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猫の日の写真で目立つ毛のもつれ|梳かす前に、ひと吹きするか

公開日 2021年2月18日|文=mofuwa編集部

明るい窓辺の淡い色のクッションの上で、やわらかい自然光を浴びて休んでいる白っぽい猫
写真に写るのは毛の量ではなく、コームが止まった場所の数です。

窓辺で撮った1枚を拡大すると、脇の下と内股のところだけ、毛の流れが途中で途切れていました。顔まわりも背中もきれいに写っているのに、その2か所だけ光の返り方が違います。猫の日に向けて何枚か撮ってみると、毛のもつれが写るのはいつも同じ場所だと気づきます。暖房を入れた日が続く時期は、コームを通したときに指が止まる場所が決まってきて、写真に出るのはその止まった場所です。この記事では、撮る前に乾いたまま梳かすか、ひと吹きしてからコームを入れるかを、止まった場所の数で比べます。

窓辺の1枚で、指が止まる場所を数える|猫の日の写真に毛のもつれが写る時期

2月の下旬は、一年のうちで暖房を入れた日がいちばん長く続いている帯です。窓を開ける回数が減り、室内の空気が乾いたまま入れ替わらない日が並びます。そのあいだ猫は、いちばん暖かい場所を見つけて、同じ姿勢で長く寝ます。この2つが重なると、体の同じ面が同じものに当たり続けることになります。猫の日の写真に毛のもつれが写るのは、毛の量が増えたからではなく、当たっている面がずっと動いていないからです。

この記事では、数えるものを1つに決めます。撮る前にコームを一通り入れて、指が止まった場所が何か所あったかを数えます。毛の量でも、抜けた毛の多さでもありません。止まった場所の数だけを見ます。写真に写るのはその数なので、数が減れば写りも変わります。

コームを一通り通したとき、止まりやすい場所と、そこで起きていること
場所止まりやすさその場所で起きていること
脇の下ほぼ毎回前足を折りたたんだまま長く寝ると、毛どうしが同じ形で押し合う
内股ほぼ毎回毛が短く柔らかいうえ、床や毛布との接地面になる
後ろ足のつけ根週に数回毛づくろいのとき口が最後に届く場所で、手入れの順番が後ろになる
あごの下から胸ときどきうつぶせの姿勢で敷物と長時間こすれる
背中の真ん中ほとんどない毛の流れが一方向で、コームが素通りする

表の右端を見ると、止まる場所は体の作りだけで決まっているわけではないと分かります。脇の下と内股が毎回入るのは、そこが寝ている姿勢のときに床側になる面だからです。背中は同じ被毛なのに素通りします。だから止まった場所の数は、その子の毛質の話ではなく、この一週間その子がどこで、どんな形で寝ていたかの記録になります。

数え方は簡単です。根元までコームを入れて、途中で引っかかって手首に抵抗が返ってきたら1か所。同じ場所で2回引っかかっても1か所と数えます。写真を撮る前の日に数えておくと、当日の朝に何か所ぶんの時間を見ておけばいいかが分かります。この時期は春の換毛に入る手前で、抜けかけた下毛がまだ体の上に残っているので、数は少しずつ増えていきます。

軸1・乾いたまま梳かす|毛先は流れても、根元の1か所が動かない

乾いた被毛にそのままコームを入れると、先に動くのは毛先の側です。毛先がそろうと見た目は整うので、そこで終わりにしたくなります。ところが指が止まっていた根元のほうは、押し込まれて少し締まっただけで、位置は変わっていません。写真を撮ると、毛先の流れがきれいなぶん、根元の1か所だけが濃い影になって目立ちます。

乾いたまま梳かす形が向いているのは、止まった場所が0か1のときです。前の日に数えて1か所しかなければ、当日の朝はコームだけで足ります。問題になるのは、数えた数が3以上あった日に、同じやり方で押し切ろうとしたときです。3か所を順番に引いていくと、後半の2か所に入るころには猫のほうが身構えていて、いちばん目立つ内股が最後まで残ります。

写真の側から見ると、この形の弱点は撮り直しの回数に出ます。毛先がそろっているので1枚目は悪くありません。ただ角度を変えた2枚目で、正面からは見えなかった脇の下が入ります。猫の日の写真を何枚か選ぼうとすると、結局そこで止まります。乾いたまま梳かすかどうかは、1枚でいいのか、角度を変えて何枚か撮るのかで分かれます。

