C03使い方・お手入れ手順

カーペットとソファの消臭手順

公開日 2024年3月27日|文=mofuwa編集部

明るいリビングの淡い色の布ソファで、静かに横になっている白っぽい犬
同じソファでも、その子が実際に体をつけている区画は、面積の3分の1しかありません。写真:https://kaboompics.com//Pexels

2人掛けソファの座面に手のひらを開いて当てていくと、6列で2段、12区画で端まで届きました。背もたれが8区画、ひじ掛けが左右で4区画、足元のカーペットがソファの前だけで6区画です。ペットと暮らす部屋でソファの消臭が途中で止まる原因は、この30という数にあります。30区画を1回で拭ける日は来ないので、やりかけのまま何日か空き、次に始めるときはどこまで進んだか分かりません。そこで、指に毛が移った区画だけに印をつけて数え直したら、30のうち10でした。この記事は、その10区画を1日3区画ずつ回して4日で1周させる手順を、カーペットと合わせて書きます。

手のひらを開いて当てると2人掛けは30区画|ペットと暮らすソファの消臭手順

布の消臭で最初に決めるのは、かけるものでも順番でもなく、面をいくつに割るかです。手のひらを開いた幅、およそ20センチを1区画として数えます。2人掛けソファなら座面が12区画、背もたれが8区画、ひじ掛けが左右で4区画。ソファの前で足が降りるぶんのカーペットを6区画として足すと、全部で30区画になります。ここまでを紙に書いて、はじめて「今日はどこを拭いたか」を残せる形になります。

次に、30区画のうちどこにその子が体をつけているかを数えます。手のひらを開いて、布を軽く押しながら20センチずつずらしていくと、指の腹に毛が移る区画と、何も移らない区画に分かれます。移った区画に印をつけると、30のうち10前後に収まります。座面のうち4区画、背もたれの下の2区画、ひじ掛けの片側1区画、足元のカーペットの3区画という並びが多くなります。においも皮脂も、この10区画に寄っています。

2人掛けソファと足元のカーペットを、区画の数で並べる 手のひらを開いた幅を1区画として数えると、座面12区画、背もたれ8区画、足元のカーペット6区画、ひじ掛け4区画で合計30区画になります。そのうち指に毛が移ったのは10区画で、残りの20区画には何も移りませんでした。 1区画=手のひらを開いた幅(およそ20センチ) 座面(6列×2段) 12区画 背もたれ 8区画 足元のカーペット(ソファの前だけ) 6区画 ひじ掛け(左右) 4区画 このうち、指に毛が移った区画 10区画 30区画のうち20区画は、指に何も移りませんでした。毎日の対象から外して月に1度へ回します
拭く面を選ぶ基準は広さではなく、毛が指に移るかどうかです。

布に残るのは、その子の毛と、毛から移る皮脂です。座った面の繊維のあいだに皮脂が入り、そこへ人の汗や食べこぼしの水分が重なります。乾くまでのあいだに雑菌が増えると、毛を取ったあとでもにおいが立ちます。布のにおいが床より遅く出てくるのは、水分が繊維の奥で長く残るからです。換気で部屋の空気を入れ替えても、布の中の水分は最後まで残ります。

10区画へ向けるのは mofuwa 瞬間消臭スプレーです。中身は電解水100%だけで、香りは入っていません。ソファは、その子が体をつけたあとに口でも触る面です。口が届く面に使うものは、飲み込まれることを前提に選ぶ必要があります。香りを重ねる作りのものは、人には分かりやすい一方で、自分のにおいを手がかりにしている犬や猫のほうを戸惑わせます。余計な成分が入っていないので、布に限らず、ソファの脚や前のテーブルのような家具にもそのまま向けられます。

毛を取る・かける・押さえて拭く・乾くまで乗せない|ソファとカーペットの消臭のやり方

1日にやるのは3区画だけです。毛を取り、かけて、押さえて拭き、その区画が乾くまでその子を乗せない。この4つを3区画ぶん繰り返して、印のついた紙に日付を入れます。3区画に絞る理由は時間ではありません。乾くまで乗せない区画が4つ以上になると、その子の座る場所がなくなって、まだ湿っている区画に乗ってしまうからです。

