C08季節・行事

お盆は部屋が埋まる|家に来てもらう日に、先に片づける場所

公開日 2025年8月7日|文=mofuwa編集部

明るく静かな部屋の淡い色の木の床で、並んで休んでいる淡い色の犬と白い猫
シッターが帰ったあとの23時間半、トイレのまわりの床を歩くのはその子だけです。写真:Osman İçli/Pexels

お盆の4日間、ペットシッターが家に来るのは1日1回、朝9時からの30分ほどです。残りの23時間半、その子は冷房をつけたまま閉めきった部屋で留守番をします。そのあいだに使ったトイレは、次の朝にシッターが来るまで、使われたままの形で置かれます。ペットホテルの部屋が早くから埋まるこの時期は、家に来てもらう形を考える家も多いはずです。この記事で数えるのは、訪問と訪問のあいだの時間です。24時間なのか、12時間なのか。その数字ひとつで、出かける前に自分で片づけておく場所と、シッターに任せられる場所の境目が決まります。

次の訪問まで24時間|お盆の時期、ペットシッターに1日1回で留守番を頼んだトイレ

1日1回の訪問では、朝に片づけたトイレが、次の朝まで24時間そのまま置かれます。そのうちペットシッターが家にいるのは30分ほどです。シートを替え、猫砂の塊をすくい、水を入れ替え、ごはんを出して、少し遊んで帰る。30分でできることは、だれに頼んでもおおよそこの範囲に収まります。留守番の残り23時間半にトイレのまわりで起きることは、シッターの手の外にあります。

お盆の時期の家には、ほかの月の留守番にはない条件が1つ重なります。冷房をつけたまま窓を閉めきり、4日間、空気を入れ替える人がいません。シッターが開け閉めするのは玄関の扉だけで、窓は出かけた朝に閉めたままです。空気の動かない部屋では、トイレのまわりのにおいが床に近い高さにとどまり、濡れた跡は乾ききる前に次の跡を迎えます。

1日1回の訪問のあいだに、トイレのまわりで起きること
訪問からの時間トイレのまわりシッターの目に入るか
訪問の30分シートを替え、砂の塊を取る入る
その後の数時間新しいシートと砂に、1回目と2回目入らない
半日たったころ濡れた面を避けて、ふちに寄って済ませる入らない
次の訪問の前シートの外、トレーの縁、床材の継ぎ目に跡乾いた跡として入る
次の訪問見えている跡を拭いて、シートを替えるトレーの下と継ぎ目の奥は入らない

表のいちばん下の行が、1日1回の訪問でいちばん残りやすいところです。見えている跡は、シッターが必ず拭いてくれます。けれど、トレーを持ち上げた下の床や、フローリングの継ぎ目の奥は、その家のトイレを何年も見てきた人でないと、手を伸ばす場所だと気づけません。24時間のうちに入った跡が、そこに4日ぶん重なります。帰った日にトレーを動かして初めて見つかるのは、たいていこの場所です。

朝と夕方の2回で12時間前後|犬と猫で分けるペットシッターと留守番の使い分け

訪問を1日2回にすると、トイレが使われたまま置かれる時間は、長いほうでも13時間ほどに縮まります。朝8時と夕方7時に来てもらうなら、朝から夕方までが11時間、夕方から翌朝までが13時間です。1枚のシートや1回ぶんの砂が受け止める時間がほぼ半分になり、その子がふちに寄りはじめる前に、次の手が入ります。

訪問の回数で変わる、トイレが使われたまま置かれる時間 朝9時に1回来てもらう場合と、朝8時と夕方7時の2回来てもらう場合の、訪問と訪問のあいだの時間を並べた棒グラフ 1日1回・朝9時 24時間 1日2回・夕方から翌朝 13時間 1日2回・朝から夕方 11時間
2回にすると、長いほうの間隔でも13時間に収まります。時刻は本文の例に合わせた目安です。

2回にして変わるのは、時間の長さだけではありません。朝に見た跡が、夕方にも同じ場所で増えているかどうかを、その日のうちにシッターが確かめられます。1日1回だと、比べられるのは昨日の朝と今日の朝の2点だけです。2回なら、1日のなかで跡が増えたのか、朝のぶんだけだったのかが分かれ、報告の中身がそのぶん細かくなります。

ただ、ペットホテルの部屋が埋まる時期は、同じ理由でシッターの予定も詰まります。朝夕2回の枠が4日とも取れるとは限りません。だから、どの子に2回が要るのかを先に分けておきます。