軸2・ひと吹きしてからコームを入れる|指が止まった場所での使い分け

もう一方の軸は、止まった場所にだけ先に吹きかけて、根元がゆるんでからコームを入れる形です。昨日数えた3か所に、順番に吹きかけてから始めます。数えてあるので、どこにかけるかは先に決まっていて、全身へ広げる手間もいりません。

昨日数えた3か所は、どれもそのあとその子が自分で舐める場所です。脇の下も内股も、毛づくろいのときに口が届きます。だから梳かす前に吹きかけるものは、口に入ることを先に見てから選ぶことになります。mofuwaグルーミングスプレーは、その順番のほうから中身を決めてある一本です。清涼飲料水の規格基準に照らして選んだ成分だけでできているので、かける量を目分量で加減しなくてすみます。止まった場所が5か所の日は、5か所ぶんそのまま使えます。

根元でコームが止まるのは、抜けかけた下毛が皮脂でまとまって、そこで動かなくなっているからです。アルカリ電解水は油となじんで乳化するので、まとめている側の余分な皮脂が動く状態になります。ゆるむのは毛どうしをくっつけていた部分で、地肌に残っていてほしいうるおいまで持っていかれるわけではありません。だから前の日と当日の朝に続けて使っても、翌週の地肌の様子が変わっていくことはありません。

  1. 止まった場所に吹きかける

    根元が湿るくらいまで。毛先だけ濡らしても、止まっているのは根元なので動きません

  2. 30秒待つ

    指の腹で毛を左右に分けて、地肌が見えるまで待ちます。この間に何もしないほうが、次の一手が軽くなります

  3. 毛先の側からコームを入れる

    根元からではなく、もつれの外側から少しずつ。1回で通そうとせず、3回に分けます

  4. 最後に全身を一度通す

    梳かす前に吹きかけておいた場所は毛がぱちぱち浮かないので、コームが根元まで入ります

使い分けの線は、数えた数と、撮る枚数の両方で引きます。止まった場所が2か所までで、撮るのが正面からの1枚なら、乾いたままで足ります。3か所以上あるか、角度を変えて何枚か撮るなら、先に吹きかけたほうが早く終わります。うるおいの残った毛は光をまっすぐ返すので、毛先の側がやわらかく写ります。ブラッシングの時間そのものは、どちらの形でも5分前後で変わりません。変わるのは、そのあと撮り直す回数のほうです。

グルーミングスプレーという名前は、梳かす前の一手として使われることの多い品を指しますが、この記事での役どころはもっと狭く、昨日数えた場所を、今日コームが通る状態にするところまでです。毛の色つやを足すものでも、においを付けるものでもありません。数えた場所に吹きかけて、30秒待って、そこへコームを入れる。猫の日の写真のために特別なことをするというより、数えた数を翌日に持ち越さないための一手だと考えてください。

Point全身にかけるか、止まった場所だけか

数えた場所が3か所までなら、その3か所だけで足ります。5か所を超えた日は、全身に一度かけてから通したほうが結果的に速く終わります。境目は、吹きかける手を止めて場所を思い出す回数です。どこにかけたか分からなくなった時点で、部分ではなく全身に切り替えてください。かけすぎで困ることはないので、迷ったぶんの時間を使うよりそのほうが短く済みます。

止まった数がどこで減るか|猫の日の写真に出る、2つのやり方の違い

同じ3か所から始めても、2つのやり方では減り方の形が違います。乾いたまま梳かすと、3か所のうち浅い2か所は消えて、いちばん深い1か所が残ります。先に吹きかけると、深い1か所から先に動くので、残るのは浅いほうです。写真に出るのはこの違いです。

止まった場所が3か所あった日の、2つのやり方の違い
見るところ乾いたまま梳かすひと吹きしてから入れる
先に動く場所毛先の側。浅いもつれから根元の側。深いもつれから
残るものいちばん深い1か所手が届かなかった浅い場所
猫の離脱引いた瞬間に起きやすい抵抗が返らないぶん起きにくい
写真への出かた角度を変えた2枚目で影になる正面でも横でも同じように写る
翌日の数締まったぶん、同じか少し増えるゆるんだ場所は翌日も入りやすい
向いている日数えた数が2か所まで3か所以上か、何枚か撮る日

