C08季節・行事

玄関マットを洗った日に、落ち葉の出どころが分かった

公開日 2024年11月21日|文=mofuwa編集部

明るい玄関の淡い色の床で、おだやかに座っている淡い色の犬
玄関マットの上でいちばん長く待っているのは、散歩から帰ってきたその子のほうです。

玄関マットを外で振ったら、乾いた音がして、落ち葉のかけらが11粒落ちました。洗濯機に入れる前に砂を落としておこうと思っただけで、数えるつもりはありませんでした。ただ、落ちた場所が片側に寄っていたので、つい数えてしまったのです。9粒は人が靴を脱ぐ側から、2粒はその子がいつも伏せる側から出ました。散歩のあとに足先を拭くことばかり気にしていたので、この偏りは意外でした。落ち葉を家へ運び込んでいたのは、靴底の溝のほうです。どこで拭くかと、1日に何回拭くかを決め直すと、玄関マットに残るものが変わります。

玄関マットを裏返した日|靴底の向きに、かけらが寄っていた経験

11月の下旬、洗濯機に入れる前に玄関マットを持ち上げて、外で2回振りました。砂とほこりを落としておくつもりだった手で、乾いた落ち葉のかけらが11粒落ちました。そのうち9粒が、玄関ドアに近いほう、人が靴を脱ぐ側の半分から出たものです。部屋に近いほう、その子が帰ってきて伏せる側からは2粒でした。

散歩から帰るたびに玄関で足先を拭く。これは2年続けている手順です。だから玄関マットに落ち葉が残るとしたら、それはその子の足の裏から落ちたものだと思い込んでいました。靴底の側に9粒、その子の側に2粒。この偏りは、拭く相手を1つしか見ていなかったということです。

玄関マットを外で2回振って落ちたものの内訳
出てきた場所粒の数かけらの様子
靴を脱ぐ側(玄関ドア寄り)9粒細かく砕けて、粉に近いものが多い
その子が伏せる側(部屋寄り)2粒葉の形が残っていて、指でつまめる
マットの縁の折り返し0粒かけらではなく、抜け毛が繊維にからんでいた

形が残っているほうが、あとから乗ったかけらです。その子の足の裏についてきたものは、玄関マットの上に落ちて、そのままの姿でいます。粉に近いほうは、何度も踏まれています。靴底の溝に挟まったまま、玄関を出入りするたびに体重をかけられて、砕けてから布へ落ちたものです。同じ落ち葉でも、家に入ってくる経路が違うと、玄関マットの上での姿が変わります。

この日に分かったのは、落ち葉が増えたということではありませんでした。落ち葉の出どころを1つしか見ていなかった、というだけの話です。11月の玄関マットには、少なくとも2つの入口があります。1つは散歩から帰ったその子の足。もう1つは、散歩とはまったく関係なく、1日に何度も開け閉めされるドアの外から来る、人の靴底です。

玄関マットの上を1日に何回通るか|靴底が落ち葉を運び込む背景

翌週、玄関マットを踏む回数を1週間ぶん数えました。その子は朝と夕方の散歩で2回出るので、往復して4回です。人のほうは、出勤で2回、帰宅で2回、朝のごみ出しで2回、夕方の買い物で2回。宅配の受け取りで玄関に立った日は、そこにさらに足されます。同じ1枚の布を、その子は1日に4回、人の靴底は8回前後踏んでいました。

1日に玄関マットを踏む回数 散歩の往復と、人の用事の出入りを1週間ぶん数えて、1日あたりに直した棒グラフ その子の足(散歩の往復) 4回 人の靴底(用事の出入り) 8回
回数は1週間の記録を1日あたりに直したものです。家族の人数と用事の数で上下します。

回数が倍あるだけなら、まだ差は小さく見えます。開いているのは、靴底が落ち葉を拾う場面のほうです。散歩のあいだは、リードを持つ手の先でその子の足元を見ています。草むらに入れば分かるし、落ち葉の山に向かって走り出せば止められます。ごみ出しの3分と、自転車を出す1分は、誰の足元も見ていません。

この4つは、どれも散歩ではありません。その子が一度も行っていない場所の落ち葉が、靴底の溝に入って玄関マットまで運ばれています。季節の変わり目で気温が下がると、外での用事は1回あたり短くなり、そのぶん回数が増えます。1回の出入りで玄関マットを踏むのは1歩か2歩ですが、それが8回あれば、1日に布の上を通る靴底は16になります。その子の足が布に触れる数より、ずっと多い数です。

拭く手を増やすかどうかを考える前に、この回数を一度だけ数えてみてください。数えると、玄関マットに何が起きているかを、家族の誰にでも同じ言葉で説明できるようになります。「落ち葉が気になる」ではなく「1日に靴底が16回通っている」と言えると、外で踏んでから入る、という手順を頼みやすくなります。

湿ったかけらが玄関マットに残る理由|靴底の溝から落ちるまでの時間

乾いたかけらは、踏まれた場所で砕けて、そのまま玄関マットの表面に乗ります。掃除機を1回かければ、ほとんど吸えます。布の奥に残るのは、雨や朝露で湿ったかけらのほうです。湿っていると砕けにくく、靴底の溝へそのまま入り込みます。外の気温では、溝の中で張りついたまま動きません。

