C11比較・選び方
片手で使えるかどうかという基準
片手でその子の胸を支えたまま、もう片方の手でキャップを回そうとして、結局その子を放している。ケア用品が家で続かなくなる場面は、たいていこの数秒に集まっています。使えるかどうかを決めているのは中身の良さより先に、容器を開けてから閉じるまでに何動作かかるかです。両手が空いている前提で作られたものは、両手が空いている家でしか続きません。犬でも猫でも、ケアの最中に空いている手が1本だけ、という時間は必ずあります。この記事では、その1本の手で何ができるかを基準にして並べ直します。
空いている手が1本になる3つの場面|片手で使えるケア用品を選ぶ入り口
ケア用品が家で続かなくなるのは、置き場所でも中身でもなく、手が足りない数秒です。その子の体を支えている手は放せません。空いているのは1本で、その1本でキャップを開け、中身を出し、閉じるところまでやることになります。片手で使えるかどうかは、この数秒に収まるかどうかの話です。
| 場面 | 塞がっている手がしていること | 空いた手に許される時間 | そこで要る動作 |
|---|---|---|---|
| 立たせて足をふく | 胸とお尻を支えて立たせている | 10秒から20秒 | 開ける・出す・当てる |
| 散歩の途中 | リードを持って引きを受けている | 止まっているあいだだけ | 出して、すぐしまう |
| ドライヤーを当てる | 持ち手で風の向きを変えている | ほとんど空かない | 置いてから両手に戻す |
| 膝に乗せているとき | 背中に手を添えて逃げを止める | 30秒ほど | 開けて、そのまま閉じる |
| ★結論 | 支える手は途中で放せない | 空くのは10秒から30秒だけ | 1本で開けて閉じられる形を選ぶ |
表の3行目だけは、片手で使えるかどうかを問う前に、そもそも手が空きません。ドライヤーを持つ工程は両手が要る工程で、ここへ片手用の1本を持ち込むと、風を止めて置くという動作が増えます。片手で使えるケア用品を選ぶというのは、両手が要る工程を見分けて、そこには持ち込まないこととセットです。
開ける・出す・閉じるを数える|片手で使えるケア用品の違いは動作の数に出る
片手で使えるかどうかは、容器を3つの動作に分けると数えられます。開ける、出す、閉じる。この3つが1本の手で続けてできるかどうかが、家で続く1本と、棚に残る1本を分けます。持ち替えまで入れると、見るところは5つです。
| 数えるところ | 片手で終わる形 | もう片方の手が要る形 | そこで落ちる時間 |
|---|---|---|---|
| 開ける | 指1本で押し上げる | 両手でねじって開ける | 3秒から5秒 |
| 出す | 握れば出る、向きを選ばない | 逆さにして底をたたく | 5秒 |
| 量を決める | 1押しで同じ量が出る | 手のひらに出して目で量る | 10秒 |
| 閉じる | 指の腹で押せば閉まる | ねじって最後まで回す | 5秒 |
| 持ち替え | 持ったまま向きを変えられる | いったん床へ置く | その子を放す時間 |
| ★結論 | 4つ以上が左の列なら毎日に置ける | 2つ以上が右の列なら置いて使う工程へ回す | 合計20秒が分かれ目 |
合計20秒というのは、その子を立たせて支えていられる時間のことです。右の列の動作が2つ以上ある容器は、それだけで支えている手を先に放すことになります。中身がどれだけ良くても、途中で放してしまえば、その日のケアは終わりまで進みません。
ここで見ているのは、使いやすいという感想ではなく、動作の数です。売り場で数えられて、家でも同じ数だけ起きます。ケア用品を1本選ぶとき、この5行に印をつけるだけで、片手で使えるかどうかは決まります。中身を比べるのは、そのあとで足ります。
子犬の時期とシニアの時期で、片手が塞がる理由が入れ替わる
手が塞がる理由は、その子の年齢で入れ替わります。子犬や子猫の時期に手が塞がるのは、動くからです。シニアになって手が塞がるのは、立っていられる時間が短くなるからです。同じ「片手しか空かない」でも、空く長さと、空く回数が違います。
若い時期は、短い時間が何度も来ます。開けて閉じるまでが速い容器のほうが向きます。シニアの時期は、時間そのものは取れますが、支えている手を離せません。片手で使えるかどうかに加えて、床や台に置いたまま片手で扱えるかどうかまで条件に入ります。
