカバー週末に1回
4 体の脂を整える乾いた元をつくる体グルーミングスプレー(猫はグルーミングウォーター)・ブラシ毎晩、寝床に入る前
5 見直す両方指の背雨の日・加湿器を出した週

乾いた元を湿らせてしまう日|室内のにおいの順番が崩れる3つのつまずき

つまずきは3つあり、どれも湿った元と乾いた元の手を入れ違えたところで起きます。室内のにおい対策セットをそろえてあっても、元の状態を見ないまま、いつもの道具を持ち出すと順番が崩れます。

室内のにおいの手順が崩れる3つの場面と、戻し方
つまずき起きていること戻し方
寝床の縁にスプレーを吹いて終わる乾いた元を湿らせただけで、布にしみた脂は残っている寝床の縁は洗う日に回し、体の側を毎晩整える
湿った足拭き場に掃除機をかける湿りと毛が一緒になって、面の上に広がる先に拭いて乾かし、乾いてから吸う
拭いたあと、乾く前に器やマットを戻す湿りが閉じ込められ、翌日また同じ輪ができる乾かし切ってから戻す。夜に拭くなら、器は朝まで横に置く

3つのうち、いちばん気づきにくいのは1つめです。においのもとに反応するスプレーなので、寝床の縁に吹けば、その場ではにおいが引きます。ところが、縁にしみていたのは乾いた元で、布の奥の脂はそのまま残っています。翌日の夜、暖房を入れるとまた立ってきて、「スプレーを変えたほうがいいのか」と迷い始めます。変えるのはスプレーより、元の分け方のほうです。スプレーは湿った元の担当、乾いた元は洗う担当、と決めておくと、この行き違いは起きません。

2つめと3つめは、どちらも「乾かす」が抜けたときに起きます。湿った元の片づけは、拭くことより乾かすことのほうが本体です。拭いた直後の面は、見た目がきれいでも湿りが残っています。そこへ器を戻したり、マットを敷いたりすると、湿りが面との間に閉じ込められて、翌日にはまた湿った元に戻ります。夕方に拭くなら、器は夜のあいだだけ横の床に置き、朝に指の背で乾いたのを確かめてから戻します。

もう1つ、季節の変わり目のずれがあります。乾いた元だった寝床の縁やブランケットが、雨の週や加湿器を出した週にだけ湿った元に変わります。このとき週1回の洗濯のままにしていると、洗う日までの数日のあいだに、においが先に立ちます。手順5の見直しは、このずれを拾うためのものです。見直しは季節ごとに1回で足り、毎週やる必要はありません。

Caution湿った元が、床や布でなくその子の体にあったとき

床と布を5つの手順で片づけても、その子に鼻を近づけたときのほうがにおいが強いなら、湿った元は体の側にあります。耳の中がいつも湿っていてにおう、口のまわりの毛が乾く間もなく濡れている、背中や脇の皮膚がべたついて赤い、同じ場所をなめ続けて毛が湿っている。こうした湿り方は、床の拭き掃除や毎晩のグルーミングスプレーで整える範囲の外で起きています。湿った元を探すのはそこでやめて、動物病院の診察に回してください。手順1で書いた場所と日付の記録があれば、いつから、どこで強くなったのかを、そのまま伝えられます。

2つに分けて組む室内のにおい対策セット|毎日拭く場所と、週1回洗う物

室内のにおい対策セットは、毎日拭く「湿った元」の組と、週1回洗う「乾いた元」の組の2つに分けて組めば足ります。中身の数を増やすより、どちらの組に何を置くかを決めるほうが、次に足すものがはっきりします。

室内のにおい対策セットを、元の状態で2つの組に分ける
組受け持つ元置くもの置き場所
湿った元の組(毎日)水入れのまわり・口が触れるクッション・足拭き場・粗相の跡瞬間消臭スプレー・乾いた布水入れの横と、足拭き場の脇
乾いた元の組(週1回)抜け毛・皮脂がしみた布・寝床の縁掃除機・洗い替えのカバー寝床のある部屋
体の側(毎晩)寝床の縁に移る首のうしろと背中の脂グルーミングスプレー(猫はグルーミングウォーター)・ブラシ寝床のそばの棚
この家の組み方湿っているかどうかで組を決める組ごとに1か所へまとめる取りに行く往復をつくらない

すでに消臭スプレーを1本使っている家が次に足すものは、どちらの組が手薄かで決まります。夕方ににおうのが水入れのまわりや足拭き場なら、足すのは道具より先に、手順1の朝の見回りです。夜ににおうのが寝床の縁なら、スプレーを増やすより、体の側の1本と、洗い替えのカバーを足します。反対に、ブラッシング用のスプレーだけを使ってきた家なら、湿った元の組に、その子が舐める床に使える1本を足すところからです。

水入れの横に瞬間消臭スプレーと乾いた布を、寝床のそばの棚にグルーミングスプレーとブラシを置けば、2つの組はそろいます。あとは朝に指の背で4か所を触り、夜に寝床の前で首と背中を整えるだけです。続けていくと、夕方ににおいに気づく場所が1つずつ減り、それでも残った場所が、次の週末に洗う物の一覧になります。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

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よくある質問

消臭スプレーを1本使っています。室内のにおい対策セットに次に足すなら、何からですか。
においに気づく時刻で決めると迷いません。夕方に水入れのまわりや足拭き場でにおうなら湿った元の組が手薄なので、道具を足すより先に、朝に指の背で4か所を触る見回りを足します。夜に寝床のまわりでにおうなら乾いた元の組の側で、寝床に脂を移している首のうしろと背中を毎晩整える1本(犬はグルーミングスプレー、猫はグルーミングウォーター)と、洗い替えのカバーを足します。
瞬間消臭スプレーを、寝床の布やクッションにかけてもいいですか。
かけられます。家具や布製品にも使えるように、余計な成分を入れていないためです。よだれや湿った足で布が湿った日は、その場で吹いて拭き、乾かし切ってください。一方で、何週間もかけて布の奥にしみた脂は、吹いて湿らせても布に残ります。そちらは洗濯の日に回し、スプレーは湿った元に、洗濯は乾いた元に、と分けておくと手が迷いません。
加湿器を使う季節は、どこを見直せばいいですか。
加湿器を出した最初の週に1回、湿った元の4か所に、寝床の縁とブランケット、加湿器を置いた床のまわりを足して、指の背で触ってみてください。乾いていた元が湿っていたら、その季節のあいだは洗う日を少し前に寄せます。雨が続いた週も同じ見直しで足ります。毎週見直す必要はなく、湿度が大きく動いたときに1回入れるだけで、セットの組み方のずれは拾えます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。