C08季節・行事

雪で散歩に行けない日が続く家|三日目から、床を拭く回数が増える

公開日 2025年1月23日|文=mofuwa編集部

雪の日の明るい窓辺で、木の床に寝そべって休んでいる淡い毛色の犬
散歩に行けない日が続くと、外で済んでいたことが、少しずつ床の上に移ってきます。写真:Leohoho/Pexels

玄関の段差が雪で埋まった朝から数えて三日目に、床を拭く雑巾が、乾く前に次の出番を迎えるようになります。雪で散歩に行けない日が1日で終わるなら、たいていの犬はそわそわしながらも持ちこたえます。2日目もまだ、床の上で起きることは多くありません。拭く回数がはっきり増えるのは、外で済ませていた用足しと、外で使いきっていた力の両方が、室内に入ってくる三日目からです。この記事では、散歩に行けない日の床を「排泄のあとの床」と「それ以外の床」に分けて、1日に拭いた回数で比べます。回数が多いのはどちらか、においのもとが残るのはどちらか。分けて数えると、1本を持って行く床が決まります。

床を拭いた回数を、日づけの横に書く|雪で散歩を休む日が続く条件

雪で散歩に行けない日に、家の中で数えておくものは1つです。その日に床を拭いた回数です。積雪や凍った路面が消すのは、散歩の時間だけにとどまりません。寒さで窓を開けて空気を入れ替える回数が減り、洗濯物は室内に干され、家族が家にいる時間が延びます。ふだんなら外へ出ていたにおいと、外で済んでいた用事が、同じ部屋の中にとどまるようになります。雪の日の家で動くこれらの条件は、どれも最後は床の上に結果が出ます。

行けない日の数え方も、先に決めておきます。いつもの道を歩けなかった日は、玄関先に5分だけ出て用を足せた日も含めて「行けない日」と数えます。そのうえで、外で用を足せたかどうかを別の欄に書いておきます。この2つを分けておくと、三日目に回数が増えたとき、増えたのが用足しのせいなのか、体を動かせなかったせいなのかを、あとから読み分けられます。

雪で散歩に行けない日の記録につくる欄
欄書くことあとで分かること
日づけと何日目か雪で散歩を休んで何日目か回数が増え始めた日
外で用を足せたかできた・玄関先だけ・できなかった排泄の床が増えたわけ
拭いた回数床を拭くたびに正の字を1画三日目の変化の大きさ
拭いた場所シートの外・水皿の下・窓際など1本を持って行く場所
窓を開けた回数空気を入れ替えた回数においが部屋に残ったわけ

書く場所は、雑巾を置いてある場所の近くの壁がいちばん続きます。拭き終えて手を洗いに行く途中で、正の字を1画足せるからです。頭の中で覚えておこうとすると、2日目の夜にはもう何回だったか分からなくなります。同じ紙に毎日書き足していくと、雪が解けた日には、行けない日が何日続いたときに回数がいくつになったかが、1枚で見えるようになります。去年の雪の日にも床ばかり拭いていた覚えがあるなら、今年はそれを数にして残しておきます。

猫だけの家でも、この紙は使えます。散歩の欄は空けたまま、窓を開けた回数と、トイレのまわりを拭いた回数だけを書きます。雪で窓を閉めきる日が続くと、猫の家でも床を拭く回数は少しずつ動きます。

シートの外を拭いた1回が合図|雪で散歩に行けない三日目の見分け方

排泄のあとの床が増えるのは、外で用を足す習慣のある犬の家からです。ふだん散歩の途中で用を済ませている犬は、雪で散歩に行けない1日目、室内のシートを前にしても我慢して寝てしまうことがあります。2日目になると、シートの前まで行っては引き返す、玄関の前を行ったり来たりする、床を嗅いで回るといった迷いが目立ってきます。三日目には我慢がきかなくなり、シートの端からはみ出したり、玄関マットのきわやカーテンの裾でしゃがんだりします。

