C09シーン別・暮らし
小さな子どもがいる家庭のための夜勤・不規則な勤務|5分で終わらせるケア
夜勤明けの土曜、朝8時40分に帰って9時半に寝ました。目が覚めたのは15時です。そのあいだ家にいたのは、小学生の子どもと、犬が1頭でした。5時間半、起きている大人はいません。起きて居間に出ると、床にブラシが出ていて、水の器が空になっていました。子どもは「毛が浮いていたから」と言いました。責めるところは1つもありません。不規則な勤務の家では、親と子どもの生活時刻がずれます。ずれた時間帯に、ペットと子どもだけが起きている時間ができる。その時間に何をしていいかを決めていなかったのは、こちらのほうでした。この記事は、寝る前の5分でその時間を先に設計しておく、という話です。安全についても、思い込みではなく根拠のほうから並べ直します。
昼の5時間半、起きているのは子どもとその子だけでした|不規則な勤務で生活時刻がずれるということ
その週の勤務は、木曜が夜勤、金曜が明け、土曜がまた夜勤でした。不規則な勤務では、こういう並びが月に何度か来ます。帰ってから寝るまでが1時間、寝てから起きるまでが5時間半。この5時間半は、家族の中でこちらだけがいない時間です。子どもは学校が休みで家にいて、ペットも家にいます。物理的には同じ家にいるのに、起きている人の顔ぶれだけが入れ替わっています。
起きて見たものを、そのまま書きます。居間の床にブラシが出ていて、犬用のおやつの袋が机の上にあり、水の器は空でした。子どもに聞くと、毛が浮いていたのでブラシをかけたこと、そのあと少し嫌がったのでやめたこと、おやつは1つだけあげたことを話してくれました。どれも、こちらが「やってはいけない」と言っていなかったことです。不規則な勤務の家で、子どもは自分の判断でペットに関わっていました。
ここで子どもに何かを言う場面ではありません。判断の材料を渡さずに寝たのはこちらです。子どもがやったことの是非ではなく、決めていない項目がいくつあったのかを数えるほうが、次の夜勤に効きます。数えてみると、その5時間半のあいだに判断が必要になる場面は、少なくとも6つありました。水、ごはん、おやつ、道具、扉、やめどき。どれも、こちらが起きていれば、安全な側に寄せて何気なく決めていることです。
- 水の器が空になったとき:入れていいのか、待つのか。量と場所が決まっていません
- ごはんとおやつ:もうあげたのか、まだなのか。子どもには前の記録が見えません
- ブラシや道具:床に出ていれば、使っていいものだと受け取ります
- 玄関やベランダの扉:開けるかどうかの判断が、いちばん子どもに寄りやすい場面です
- ペットが嫌がったとき:どこでやめるかの合図が決まっていません
- 体に何か見つけたとき:自分で何とかしようとするのか、書いて残すのかが決まっていません
夜勤をやめれば時刻はそろいますが、それは選べる家と選べない家があります。子どもの人数も年齢も、ペットが犬か猫かも家ごとに違います。この記事で動かすのは、勤務の形でも家族の形でもなく、寝る前の5分の使い方だけです。不規則な勤務のまま、子どもとペットだけの時間があるまま、その時間の中身を先に決めておく。動かせるのはそこだけですし、そこだけで足ります。
決めていない項目が、その場にいる子どもの判断へ寄っていきます|不規則な勤務とペットの時間の背景
大人が起きている家では、判断は自然に大人へ集まります。子どもが「あげていい?」と聞き、大人が答える。この往復が、不規則な勤務の昼にはありません。聞く相手が寝ているとき、質問はその場で消えて、判断だけが残ります。子どもは意地悪をしているのでも、こっそりやっているのでもありません。目の前にペットがいて、水の器が空なら、入れるほうが自然です。そのとき、何が安全な側かという判断まで、子どもが一人で担うことになります。
問題は、その判断のあとに記録が残らないことです。おやつを1つあげたかどうかは、こちらが起きたときには分かりません。ブラシをどのくらいの時間かけたのかも、どこで嫌がったのかも残っていません。不規則な勤務の家では、ペットの一日が、起きている人ごとに分断されます。朝の記憶と夕方の記憶のあいだに、誰も書いていない5時間半が挟まっている状態です。
| 項目 | 決めていないと、その場でどうなるか | 先に決めておく形 |
|---|---|---|
| 水の器が空 | 入れるか、そのままにするか、その場で選ぶ | 入れてよい。器の置き場所と、入れる量を紙に書く |
| ごはんとおやつ | あげたかどうかが分からないまま、もう1つあげる日が出る | 1日にあげてよい回数と時刻を、紙の1行目に書く |
| ブラシや道具 | 床に出ているものは使ってよいものだと受け取る | 使ってよい道具を1つだけ残し、ほかはしまってから寝る |