落ちるのは、家に入ってからです。室温のある玄関で、溝の中のかけらが少しずつ乾いて縮み、次に踏んだ拍子にはずれて落ちます。靴底が拾った場所と、かけらが落ちる場所のあいだに、数時間の時間差があります。玄関マットの上に落ちた時点で、そのかけらは外で半日、溝の中で数時間を過ごしています。湿度を抱えたまま布の目へ入るので、表面を掃除機でなでても出てきません。

11月の玄関マットには、もう1つ乗っているものがあります。換毛期の後半に抜けた毛です。暖房で乾燥した室内では毛が静電気を帯びて、布の繊維に巻きつきます。湿ったかけらと、抜けた毛と、靴底が持ち込んだ細かい土。この3つが、同じ布の同じ深さで重なります。玄関マットだけが家の中で先ににおい始めるのは、この重なり方のためです。においのもとは1つではなく、湿りと有機物が同じ場所に居続けている状態そのものです。

そして玄関マットは、その子が顔を下げる場所です。帰ってきて足先を拭かれるあいだ、その子はこの布の上で待ちます。待っているあいだ、鼻先と布のあいだは10センチもありません。待ちきれずに、その場で前脚をなめることもあります。玄関マットにかけるものは、この距離のほうから決まります。

mofuwa瞬間消臭スプレーは、香りを上から重ねてにおいを覆うのではなく、においのもとの側に反応させて、においとして感じにくくする向きでつくられています。中身を電解水だけにしてあるのは、床やケージのように、その子が必ず口をつける面へ向けて設計された1本だからです。玄関マットは、まさにその面です。1日16回の靴底が通り、湿ったかけらと抜け毛が沈み、その上でその子が鼻を下げて待つ。ここを香りで上書きすると、その子にとっては自分のにおいが消えた場所になります。犬も猫も、自分のにおいが残っている場所のほうを好みます。

Point玄関マットに液をかける前に、振る順番を先にする

順番が逆だと、かけらの上から液が乗るだけになります。外で2回振る、掃除機で表面を取る、それから布の目に沿ってかける。この順で回すと、布の奥に残っていた湿りの上ではなく、繊維そのものに届きます。玄関の床にも同じ1本が使えるので、靴を置く三和土と、その子が伏せるフローリングの境目までを、続けて拭くことができます。

靴底を拭く場所を、玄関の外側へ1メートル動かす考え方

玄関マットでかけらを受け止めるのをやめて、布に入る前に落とします。やることは1つだけで、靴底を拭く場所を、玄関マットの内側からドアの外側へ1メートル動かすことです。手順の数は増えません。位置が変わるだけです。

  1. ドアの外に、目の粗いマットを1枚置く

    玄関マットとは別のものです。繊維の細かい布は、靴底の溝の中までは届きません。溝に挟まったかけらを引っかけて落とすのは、目の粗い面のほうです。ここで落ちたぶんは、外に残ります

  2. 帰ってきたら、ドアを開ける前にかかとから3回踏む

    つま先だけでは溝の後ろ半分が当たりません。溝は横向きに切られているので、粗い面と交差させるように足を置くと引っかかります。3回でいいのは、4回目から落ちる量が目に見えて減るからです

  3. その子の足先を拭くのは、家に入ってから

    外で拭くと、その子は寒い場所で待つことになります。気温が10度を切る時期は、玄関マットの上まで入れてから拭くほうが、じっとしていてくれます。外は靴底、中はその子、と担当を分けます

  4. 玄関マットを外で振るのは、週に1回、決めた曜日に

    洗濯機に入れられるのは月に1回あるかどうかです。そのあいだの3週間を持たせているのが、振ることと、瞬間消臭スプレーをかけることの2つです

この4つで変わるのは、玄関マットに入る量そのものです。拭く回数を増やしたわけでも、掃除の時間を延ばしたわけでもありません。拭く場所を1メートル外へ動かしただけで、かけらは布に触れる前に落ちます。翌週に同じように振ってみると、出てくる粒の数で結果が分かります。11粒が3粒になっていれば、靴底の側は止まっています。

数が減らないときに見るのは、踏む位置です。粗いマットが小さすぎて、かかとが乗る前にまたいでしまう家がいちばん多いところです。もう一つは、家族のうち1人だけが踏んでいない場合。1日16回のうち、誰の4回が抜けているかは、粒の数では分かりません。玄関の内側に、振った日と粒の数を書く紙を1枚貼っておくと、そこが見えるようになります。

Caution粒が3粒まで減ったのに、同じ場所をなめる日が続くとき

玄関マットを振って出るかけらが3粒まで減り、靴底を拭く手順も2週間続けたのに、その子が前脚の同じ場所をなめる日が終わらないなら、落ち葉の話ではなくなっています。指の股が赤い、なめたあとが乾かない、片方の脚だけをかばって歩く。こうした残り方が出たら、数えた粒の数と、拭く場所を変えた日付を書いたメモを持って、動物病院の診察を予約してください。何を何週間やって、何が変わらなかったのかが先に分かると、家の側の条件を最初から聞き直さずに済みます。

毎日やることは、ドアの外でかかとから3回踏むこと。それだけです。玄関マットを外で振るのは週に1回、決めた曜日に。数えるものを粒の数にしておくと、続いているかどうかがそのつど目で分かります。来週の同じ曜日に、もう一度外で振ってみてください。9粒だったほうの半分が、どこまで減っているかが、その日の答えになります。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

商品ページを見る

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。