表の下から2行目が、猫の日の1日だけでは見えないところです。乾いたまま押し切った日の翌日は、締まった場所がそのまま残るので、数はたいてい減っていません。先に吹きかけた日の翌日は、ゆるんだ場所にコームがそのまま入るので、同じ手つきでも早く終わります。写真を撮る日を決めているなら、その前の数日をどちらの形で過ごしたかのほうが、当日の朝の手際より効きます。

もう一つ、数えていると分かることがあります。止まった場所が急に増える週は、たいてい寝ている場所が変わっています。暖房の位置を動かした、毛布を1枚足した、窓辺に日が入る時間が延びた。数が動いた日をさかのぼると、その子の居場所が変わった日に当たります。被毛の側ではなく部屋の側を戻すと、数はもとに戻ります。

Caution数えた数が、寝ている場所では説明できなくなったとき

止まる場所が先週2か所だったのに今週は6か所に増えた/同じ1か所が3週続けて動かない/ゆるめようとするとその場所だけ強く嫌がる/もつれの下の地肌に、指でかさぶたのようなものが当たる。こうした残り方は、部屋の乾きや寝る姿勢では説明がつきません。止まった場所の数を書き出した紙と、撮った写真をそのまま持って、動物病院で診察の枠を取ってください。写真は、いつからその場所が動かなくなったかを日付つきで見せられる材料になります。数えた数が残っていると、家で何をどれだけ続けたかも一緒に伝わります。

撮る3日前から当日の朝まで|猫の日の写真に向けた毛のもつれケアの選び方

当日の朝に全部やろうとすると、いちばん深い場所が最後に回ります。朝は猫のほうも寝起きで、長く触られることを受け入れません。3日に分けると、1日あたり1か所か2か所で済みます。

撮る日から逆算した、毛のもつれの扱い方
いつやること終わりの目安
3日前一通りコームを入れて、止まった場所を数えて紙に書く数が出れば終わり。この日はゆるめない
2日前数えた場所のうち、いちばん深い1か所だけを扱うその1か所にコームが通れば終わり
前日残りの場所を、深い順に2か所まで猫が動いたらそこで切り上げる
当日の朝全身に一度通して、毛先の向きだけそろえる3分。数えた場所には触れない

この表の考え方は、選び方というより配り方です。猫の日に向けて何をするかではなく、1日に1か所までしか触らないと決めることのほうが、結果として当日の写真に効きます。深い場所は、1回でゆるめようとすると必ず引く力が入ります。3日あれば、同じ場所に3回、軽い手つきで入れます。

撮り終わったあとに残すものは、紙に書いた数だけで足ります。3日前に何か所だったか、当日の朝に何か所まで減っていたか。次に写真を撮る日が来たとき、その2つの数字があれば、何日前から始めればいいかがそのまま決まります。毛のもつれは毎年同じ場所に出るので、去年の紙がいちばん早い手引きになります。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

短毛の猫でも、毛のもつれを数える意味はありますか。
あります。短毛の子は毛が絡んで固まる形にはなりにくいのですが、脇の下と内股では毛が寝た向きのまま押し合って、コームが途中で止まります。指に返ってくる抵抗は長毛の子より弱いので、手首の感覚で拾うより、通す速さを一定にして数えるほうが確実です。短毛の子は数が2か所を超えることが少ないので、数えておくと、増えた週がはっきり分かります。写真の側でも、短毛は光の返り方の差が出やすく、止まっていた場所だけ質感が変わって写ります。
スプレーを嫌がる子には、どうやって使えばいいですか。
音と、濡れる感触のどちらを嫌がっているかで手が変わります。音のほうなら、猫から離れた場所で手のひらに出して、その手で根元をなでるように広げてください。吹きかける動作そのものが猫の視界に入らなくなります。濡れる感触のほうなら、量を減らすのではなく、当てる場所を背中から始めて脇の下へ移します。最初に当たる場所が本人の見えないところだと、途中で逃げる回数が減ります。どちらの場合も、吹きかけてから待つ30秒のあいだは手を触れないでおくほうが、次に触ったときの反応が軽くなります。
写真を撮る前に、シャンプーをしたほうがきれいに写りますか。
撮る日から逆算して3日以上あるなら選べますが、前日と当日はすすめません。洗ったあと、被毛の油分の配り方が落ち着くまでに2日から3日かかり、その途中は毛先が乾いて見えます。猫の場合はもう一つ、洗われたあとに自分で全身を毛づくろいするので、その日のうちに毛の向きが変わります。写真に向けて整えたいなら、3日前までに済ませて、残りの日はコームと、止まった場所への吹きかけだけで組むほうが読めます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。