C08季節・行事
においが立つのは寒い朝ではなく、室温が上がる昼過ぎ
朝いちばんに部屋へ入ったときは何も感じなかったのに、洗い物を終えて戻った午後1時すぎ、ソファの側だけが濃くなっています。室温が上がりきる昼過ぎは、家の中でにおいがいちばん立つ時刻です。冷えた部屋では、面に残った皮脂も、寝床の内側にこもった空気も、そのまま止まっています。消臭を昼過ぎにやるか、その手前に寄せるかで、同じ1本を使っても届き方が変わります。この記事では、室温を1日3回だけ書き取って、昼過ぎの前に入れる1回を決めます。
1日3回の室温と、においを感じた時刻|昼過ぎの消臭を組む順番
数えるのは室温です。朝起きてすぐ、11時ごろ、13時すぎ。この3回だけ、時刻と数字を紙に書きます。温度計は1つで足ります。書いた数字のうち、朝と11時ごろの差がいちばん開いた日が、その週でにおいのいちばん立つ日になります。昼過ぎの消臭を組むときに見るのは、この差だけです。強さを言葉で書くと、翌週には比べられなくなります。
朝と昼の気温差が開く時期は、家の中でも同じことが起きます。夜のあいだに冷えた部屋が、日が高くなるにつれて上から温まり、床の上の空気と面の温度が時間差で追いついていきます。窓を開ける回数も、人が家にいる時間も、この時期に変わります。季節の話はここまでで、あとは時刻の話をします。
| 場所 | 朝のあいだ、そこで起きていること | 昼過ぎに出る変化 |
|---|---|---|
| 日の当たる床の帯 | 足の裏から移った皮脂が、冷えて面に固まっている | 帯の上だけ、においが立って風下へ移動する |
| ソファの座面と背もたれの合わせ目 | 体がふれた面の皮脂が、すきまに落ちて溜まっている | 人が座ると、すきまの空気ごと押し出される |
| 寝床の内側、布と布のあいだ | 夜のあいだの体温が抜けきらずに残っている | 室温に追い越されて、中から立ちはじめる |
3か所とも、朝に鼻を近づけても分かりません。温度が上がっていない面は、においを外へ出さないからです。だから朝のうちに拭いて「今日は大丈夫」と思った日ほど、昼過ぎに戻ります。戻ったのではなく、朝の時点では出ていなかっただけです。室温の数字を書いておくと、この行き違いがそのまま紙の上に出ます。
紙に残すのは4つです。3回ぶんの時刻と数字、そして「においを感じた時刻と場所」。書くのはこれだけで、においの強さは書きません。1週間ためると、差が開いた日と、感じた時刻がそろって並びます。その並びが、昼過ぎの消臭をいつ入れるかを決める材料になります。
上がりきる前に通す|室温が昼過ぎに動く家の消臭のやり方
やり方は、室温が上がりきる手前に全部を寄せることです。11時ごろに測った数字が朝から開いていたら、その日はそこから30分だけ手を動かします。上がりきってから動くと、立ち上がったあとを追いかける形になり、拭いた直後だけ薄くなって夕方にまた立ちます。
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1|起きてすぐ、1回目の室温を測って紙に書く
温度計は、日の当たらない壁ぎわの、床から1メートルほどの高さに置きます。床に直接置くと、日が差した帯の温度を拾ってしまい、部屋の数字になりません。書くのは時刻と数字だけ。1分で終わります。
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2|11時ごろ、2回目を測って、朝との差を出す
この差が、その日にどれだけ動くかの目安になります。差が開いた日は、においも大きく動きます。開かなかった日は、3か所を通さずに終えて構いません。毎日やらないと決めておくほうが、差の開いた日に手が動きます。
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3|差が開いた日は、上がりきる前に3か所を拭く
日の当たる床の帯、ソファの合わせ目、寝床の内側の順です。帯は日の動く向きに沿って、合わせ目は指を入れて奥から手前へ、寝床は上の布を外して下の面から。乾いた布で毛を先に取ってから、湿らせた布に持ち替えます。3か所で15分ほどです。
