C09シーン別・暮らし
いっしょに寝る、大型犬と暮らす人はどうしている?
ベッドの右はしの3分の1が、この2年ずっと人のほうの場所になっています。先に横になったほうがその夜の位置を決めるので、あとから入る人が残った幅へ寄ります。朝、シーツに手をかけようとすると、体重で沈んでいる側だけが持ち上がりません。大型犬とペットが一緒に寝る家では、寝具のケアはその子を動かさずにやることになります。起こしてから整える、という順番は、続けられる形として最初に外れます。この記事では、人が起きたあとの数分で終わらせる手順を、5つに分けて書きます。
人のほうが端へ寄って朝を迎える|大型犬とペットが一緒に寝る夜の前提
大型犬とペットが一緒に寝るようになると、ベッドの上の配分は人の側では決められなくなります。先に横になったほうがその夜の位置を決めるので、あとから入る人は残った幅へ寄ります。体重が30kgを超えるあたりから、寝ているその子を起こさずに横へずらすことができなくなります。片手では持ち上がらず、両手を使っても、体をあずけて眠っている状態からは動きません。だから朝、寝具に手を入れようとした時点で、その子がいる面は最初から選択肢の外にあります。
寝具のケアのやり方は、たいてい「全部いっぺんにはがす」ことを前提に書かれています。シーツをはずして、敷きパッドを取って、掛けるものを干す。この手順は、ベッドの上に誰もいない状態から始まります。大型犬と暮らす家では、その状態が朝には来ません。人が起きたあとも、その子は同じ場所にいます。ペットと一緒に寝る家の中でも、体が大きい側だけが、ここでつまずきます。
面積の話でもあります。小型の子なら、寝ている面はベッドの一角です。まわりに手を入れる余白が残ります。大型犬では、寝ている面がベッドの半分近くを占めます。手が入らない面のほうが、手が入る面より広い。この配分が、毎日の手順を決めています。やることを増やすより先に、どこに触れるのかをはっきりさせておくほうが、朝の数分は短く済みます。
- 人が出た側の面:人の体温と湿気が残っています。触れるのは、起き上がってからの数分だけです
- 枕の周りと頭側:その子が足元で寝ているなら、朝の時点でここは空いています
- 掛けるものの人側:軽ければ、その子に乗っている部分を動かさずに、人側だけめくれます
- その子が寝ている面:体重がかかっているので、朝は手が入りません。ここを含めた計画は立てない
- 敷きパッドの下:引くと面の全部が動きます。その子がベッドにいるあいだは対象外です
その子を一度起こして、寝具を整えてから、また寝かせる。手順としてはいちばん単純です。ただ、大型犬では起こす側にも力が要りますし、毎朝続くと数分では収まりません。ペットと一緒に寝る家で長く続くのは、その子の予定を変えないやり方のほうです。この記事は、起こさない前提だけで組み立てています。休みの日に余裕があってその子が先に起きているなら、そのときにまとめてやれば足ります。
その子を動かさずに終える|大型犬とペットが一緒に寝る朝のやり方と5つの手順
ここからが手順です。5つありますが、毎朝やるのは1番だけで、2番から5番は週に一度か、条件がそろった日だけの作業になります。大型犬とペットが一緒に寝る家では、朝にまとまった時間が取れないというより、手を入れられる面がその時間帯にしか開かない、というほうが実情に近いはずです。順番はそこから決めています。
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人が出た側の面から先に手を入れる(毎朝・2分)
起き上がったら、まだ温かいうちに人の側の面を触ります。湿気が残っているのは人が寝ていた側です。ここは、その子がいても手が入る唯一の広い面で、しかも数分たつと乾いて分からなくなります。手のひらで湿りを確かめて、乾いた布で一往復。シーツを替える日なら、人側の半分だけを引き出して、その子の側は折り込んだまま残します。全部を替えようとしないのが、続けるコツです。
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その子の下には手を入れず、週に一度、場所ごと替える(週1・10分)
沈んでいる面をどうするか、という問いへの答えは「その面には触らない」です。代わりに、週に一度、その子が寝る場所そのものを動かします。ベッドの足元側で寝ているなら、敷きパッドを縦横で入れ替える、あるいは頭側と足元側で敷き方を回す。面を洗うのではなく、面を移す。大型犬の体重が同じ場所にかかり続ける時間を、週の区切りで切ります。その子がベッドから降りている時間帯にやってください。
