C04悩み解決
目やにが出やすい子には共通点がある|体の構造から考える
目やにが出やすいかどうかは、犬種差として語られてきたものより、顔の構造で決まる部分が大きくなります。鼻が低い、目が大きい、目のまわりの毛が長い、まぶたの形。これらが重なるほど、目のまわりに残るものが増えます。構造から考えれば、混血の子でも当てはめられますし、毎年繰り返す理由も見えてきます。
目やには、出ること自体は自然なこと
目やには、目に入ったほこりや古くなった分泌物が外に出てきたものです。朝起きたときに目頭に少し付いている程度なら、体の側の働きが機能しているということでもあります。まったく出ない状態を目指すものではありません。
問題になるのは、出たものが目のまわりにとどまり続けることです。乾いて固まる、被毛が濡れたまま残る、その場所が蒸れる。この流れに入ると、目やにの量ではなく、残り方のほうが状態を左右します。
同じ量が出ていても、朝のうちに取れている子と、そのまま一日残っている子とでは、夕方の目のまわりがまったく違います。見比べるべきなのは「今日どれだけ出たか」ではなく、「昨日出たものが残っているかどうか」です。毎日ここだけを見ていると、その子のふだんの状態がつかめてきます。
少量でも黄色や緑がかっている、粘り気が強いという場合は、量に関係なく相談の対象です。逆に、透明から薄い茶色のものが朝に少し出る程度であれば、ふだんの範囲と考えて構いません。
出やすさに関わる、顔の4つの条件
犬種差の正体は、この4つがその子にいくつ重なっているかです。どれかひとつなら問題にならないことが多く、重なった数だけ条件が厳しくなります。
| 体の作り | 起きること | 当てはまりやすいタイプ |
|---|---|---|
| 鼻が低い(顔が短い) | 涙の通り道が短く曲がっていて、あふれやすい | 鼻の低い犬種・猫種 |
| 目が大きく、前に出ている | 外からのほこりや風の影響を受けやすい | 目の大きい小型犬、鼻の低い猫 |
| 目のまわりの毛が長い | 毛の先が目に触れ、それ自体が刺激になる | 顔まわりの毛が伸びる犬種 |
| まぶたの縁が内側を向いている | まつげや毛が目に当たり続ける | まぶたにゆるみのある犬種、しわのある犬種 |
たとえば、鼻が低くて目が大きい子は、それだけで2つ当てはまります。そこに顔まわりの毛の長さが加われば3つです。条件そのものは変えられませんが、条件が生む結果は減らせます。
4つのうち、手を入れられるのは3つめの「目のまわりの毛の長さ」だけです。ほかの3つは生まれ持った作りなので、変えようがありません。変えられる条件がひとつしかないぶん、そこの効き方は大きくなります。目に当たる毛を短く保つことが最優先になるのは、そのためです。
残る場所は、だいたい決まっている
顔全体に均等に残ることはありません。集まるのは次の3か所です。
- 目頭(鼻に近い側):涙が集まる場所です。ここが最初に湿り、最初に色がつきます
- 目の下の毛:あふれた涙が流れていく道です。乾かないまま次が来ると、いつも湿った状態になります
- 鼻の脇のしわ:しわのある子は、その内側に流れ込みます。外から拭いても届きません
この3か所は、どれも「乾かない」場所です。ケアの目的も、そこから決まります。取り除くことではなく、乾いた状態に戻すことです。
順番にも意味があります。目頭が湿ったままだと、そのまま目の下へ流れ、しわのある子はさらに内側へ入っていきます。上流の目頭を先に乾かすと、下流の2か所の負担が減ります。逆に、目の下だけを何度拭いても、目頭が濡れているかぎり同じことが繰り返されます。
当てはまる子の、毎日のケア
条件が多い子ほど、やることを増やしたくなります。ですが増やすより、短く、毎日、同じ場所のほうが続きますし、結果も安定します。
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朝、目頭を1回だけ押さえる
湿らせた柔らかい布を、目頭に10秒ほど当てて、押さえるように取ります。こすらないでください。乾いて固まっているものも、10秒あればゆるみます。
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拭いたら、必ず乾かす
拭いて終わりにすると、濡れた状態が残ります。乾いた布を替えて、目の下を押さえる。これで10秒。この一手間が、翌日の状態を変えます。
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目に当たる毛を短くしておく
