C15組み合わせ提案
使い切る量から逆算する買い方
去年の春に買ったボトルを持ち上げたら、使い切るどころか、まだ半分ありました。棚の上で1年、こちらは毎日使っているつもりでいたのに、です。買うときに見ていたのは容量と値段の2つでした。どちらも容器に書いてあるので、比べるのが簡単です。ただ、この2つを見ても分からないことが1つあります。それは、開けてから何日で終わるかという数字です。使い切るまでの日数が分からないまま容量を選ぶと、こういう半分が棚に残ります。この記事では、買う前に日数のほうを先に出してしまう買い方を、4つの順番に分けて書きます。使うのは電卓と、次の1回で自分が何回押すかを数える30秒だけです。
棚に半分残った1年と、容器に書かれていない数字|使い切る買い方が容量から始まらない理由
容器の表に書いてあるのは、たいてい2つです。容量と、値段。この2つがあると、比べる計算がすぐできます。300mlで2,970円なら、1mlあたり9.9円。もう少し大きいものが並んでいれば、そちらのほうが1mlあたりは安く出ます。棚の前で数秒あれば済む計算なので、たいていここで決めます。うちも去年はそうでした。
ところが、1年たって半分残っていたということは、この計算が最後まで成立していなかったということです。1mlあたりの値段は、その1mlを実際に使ったときにだけ成り立ちます。使わずに残ったぶんは、計算の分母から落ちます。半分残ったなら、1mlあたりの値段は倍になっています。安く買ったつもりの1本が、いちばん高い1本になっていた、ということです。
では何を見て買えばいいのか。見る数字は、開けてから使い切るまでの日数です。この数字は容器のどこにも書かれていません。書けないからです。同じ300mlでも、1回に2回押す家と8回押す家では、終わる日が4倍違います。毎日使う家と週に1回の家でも違います。日数は製品の側にあるのではなく、使う側にあります。だから、買う前に自分の家で出しておくしかありません。
- 容量:容器に書いてあります。買う前に分かります
- 値段:容器の近くに書いてあります。買う前に分かります
- 開封後の目安:容器の裏に一行あることがあります。買う前に読めます
- 1回に押す回数:書いてありません。数えれば30秒で出ます
- 1日に使う回数:書いてありません。生活のほうから出せます
- 使い切るまでの日数:書いてありません。上の3つから割り出します
上の3つは棚の前で読めて、下の3つは家でしか出せません。買い方でつまずくのは、棚の前で読める3つだけで決めてしまうときです。下の3つを1度出しておくと、次からは棚の前での判断が10秒で終わります。しかも、1度出した数字は同じ子と同じ暮らしが続くかぎり使い回せます。ここから、その4つの順番を書きます。
1本が何か月もつか、という数字は、書こうと思えば書けてしまいます。ただ、その数字は誰かの家の使い方をならしたものなので、あなたの家については何も言っていません。ならす前の幅は3倍から4倍あります。ここで置けるのは、あなたの家の数字を出す順番のほうです。出た数字が3か月でも10か月でも、それはその家では正しい数字です。使い切る買い方というのは、平均に合わせることではなく、自分の日数を先に出しておくことを指します。
押した回数から日数へ|使い切るまでを買う前に出す4つの順番
手順は4段です。1段目と2段目は今日できて、3段目は1週間かかり、4段目は棚の前で1行読むだけです。途中で終わっても損はしません。1段目まで出しておくだけでも、次に買うときの判断はだいぶ変わります。
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1・次の1回で、押す回数を数える
次にケアをするときに、押した回数だけ覚えておいてください。数えるのは1度でよく、かかる時間は30秒ほどです。2回だったのか、8回だったのか。ここが人によって4倍ほど違います。背中だけの家と、四つ足と腹と尾のつけ根まで回る家では、同じ動作をしていても回数が変わります。うちは6回でした。この数字を紙に書いておきます。以降、この6を使って話を進めます。
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2・1日に何回使うかを、場面の数で出す
回数を思い出そうとすると、たいてい多めに出ます。時間ではなく、場面の数で出してください。散歩から帰ったとき、ブラッシングの前、寝る前に口のまわりを拭くとき。うちは散歩が朝夕2回、ブラッシング前が1回で、1日3場面でした。ここに、週に何日その場面があるかを掛けます。散歩が毎日で、ブラッシングが週3日なら、1週間ぶんの場面は14+3で17場面です。1場面で6回押すなら、1週間に押す回数は102回になります。
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3・7日ぶん使って、何日で終わるかを割り出す