Point2回の枠が4日ぶん取れなかったときの寄せ方

2回が取れる日が限られるなら、留守の真ん中の2日に寄せます。出発の日は朝に自分で片づけてから出られますし、帰る日は夜に自分で片づけられます。いちばん長く人の手が入らないのは、2日目と3日目です。24時間の間隔が続くのを、そこで一度切っておきます。

間隔・トイレの数・片づける範囲で並べる|1日1回と2回、ペットシッターの留守番の違い

1回と2回の違いは、出かける前に自分で片づけておく量の違いとして出ます。訪問の間隔が長いほど、シッターが来るまでの時間を、トイレの数と床の備えで埋めることになるからです。料金の差を比べる前に、この表で自分の家がどちらの列に近いかを見ておくと、予約のときに迷いません。

1日1回と1日2回で、留守番の前後に分かれるもの
見るところ1日1回(24時間おき)1日2回(12時間前後おき)
トイレが使われたまま置かれる時間最長24時間最長13時間ほど
跡がシートや砂の外に出やすい時間帯次の訪問の前の数時間ほとんど出ない
出かける前に足すトイレ犬はシートを1枚ぶん広げ、猫は1つ足すいつもの数のまま
先に片づける範囲トレーの下、ふちから一歩ぶんの床、床材の継ぎ目、寝床のトイレ側の端トレーの下と、ふちのまわり
シッターに頼む報告跡の場所と、替える前のシートの濡れ方朝と夕方で跡が増えたかどうか
向いている子室内トイレを使う犬、猫1頭外でしか出さない犬、多頭の家
帰った夜にやることトレーを動かして下を拭くふちを1周拭く

どちらを選んでも、4日間の出来を左右するのは、打ち合わせでペットシッターが初めて家に来る日の床です。シッターは、その日に見たトイレのまわりを、その家の「いつも」として覚えます。継ぎ目にすでに跡が入っていれば、それは最初からあったものとして扱われ、留守のあいだに増えた跡と見分けがつきません。片づけた床を見せておけば、訪問のたびに見つかる跡は、すべて留守番のあいだのものになります。

この差は、帰ってから読む報告にそのまま出ます。「トイレの右側に跡あり」と書かれていたとき、それが新しい跡なのか、前からあった跡なのかを、片づけた床なら迷わずに読めます。打ち合わせの日の床は、4日間の報告を読むための物差しです。家に来てもらう日の前に片づけるのは、見た目を整えるためというより、この物差しをまっすぐにしておくためです。

トレーの下から寝床の端まで|ペットシッターが来る前の片づけと、留守番に置いていく1本の選び方

選ぶ順番は、訪問の回数、片づける場所、置いていく1本の3つです。回数は、外でしか出さないかどうかと頭数で、ほぼ決まります。回数が決まれば、片づける範囲は比べた表のとおりです。ここでは、打ち合わせの日までに自分で手を入れる場所を、手をつける順に並べます。

  1. トレーを持ち上げて、下の床を拭く

    シートのトレーも猫のトイレも、いったんどかします。下の床には、ふちから伝った跡が輪のように残っていることがあります。4日間、シッターの手がいちばん届きにくい場所です。拭いたら乾かしてから、同じ位置に戻します。

  2. ふちから一歩ぶんの床と、床材の継ぎ目

    トイレのふちから30センチほど外まで拭きます。フローリングなら板の継ぎ目に沿って、クッションフロアなら端の浮いたところを。24時間おきの訪問で、次の訪問の前にふちへ寄って済ませた跡が入るのは、この帯です。

  3. 寝床の、トイレに向いた側の端

    トイレと寝床が近い家では、寝床の端がトイレの続きになることがあります。カバーを外して洗うか、端だけを拭いて乾かしておきます。訪問のあいだの時間、その子がいちばん長くいる場所です。

  4. 足すトイレを、出発の1週間前から置く

    1日1回にするなら、足すシートや猫のトイレは1週間前から並べておきます。当日に置いたばかりのトイレは、その子にとってまだトイレではありません。

  5. 拭いたあとに通す1本を、トイレの横に置く

    シッターが跡を拭いたあとに使うものを、こちらで決めて置いておきます。家にある掃除用品のどれを使うかを、シッターに選ばせないためです。

ペットシッターが跡を拭いて帰ったあと、次の訪問までその床を踏み、嗅ぎ、足をなめるのは、その子だけです。1日1回なら、その時間が23時間半あります。拭いた場所に残ったものは、4日間だれにも拭き直されず、足の裏から口へ運ばれます。トイレの横に置いていく1本を mofuwa瞬間消臭スプレーにするのは、床にかけたものをそこで暮らす犬や猫がいずれなめる、という前提から中身を決めた1本だからです。成分は電解水の1種類に絞ってあり、香りの成分は加えていません。

