C04悩み解決
耳垢の多さを繰り返さないために、毎日やっておきたいこと
耳垢が繰り返す背景の多くは、水と結びついています。シャンプー、雨の日の散歩、水遊び。水が入る場面は決まっているので、予防としてはそこだけ押さえれば手数がいちばん少なく済みます。気になるたびに拭いているのに、数日でまた同じだけたまる。この繰り返しに入っているなら、拭く頻度を上げるより、耳の中が乾いている時間の側を動かすほうが現実的です。予防のためにできることは、そう多くありません。
耳垢はあって当たり前のもの
前提として、耳垢はあって当たり前のものです。耳の中は自分で外へ運び出す仕組みを持っていて、そのために少量の分泌があります。ゼロを目指すものではありません。むしろ、まったく出ていない状態を正常だと思ってしまうと、少し出ているだけで「異常が起きた」と受け取ってしまい、必要のない掃除が増えていきます。
気にしたいのは、量そのものではなく変化のほうです。「以前より明らかに増えた」「色や湿り気が変わった」という2点だけ見てください。ふだんの状態を知らないと変化に気づけないので、まずは今の状態を1枚撮っておくことをおすすめします。明るい場所で耳をめくり、入り口が写るように1枚。これが、あとから比べるときの基準になります。多い少ないは他の子と比べても意味がなく、比べる相手はいつでもその子の先週の耳です。
| 見る点 | ふだんの範囲 | 変化として見たいもの |
|---|---|---|
| 量 | 拭いて少し付く程度 | 拭いた翌日にはもう同じだけ付いている |
| 色 | 薄い茶色から黄土色 | 黒っぽい、赤みがある |
| 湿り気 | 乾いている、または少ししっとり | べたつく、糸を引く |
| におい | ほとんどしない | 顔を近づけなくても分かる |
掃除を増やすほど、増えることがある
耳垢が気になると、拭く回数を増やしたくなります。ところが耳の入り口は繊細で、触るほど刺激になり、分泌がかえって増えることがあります。拭いても翌日にはまた付いている、という状態が続いているとき、原因が掃除不足ではなく掃除しすぎのほうにあることは珍しくありません。予防のつもりで増やした手が、そのまま繰り返しの理由になっているという順番です。
- 毎日いじる:刺激が続き、落ち着く暇がなくなります。1日おきにするだけで様子が変わることもあります
- 綿棒で奥をこする:手前の汚れを奥に押し込むうえ、壁を傷つけるおそれがあります。見えていない場所に道具を入れている時点で、加減が分かりません
- 洗浄液を流し込む:出しきれずに残った液が、湿った状態をつくります。汚れを落とすつもりが、湿っている時間を伸ばすほうに働きます
- 取れないものを取ろうとする:無理に取れるものではありません。残るなら、それは家庭の範囲ではありません
- 嫌がるのを押さえつけて続ける:耳を触られること自体が嫌な記憶になり、次から確認すらさせてもらえなくなります
耳の外側と付け根は2〜3日に1回、めくって見える入り口は週に1回程度。これで足ります。それ以上の頻度が必要だと感じる状態なら、掃除ではなく相談の対象です。
予防のために毎日やっておきたい2つ
予防の中身は、掃除ではなく条件を整える側の話です。合計1分もかかりません。道具もいりません。毎日やるものなので、続けられる短さであることのほうが、丁寧さより大事だと考えてください。
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耳をめくって、数分そのままにする
垂れ耳の子は、耳がふたになって中の空気が入れ替わりません。1日に数分、耳をめくって風を通すだけで、こもり方が変わります。テレビを見ているあいだ、膝の上にいるあいだ、といった時間で構いません。
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耳の付け根と外側を、指で触って確かめる
拭くのではなく、触るだけです。湿っていないか、熱を持っていないか、ふだんと違わないか。毎日触っている人にしか、変化は分かりません。この習慣が、早く気づくための一番の材料になります。
そして週に1回、耳をめくって明るいところで見る。見える範囲だけ、湿らせすぎない布で押さえるように拭く。ここまでが家庭の範囲です。
水が入る場面を管理する
耳垢が繰り返す背景の多くは、水と結びついています。耳の中が湿ったまま長時間過ごすと、条件が変わります。水が入る場面は決まっているので、そこだけ手を打てば済みます。予防の手数がいちばん少なくて済むのは、この場面の側です。毎日やることを増やすより、月に数回しかない場面での順番を固定するほうが確実です。