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4|拭いたあとの面に含ませて、そのまま乾かす
拭き取りで取れるのは面についたものです。すきまや布の内側に残った側には、液を含ませて乾かします。乾くまでのあいだにその子が寝そべる場所なので、ここで選ぶ1本の中身が効いてきます。
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5|13時すぎ、3回目を測って、感じた時刻を書く
上がりきった時刻の数字と、においを感じたかどうか。感じたなら、その場所も書きます。3か所のうちどこが残ったかで、翌日にどこから始めるかが決まります。ここまでで、1日に使う時間は20分ほどです。
床の帯も、ソファの合わせ目も、寝床の内側も、その子が体をつける面です。乾くまでのあいだに寝そべり、そのあと自分の体をなめます。かけたものは口に入る、という前提から先に決まる場所です。香りでにおいを覆う形のものは、覆った香りごとそこに残ります。犬や猫は人よりにおいを細かく分けて受け取っていて、自分と家のにおいで部屋の地図を持っているので、上書きされること自体を嫌がる子がいます。
mofuwa 瞬間消臭スプレーは、その一点から組んだ1本です。電解水だけでできていて、香料を足していません。においのもとに反応して、においを感じにくくする形をとっています。かけた面に新しいにおいが増えないので、11時台に含ませて乾かしても、昼過ぎにその子が戻ってくる場所の地図が書き換わりません。
余計な成分が入っていないぶん、家具にも使えます。昼過ぎに温度の上がる3か所は、どれも水拭きの回数を増やしにくい場所です。ソファの合わせ目は奥まで布が届かず、寝床の内側は毎日は外せず、床の帯は毎日拭いても翌日にはまた皮脂が乗ります。拭き取りが面の側、この1本が空気とすきまの側、という分け方にすると、時間が読めるようになります。猫のいる家では、トイレの外側の壁と、その手前の床の帯も同じ扱いになるので、瞬間消臭スプレーを含ませる面が1つ増えます。
同じ3か所でも、上がりきる前に通すと15分、上がりきってから通すと30分かかります。温度の上がった面は皮脂がゆるんで広がり、布に移らずに伸びるからです。昼過ぎの消臭が長引く家は、手を抜いているのではなく、始める時刻が1時間遅いことのほうが多くなります。室温の2回目を測る11時が、その合図になります。
室温を下げただけの日|昼過ぎの消臭で手が止まる3つ
窓を開けて室温を下げると、その場ではおさまります。ところが夕方に閉めて、翌日また上がると、同じ時刻に同じ場所から立ちます。紙をためた家で止まっているところを見ると、次の3つのどれかでした。
- 空気だけを入れ替えて終わりにした:換気で出ていくのは、すでに立ち上がったぶんです。面とすきまに残っているものはその場所にあるので、室温が上がればまた同じだけ出ます。換気は拭き取りのあとに置くと、手数が減ります
- 昼過ぎになってから動いた:上がりきった面は皮脂がゆるんでいて、布で押すと広がります。狭い範囲で終わるはずのものが、拭くほど帯が太くなります。始めるのは11時台です
- 3か所のうち、寝床の内側だけ外していた:床とソファは目に見えるので手が伸びます。寝床は上の布を外さないと内側に届かず、いちばん長く温度を持つ場所でもあります。ここが残ると、13時すぎの紙に同じ場所が並び続けます
止まった日は、最初からやり直しません。紙を見て、13時すぎに感じた場所だけを、翌日の11時台に通します。1か所なら5分で終わります。3か所を毎日やる形にすると、差が開かなかった日まで手を動かすことになり、開いた日に力が残りません。室温の差を先に見るのは、やらない日を決めるためでもあります。
もう1つ、紙が乱れて見える日があります。雨で日が差さず、室温がほとんど動かなかった日。来客があって人が長く座った日。洗濯物を室内に干して、湿度だけが上がった日です。こうした日は場所を書かず、横線を1本引いておきます。あとで見返したとき、時刻の話だったのか、その日の条件だったのかを分けられます。