散歩に行けない日の何日目に、排泄の床で何が起きるか(外で用を足す犬の場合)
何日目その子の様子拭く場所
1日目シートの前で止まり、我慢したまま寝るほとんど増えない
2日目玄関の前を往復する・床を嗅いで回るシートの縁が1か所ほど
三日目シートからはみ出す・マットのきわでしゃがむシートの外周・玄関マット・カーテンの裾
4日目から一度しゃがんだ場所へ戻る・足を上げる子は家具の脚へ同じ2〜3か所のくり返し

見分け方のいちばん確かな目じるしは、三日目に拭いた場所を、4日目にもう一度拭いているかどうかです。同じ場所を2日続けて拭いたなら、その子にとってそこは、用を足してよい場所として覚えられかけています。犬には、自分のおしっこのにおいが残る場所を、次の用足しの場所に選びやすい性質があります。水で拭いて見た目がきれいになっても、フローリングの継ぎ目やマットの裏にしみたにおいは、その子の鼻にはまだ届いています。

もう1つ、この段階で決めておくことがあります。外でしか用を足さない犬が丸1日出していないなら、散歩の距離はあきらめて、用を足すためだけに玄関先へ出る時間をつくります。スコップで玄関の前の雪を畳1枚ぶんだけどけて、そこへ連れて行く。散歩を取り戻すためではなく、外に用足しの場所を1つだけ残しておくための5分です。ここで外に出せた日は、記録の「外で用を足せたか」の欄に丸がつき、その日の排泄の床はほとんど増えません。

猫の家では、この並びは起きません。散歩がないので、用足しの場所は雪の前も後もトイレのままです。変わるのは窓を開ける回数のほうで、トイレのまわりのにおいが部屋から抜けにくくなり、飛び散った砂の下の床を拭く回数が少しずつ増えます。犬と猫がいっしょに暮らす家では、犬がしゃがんだ玄関マットのきわを、猫もいつもどおり歩いて通ります。

においが残る床と、水で済む床|雪の日に散歩を休んだ家の比較

散歩に行けない日には、排泄のほかにも床を拭く理由が増えます。外で使うはずだった力が、室内で使われるからです。廊下を走って往復する、おもちゃをくわえて振り回す、勢いよく水を飲んで床にこぼす。1回ごとの汚れは小さくても、回数は用足しよりずっと多くなります。暖房で暖まった部屋で遊んだあとは水を飲む量も増えるので、水皿の下の床は、雪の日のほうが濡れている時間が長くなります。

雪で散歩に行けない日に増える、2つの床の比較
見るところ排泄のあとの床それ以外の床
回数が増え始める日三日目から1日目から少しずつ
1日に拭く回数少ないが、同じ場所に集まる多いが、家じゅうに散らばる
においのもと床の継ぎ目とマットの裏にしみる水と皮脂の跡。乾けば残りにくい
その子の鼻との距離嗅いで確かめに戻ってくる通り過ぎるだけ
拭いたあとに要るものにおいのもとまで届くひと手間乾いた布で押さえるだけ
回数がもとへ戻る日外で用を足せた日の翌日から散歩の距離が戻った日から
回数の多い床と、手をかける床 雪で散歩に行けない日に、拭く回数が多いのは右の床です。においのもとが残って手をかける必要があるのは、回数の少ない左の床のほうです。 排泄のあとの床 増えるのは三日目から 1日に1〜2回、同じ場所 継ぎ目とマットの裏にしみる その子が嗅ぎに戻ってくる それ以外の床 1日目から少しずつ増える 1日に何回も、あちこち 水と皮脂の跡が中心 乾いた布で押さえれば済む
数えるのは回数、手をかけるのは場所。2つは逆を向いています。

