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猫が毎日乗るものほど洗えない|キャットタワーとベッドの片づけ

公開日 2025年2月6日|文=mofuwa編集部

明るい窓辺で、やわらかいクッションの上に体をあずけている薄い色の猫
この子が1日のうちに体をあずけている面は、家のなかで数えると6つありました。

暖房を入れた部屋で、キャットタワーの上段だけが、へこんだ形のまま戻らなくなっていました。2月のこの時期、その子が1日のうちに体をあずけている面を数えると、6つありました。上段のカップ、途中の板、支柱の麻縄、床置きのベッド、窓辺のクッション、それに人の布団です。このうち洗濯機に入るのは2つだけで、残りの4つは洗えないまま何か月も使われています。換毛期が始まるまでの数週間で手を入れられるのは、この洗えない側のほうです。

洗えない面がいくつあるか|キャットタワーとベッドを数えるところから始めるコツ

キャットタワーとベッドで、最初に数えるのは「洗えない面がいくつあるか」です。洗えないと一口に言っても、中身は3つに分かれます。1つ目は、そもそも洗濯機に入らないもの。タワーの板、支柱に巻いた麻縄、上段の一体になったカップがこれにあたります。2つ目は、洗えるけれど乾かないもの。厚手のベッドは、暖房の入った室内に干しても、朝に洗って翌日の夜まで湿りが残ります。3つ目は、洗っているあいだ、その子の乗る場所がなくなるものです。3つとも汚れていないという意味ではなく、手の入れ方が洗濯とは別になる、というだけの話になります。

その子が体をあずけている面と、冬に洗えるかどうか
面素材洗濯機冬に乾くまで1日に乗っている時間
キャットタワー上段のカップ一体成型・起毛入らない—8〜9時間
途中の板合板に短い毛足入らない—1時間ほど
支柱の麻縄麻入らない—乗るより体をこすりつける
床置きのベッド綿とポリエステル入る丸1日以上3時間ほど
窓辺のクッションフリース入る半日2時間ほど
人の布団カバーだけ外せるカバーのみ半日夜のあいだ

この時期に面が増えるのは、家のなかに室温の差ができるからです。暖房を入れた部屋は昼に20度を超え、廊下や窓ぎわとの差が大きい日が続きます。猫は暖かい面を選んで移動するので、暖房のない季節より、乗る場所の数そのものが増えます。空気のほうは乾燥して湿度が下がる一方で、体が接している面だけは毛と皮脂で湿ります。そのうえ季節の変わり目が近づくと換毛期が始まり、同じ面に抜けた毛がたまりはじめます。

1日のうち、その子が体をあずけていた時間 起きている時間に、どの面にいたかを記録した1日の内訳です。時間の長い面ほど洗濯機に入らない作りで、洗える2つの面は、乗っている時間が短いほうに並びます。 ある家の1日を、面ごとに記録した例 キャットタワー上段のカップ 8〜9時間 人の布団 6時間 床置きのベッド 3時間 窓辺のクッション 2時間 途中の板 1時間
乗っている時間が長い面ほど、洗いにくい作りになっています。

数えるものを1つに決めます。この記事で最後まで数えるのは、面の数と、その面に最後に手を入れた日からの週数です。紙を1枚出して、面の名前を縦に6つ書き、右に日付を書くだけで足ります。上段のカップは、毛を取っても色が変わりません。やった日を書いておかないと、2週間前だったのか2か月前だったのかが、見ただけでは分からなくなります。キャットタワーとベッドの片づけで先に失われるのは、きれいさではなく、いつやったかの記憶のほうです。

上から下へ、乾いた毛を先に|キャットタワーとベッドを片づける順番

順番は5つです。乗っている面を書き出し、乾いたまま毛を取り、上段から下へ拭き、洗えない面にはmofuwa瞬間消臭スプレーを使い、布は1枚ずつずらして洗います。この並びは、猫が拭いたあとの面をなめること、そして冬の室内では厚い布が1日で乾かないこと、この2つから決まっています。

  1. 面を6つ書き出して、進む順を紙の上で決める

    始める前に、面の名前を縦に並べます。キャットタワーは上段・板・麻縄の3つに分けて数えてください。1つの家具として数えると、板と麻縄にはいつまでも手が入りません。書き出した並びのまま、上から下へ進みます。

