C04悩み解決

皮膚の乾燥を繰り返さないために、毎日やっておきたいこと

公開日 2020年9月28日|文=mofuwa編集部

冬の窓辺で休んでいる猫
乾燥のしやすさは、人の顔の高さではなく、寝ている高さで決まります。写真:Joshua Bull/Pexels

皮膚の乾燥は、予防というより「繰り返さない条件をつくる」ことだと考えたほうが手が打てます。冬になると毎年フケが出る、暖房を入れた週から体をかき始める。そういう家では、その子の体質より先に、部屋の条件とケアの回数を見直すほうが早いことがあります。この記事では、毎日やっておきたいことを3つに絞って整理します。

同じ季節でも、家によって差が出る

皮膚の乾燥の予防が家ごとに変わるのは、ここが理由です。冬に乾燥するのは当たり前のように思われていますが、実際には同じ地域・同じ犬種でも、家によって差が出ます。理由は単純で、犬や猫が過ごしている場所の条件が家ごとに違うからです。

とくに見落とされやすいのが高さです。暖かい空気は上にたまるので、人が立って感じる湿度と、床の上で寝ている犬や猫が受けている湿度は同じではありません。湿度計は、寝床のそばの床に置いて測ってください。数字が10%以上違うことも珍しくありません。

乾燥が繰り返す家に共通する4つのポイント
場所・条件起きていること変えられること
エアコンの風の通り道寝床に直接風が当たり、被毛の水分が奪われ続ける寝床を風の直線上から外す。数十センチずらすだけでも違う
フローリングの床冷えて硬い床に体が接している時間が長い寝る場所に敷物を1枚。接している面の条件が変わる
加湿器の位置人のいる高さだけが潤い、床付近は乾いたまま低い位置に置く、または寝床の近くに移す
洗う間隔冬のほうが汚れないと考えて回数を増やしている回数ではなく、すすぎと乾かし方を見直す
Note目安は湿度40〜60%

低すぎると乾燥しますが、高すぎれば今度は蒸れます。寝床の高さで40〜60%を目安にしてください。加湿しすぎて結露が出るようなら、上げすぎです。

毎日やっておきたい3つのこと

予防は、皮膚に触れる手を増やすことではありません。やることを増やすほど続きません。乾燥しやすい時期にだけ足すのは、次の3つで十分です。合計3分ほどで終わります。

  1. ブラッシングを、力を抜いて毎日

    毛の流れに沿って、根元から毛先へ。目的は毛を整えることではなく、皮脂を毛全体に行き渡らせることです。皮脂は本来、体が自分で用意している保湿の材料なので、根元にかたよったままにせず全体に広げます。強く入れると逆効果なので、圧はできるだけ弱く。

  2. 乾燥しやすい4か所だけ、触って確かめる

    耳のうしろ、背中の付け根、内股、肉球のまわり。指で触って、粉を吹いていないか、硬くなっていないかを見ます。全身を毎日確かめる必要はありません。変化が最初に出る場所を決めておくと、続けられます。

  3. 湿らせて拭くのは2〜3日に1回まで

    毎日拭くと、拭き取りの摩擦のほうが勝ちます。汚れやすい足先と口まわりは毎日でも構いませんが、全身は2〜3日に1回で十分です。拭いたあとは根元まで乾かしてください。

3つとも、特別なものは必要ありません。いちばん効くのは、道具を手の届く場所に出しておくことです。しまい込むと、その時点で続かなくなります。

やりすぎが、乾燥を招く

乾燥が気になる家ほど、ケアの量が多くなりがちです。ところが皮膚の水分に関しては、足し算がそのまま結果にならないことがあります。

Point減らす側から手をつける

何かを足すより、「洗う回数」「お湯の温度」「ドライヤーの距離」の3つを少し減らすほうが、手ごたえが出やすいことがあります。足すのはそのあとで構いません。

洗う間隔を空けたぶん、どこに手を入れるか

皮膚の予防と、汚れの管理は同時に成り立ちます。回数を減らすと、今度は汚れの側が心配になります。実際、洗う間隔が空くほど、根元には皮脂とほこりがたまります。乾燥を気にして洗わずにいたら、今度は脂っぽくなった、という話はよくあります。

ここで必要になるのが、洗う日と洗う日のあいだの手当てです。乾いた状態でブラシを入れて、根元を軽く湿らせて、押さえて拭く。この3手で、蓄積のスピードはかなり変わります。全身をやる必要はなく、首の下・内股・指の間・しっぽの付け根の4か所で構いません。

この3手を毎日の側に置けるかどうかが、乾燥の予防でいちばん差になります。mofuwa グルーミングスプレーは、その「毎日きれいにしてあげたい」のためにつくられたものです。犬や猫が自分で舐めても問題のない基準でつくられているので、指の間やしっぽの付け根のように、そのあと口が届く場所にも量を気にせず吹けます。アルカリ電解水が油と乳化するため、根元にたまった余分な皮脂とほこりが一緒に浮いてきます。必要な皮脂まで持ち去られないので、洗う回数を減らしている時期と手の向きがそろいます。

順番は、ブラシより先です。乾いた毛に mofuwa グルーミングスプレーを含ませてから梳かすと、静電気で毛が立たないぶん、ブラシの先が根元まで届きます。湿度が下がる時期ほど静電気は起きやすいので、ここで一手ぶん軽くなります。首の下・内股・指の間・しっぽの付け根の4か所に吹いて、しばらくおいてから押さえて拭くところまでで、全部で3分ほどです。

予防は、暖房を入れる週にまとめてやる

季節に合わせて条件を変え、2週間ほど様子を見て落ち着いていくなら、その方向で構いません。翌年も同じ時期に同じ準備をすれば、繰り返しは減らせます。

Caution条件を整えても変わらないとき

湿度と洗い方を見直してもフケが増え続ける、地肌が赤い、同じ場所をかき続ける、毛が薄くなってきたという場合は、環境の問題だけではないことがあります。条件をどう変えたかと、変えてからの日数を書き出して、動物病院で見てもらってください。数字が残っていると、家の側で試したことが伝わります。

最後にひとつ。乾燥しやすい時期は毎年同じです。暖房を入れる週に、寝床の位置と湿度計をまとめて確認すると決めてしまうと、その年ごとに考え直さずに済みます。あとは毎日3分を続けるだけで、条件は家の側に残ります。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

冬になると毎年フケが出ます。体質だと思ってあきらめていいですか?
体質の影響はありますが、条件で変わる部分も残っています。寝床に風が当たっていないか、床の高さで湿度が足りているか、洗う回数が増えていないかを先に確かめてください。毎年同じ時期に強く出る場合は、一度動物病院で相談しておくと安心です。
加湿器を使えば十分ですか?
位置によります。人のいる高さだけが潤って、床の付近は乾いたままということがよくあります。犬や猫が寝ている高さに湿度計を置いて、数字で確かめてください。上げすぎて結露が出る状態も、別の問題につながります。
乾燥しやすい時期は、シャンプーを休んだほうがいいですか?
完全に休むより、間隔を少し空けて、洗う日と洗う日のあいだに根元の汚れを拭き取るほうが現実的です。間があまり長引くと、今度は皮脂がたまって別の状態に傾きます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。