季節でも変わります。冬は手がかじかんで指先の力が落ち、夏は手がぬれてキャップが回りません。片手で使えるかどうかは、いちばん条件の悪い日を基準に試してください。ぬれた手で持ち上げられるかどうかは、ケア用品の使い分けを決めるときに、思ったより長く残る条件です。
片手で終わる日と、両手が要る日を分ける|ケア用品の使い分け
ここまでの数え方には、前提が1つあります。両手が要る工程を、片手でやろうとしないことです。洗う工程はその代表で、泡をつけて流すまでは両手が要ります。そこへ片手用の1本を持ち込んでも、動作は減りません。減らせるのは、工程の数のほうです。
mofuwa モイストシャンプーには、トリートメントの工程がありません。洗浄成分をアミノ酸系のものだけにして量まで抑え、足りないぶんを原料の水で補う形をとっています。使っているのは、精製水で薄めていない電解水です。水そのものに汚れを落とす働きがあるので、少ない洗浄成分でも泡が立ちます。落としすぎないぶん、洗い上がりがごわつきにくくなります。
工程が1つ減るというのは、泡をつける・流す・置いて待つ・もう一度流す、の4つが2つになるということです。その子を支えている手の拘束時間も、そのぶん短くなります。浴室で耐える時間が減るのはその子の側で、手が塞がる時間が減るのは飼い主の側です。両手が要る工程は、持ち方を工夫するより、工程ごと減らすほうが確実に短くなります。
そのうえで、片手で使えるケア用品は、洗う日以外の毎日のほうへ回します。帰宅後に足を1本ずつふく、寝る前に口のまわりを1回ふく。この列には、片手で開けて閉じられる1本を置きます。mofuwa モイストシャンプーが浴室に1本で収まっていれば、毎日の側に置く1本と役割が重なりません。
先月は20秒立っていられたのに、いまは10秒で座り込む。同じ工程に前の倍の時間がかかる。支えている側の力が、日によって左右で違う。ふいている最中に足を引く回数が、週ごとに増えている。これは容器や持ち方の話ではありません。何秒立っていられたか、1回のケアに何分かかったかを2週間ぶん書き出して、動物病院で診てもらう日を決めてください。秒数と回数は、その場ですぐ見せられる記録になります。
容器を持ったまま売り場で試す3つ|片手で使えるケア用品の選び方
売り場でできることは3つです。片手で持ち上げる。その手のまま開ける。そのまま閉じる。この3つが通れば、家でも同じように通ります。通らなかった1本は、置いて使う工程のほうへ回してください。
片手で使えるケア用品を選ぶというのは、手の数を基準にして、毎日の工程と洗う日の工程を分けることです。分けたあとは、空いている手が1本のときに何本の容器を触るかを数えれば足ります。触る本数が1本なら、その形はそのまま続きます。
Product
mofuwa モイストシャンプー
300ml / 3,410円(税込)
アミノ酸系の洗浄成分で11成分無添加。天然由来の抗炎症成分7種とアミノ酸4種を配合し、原料の水には、精製水で薄めていない電解水を使っています。
商品ページを見るよくある質問
- 片手で開けられる容器は、中身が出すぎませんか。
- 1押しで出る量が決まっている形なら、出すぎることは起きにくくなります。見るのは押す面の大きさです。面が広いほど力が分散して、握った勢いがそのまま量になりません。逆に、握って出すタイプで口が細いものは、片手だと最初の1回が多く出ます。売り場で試せない場合は、最初の数回だけ手のひらへ出して、1押しでどれだけ出るかを覚えてから体に使ってください。
- 猫に使うとき、片手だと逃げられます。順番を変えたほうがいいですか。
- 猫では、支えるより先に動線を狭くするほうが早く終わります。壁ぎわや、体の片側が家具に接している場所で始めると、押さえる手の仕事が減ります。空く時間は3秒ほどなので、容器はその前に開けておいてください。開けてから近づく、という順番にするだけで、片手でやる動作は出すところだけになります。閉じるのは、離れたあとで足ります。
- 両手が要る工程かどうかは、どこで見分ければいいですか。
- 水を使うか、風を使うか、その子の体勢を変えるか。この3つのどれかが入っていれば、両手が要る工程です。洗う、乾かす、仰向けにして腹を見る。ここに片手用の1本を足しても、動作は減りません。工程そのものの数を減らすか、日を分けるかのどちらかになります。片手で完結する工程は、ふく、つける、はさんで拭う、の3つです。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