朝も昼過ぎも夜も同じ強さで、窓を開けて室温を下げても変わらない。しかも、においの出どころが3か所のどれでもなく、その子の体の上の1か所に絞られてきた。そこをなめた跡で毛が寝ている、地肌が赤く見える、さわると熱い。こうなると、面の側をどれだけ通しても、13時すぎの紙から場所が消えません。においの出どころが部屋から体へ移っていて、室温はそれを分かりやすくしているだけだからです。3回ぶんの数字と、においを感じた時刻を書いた紙を持って、動物病院の予約を取ってください。時刻と室温が並んだ1枚があると、部屋の条件で動くものと、そうでないものを分けて見てもらえます。
朝の1回を昼前にずらす|室温が上がる昼過ぎに合わせた毎日の消臭
毎日変えるのは、時刻を1つだけです。これまで朝にやっていた拭き取りを、11時台に移します。手数も道具も増えません。移すだけで、昼過ぎに立つぶんが、拭いたあとの時間に入ります。朝にやると、上がりはじめるまでの2時間で面に皮脂が戻り、13時すぎには同じところから立ちます。
| 時刻 | やること | 紙に書くこと | とばしてよい日 |
|---|---|---|---|
| 起きてすぐ | 1回目の室温を測る | 時刻と数字 | なし |
| 11時ごろ | 2回目を測り、朝との差を出す | 差の数字 | なし |
| 差が開いた日の11時台 | 3か所を拭き、面に含ませて乾かす | 通した場所 | 差が開かなかった日 |
| 13時すぎ | 3回目を測る | 感じた時刻と場所 | なし |
| 夜 | 紙を見て、翌日どこから始めるか決める | 翌日の1か所 | 何も感じなかった日 |
1か月ためたら、感じた時刻がそろっているかどうかを見ます。13時すぎに並んでいるなら、11時台の1回が効いている家です。時刻がばらついているなら、動いているのは室温ではなく人の出入りなので、扉を開ける回数のほうを数えます。室温を3回書くことの値打ちは、1か月後にこの読み分けができるところにあります。
冬になって暖房が入ると、上がる時刻がずれます。日の当たる帯ではなく、吹き出し口の正面が先に温まるので、3か所のうち1つが入れ替わります。そのときも、測るのは3回、通すのは上がりきる手前、という形は変わりません。時刻だけを書き直せば、同じ紙がそのまま使えます。
明日やることは1つです。温度計を壁ぎわに移して、11時にアラームを1つ入れます。朝との差が開いていたら、床の帯とソファの合わせ目と寝床の内側を、その30分で通す。差が開かなかった日は、何もしないで紙に横線を引きます。書き足した紙が、来月の昼過ぎを短くします。
Product
mofuwa 瞬間消臭スプレー
500ml / 2,420円(税込)
香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。
商品ページを見るよくある質問
- 温度計は部屋のどこに置くのがいいですか。
- 日の当たらない壁ぎわの、床から1メートルほどの高さです。床に直接置くと、日が差した帯の温度を拾ってしまい、部屋の数字ではなくなります。エアコンの真下や、窓のすぐ内側も外します。置き場所を決めたら動かさないでください。数字そのものより、朝と11時ごろの差を見るための紙なので、置き場所が変わると前の週と比べられなくなります。1つの部屋に1つで足ります。
- 昼過ぎは家にいません。帰ってからでは遅いですか。
- 出かける前の時間を、11時台の代わりに使えます。差を見るのは朝と出がけの2回で足りますし、3か所を通すのも家を出る30分前にできます。留守のあいだに室温が上がって、においは立ちます。ただし窓が閉まっているぶん、帰宅時にいちばん濃く感じるのは玄関から入った最初の3秒です。帰ってからは、窓を2か所開けて空気を動かすところまでにして、面に手をかけるのは翌日の出がけに回すほうが短く済みます。
- 猫のトイレのにおいも、昼過ぎがいちばん立ちますか。
- 立ちやすい時刻は同じですが、動く速さが違います。砂の中は室温の影響を受けるのが遅く、上がりきったあとに追いついてきます。だからトイレだけは、13時すぎの3回目を測ったあとに見るほうが分かります。見る場所は砂の中ではなく、外側の壁と、その手前の床の帯です。猫が出たときに前足で運び出したぶんが、その帯に乗っています。ここを11時台の3か所に足すと、4か所目になります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
