C15組み合わせ提案
トイレまわりのにおい対策セット
猫砂のトイレの縁を拭き終えて立ち上がると、その子はもう入口に鼻先を寄せていて、縁にはまだ拭いたばかりの湿り気が残っていました。トイレまわりのにおい対策セットを組むとき、最初に分けておきたいのは、こうして乾く前にその子が戻ってくる面です。分ける線は、汚れの量とは別のところに引けます。拭いた面が乾く前に、その子の足と口が戻ってくるかどうか。戻ってくる面には、濡れたまま足が乗って、そのまま舐められることを前提にしたものを置きます。戻ってこない面は乾くまで待てるので、面に合わせて選べます。犬のトイレシーツのまわりと猫の砂のトイレの両方で、面ごとに何を置くかを比べます。
軸1・乾く前にその子が戻ってくる面|トイレの砂の縁・入口・シーツのまわり・マット
拭いた面が乾く前にその子が戻ってくるのは、砂の縁、トイレの入口、シーツのまわりの床、トイレの前のマットの4つです。どれも、その子がトイレに出入りするたびに足が乗り、鼻先が近づく面です。掃除の手が入ったすぐあとに、確かめに来る子もいます。猫は、砂をすくった直後のトイレをのぞき込み、においを嗅ぎ直すことがよくあります。犬は、替えたばかりのシーツのまわりを一周してから乗ることがあります。
- 砂の縁:猫が入る前に前足をかけ、出るときにまたぐ面です。掃除のあとに確かめに来ると、最初に鼻を寄せる場所でもあります
- トイレの入口:出入りのたびに足先とお腹の毛が触れます。掻き出された砂がたまる場所です
- シーツのまわりの床:犬がシーツに乗る前後に踏む帯です。足がシーツからはみ出したときの跡も、ここに落ちます
- トイレの前のマット:トイレを出た足が最初に着地する面です。砂や湿りを受け止める役目のぶん、いちばん踏まれます
この4つの面で起きていることは同じです。面が乾く前に足が乗るので、その面に残っていたものは、足の裏についてそのまま次の場所へ運ばれます。寝床、ソファ、人の膝の上。運ばれた先で、その子は自分の足を舐めます。猫は毛づくろいのたびに、犬は休むときに前足を舐めて整えます。トイレまわりのにおいを、トイレから離れた寝床で感じるとき、運んでいるのはたいていこの4つの面を踏んだ足です。
犬と猫では、戻ってくる理由が少し違います。猫は掃除のあとのトイレを確かめに戻り、犬はシーツのまわりを次の居場所へ向かう通り道として踏みます。理由は違っても、拭いた面が乾く前に足が乗る、という条件は同じです。だから、すぐ戻る面に置くものを選ぶ物差しは、においを感じにくくする力のほかに、もう1つ要ります。濡れたままの面を踏んだ足が、そのあと肉球のあいだをなめる口へ運ばれても成り立つかどうか。トイレまわりのにおい対策セットで最初にそろえるのは、この条件に合う1本です。
どの面にどれくらいで戻ってくるかは、その子によって違います。トイレを拭き終えた時点でストップウォッチを押し、その子が面に足をかけるまでを1回だけ見ておきます。入口やマットは、拭いている手元をのぞき込まれて、数える前に戻られる家もあります。数えた秒数を面ごとにメモしておくと、あとで比較表のどちらの列に入れるかが迷わずに決まります。
軸2・その子が戻ってこない面|トイレの裏・壁の跳ね・床の外周とのにおいの違い
その子が戻ってこない面は、トイレの裏、壁の跳ね、床の外周の3つで、ここは拭いたあと乾くまで待てるぶん、使うものの幅が広がります。すぐ戻る面との違いは、においが足に乗って運ばれるか、その場にとどまるかです。戻ってこない面に残ったものは、足について寝床へ運ばれることがありません。そのかわり面の上にとどまり、部屋の湿り気や暖房の熱で、その場から立ちます。
- トイレの裏:壁との隙間に砂や毛がたまり、猫が縁ぎりぎりで用を足すと、越えた跡がここに落ちます
- 壁の跳ね:足を上げる犬なら、シーツの横の壁の低いところに、猫なら砂のトイレの後ろの壁に跳ねが残ります
- 床の外周:トイレのまわりのうち、その子の通り道から外れた床です。部屋の角に近い側や、トイレを置いた台の脚まわりが入ります
この3つの面は、その子が別の部屋にいるあいだに拭けます。拭いてから乾くまでのあいだ、足も口も来ないので、壁紙や巾木、床材の表示に合わせて、住まいの掃除のやり方で片づけられます。急ぐ必要がないので、トイレの本体を洗う日にまとめてもかまいません。乾き切るまで待ってから、その子を部屋に戻します。
排泄のにおいそのものは、戻ってこない面のほうが強く残っていることもあります。壁の跳ねは、気づくまでに日にちがたっていることが多いからです。それでも、においの動き方で見ると、寝床まで運ばれてくるのはすぐ戻る面の側です。強さで順番をつけると戻ってこない面から手をつけることになり、そのあいだにも、すぐ戻る面を踏んだ足が寝床へ向かいます。2つの面は、どちらが汚れているかより、においがどこへ行くかで分けておきます。