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敷きパッドを2枚そろえて、交互に使う(用意は1回だけ)
1枚しかないと、洗った日は乾くまで敷けません。大型サイズの敷きパッドは、部屋干しだと半日から一日かかります。その一日が来るたびに手順が止まるので、2枚あることが、この手順の土台になります。色を変えておくと、いま何枚目を使っているかが見た目で分かります。毎日の記録をつけなくても、洗う間隔がずれてきたことに気づけます。
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その子が立った30秒で、1枚だけ抜く(条件がそろった日)
水を飲みに行く、玄関の音で立ち上がる、伸びをして体を起こす。ベッドの上から体重が抜ける瞬間が、一日に何度かあります。そのときに引き抜くものを、あらかじめ1枚だけ決めておきます。シーツと敷きパッドの両方を狙うと間に合いません。抜いたら、もう1枚をその場で敷きます。声をかけて呼び戻す必要はありません。戻ってきたら、新しい面の上に横になります。
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掛けるものを軽いものに替える(季節の入れ替えのときに)
重い掛け布団は、その子が上に乗ったままだと引けません。人の側だけをめくろうとしても、乗っている重みで面ごとついてきます。軽い掛けものにすると、人側だけを動かせるようになります。薄手のものを2枚重ねる形にすると、寒い日は2枚、暖かい日は1枚と調整できて、洗う単位も小さくなります。ペットと一緒に寝る家では、掛けるものの重さが、そのまま朝に動かせる範囲になります。
| 面 | いつ | やること |
|---|---|---|
| 人が出た側 | 毎朝・起きて数分 | 湿りを手で確かめ、乾いた布で一往復 |
| 掛けるものの人側 | 毎朝 | 軽いほうを1枚だけめくって、風を通す |
| 敷きパッド全体 | その子が立った30秒 | 1枚を抜いて、もう1枚をその場で敷く |
| その子が寝ていた場所 | 週1・降りている時間帯 | 洗うのではなく、敷く位置ごと入れ替える |
| シーツ | 週1・降りている時間帯 | 人側から引き出して、足元側を最後にする |
| 枕の周り | 気づいたとき | 頭側は朝でも空いているので、後回しでよい |
5つ全部を回す必要はありません。1つだけ選ぶなら、3番の「2枚そろえる」です。枚数がそろっていないと、ほかの4つはすべて「乾いていないからできない日」に止まります。逆にいちばん後回しにしていいのが5番の掛けものです。季節の入れ替えのタイミングでいいので、いま急いで買い替える理由はありません。
敷きパッドが2枚とも同じ側に溜まる|ペットと一緒に寝る毎日で順番が崩れるところ
この手順を続けていくと、崩れ方はだいたい決まっています。いちばん多いのは、2枚が両方とも洗濯待ちで積まれている状態です。大型犬用の面積は洗濯機の中で場所を取り、乾くのにも時間がかかります。曜日で「月曜に洗う」と決めると、乾かない週にそのまま2枚目まで引っぱられます。回すのは曜日ではなく、乾いた順にしてください。乾いた1枚が手元にある状態を切らさないことが、毎日の側の目標になります。
| つまずくところ | 起きること | 代わりの一手 |
|---|---|---|
| 曜日で洗う日を決める | 乾かない週に2枚とも止まる | 乾いた順に回す。曜日は決めない |
| 立った30秒を待ち続ける | 来ない日に何もできず終わる | 待つのは1日1回まで。来なければ人側だけ |
| 週1の場所替えを掃除の日に寄せる | 同じ日に変化が2つ重なる | 場所替えは別の日にずらす |
| シーツと敷きパッドを同時に狙う | 30秒で間に合わず、両方が中途半端になる | 抜くものをあらかじめ1枚に決める |
| その子の側の面をどうにかしようとする | 毎朝、できなかった感覚だけが残る | 触らない面と決めて、計画から外す |
| 洗う回数を増やして追いつこうとする | 乾かす時間が足りず、湿ったまま敷くことになる | 洗う回数ではなく、乾いた枚数を増やす |