| 扉を開ける | 外に出たそうにしていると、開けるかどうかを迷う | 扉は開けない。開ける役は大人と決めて、紙にも書く |
| 嫌がったとき | もう少しだけ、と続いてしまうことがある | やめる合図を1つだけ決める。合図が出たら終わり |
| 体に何か見つけた | 自分で拭こうとしたり、触って確かめようとする | 触らずに、紙のいちばん下の欄に書いて残す |
表の右の列は、どれも子どもに何かを禁じるものではありません。むしろ、子どもが「これはやっていい」と言い切れる範囲を増やすための書き方です。やっていいことが1つも書かれていない紙は、実際には何も決めていないのと同じになります。不規則な勤務のペットの世話で、子どもの側の負担がいちばん重くなるのは、やってはいけないことだけが並んでいるときでした。
もう1つ、こちらが誤解していたことがあります。子どもが判断できる範囲は、年齢ではなく「前の情報が見えているかどうか」で決まっていました。朝に何を食べたかが紙に書いてあれば、小学生でも「もうあげない」と判断できます。書いていなければ、大人でも同じ判断はできません。不規則な勤務でずれているのは能力ではなく、情報の受け渡しのほうです。安全を子どもの気持ちに任せない、というのはそういう意味です。
寝る前の5分で、紙を1枚だけ書いて貼る|不規則な勤務の家で子どもとペットの時間を先に決める
やり方はごく簡単です。昼に寝る前の5分だけを使って、紙を1枚書いて、居間の見える場所に貼ります。アプリでも冷蔵庫のホワイトボードでも構いませんが、子どもが立ったまま読める高さにあることだけは守ります。不規則な勤務のたびに書き直すので、凝った作りにすると3回でやめることになります。手順は5つです。
-
紙の1行目に、その日もう済んでいることを書く
「8時50分 ごはん済」「9時 水を入れた」。これだけで、子どもの側の判断が2つ減ります。やっていいことを書く前に、済んだことを書くほうが先です。不規則な勤務では、済んだかどうかを子どもが知る手段が、この1行しかありません。書くのに10秒かかりません。
-
やっていいことを、道具の名前で3つまで書く
「水を入れる」「このブラシで背中だけ」「おやつは16時に1つ」。動作ではなく、目に見える道具と数字で書くのがコツです。「かわいがっていい」のような書き方だと、範囲がその場で広がります。ペットに触れることを禁じたいのではなく、子どもが迷わずに済む形にしたいだけなので、3つあれば足ります。
-
やらないことは、禁止ではなく行き先の形で書く
「扉は開けない」ではなく「扉は、こちらが起きてから一緒に開ける」。「目のまわりは触らない」ではなく「目のまわりは、起きてから一緒に見る」。行き先を書いておくと、子どもの側に「あとでやる」という置き場所ができます。禁止だけを並べると、その場で我慢する役だけが子どもに残り、安全のために書いたはずの紙が、子どもの負担だけを増やす形になります。不規則な勤務の家では、この差が続くかどうかを分けました。
-
紙のいちばん下に、空欄を3行つくっておく
気づいたことを書く欄です。「12時ごろ、右の耳をよくかいていた」「おやつのあと少し咳きこんだ」。子どもの仕事は、対処ではなく記録のほうだと決めておきます。この3行があると、こちらが起きたときにペットの5時間半が読めます。書くことがなければ空欄のままで構いません。埋めさせようとすると、推測が混ざって使えなくなります。
-
寝る前の5分の残りで、水と場所を先に整える
器を洗って水を入れ替え、寝床の位置を直し、使わない道具をしまう。ここまでが5分です。不規則な勤務のペットのケアで、こちらが自分の手でやるのはこの5分だけと決めました。触るのは1日1か所、30秒。あとは紙に任せます。長くやろうとすると、寝る時間のほうが削れて、次の勤務に響きます。
書く順番を「済んだこと → やっていいこと → 行き先 → 空欄」にしているのには理由があります。上から読んでいくと、子どもが最初に受け取るのが情報で、最後に受け取るのが自分の役割になるからです。禁止事項から始まる紙は、上の2行で読むのをやめられました。不規則な勤務で毎回書くものなので、読まれない形式にしないことのほうが、内容より効きます。
同じ紙を、こちらが起きたあとに読みます。「済んだこと」の欄を見れば、次に何をすればいいかが分かりますし、空欄が埋まっていれば、その日のペットの様子が5時間半ぶん手に入ります。不規則な勤務では、自分が寝ていた時間を自分で埋める方法がありません。この紙は、子どもへの指示書であると同時に、こちらへの申し送りでもあります。両方の役に立つから続きました。
紙が7行から4行に減るまで|不規則な勤務の家で、子どもとペットの安全を根拠のほうから置き直す