気をつけたいのは、戻ってこない面がずっと戻ってこないとは決まっていないことです。トイレの向きを変えた、シーツを一回り大きくした、子犬が大きくなって足を上げるようになった。こうした変化で、外周だった床が通り道に入ることがあります。トイレまわりの配置を変えたときは、どの面にその子の足が乗るかを見て、2つの列を分け直します。においのセットの置き場所も、分け直した列に合わせて動かします。
戻るまでの秒数で並べる比較表|トイレまわりのにおい対策セットの選び方
2つの面を比べると、選び方の決め手は、拭いてから乾くまでのあいだに足と口が来るかどうかの1点に集まります。比べているのは商品どうしより、面の条件のほうです。同じ面でも、その子の暮らし方で列が入れ替わることがあります。
| 条件 | すぐ戻る面(砂の縁・入口・シーツのまわり・マット) | 戻ってこない面(トイレの裏・壁の跳ね・床の外周) |
|---|---|---|
| 戻るまでの時間 | 拭いている最中から数分。数えると秒で出る面もある | 次の掃除まで戻らない |
| 使えるもの | 濡れたまま舐められる前提でつくられたもの(瞬間消臭スプレー) | 面の素材の表示に合うもの。住まいの掃除のやり方でよい |
| 乾くまで | 乾く前に足が乗る前提で考える | 乾くまで待ってから、その子を戻せる |
| においの戻り方 | 足に乗って、寝床やソファへ運ばれる | その場にとどまり、湿気や暖房で立つ |
| 拭く時刻 | その子がいても、掃除のたびにその場で | その子が別の部屋にいる時間にまとめて |
| まとめると | 舐められる前提のもので、戻ってくる前提で拭く | 乾くまで待てるので、面に合わせて選ぶ |
最後の行を縦に読むと、この比較の答えになります。トイレまわりのにおい対策セットは、面ごとに「その子が戻ってくるまでの秒数」で選びます。秒で戻る面には舐められる前提のもの、次の掃除まで戻らない面には面に合うもの。汚れの目立つ面から道具を足していくと、戻ってこない面に手厚く、すぐ戻る面に手薄、という逆の配分になりがちです。
すぐ戻る面は瞬間消臭スプレー、出た足先は体の側で|トイレのにおいの使い分け
すぐ戻る面には mofuwa 瞬間消臭スプレー を置き、トイレを出た足先とお尻は体の側として、猫なら猫用 mofuwa グルーミングウォーター、犬なら mofuwa グルーミングスプレーで整える、という使い分けになります。トイレのにおいのセットは、面の1本と体の1本の2本立てで、足の行き来を両側から受け持ちます。
瞬間消臭スプレーは、その子が舐める床に使うために、香りで覆わず、電解水だけで組まれた消臭スプレーです。すぐ戻る面に置くものの条件は、足が乗り、その足が口へ行くところまで見越してあることでした。これは、瞬間消臭スプレーが設計の出発点にしている前提そのものです。においのもとに反応させて感じにくくする仕組みなので、上から香りを重ねずに済みます。香りで上書きしないので、掃除のあとも、自分のにおいを好むその子にとって、トイレの場所のにおいが変わりません。
猫の砂のトイレなら、砂をすくい終えたら、縁の内側と外側、入口の床に吹いて、乾いた布で拭き取ります。この拭き取りのあいだに確かめに来る子が多いので、吹いたらすぐ拭き、拭いたらその場を空けます。濡れたまま前足をかけられても困らないものが置いてある、というのが、すぐ戻る面での意味です。猫砂にも使えるので、すくったあとの砂の表面に軽く吹いておくこともできます。
犬のトイレシーツなら、替えるときにシーツを外した床と、シーツの縁から足1歩ぶんの帯に吹いて、乾いた布で拭きます。新しいシーツは、床が乾いてから敷きます。濡れた床の上に敷くと、シーツの下に湿りが閉じ込められて、次に替えるときまでそこに残るからです。トイレの前のマットは、1日の終わりに踏まれる面へ吹いて拭き、裏返して乾かしておきます。
トイレを出た足先とお尻は、面より体の側に入ります。猫に使うのは猫用 mofuwa グルーミングウォーターで、中身はグルーミングスプレーをもとに猫向けに若干イオンを調整し、容器を変えて噴射音をなくしたものです。トイレの出口で「シュッ」という音を立てると、その音はトイレという場所と結びつきます。音の出ない容器なら、出てきたところで手のひらに取り、前足の指のあいだと、お尻まわりの毛を1回なでるだけで終わります。猫はトイレを出て数歩のうちに前足を舐め始めるので、口に入る前提でつくられていることが、ここでそのまま意味を持ちます。