  2. 乾いたまま毛を取る。水気を足すのはそのあと

    毛が乾いているうちに、ゴム手袋をはめた手で一方向になでます。起毛の面では、粘着ローラーより手のほうが下に入り込んだ毛まで拾えます。濡れた毛は繊維に絡んで抜けにくくなるので、水気を足すのは毛を取り終えてからです。麻縄は目に沿ってブラシを縦に通します。

  3. 上段から下へ拭く。落ちた毛は下の面で受ける

    キャットタワーの上段、途中の板、支柱、最後に床置きのベッドという順です。下から始めると、上を拭いたときに落ちた毛を、もう一度拾い直すことになります。拭くのはかたく絞った布で、1面につき2往復まで。こすりすぎると起毛が寝て、その子が乗ったときの感触が変わります。

  4. 洗えない面に、mofuwa瞬間消臭スプレーを吹いて拭き上げる

    板・麻縄・上段のカップのように洗濯機に入らない面は、ここで水気を足して汚れを動かします。面がうっすら湿る程度に吹き、10秒ほど置いてから乾いた布で拭き上げます。乾く前に乗られると毛が張りつくため、その面が乾くまでは別の面へ誘導しておきます。

  5. 布は1枚ずつずらして洗う。同じ日に全部を外さない

    床置きのベッドと窓辺のクッションを同じ日に洗うと、乾く翌日まで乗る面が2つ減ります。減ったぶんは洗っていない面に乗る時間が増えるので、翌週はその面が早く汚れます。1週に1枚と決めておくと、6つの面が4週間で一周します。

洗えない面に吹くものを選ぶとき、猫の側の事情がひとつ入ります。その子は板に体をこすりつけ、そのあと同じ場所に座って、こすりつけた毛をなめます。拭いた面は、乗るための面であると同時に、口が届く面でもあります。この記事で数えた6つのうち、口の届かない面は1つもありませんでした。mofuwa瞬間消臭スプレーが電解水だけで組まれているのは、この順番が理由です。床や家具に使ったものはそのあと必ずなめられる、というところから成分が決められています。

香りの扱いも、面の数に関係してきます。においを別の香りで覆う作りのものを上段のカップに使うと、その子から見れば、自分のにおいが消えた面が1つできたことになります。猫は家のなかのにおいの配置で居場所を確かめているので、上段に乗らなくなり、そのぶん下の面に乗る時間が増えます。面が1つ使われなくなると、残り5つの汚れる速さが上がります。mofuwa瞬間消臭スプレーは香りを足していない作りで、においのもとに反応させて、感じにくい状態にするほうを取っています。拭いたあとの上段は、その子にとって前と同じ面のままです。

麻縄と合板は、水を含ませすぎると毛羽立ちます。余計な成分が入っていないので家具にも使える、という作りはここで効いてきます。ニスの塗られた板や布を張った面に吹いても、乾いたあとに白い跡や粉が残りません。量は、面の色が変わるほどではなく、手のひらで触れて冷たさが分かる程度で足ります。麻縄は水を吸い上げてしまうので、縄に直接吹くより、布に吹いてから縄を握るように拭くほうが早く乾きます。

Point乾くまでのあいだ、どの面を空けておくか

拭いた面が乾くまでの20分ほど、その子は必ず別の面に乗ります。ここで人の布団に乗せてしまうと、翌日その面の毛が増えます。片づける面を決めたら、同時に「今日ここに乗ってもらう面」も1つ決めておいてください。窓辺のクッションを先に日の当たる位置へずらしておくと、たいていそちらに移ります。面の数は6つのままで、乗る場所だけが1つ移動した形になります。

毛を取らずに濡らした日|キャットタワーとベッドが戻りにくくなるやり方3つ

戻りにくくなるのは、面の数が減る形で失敗したときです。汚れが落ちなかったこと自体より、その子が乗らなくなった面が1つ増えるほうが、あとに響きます。次の3つは、どれも面を減らす方向に働きます。