3週間つづけて、紙は7行から4行に減りました。減ったのは「やっていいこと」の欄です。書かなくても分かるようになったのではなく、1つの行で2つ以上のことを決めない、と書き方を変えたためです。「水を入れる」と「ブラシは背中だけ」と「おやつは16時に1つ」の3行。それに「済んだこと」の1行を足して4行。不規則な勤務のたびに書き直しても、いまは3分で終わります。
ここからは、同じ部屋で使うものの話です。子どもとペットが同じ床にいる家では、その道具を子どもが手に取る可能性を、最初から前提に入れておく必要があります。大人が管理するつもりでも、昼のあいだ大人はいません。だから、しまうか、手に取られても構わないものにするか、どちらかに寄せます。ここで「安全だと思う」で済ませると、次の夜勤でまた同じところに戻ります。
安全という言葉は、そのままでは何も測っていません。こちらが確かめられるのは、その製品がどんな試験を受けて、どんな規格基準を満たしているか、というところまでです。子どもの体に何が起きるかを、この記事で書くことはできませんし、書くべきでもありません。不規則な勤務の家で親が持てるのは、根拠として並べられる材料のほうだけです。mofuwaの製品について、その材料を並べておきます。
- 電解水のつくり方:カソード室・中間室・アノード室の3室に分かれた電解システム(特許5253483)でつくっています
- 不純物が残らない理由:部屋が3つに分かれている構造のため、電解質に由来する不純物が電解水に含まれません
- 規格基準:その構造があるので、清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられています(調査機関:江東微生物研究所)
- 試験条件つきの数字:16の菌種・ウイルスを対象にした試験で、検査時間30〜60秒のあいだに生菌が検出されませんでした。菌種によって検査時間が異なります
- 検査機関:江東微生物研究所/日本食品分析センター/ユニオンバイテック/日本繊維製品品質技術センター
- 浸透の話:精製水の35倍とされる浸透力(自社の試験による)。水そのものが細かいので、少ない量で毛の中まで届きます
並べてみると、安全と呼べる根拠は「規格基準」と「試験条件」と「検査機関」の3つに分かれます。安全という言葉を先に置くのではなく、規格基準という測れるものを先に置く。この3つがそろっている数字だけを、紙の裏に書いて貼っておきました。子どもに読ませるためではありません。こちらが夜勤明けで頭が回らないときに、思い込みではなく根拠のほうを見て決めるためです。不規則な勤務では、判断力がいちばん落ちる時間帯に判断が来ます。
この「手に取られても構わないもの」の側に置いているのが、mofuwa グルーミングスプレーです。すぐ上に並べた規格基準と試験条件は、この1本についてのものです。昼のあいだに子どもが自分でかけても、量のことを心配しなくて済みます。紙に「このブラシで背中だけ」と書けるのと同じ意味で、「やっていいこと」の3行に入れられました。
使い方は、寝る前の5分のうちの30秒です。布に含ませて、その日の1か所を毛の流れに沿って一往復させます。その子の体からは毎日脂が出るので、子どもが「毛が浮いている」と言う日は、たいてい続きます。毎日出るものなので、30秒のほうはどの勤務の日にも置けます。グルーミングスプレーで手を入れる日と、洗って乾かしきる日は分けてあって、洗うほうはこちらの休みに合わせています。不規則な勤務の日に洗おうとすると、乾ききる前に寝る時間が来ます。
最後に、紙では扱わないことを書いておきます。同じ場所をなめ続けている、地肌が赤い、耳を振る回数が増えた、食べる量が落ちた、水を飲む量が急に増えた、歩き方が変わった。こうした変化は、子どもとペットだけの時間の設計とは別の話です。紙のいちばん下の空欄に書いてあったら、ケアの回数を増やす前に動物病院にご相談ください。不規則な勤務で日中の受診がしにくい家ほど、気づいた日に予約だけ入れておくほうが早く済みます。空欄に同じことが2日続いたら、それが予約を入れる合図です。
夜勤や不規則な勤務そのものは、こちらの都合で減らせません。子どもとペットだけの時間も、なくすことはできません。できるのは、その時間を、起きているうちに紙1枚ぶん設計しておくことだけです。やっていいことを3つ書き、行き先を書き、空欄を3行残す。寝る前の5分で終わります。子どもに責任を渡すための紙ではなく、子どもが判断しなくて済むようにするための紙です。安全は、その場の気持ちではなく、規格基準と試験条件と検査機関がそろった材料と、貼ってある紙の側に置いておく。不規則な勤務の家で、ペットの一日が誰の記憶からも抜け落ちないようにするには、それで足りました。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見る本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
