C04悩み解決
フケが出たときの家庭ケア|順番を変えるだけで変わる
フケの対処法で最初に見直したいのは、道具でも商品でもなく順番です。ブラシをかける、湿らせる、拭く、乾かす。この4つをどの順で行うかによって、同じ手間でも仕上がりがまるで変わります。犬も猫も、フケが目立つときほど強くこすりたくなりますが、その動きこそがフケを増やしていることがあります。
フケは2種類ある
フケの対処法は、2種類のどちらかで変わります。同じ「フケ」でも、性質が逆のものが混ざっています。まずここを分けないと、ケアの方向を間違えます。暗い色の床にブラシをかけて、落ちたものを見てください。指でつまんだときの感触で、だいたい判別できます。
| 乾いたフケ | 脂っぽいフケ | |
|---|---|---|
| 見た目 | 白く細かい。空気中に舞う | 黄色みがかって大きい。毛にくっつく |
| 感触 | さらさらしている | 指でつぶすとべたつく |
| よく出る場所 | 背中・腰まわり | 背中の付け根・耳のうしろ・首の下 |
| よくある背景 | 空気の乾燥、洗いすぎ、すすぎ不足 | 皮脂の蓄積、洗う間隔が空いている、蒸れ |
| ケアの方向 | 洗う回数を減らして、水分を残す | 根元の汚れをためこまない |
両方が同時に出ることもあります。その場合は脂っぽいほうを先に減らすと考えてください。皮脂が残ったままだと、乾燥のケアをしても手ごたえが出にくいためです。
皮膚の表面は少しずつ入れ替わっているので、フケは誰にでも出ます。気にしたいのは「量が急に増えた」「特定の場所だけに集まる」「かゆがる動作が一緒に出ている」という変化のほうです。
順番を変えるだけで変わる理由
対処法を変えなくても、順番を変えるだけで結果は動きます。フケが気になると、多くの人がいきなり濡らして拭こうとします。ところがこれは、いちばん取りにくいやり方です。
乾いた状態のフケは、毛の間に浮いているだけなので、ブラシで落ちます。ところが先に濡らすと、フケが毛に貼りついて固まります。そうなると拭き取る回数が増え、こする時間が長くなり、その摩擦がまた新しいフケのきっかけになる。この繰り返しが「やってもやっても減らない」の正体です。
乾いた汚れは乾いたまま落とし、残ったものだけを湿らせる。これだけです。手間の総量は変わらないのに、犬や猫に触れている時間は短くなります。
家庭ケアの4ステップ
全身で10分、部分だけなら3分が目安です。毎日、全部の工程をやる必要はありません。
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乾いた状態でブラシを入れる
毛の流れに沿って、根元から毛先へ。強く押しつけず、皮膚に当たる圧をできるだけ弱くします。ここで浮いたフケの大半が落ちます。長毛の子は、もつれを指でほぐしてからにしてください。
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根元を軽く湿らせる
びしょ濡れにする必要はありません。毛の表面ではなく根元が軽く湿る程度で十分です。mofuwa グルーミングスプレーなら、毛をかき分けて根元に向けて吹いても、量をためらう理由がありません。犬や猫が自分で舐めても問題のない基準でつくられているからです。吹きかけたら20〜30秒おきます。この時間が、貼りついたフケをゆるめます。
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押さえるように拭き取る
こすらず、タオルで押さえて吸わせます。往復にこする動きは、皮膚の表面を削るうえに静電気を呼びます。フケが多い場所ほど、力を抜いてください。
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根元まで乾かす
湿ったまま放置すると、今度は蒸れて脂っぽいフケの側に傾きます。弱い風を根元に向けて当て、手で触って湿り気が残っていないところまで。ドライヤーが苦手な子は、タオルを替えて押さえるだけでも構いません。
頻度は、ブラッシングは毎日、湿らせて拭くのは2〜3日に1回。これ以上増やしても、良くなるより摩擦のほうが勝ちやすくなります。
この4ステップでいちばん効くのは、1日目より2日目、2日目より3日目です。犬も猫も体から脂を出すので、昨日整えても今日また根元に溜まっていきます。だから「毎日きれいにしてあげたい」を、毎日やれる分量に落とす必要があります。脂っぽいフケが集まるのは、背中の付け根・耳のうしろ・首の下の3か所です。この3か所だけに mofuwa グルーミングスプレーを吹きかけて、乾いたブラシを通す。ここまでなら1分で終わります。ブラッシングスプレーとしても使えるので、静電気で毛が立たない状態のまま梳かせて、浮いたフケが部屋に舞う前にブラシの側へ移ります。
やりがちだけれど、逆効果なこと
対処法として選びやすいのに、逆を向くものがあります。フケが目立つと、つい強い手段を選びたくなります。次の3つは、状態を長引かせることのほうが多いものです。
- シャンプーの回数を増やす:乾いたフケの場合、洗うほど水分が抜けて増えます。回数ではなく、すすぎの長さを見直してください
- フケ取り用のブラシで強くこする:目に見えるフケは減りますが、皮膚の表面を削っているだけのことがあります。翌日また同じだけ出るなら、それは落としているのではなく作っています
- 人用のシャンプーやローションを使う:犬や猫は舐めることが前提の動物です。人の皮膚に合わせて作られたものは、その前提で作られていません
もうひとつ、見落とされやすいのがすすぎ残しです。洗浄剤が根元に残ると、乾いたあとに白く粉を吹いたように見えます。これはフケではなく残った洗浄剤ですが、見た目では区別がつきません。洗う時間より、流す時間を長く。迷ったらこれだけ覚えてください。
フケ以外の変化がないなら、2週間
家庭ケアで様子を見てよいのは、フケ以外の変化がない場合です。2週間ほど続けて量が減っていくなら、その方向で構いません。
フケと一緒に脱毛、地肌の赤み、じゅくじゅくした部分、強いにおい、眠れないほどのかゆがり方が出ているときは、順番を直して様子を見る段階ではありません。4ステップはいったん止めて、動物病院で診てもらってください。落ちたフケをテープに貼って持っていくと、乾いているか脂っぽいかがそのまま伝わります。いつから増えたか、どの場所に多いかもあわせて話してください。
家でやることは3つだけです。乾いたまま落とす、残ったところだけ湿らせる、根元まで乾かす。フケの対処法として新しいことを足すより、この順番が毎日そろっているほうが、量は静かに落ち着いていきます。毎日きれいにしてあげたいという気持ちは、道具ではなく手順のほうに置いてください。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- フケが出たとき、すぐシャンプーしたほうがいいですか?
- 急いで洗うより、まず乾いた状態でブラシを入れてください。乾いたフケは濡らすと毛に貼りついて取りにくくなります。洗う場合も、洗浄よりすすぎに時間をかけるほうが、あとに残るものが減ります。
- 黒い服にフケが目立ちます。量が多いということですか?
- 見え方の問題であることも多いので、量の判断は落ちたフケそのものを見てください。暗い色の床にブラシをかけて、細かく白いか、大きく黄色みがあるかを確かめると、ケアの方向が決められます。
- 猫のフケも同じケアでいいですか?
- 手順は同じですが、猫は自分でグルーミングをするため、届かない背中の付け根に集まりやすい傾向があります。太っている子や高齢の子は体をひねりにくく、その場所だけフケが目立つことがあります。人の手を入れる場所を、そこに絞っても構いません。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