  1. 1|今日の3区画を、紙の上で先に決める

    印をつけた10区画に1から10まで番号を振り、今日は1・2・3、明日は4・5・6と進めます。番号は隣どうしにします。離れた区画を選ぶと、乾くまで乗せない面がソファの上に散らばって、座れる場所が残りません。決めた3つを紙に書いてから、道具を取りに行きます。

  2. 2|毛を先に取る。かける前に必ずこの順で

    手のひらを開いて布を押しながら、毛を1方向へ集めます。ブラシでも粘着テープでもかまいません。かける前に取るのは、濡れた毛が繊維の奥へ入ると、指でも取れなくなるからです。ここで取れた毛の量が、その区画に印をつけた根拠そのものになります。

  3. 3|1区画ずつ、その区画の中だけにかける

    手のひら1枚ぶんの範囲に瞬間消臭スプレーを向けます。隣の区画まで広げません。広げると、どこまでが今日の3区画だったのかが分からなくなり、翌日に同じ面をもう一度やることになります。かけたら次の手に移るまでの時間を空けないでください。

  4. 4|押さえて拭く。こすらずに、体重を手にのせる

    乾いた紙か布を手のひらで区画に押しつけ、5秒そのままにします。こすると毛羽が立ち、皮脂を繊維の奥へ押し込むことになります。押さえて離す、を区画の中で3回。指の腹に色が移ってくるのが、拭き取りが進んだ合図です。

  5. 5|乾くまで、その3区画に乗せない

    座面なら20分ほど、背もたれなら10分ほどで表面が乾きます。時間そのものより、手の甲で触って冷たさが消えたかどうかで判断してください。乾く前に乗られると、繊維の奥へ水分を戻すことになり、その区画は翌日にもう一度やり直しになります。

カーペットは、ソファと同じ4日の周に入れます。ソファの前で足が降りる6区画のうち、印がついた3区画だけが対象です。床の区画は、座面より乾くのが早い代わりに、その子が通るたびに新しく毛と水分が乗ります。だから同じ3区画を4日ごとに回しても、印が消えることはありません。印が消えるのを目指す場所ではなく、4日おきに同じ手が入ることを保つ場所です。

布を拭いた紙は、その回で捨てます。同じ紙で寝床のクッションやその子の食器のまわりを続けて拭くと、10区画にとどめていた皮脂を別の面へ運ぶことになります。寝床は、ソファとは別の周で回してください。ソファが4日で1周する家では、寝床の布は週に1度、同じ曜日に置くと数えやすくなります。

時刻は、その子が次に乗る時間から逆算します。夕方に家族が集まってソファに座る家なら、昼のあいだに3区画を済ませます。換気をしている時間と重ねると、表面が乾くまでの20分が短くなります。窓を開けられない日は、区画を2つに減らしてかまいません。減らすのは区画の数で、乾くまで乗せない時間のほうは削りません。

4日で1周する前に同じ区画へ戻る|ペットのソファの消臭で増える順番の迷い

1周が4日で終わらない家には、共通して同じことが起きています。番号の若い区画へ、周が終わる前に戻っているのです。紙を見ると、1と2に日付が3つ入っていて、8と9が空欄のままです。目につく区画から手が出るので、印のついた10区画のうち、いつも同じ4区画しか回っていません。

4日で1周できているかどうかは、紙の空欄の数で分かります。10区画に振った番号のうち、4日たっても日付が入っていない区画が3つ以上あれば、1周していません。その週は区画を増やさず、空欄の番号だけを先に回します。8と9が空欄で残り続ける家では、たいていその2区画がひじ掛けの内側か、背もたれの下の角です。手のひらが入りにくい場所なので、体の向きを変えてから当ててください。

Caution4日で1周できているのに、同じ区画の印が濃くなっていくとき

同じ区画で取れる毛の量が、周ごとに増えている/押さえた紙に移る色が濃くなっている/その子がその区画にだけ体をこすりつけている/乗る前に同じ場所をしばらく舐めている/10区画のうち、印のつく区画が2週間で12や13に増えた。この増え方は、布の側や拭き方の側だけでは説明がつきません。毛の抜け方や皮脂の出方が変わったときには、体の側に理由があることがあります。区画の番号と日付を書いた紙を持って、動物病院で体のほうを診てもらう日をつくってください。どの区画で何が増えたのかが、そのまま伝わります。そのうえで、翌日からも同じ3区画は続けます。