減ってしまった面は、戻せます。乗らなくなった面を1つ選び、乾いた布でもう一度だけ拭いてから、その面には3日間いっさい触れずにおきます。触らない3日のあいだに、その子は自分でにおいを付け直します。面を戻すのに要るのは、追加の掃除ではなく、手を入れない日数のほうです。紙には、戻した日付を別の色で書いておくと、次の周でその面をどう扱うかが決めやすくなります。

Caution拭くたびに、同じ面から同じものが出てくるとき

上段のカップだけに黒い粒が毎回ついてくる/同じ面の、体が接する部分の毛が薄くなっていく/拭いた翌日に、その面をなめ続けている/6つあった面のうち、乗る面が1つか2つに減ったまま2週間戻らない。ここまで来ると、面の側の汚れの話ではなくなっています。数えた面の一覧と、どの面をいつから使わなくなったかを書いた紙を持って、動物病院で体のほうを確かめてもらう日を入れてください。面の数と日付が並んでいれば、いつから変わったのかがその1枚で伝わります。片づけのほうは、その日を待つあいだも、洗えない面から順に続けてかまいません。

換毛期に入るまでの4週間|キャットタワーとベッドを1面ずつ回す手順

6つの面を、1週に1面ずつ回します。4週間で一周し、5週目からは同じ並びで2周目に入ります。この回し方なら、どの面も最後に手を入れた日から4週間以上は空きません。2月22日に写真を撮る家では、上段のカップが一周の最初に来るように組んでおくと、その子がいちばん長く乗っている面が、撮る日にはいちばん新しい状態になります。

1週に1面ずつ回すときの並べ方
週手を入れる面その週にやること翌週まで触らないもの
1週目キャットタワー上段のカップ乾いた毛取りのあと、拭き上げ板・麻縄・布類
2週目床置きのベッド洗う。乾くまで窓辺を空けておく上段・板・麻縄
3週目途中の板と支柱の麻縄上から下へ拭く布類
4週目窓辺のクッションと布団のカバー洗って干すタワーの3面

紙に書くのは日付だけで足ります。1面につき1行、4週で4つの日付が並びます。2周目に入ったとき、前の周と同じ面が同じ汚れ方をしているかどうかが、この紙で分かります。1つの面だけ4週間もたなくなっていれば、その面に乗る時間が増えたということなので、その面を一周の先頭へ動かします。室温が上がる時期と下がる時期では、並び方そのものが入れ替わります。

今夜できるのは、紙を1枚出して、その子が今日どの面にいたかを書くところまでです。キャットタワーとベッドのうち、洗えない面がいくつあるかさえ分かれば、次の週末に手を入れる1面は自然に決まります。洗える面から始めなくてかまいません。いちばん長く乗っている面から、順に回していってください。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

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よくある質問

キャットタワーの麻縄は、どこまで手を入れればいいですか。
縄そのものをきれいにしようとせず、縄に絡んだ毛と、爪とぎで出た削りかすを取るところまでで足ります。ブラシを縄の目に沿って縦に通すと、絡んだ毛がまとまって浮いてきます。そのあと、布に吹いたもので縄を握るように拭きます。縄がほつれて輪になって浮いてきたら、そこだけハサミで切って、切り口を下に向けておきます。巻き直しは、面全体がたわんで体重を支えられなくなってからで構いません。
ベッドを洗ったら、その子が乗らなくなりました。どうすればいいですか。
洗剤の香りが残っているうちは、その子にとって別の面になっています。まず、乾いたベッドをいつもの位置に戻して3日間そのままにしてください。人が気にして何度も置き直すほど、面が落ち着きません。3日たっても乗らないときは、その子がよく寝ている面のそばへ10センチずつ寄せていきます。次に洗うときは、すすぎを1回増やして、香りの強い柔軟剤を使わないほうへ変えます。
洗えない面は、どのくらいの間隔で手を入れればいいですか。
乗っている時間で決めます。1日に8時間以上乗っている面は4週間に1度、1〜2時間の面は2周に1度で足ります。間隔を短くするより、同じ面が何週空いたかを紙で見えるようにしておくほうが効きます。毛が増える換毛期は、同じ間隔のまま、乾いた毛を取る回数だけを週2回に増やしてください。拭く回数を増やすと起毛が先に寝てしまいます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。