ここで1週間かかります。使い始めた日に、容器の側面へ油性ペンで印をつけてください。7日後、もう一度印をつけます。2つの印のあいだが、1週間ぶんの減りです。ボトルの高さ全体をその幅で割ると、何週間で終わるかが出ます。うちは1週間で目盛り1つ、全体が8つぶんだったので、8週間、およそ56日でした。1プッシュが何mlかは容器に書かれていないので、掛け算ではなく、減った幅から割り算で出すほうが確実です。使い切るまでの日数は、この段でようやく数字になります。
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4・出た日数を、容器の裏の一行と比べる
最後に棚へ戻ります。容器の裏に「開封後はお早めに」「開封後◯か月を目安に」という一行があるかを探してください。書き方は製品によって違いますし、書かれていないこともあります。書いてある場合は、3段目で出した日数と比べます。日数のほうが短ければ、その容量で足ります。日数のほうが長ければ、小さい容量を選ぶか、使う場面を1つ増やすかのどちらかです。ここまでで、買い方の判断に必要な数字がそろいます。
| 順番 | 出す数字 | どこで出すか | かかる時間 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1回に押す回数 | 次の1回で数える | 30秒 |
| 2 | 1週間ぶんの場面の数 | 生活の場面を書き出す | 3分 |
| 3 | 使い切るまでの日数 | 容器に印をつけて7日待つ | 1週間 |
| 4 | 開封後の目安 | 容器の裏を読む | 10秒 |
4段のうち、飛ばされやすいのは3段目です。1週間待つのが面倒だからです。ただ、ここを飛ばすと日数が出ないので、買い方は容量に戻ります。印を2つつけて7日待つだけなので、いま使っているグルーミングスプレーのボトルで今日から始められます。次に買うときには数字ができています。使い切るまでの日数を1度でも出しておくと、以降の買い物ではこの数字だけを見ればよくなります。
逆算が外れる3か所|犬の毛の量と季節で、使い切る頻度が動くこと
3段目で出した日数は、その1週間の使い方でできています。だから、使い方が変わると日数も動きます。動く場所は決まっていて、3つあります。どれも、あとから思い出すのが難しいので、印をつけた紙の余白に書いておくと使えます。
| 動く場所 | 何が起きているか | 直し方 |
|---|---|---|
| 季節 | 換毛の時期は、同じ場面でも押す回数が増えます | 春と秋に1度ずつ数え直して、多いほうを使う |
| 体の大きさと毛の量 | 犬でも猫でも、回る範囲が広いほど1場面の回数が増えます | 背中だけの日と全身の日を分けて、それぞれ数える |
| 置き場所の数 | 玄関と寝室に1本ずつ置くと、1本あたりの減りが半分になります | 本数で割らず、家全体の消費として1つの数字にする |
3つのうち、いちばん大きく動くのは季節です。換毛の時期は、同じ「ブラッシング前」という1場面でも、押す回数が倍近くになることがあります。毛が抜ける量が増えると、通す回数が増え、そのぶん足す量も増えるからです。だから、冬に数えた回数で1年ぶんの買い方を決めると、春に足りなくなります。逆に、春に数えた回数で冬を計画すると、余ります。年に2回、数え直すのがちょうどよい頻度でした。
2つめは体の側です。犬では体格の差がそのまま量の差になります。背中の一往復だけで終わる日と、四つ足と腹まで回る日では、1場面の回数が3倍ほど違います。1つの平均に丸めず、日ごとに2種類あると考えて数えるほうが、日数の精度が上がります。週に何日ずつあるかを掛け合わせれば、1週間ぶんが出ます。皮膚や被毛の状態で使う場所が増える時期があるなら、その週も別に数えておいてください。
- 数え直す頻度は年2回:春と秋の、毛の量が動く時期に合わせます
- 多いほうの数字を使う:足りなくなるより、少し早く終わるほうが扱いやすいです
- 置き場所が増えた日に数え直す:本数が変わると、1本あたりの日数が変わります
- 頭数が増えた日にも数え直す:場面の数がそのまま倍になります
- 印は油性ペンで:水がかかる場所に置くので、鉛筆は消えます
- 紙は容器のそばに置く:数字を思い出す場所と、使う場所を同じにします
数え直したときに、前より押す回数がはっきり増えている、同じ場所に何度も使うようになった、皮膚に赤みやかさつきが出ている、同じ場所をなめ続けている、においが前と違う。こうした変化があるときは、大きい容量に切り替えて対応するより先に、動物病院にご相談ください。使う量が増えているということは、体の側で何かが変わっている可能性があります。いつから、どこに、どれくらいの頻度で使っているか。数えた紙がそのまま説明の材料になります。買い方の調整は、そのあとで構いません。
1回あたりの値段は、使い切れた日にだけ出る|使い切る買い方のコツとやり方
最初の話に戻ります。1mlあたりの値段は、その1mlを使ったときにだけ成り立ちます。ここに、3段目で出した日数を入れると、買い方の判断が数字になります。うちの例で書きます。mofuwa グルーミングスプレー は300mlで2,970円です。1週間で目盛り1つ、8週間で終わる計算だったので、1日3場面として、56日で168場面。2,970円を168で割ると、1場面あたり約17.7円です。