周を数えない日も決めておきます。来客があってソファに人が並んだ日、雨で窓を開けられなかった日、その子が長く留守番をした日です。こういう日は区画を進めず、紙に横線を1本引きます。進めるのは1日に3区画までで、取り戻す日は作りません。取り戻そうとして6区画やると、乾くまで乗せない面が半分になり、その日の夜にすべてやり直しになります。

10区画の印が1周したあと|カーペットとソファの消臭を毎日3区画で回す

1周目が終わったら、印のついていない20区画の扱いを決めます。毎日の対象には入れません。月に1度、同じ日にまとめて手のひらを当て直して、毛が移るようになった区画だけを番号に加えます。この見直しで番号が11や12に増えたら、1日3区画のままで周を5日にします。区画を増やす日に、1日の数まで増やさないでください。

ペットが乗る10区画と、その周りの頻度の分け方
場所区画の数周に入れる頻度乾くまでの目安紙に書くこと
座面の中央寄り4区画4日ごと20分番号と日付
背もたれの下2区画4日ごと10分番号と日付
ひじ掛けの片側1区画4日ごと10分番号と日付
足元のカーペット3区画4日ごと15分番号と日付
印のついていない面20区画月に1度20分見直した日だけ
寝床のクッション別の周週に1度30分曜日だけ

紙に残るのは、番号と日付だけです。1か月たつと、10区画それぞれに7つか8つの日付が並びます。そこで見るのは合計の回数ではなく、いちばん空いた区画の間隔です。8日空いた区画があれば、その番号が今の並びで回りにくい場所だと分かります。番号を1つ前へ動かすか、体の向きを変えて当て直すかで、次の月はその間隔が縮みます。

3か月続けると、印のつく区画の数そのものが動きはじめます。毛の量が変わる時期には、10区画が13区画になり、落ち着くとまた10へ戻ります。数が増えた月は、1周を5日に伸ばして1日3区画を守るほうが続きます。ペットと暮らす家のソファは、区画の数で季節を測れる場所でもあります。数が増えたこと自体は、布の手入れが遅れている合図ではありません。

今日は、手のひらを開いてソファに当てていくところまでで終わりにしてかまいません。指に毛が移った区画に番号を振れば、明日はその1番から始められます。番号を書いた紙は、ソファの横に置いてください。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

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よくある質問

布に湿ったまま座られてしまったとき、その区画はどうすればいいですか。
その区画の番号に横線を引いて、次の周でもう一度回します。乾く前に乗られた面は、繊維の奥へ水分が戻っているので、その場で拭き直しても表面しか触れません。押さえる手を足すより、番号を送るほうが早く済みます。乗られた回数が同じ区画で3周続くときは、番号の並びを変えてください。その区画は、その子が乾くのを待てない位置にあります。座面の中央に近いほど、この起き方が増えます。
カーペット全体を、ソファと同じやり方で回せますか。
ソファの前の6区画から先へ広げないでください。1畳ぶんでも区画数は30を超えるので、ソファの30区画と合わせると1周が2週間になります。2週間の周は、紙を見ても進んだ実感が残りません。カーペットで毎日の対象にするのは、足が降りる範囲の3区画だけです。その外側は、月に1度の見直しで手のひらを当てて、毛が移るようになった区画を番号に足します。
布用の消臭とソファ用で、道具を分ける必要はありますか。
分ける必要はありません。同じ1本を、ソファの布、ひじ掛けの合皮、足元のカーペット、ソファの脚と前のテーブルまで通して使えます。余計な成分が入っていないので、家具の面でも道具を持ち替えずに済みます。分けるのは拭く紙のほうです。布を押さえた紙と、家具をなでた紙を同じにすると、区画の外へ皮脂が移ります。紙は区画ごとに新しい面を使ってください。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。