もうひとつ、乾いた枚数が足りない日が来ます。その日に湿った面を敷くと、ペットと一緒に寝る夜のあいだ、被毛と皮膚がその湿りに当たり続けます。そういう日は、寝具のほうではなく体の側の量を減らしておくと楽になります。背中の下側、脇のくぼみ、尾のつけ根は、その子の毛づくろいがいちばん届かないところで、寝具に当たり続けるのも同じ3か所でした。使っているのは mofuwa 入浴シャンプーで、お湯に溶かして使います。大型犬は面積が広いので、泡を被毛の上からのせてかき分けていくと、地肌まで届く前にこちらの手が終わります。浸かっているあいだは全身が同じだけ湯に触れるので、かき分ける工程がありません。浴槽に湯を張って、伏せたまま5分。すすぎが軽く済むぶん、浴室にいる時間そのものが短くなって、乾かす枚数と、ペットと一緒に寝る夜に当たる面の両方が回るようになりました。
その子がベッドから立つ瞬間を狙う手順は、待ち始めると一日中気になります。待つのは朝に1回、夜に1回まで、と先に決めてください。来なかった日は、人が出た側の面だけで終わりにします。大型犬とペットが一緒に寝る家では、こちらが待っている時間そのものが負担になります。1日おきに1枚替えられていれば、週の合計としては足りています。
動かせないほうを先に決める|大型犬とペットが一緒に寝る家に残ったこと
この手順は、やることを増やしていません。動かせないものを先に決めて、そこを計画から外しただけです。大型犬の体重は動かせない。その子が寝ている面は朝には触れない。掛けているものの重さは、そのまま動かせる範囲になる。残ったのは、人が出た側の面と、敷きパッドの枚数と、その子が立った30秒の3つでした。ペットと一緒に寝る毎日で手が届くのは、この3つだけです。
- 家でできること:人が出た側の面を、起きて数分のうちに触る
- 家でできること:乾いた敷きパッドを1枚、常に手元に残しておく
- 家でできること:週に一度、その子が寝る位置ごと入れ替える
- 家でできること:掛けるものを軽くして、人側だけ動かせるようにする
- 家ではできないこと:皮膚に出た赤みやただれの原因を、寝具のせいだと決めること
- 家ではできないこと:立ち上がり方が変わった理由を、家の中の条件だけで説明すること
寝具の手当てを続けていても、朝に触れた面がいつもより湿っている日が続く、同じ場所を長くなめている、寝ている姿勢が片側に偏るようになった、立ち上がるまでの時間が明らかに延びた、皮膚に赤みやふけが増えた、においの質が変わった。こうした変化があるときは、寝具の回数を増やす前に動物病院にご相談ください。大型犬では体重がかかる場所が決まっているので、同じ面に出る変化ほど、家の側の条件だけでは切り分けられません。いつから、どの面かをメモして持っていくと、その場で話が早く進みます。迷ったときは早いほうを選んでください。
大型犬とペットが一緒に寝るという選び方そのものを、見直す必要はありません。やり方のほうを、その子を動かさない形に組み替えれば足ります。人が出た側から先に触り、敷きパッドは2枚で回し、立った30秒で1枚だけ抜き、週に一度は場所ごと替えて、掛けるものは軽くしておく。この5つは、どれも起こさずにできます。毎日の手順が短くなるぶん、続く期間のほうが長くなります。
Product
mofuwa 入浴シャンプー
400ml / 3,410円(税込)
浸かるだけで洗える入浴タイプ。「泡立て・ごしごし・すすぎ」の3手間を省けるので、高齢のペット・大型犬・多頭飼いのご家庭に向いています。
商品ページを見るよくある質問
- 敷きパッドを2枚そろえるのが難しいときは、どうすればいいですか。
- バスタオル大の面を2枚用意して、その子が寝る位置にだけ重ねる形でも回せます。ベッド全面をおおう必要はありません。大型犬とペットが一緒に寝る家で交換が止まるのは、乾くまでの時間が長いからです。面を小さくすると乾く時間も短くなるので、1枚しか買い足せないときは、面積を分ける方向で考えてください。
- その子がベッドから立つ瞬間が、なかなか来ません。
- 待つのは朝と夜の1回ずつまでにしてください。来なかった日は、人が出た側の面だけで終わりにします。ペットと一緒に寝る毎日で全部を回そうとすると、待っている時間が積み上がって続かなくなります。週の合計で1日おきに1枚替えられていれば足ります。
- 人の側とその子の側で、寝具を完全に分けたほうがいいですか。
- 分けなくても回ります。この手順は、面を分けるのではなく、触れる時間帯を分けています。人が出た側は朝の数分、その子の面は週に一度の場所替え。大型犬では布を分けても体が両方にまたがるので、分けたことで手順が増えるだけになりがちです。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