表を縦に見ると、回数が多いのは右の列で、手をかけなければならないのは左の列です。雪で散歩に行けない日が続いて疲れてくると、この2つの床を同じ雑巾、同じやり方で拭いてしまいがちです。そうなると、右の床には要らない手間をかけ、左の床ではにおいのもとを継ぎ目の奥へ広げたまま終わります。回数の多い床ほど手軽に、回数の少ない床ほど念入りに。比べて分かるのは、拭く回数と手のかけ方が、逆を向いているということです。

壁の紙で三日目の回数が5回に増えていても、そのうち排泄のあとの床は1回か2回、ということはよくあります。残りは水皿の下と廊下です。回数の合計だけを見て慌てると、家じゅうの床に同じことをしたくなりますが、手間を集めるのは左の列の1回か2回で足ります。拭いた場所の欄を毎日書いているのは、この仕分けをするためです。

1本を持って行くのはどっちの床か|雪で散歩を休む日の、におう1回に

mofuwa 瞬間消臭スプレーを持って行くのは、左の列の床、排泄のあとの床です。三日目から拭くようになったシートの外周や玄関マットのきわは、見た目がきれいになったあとも、その子が鼻を床につけて確かめに来る場所です。そこで要るのは、床の継ぎ目に入り込んだにおいのもとまで届くひと手間で、この1本はその1回のために手元に置いておきます。

香りの強い消臭剤を床に吹くと、人の鼻にはすぐ片づいたように感じられます。けれど香りは上にかぶさっているだけなので、その下にあるおしっこのにおいは、人よりずっと鼻の利く犬猫にはそのまま届きます。そこへ、その子にとってなじみのない香りが1つ足されます。犬も猫も、自分のにおいのする場所で落ち着く動物なので、知らない香りの重なった床は、確かめに行く理由がかえって増えた床になります。瞬間消臭スプレーが香りを1つも足さないのは、においをかぶせる側ではなく、においのもとに反応させて鼻に届きにくくする側で組まれているからです。

この床にこだわる理由は、もう1つあります。三日目に拭いた場所は、どれもその子の口に近い場所だということです。犬は床に鼻をつけてにおいを確かめ、そのまま舌が床に触れることがあります。猫は床を歩いた肉球を、あとの毛づくろいで一つずつなめます。床に吹いたものは、拭き終えたあとで、その子の口のほうへ戻ってきます。mofuwa 瞬間消臭スプレーの中身が電解水だけなのは、この戻り道を最初から勘定に入れて成分を決めたからで、香料も薬剤も、その道に乗せたくないものとして外してあります。

  1. 吸い取る

    ペーパーを重ねて押し当て、水分を床から持ち上げます。こすると継ぎ目へ広がるので、押すだけにします

  2. ひと回り広く吹く

    しゃがんだ跡より手のひら1枚ぶん外側まで、瞬間消臭スプレーを吹きかけます。においのもとは、見えている跡より外までしみています

  3. 乾いた布で押さえる

    濡れたままのフローリングは、走ってきた足が滑ります。吹いたあとは乾いた布で押さえて、表面の水気を残しません

  4. 低い縦の面にも

    足を上げる子なら、家具の脚や壁の角の低いところにも同じ順で。家具にも使える1本なので、脚だけ別のものに持ち替えずに済みます

犬と猫が同じ家にいるなら、玄関マットのきわに吹いたあと、猫がそこを通るのを止めなくてかまいません。猫のトイレのまわりで砂が散った床、寝床にしているケージの床、粗相のあったソファの座面も、同じ1本で回せます。窓を開ける回数が減った雪の日は、においを外へ逃がす道が細くなっています。そのぶん、においのもとがある床を1か所ずつ片づけていくほうが、部屋の空気は早く軽くなります。

右の列の床、水皿の下や廊下の足あとには、この1本を持って行かなくてかまいません。乾いた布で押さえ、水皿の下に吸水マットを1枚敷いておけば、1日に拭く回数そのものが減ります。1本を使う床を左の列に絞っておくと、三日目に回数が増えても、においの残る床の数は、回数ほどには増えていきません。