同じ1本を、週に1回しか使わなかった場合を出してみます。1週間に3場面ではなく1場面なので、終わるまでにかかるのは56日ではなく、その3倍近くになります。ここで、開封後の目安のほうが先に来ることがあります。仮に半分残ったところで期限が来たとすると、使えたのは84場面ぶん。2,970円を84で割ると、1場面あたり約35.4円です。同じ値段の同じ1本で、1回あたりが2倍になりました。差をつくったのは製品ではなく、使い切るまでの日数のほうです。
| 使い方 | 終わるまで | 使えた場面 | 1場面あたり |
|---|---|---|---|
| 1日3場面 | 8週間で使い切る | 168場面 | 約17.7円 |
| 1日1場面 | 期限まで使って半分残る | 84場面 | 約35.4円 |
| 週1場面 | 大半が残る | さらに少ない | さらに高くなる |
だから、買い方のコツは1つです。大きいほうが得に見えたときこそ、日数を先に見てください。1mlあたりが安いのは事実ですが、それは全部使ったときの値段です。使い切る前に期限が来る容量を選ぶと、安く買ったはずの1本のほうが高くつきます。逆に、日数が短く出た家では、大きい容量が素直に得になります。同じ売り場で、同じ2本が並んでいても、正解は家ごとに違うということです。
やり方としてもう1つ。容器の側面に、開けた日を書いてください。買った日ではなく、開けた日です。ここを書いておかないと、3段目で出した日数と照らし合わせられません。開けた日と、7日後の印。この2つがあれば、次の1本を買う判断は棚の前で終わります。使い切る買い方というのは、結局のところ、容器の上に日付が1つ書いてあるかどうかの差でした。
1つ補っておくと、mofuwa グルーミングスプレー は、吹きかけたあとに流す工程がありません。1回のケアが押す回数と梳かす時間だけで終わるので、ここまで数えてきた押す回数が、そのまま日数になります。無香料・界面活性剤不使用で、原料は特許5253483(3室ダブルイン型電解システム)でつくる電解水で、電解槽が3室に分かれる構造により、電解質由来の不純物が電解水に含まれません。清涼飲料水の規格基準をクリアしているので、多めに押した日があっても、量のほうを気にせずに数えられます。毎日の場面に置くものなので、日数が短く出る家ほど、この形の設計と相性がよくなります。逆に、たまにしか出さない道具として棚に置く前提なら、容量のほうを小さく見積もっておくと残りません。
日数を出すと、ちょうどよい容量を狙いたくなります。ただ、狙うなら少し早く終わるほうへ寄せてください。早く終われば次を買うだけですが、遅く終わると、期限をまたいだ状態の中身をどうするかという判断が残ります。この判断は家では答えが出ません。においや色や沈殿で決めることになり、迷っている時間そのものが負担になります。使い切る買い方のいちばんの利点は、その迷いを買う前に消しておけることです。
今日やることを1つだけ書いて終わります。いま使っているボトルを手に取って、側面に今日の日付と、いまの液面の位置を書いてください。それだけです。次にケアをするときに押した回数を覚えておけば、7日後には使い切るまでの日数が出ます。棚の前で容量と値段を見比べる時間を、この2つの印に置き換えるのが、この記事で書いた買い方のやり方でした。数字はあとから増やせますが、印は今日つけないと7日後に出ません。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- まだ半分残っているボトルがあります。これから数え始めても意味がありますか。
- 意味があります。むしろ、残り半分から数えるほうが早く終わります。今日の液面に印をつけて、7日後にもう一度つけてください。1週間で減った幅と、残りの高さを比べれば、あと何週間で終わるかが出ます。全体の高さから始める必要はありません。そこで出た日数が、次に買う容量を決める材料になります。使い切るまでの日数は、新品からでなくても出せます。
- 家族で使っているので、押す回数がばらばらです。どう数えればいいですか。
- 1人ずつ数えるより、家全体の減り方で出すほうが確実です。3段目の印をつける方法なら、誰が何回押したかに関係なく、1週間で減った幅がそのまま出ます。1段目と2段目は、いちばんよく使う人の数字で構いません。家族で使う場合は、置き場所を1か所に固定しておくと、減り方の記録が読みやすくなります。置き場所が2か所あるときは、家全体の消費として1つの数字にまとめてください。
- 開封後の目安が容器に書かれていない場合は、どう判断すればいいですか。
- 書かれていない場合は、比べる相手がないので、3段目で出した日数だけで容量を決めます。目安としては、日数が短く出る家ほど大きい容量が使えて、長く出る家ほど小さい容量が向きます。判断に迷うときは、小さいほうを選んで、終わったところで次を買うほうが扱いやすくなります。中身のにおいや色が前と違うと感じたときは、その1本の使用をやめてください。皮膚に変化が出ているときは、使っているものを替える前に動物病院にご相談ください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