目の上と目頭の毛が目の際に触れていないか確かめます。自分で切るのが不安なら、トリミングのときに「目に当たる毛だけ短く」と伝えてください。効き方がいちばん大きいのはここです。
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しわがある子は、内側を開いて拭く
鼻の脇のしわは、外から拭いても内側に届きません。指で軽く開いて押さえ、乾いた布でもう一度水分を取ります。開くときは、しわを伸ばしきらずに、指の腹で軽く広げる程度にとどめてください。
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同じ時間に、同じ順番でやる
朝ごはんの前など、時間を固定すると忘れません。順番も、目頭→目の下→しわ、と毎回そろえます。同じ条件でさわっていると、いつもと違う日に気づけます。気づくことも、このケアの目的のひとつです。
布を湿らせるものは、水でもかまいません。ただ目の下から口までは距離が短く、その子が自分で舐められる範囲でもあります。mofuwa グルーミングスプレーを布に含ませてから目頭に当てると、朝の10秒をそのまま毎日の形にできます。舐めても問題のない基準でつくられているので、流れた先を気にして含ませる量を減らす必要がありません。
目に当たる毛を短く保っている子は、乾いたあとに毛先が立ちやすくなります。顔まわりを梳かす前に、mofuwa グルーミングスプレーを布に取って毛先の向きをならしておくと、静電気で毛が目の側へ向きにくくなります。ペットは体から脂を出すので、昨日ととのえた目の下は今日また湿ります。毎日きれいにしてあげたいという気持ちを朝の10秒に収められるかどうかが、条件を変えられない子では分かれ目になります。
ケア用品を使う場合は、必ず手やコットンに取ってから当ててください。目に向けて吹きかけない、下から上に塗らない。この2つを守れば、顔まわりのケアは安全に続けられます。
両目に同じくらい、が崩れたとき
構造が理由の目やには、両目に同じように、毎日同じくらい出るのが特徴です。この動き方から外れたときは、犬種差でも構造でも説明がつきません。別の理由を考えてください。
片目だけ急に増えた、色が黄色や緑がかっている、粘り気が強い、白目が赤い、目を開けにくそうにしている、まぶたが腫れている、前足で目をこすっている。この中のどれかが見つかった朝は、家で量を見るのをそこで止めて、動物病院で診てもらう側に切り替えてください。
とくに片側だけという点は、判断の分かれ目になります。顔の作りが理由なら、左右で条件は同じはずです。片方に偏るなら、そこに別の理由があります。
もうひとつ、変わった速さも手がかりになります。体の作りは急に変わりません。ですから、数日のうちに増えた、昨日までと様子が違う、という変化は構造では説明がつきません。伝えるときは「いつから」「どちら側が」「どう違うか」の3つをそろえておくと、診てもらう側にも伝わりやすくなります。
日常のケアで担えるのは、目のまわりの被毛を乾いた状態に戻すところまでです。mofuwa グルーミングスプレーを含ませた布で目頭を10秒押さえ、乾いた布に替えて目の下の水分を取る。朝にやることはこの2つだけです。条件そのものは変わりませんが、毎日同じ順番でさわっていると、昨日の目頭がどうだったかまで見えるようになります。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 鼻の低い犬種は、目やにが多いのは仕方ないのですか?
- 構造の影響は残りますが、残り方は変えられます。目に当たる毛を短くする、拭いたあとに乾かす、しわの内側を開いて拭く。この3つで、同じ体の作りでも状態はかなり変わります。
- 混血なので犬種の情報が当てはまりません。どう判断すればいいですか?
- この記事の4つの条件に、その子がいくつ当てはまるかで見てください。鼻の高さ、目の大きさ、顔まわりの毛の長さ、まぶたの向き。犬種名がわからなくても、顔を見れば判断できます。
- 目やにを取るとき、目薬で流してもいいですか?
- 自己判断で市販の目薬を使うのは避けてください。人用のものはとくに使えません。必要かどうかを含めて、かかりつけの動物病院にご相談ください。家庭でできるのは、目のまわりの被毛を清潔に保つところまでです。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