Caution雪が解けても、シートの外を拭く回数が戻らないとき

散歩に出られる日が戻って3日たっても、シートの外を拭く回数が雪の前の数まで下がらない/1回ごとの量が少ないのに、しゃがむ回数だけが日に日に増える/拭き取ったペーパーに赤い色が混じる/猫のトイレで、固まった砂の数が窓を閉めていた週より目に見えて多い。雪で増えた回数なら、外で用を足せる日が戻れば下がってきます。下がらない回数は、雪とは別の理由で増えています。壁の紙に並んだ正の字は、そのまま体の側の変化の記録です。雪の前と後の回数を見比べられるその紙を持って、動物病院で尿の様子を確かめてもらってください。

壁の紙を、来年の雪の二日目まで取っておく

雪が解けて散歩が戻った日に、壁の紙ははがして捨てずに、しまっておいてください。雪で散歩に行けない日が何日続くかは年によって違っても、その子が何日目に我慢しきれなくなるかは、年が変わってもあまり動きません。紙に残っているのは、その家とその子にとっての三日目が、本当は何日目なのかという数字です。2日目で崩れる子もいれば、4日目まで持ちこたえる子もいます。

紙に残った数字から、来年の雪の前に決めておけること
紙に残った数字来年の雪で先に決めておくこと
回数が増え始めた日その前の晩に、玄関先の雪をどける場所を決めておく
2日続けて拭いた場所雪の予報が出た日に、そこへシートかマットを先に敷く
窓を開けなかった日数換気扇を回す時間を、1日のどこに置くか決めておく
水皿の下を拭いた回数吸水マットを出す日を、雪の初日にそろえる

次に雪の予報が出たら、二日目の夜のうちに、瞬間消臭スプレーを玄関マットの近くへ移しておきます。三日目の最初の1回を拭いたその手で、そのまま吹けるようにしておくためです。雪が続くあいだ、拭く回数が増えることは止められません。増えた回数のなかから、においの残る床だけを毎日1か所ずつ片づけていけば、雪が解けた朝の部屋は、雪の前の空気に早く戻ります。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

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よくある質問

外でしか用を足さない子に、雪の日だけ室内のシートを覚えてもらうことはできますか。
雪が降ってから教え始めても、三日目までには間に合わないことがほとんどです。数日のうちに新しい場所を覚えるのは、その子にとっても負担が大きく、覚える前に我慢の限界が来ます。シートを使えるようにしておきたいなら、雪のない季節のうちに、散歩へ出る前にシートの上へ一度立たせるところから始めます。その冬の雪のあいだは、玄関先の雪をどけた1か所を、外の用足しの場所として残しておくほうが、その子にも床にも無理がありません。
瞬間消臭スプレーを吹いた床に、乾くまでその子を近づけないほうがいいですか。
近づけないようにする必要はありません。その子が床を嗅いだり、猫が上を歩いてあとで肉球をなめたりすることを前提に、電解水だけで組まれた1本です。気をつけたいのは、濡れた床の滑りやすさのほうです。散歩に行けない日の犬は、室内で急に走り出すことが多く、濡れたフローリングで足をとられます。吹いたあとは乾いた布で押さえて、表面に水気を残さないようにしておくと、走ってきても足元が安定します。
消臭スプレーを使っていれば、雪の日は窓を開けなくても大丈夫ですか。
空気の入れ替えは続けてください。瞬間消臭スプレーが片づけるのは、吹いた床にあるにおいのもとです。部屋の空気には、ほかにも暖房で舞ったほこりや、室内に干した洗濯物の湿りが混ざっています。寒い日に窓を大きく開ける必要はなく、昼のいちばん暖かい時間に5分、部屋の対角にある2か所を細く開ければ、空気は入れ替わります。床の片づけと空気の入れ替えを別々の仕事として両方残しておくと、雪の続く週でも部屋が重くなりません。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。