香りがないことにも、留守番ならではの意味があります。家族のいない4日間、家の中でその子が知っているにおいは、自分と家のにおいだけになります。トイレのまわりにだけ知らない香りが足されると、近づく足が止まる子がいます。そうなると、24時間のうちにトイレの外で済ませる回数のほうが増えます。瞬間消臭スプレーは香りで上から覆う作りではなく、においのもとの側に反応させて使うものなので、拭いた床に新しいにおいを1つも置いていきません。

犬や猫を預かる施設でも、ケージや床の掃除にこの1本が使われています。お盆に部屋が埋まっていたペットホテルで毎日やっていることを、4日間だけ自宅の床でやってもらう、と考えると分かりやすいはずです。打ち合わせの日には、置き場所と、かける範囲を見せておきます。範囲は、跡のあった場所と、そのまわり一歩ぶんまで。かけるのは、その子を別の部屋へ移してからにしてもらいます。

Caution訪問を2回にしても、報告の中身が縮まらないとき

1日2回に増やしたのに、12時間おきの訪問のたびにシートの外に跡がある/替える前のシートが、2回続けてほとんど濡れていなかった/トイレに何度も入っては出ていた、と報告に書かれている/帰った日の夜も、トイレの前で同じ姿勢のまま動かない。訪問の間隔を半分にしても変わらない出方は、閉めきった部屋やシッターの手順のせいとは言えません。とくに猫で、24時間おきの訪問が2回続けて、砂に尿の塊が1つもなかったと書かれていたら、帰りを待たずにシッターと電話で話し、その日のうちに動物病院へ連れて行けるかどうかを決めてください。それ以外の出方なら、訪問の日時ごとに跡の場所とシートの濡れ方を並べた報告を持って、帰った翌日に動物病院の予約を入れます。何時間おきに見て、何が残っていたかが並んでいれば、4日間その子を見ていたのが自分でなくても、留守のあいだの様子をそのまま渡せます。

帰った夜はトイレを元の数へ|来年のお盆に残す2行

帰った夜にやるのは、足したトイレを1つ下げて、いつもの数へ戻すことです。下げる前にトレーをもう一度持ち上げ、下の床を拭いておきます。ペットシッターの報告は、訪問の間隔と跡が出た場所の2行だけ書き写しておきます。来年のお盆にまたペットホテルの部屋が埋まっていても、その2行があれば、1回か2回かは、予約の電話をかける前に決まっています。

Product

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500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

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よくある質問

ペットシッターが来る時刻に合わせて、ごはんの時刻をずらしたほうがいいですか。
ずらさなくて構いません。見直すなら、ごはんを出してから帰るまでの時間のほうです。食べてから少したつと排泄する子は多く、訪問の最後にごはんを出してすぐ帰ると、そのあとの1回は次の訪問まで置かれたままになります。ごはんを先に出して、10分ほど様子を見てから帰ってもらえるかを、打ち合わせの日に聞いてみてください。その10分で1回ぶんが片づけば、24時間の最初の数時間が、きれいなトイレから始まります。
シッターが片づけやすいように、トイレを玄関の近くへ移してもいいですか。
出発の2週間前を切ってからは、動かさないほうが無難です。場所の変わったトイレを、その子がトイレとして使いはじめるまでに数日かかることがあり、その数日が留守番に重なると、元の場所の床で済ませる回数が増えます。どうしても移すなら1か月前に移して、元の場所の床を片づけておきます。シッターの片づけやすさより、その子が迷わないことを先に置いてください。
家族や近所の知人に来てもらう場合も、同じ準備でいいですか。
訪問の間隔が同じなら、片づける場所もトイレの数も同じです。違いが出るのは報告のほうで、慣れていない人ほど、跡の場所を書き残さずに拭いて帰ります。トイレの横に部屋の見取り図を1枚置いて、跡を見つけた場所に日付と丸をつけてもらうと、4日ぶんが1枚の紙に並びます。拭く前に丸をつける、という順番だけ伝えておけば足ります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。