| 場面 | やること |
|---|---|
| シャンプー | 顔まわりは最後に。耳をめくったまま洗い、終わったら真っ先に耳を乾かす |
| 水遊び・川や海 | 帰ったらすぐ耳をめくって拭き、めくったまま乾かす |
| 雨の日の散歩 | 垂れ耳の子は耳の外側も濡れます。付け根まで拭いて乾かす |
| 顔まわりのケア | 液体を耳に向けて吹きかけない。布に取ってから当てる |
| トリミングから帰った日 | 洗ってもらった当日は、家でもう一度めくって乾き具合を確かめる |
毎日の側にも、同じ考え方で足せるものがあります。雨の日に帰ってきた日も、水遊びをした日も、拭く場所は耳の付け根と外側です。ここを拭く道具は、耳に向けて吹きかけずに使える形であることが条件になります。mofuwa グルーミングスプレーを使う場合も、スプレーは耳ではなく布に向けて出し、湿らせた布で付け根から外側へ一度なでます。アルカリ電解水が余分な皮脂と汚れを乳化して落とすので、こすらずに済みます。入り口より奥へ液体が入らないので、乾いている時間を短くしません。予防の中身が乾いている時間の長さである以上、ここは外せないところです。
毎日のことなので、続けられる形かどうかが結局いちばん効きます。犬は体から脂を出すので、昨日きれいにした付け根は今日また汚れます。垂れ耳の子なら、その付け根は一日の大半ふさがっている場所でもあります。洗う頻度を上げるより、ふさがっている側を毎日ひと拭きするほうが現実的です。mofuwa グルーミングスプレーは、その毎日の側を1本で済ませるためにつくられたものです。舐めることを前提に設計されているので、顔のそばでも量を気にせずに使えます。散歩から帰った足先を拭く流れのまま、耳の付け根まで続けてしまえば、工程はひとつも増えません。
シャンプーのときに「耳を乾かす」を最初の工程にすると決めてください。体を拭くより先に耳。体は後回しにしても問題になりませんが、耳は湿った時間の長さがそのまま条件になります。
予防として続けてよい範囲と、季節では説明できない増え方
週1回の確認で量が安定していて、色もにおいもふだんどおりなら、この習慣を予防として続けてください。季節によって増減するのは珍しくありません。湿度が上がる時期に少し増え、秋に落ち着く、という動き方であれば、条件の影響と考えられます。逆に、季節と関係なく増え続けている、あるいは片方の耳だけ様子が違う、という変わり方をしているときは、環境ではなくその耳の側で何かが起きている可能性を考えたほうがいいです。左右をそろえて見る癖をつけておくと、この違いに気づきやすくなります。
黒や茶色の湿った汚れが出る、拭いた翌日にはもう同じだけたまる、強いにおいがする、赤みや腫れがある、頭を振る・傾ける動作が出ている、耳を触られるのを急に嫌がる。この6つのどれかが出ているときは、頻度や拭き方を変えて様子を見る段階ではありません。耳の中で何が起きているかを、動物病院で見てもらってください。
受診の前日に耳をきれいにしてしまうと、判断の材料が減ります。気づいた時点で写真を撮り、汚れはそのままにして相談してください。
家で続けるのは3つです。耳をめくって風を通すこと、付け根を毎日さわること、週に1回めくって見ること。予防のためにできることは、ほぼこれで全部です。拭く回数を足す方向に戻るより、この3つを崩さないほうが結果が続きます。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 耳垢は、どのくらいの頻度で取ればいいですか?
- 耳をめくって見える範囲を週に1回程度で足ります。予防の効き目は、頻度を上げても上がりません。それ以上の頻度が必要だと感じるほどたまる場合は、掃除の頻度の問題ではないことが多いので、動物病院にご相談ください。
- 耳の中の毛は抜いたほうがいいですか?
- 自己判断で抜くのはおすすめしません。痛みを伴うことがあり、抜いたあとの状態がかえって刺激になる場合もあります。必要かどうかを含めて、かかりつけの動物病院やトリマーに相談してください。
- シャンプーのあと、耳に水が入ったか分かりません。どうすればいいですか?
- 入ったかどうかを確かめるより、毎回めくって乾かす習慣にしてしまうほうが確実です。洗い終わったら体より先に耳を拭き、めくったまま数分置いてください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