犬の場合は mofuwa グルーミングスプレーです。ペットは体から脂を出すので、足の裏やお尻まわりの毛には、トイレの面から移ったものに、その子自身の脂が重なっています。中身は還元水100%で、アルコールは入っていません。足の裏にたまった余分な皮脂は、この水と乳化して、布で拭き取りやすい状態になります。シーツを出たところで後ろ足の先とお尻まわりの長い毛にかけ、乾いた布で拭き取ります。拭いた足をその子がすぐ舐めても差し支えない基準でつくられているので、拭き残しを気にして何度も拭き直さずに済みます。
面ごとに拭いていると、トイレの中身の変化にも気づけます。猫砂の固まりが急に増えた、または小さい固まりがいくつも出るようになった。シーツの跡がいつもより広い、色が濃い、赤っぽい。トイレに入ってから出てくるまでが長く、何度も出入りする。すぐ戻る面の外にまで跡が落ちるようになった。こうした変化は、面の拭き方で整える話とは別のところで起きています。固まりの数もシーツの跡も、拭く手では戻せないので、その週のうちに動物病院の診察を受けてください。いつから、どの面で気づいたかを書き留め、固まりやシーツの写真を撮っておくと、そのまま伝えられます。
面ごとに1本ずつ置き場所を決める|犬のシーツと猫の砂で続けるトイレまわり
続ける形は、すぐ戻る面の横に1本、トイレの出口に1本、と置き場所を面に合わせて決めることです。トイレまわりのにおい対策セットは、本数より、どの面の横に置くかで回るかどうかが決まります。取りに行く往復が入ると、すぐ戻る面の拭き取りは、その子が戻ってくる前に間に合わなくなります。
| 猫の砂のトイレ | 犬のトイレシーツ | |
|---|---|---|
| すぐ戻る面 | 砂の縁・入口・トイレの前のマット | シーツのまわりの床・足1歩ぶんの帯・マット |
| そこに置くもの | 瞬間消臭スプレーと乾いた布 | 瞬間消臭スプレーと乾いた布 |
| 体の側(出口) | グルーミングウォーター。手のひらに取って前足とお尻 | グルーミングスプレー。後ろ足の先とお尻まわりの毛 |
| 戻ってこない面 | トイレの裏・後ろの壁 | 足を上げる高さの壁・床の外周 |
| 置き場所 | トイレの横の棚。出口から手が届く高さ | 替えのシーツと同じかご |
| この家の場合 | すぐ戻る面と出口に1本ずつ | 替えのシーツの横に1本、出口に1本 |
瞬間消臭スプレーをもう使っているなら、2本目に選ぶのは、トイレの出口に置く体の側の1本です。面をどれだけ整えても、トイレを出た足先がそのまま寝床へ向かえば、においは足と一緒に運ばれます。反対に、足先を拭く1本だけを使ってきた家なら、次はすぐ戻る面の横に置く1本を足すところからです。戻ってこない面は、いまの掃除の道具のままで回せます。
次にトイレを拭き終えたとき、その子が面に戻ってくるまでを一度だけ数えて、戻ってきた面の横に瞬間消臭スプレーを置いてください。出口には、猫ならグルーミングウォーター、犬ならグルーミングスプレーを1本。面と出口の2か所がそろうと、寝床で気づいていたトイレのにおいが、どこから運ばれていたのかが見えてきます。
Product
mofuwa 瞬間消臭スプレー
500ml / 2,420円(税込)
香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。
商品ページを見るよくある質問
- トイレまわりの全部の面に、瞬間消臭スプレーを使ってもいいですか。
- 使えます。余計な成分を入れていないので、壁や家具のまわりにも吹けます。トイレまわりのにおい対策セットで面を2つに分けているのは、使えるかどうかより、どの面を先にそろえるかを決めるためです。すぐ戻る面は、濡れたまま足が乗って舐められる前提が要るので、ここを最初に瞬間消臭スプレーにします。戻ってこない面は乾くまで待てるので、いまお使いの掃除道具のままでもかまいません。
- 犬のトイレシーツのまわりは、どこまでが「すぐ戻る面」ですか。
- シーツの縁から、その子の足1歩ぶんの帯が目安です。一度、シーツを替えたあとにその子が乗るところを見て、乗る前後に足が着いた場所を覚えておくと、その家の帯の幅が分かります。シーツに乗る前に一周する子や、はみ出して用を足す子は、帯が広くなります。水入れや寝床へ向かう通り道がシーツのそばを通っているなら、その通り道もすぐ戻る面に入れてください。
- 猫がトイレのあとに足を拭かれるのを嫌がります。どうすればいいですか。
- 足を拭く前に、すぐ戻る面をそろえるほうから始めてください。縁と入口とマットが整っていれば、足に乗って運ばれるものがそもそも少なくなります。そのうえで拭くなら、噴射音のないグルーミングウォーターを手のひらに取り、出てきた直後に前足を1回なでるだけにします。嫌がる日は無理に続けず、その子が寝床で落ち着いてから、指のあいだだけを整えても足ります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
