C11比較・選び方

シャンプーの頻度|洗いすぎと洗わなさすぎの境目

公開日 2021年5月5日|文=mofuwa編集部

明るく清潔な部屋で、淡い色のブランケットの上に猫と並んで落ち着いて伏せている淡い色の犬
洗える回数は決意ではなく、乾かし終わるまでに何分かけられるかで先に決まっています。写真:Ricardo Oliveira/Pexels

ドライヤーを止めたとき、背中の毛を指でかき分けたら根元がまだ冷たかった、という日があります。そこで止めた日が月に3回あれば、その家のシャンプーの頻度は、決めた予定ではなく、乾かし終わるまでの分数のほうで決まっています。週1回が適切だと書かれていても、乾かす時間が取れない週にその回数を守ると、湿ったまま寝床へ行く夜が増えます。洗いすぎと洗わなさすぎの境目は、日数の上には引けません。引けるのは、乾かし終わるまでの分数と、指が根元で止まる場所の数の2つが交わったところです。

週に何回より先に、乾かし終わるまでの分数|シャンプーの適切な頻度を決める条件

シャンプーの頻度でいちばん最初に決まっているのは、洗う側ではなく乾かす側です。洗う工程は、毛の量が2倍になっても倍にはなりません。増えるのは乾かす時間のほうです。タオルで水気を取るのに数分、そこからドライヤーで根元まで乾かすのに、短毛の子で10分前後、下毛のある子では25分を超えることもあります。この時間を毎回確保できるかどうかが、その家で回せる頻度の上限になります。

上限をさらに下げているのが、その子がドライヤーの音に耐えて動かずにいられる分数です。乾かすのに25分かかる体を、8分で降りてしまう子に週1回洗うと、月に4回、根元が湿ったまま終わる日がつくられます。湿りが残った地肌は蒸れやすく、そこから出てくるものは、洗っていない子に出てくるものとよく似ています。洗う回数を増やしたのに状態が変わらない、という日はここで生まれます。

洗ったあと、根元まで乾かし終わるまでにかかる分数の目安 タオルで水気を取る時間と、ドライヤーで根元まで乾かす時間を並べた棒グラフ。いちばん下は、その子が音に耐えて動かずにいられる時間です。 タオルで水気を取る 約3分 短毛の子を根元まで乾かす 約10分 下毛のある子を根元まで乾かす 約25分 音に耐えて動かずにいられる時間 約8分
洗える回数の上限は、下の2本の差のほうで決まります。数字は本文で示した目安で、毛の量と部屋の温度で前後します。

だから、適切なシャンプーの頻度を知りたいときに先に数えるのは、洗った回数ではありません。乾かし終わるまでにかかった分数と、その子が途中で降りた分数の2つです。この2つが同じなら、その家は今の頻度をそのまま続けられます。降りる側が短いなら、頻度を上げる前に、乾かす手順のほうを短くする番になります。

この4つで乾かす分数が5分縮むと、洗える回数の上限はそのぶん上がります。頻度は増やすものではなく、乾かす側を短くした結果として上がるものだと考えると、無理に回数を守って湿りを残す日がなくなります。

翌日に出るものと、4日目に出るもの|シャンプーの頻度が合っているかの見分け方

洗いすぎの側と、洗わなさすぎの側では、出てくるものも、出てくるまでの日数も違います。洗いすぎの側は翌日から2日目に、洗わなさすぎの側は4日目以降に出ます。日を分けて見ると、どちらに寄っているかが指先で分かります。

洗った日から数えて、何日目に何が出てくるか
日数洗いすぎ側に出るもの洗わなさすぎ側に出るもの確かめる場所
翌日地肌がつっぱり、白いものが浮くまだ何も出ない背中の真ん中をかき分ける
2日目もう脂が戻り、根元がべたつく指がすっと通る腰から尾のつけ根
3日目かく回数が増える毛の表面がわずかに重くなる首の後ろと脇
4日目白いものが続いている指が根元で止まりはじめる耳のふち、足の指のあいだ
7日目洗う前より乾いて見える毛が束になり、帯ができる内股とお尻まわり
結論の行翌日に出るなら、間隔ではなく洗い方の側4日目に止まるなら、間の日が空白になっている指が止まった場所の数で決める

表の最終行が、この2つを分ける線です。翌日に出るものは、頻度を下げても消えません。洗う回数ではなく、その1回で地肌がどうなっているかの話だからです。湯の温度が高い、泡が地肌に残っている、乾かす前にこすっている。ここに手を入れずに間隔だけ伸ばすと、洗った翌日の状態は同じまま、4日目以降の重さだけが足されます。

4日目に指が止まる場所の数は、そのまま数えてください。1か所なら、そこだけに手を入れれば足ります。3か所を超えたときが、間の日が空白になっているという合図です。洗う回数を増やすより先に、止まった場所に毎日手が届いているかを見ます。耳のふち、足の指のあいだ、内股。ここは洗う日にしか触らない場所になりやすく、その子の毛づくろいでも届きにくい場所です。

猫の場合は、この見分けが1日ぶん後ろへずれます。自分で毛づくろいをするぶん、表面の状態は数日保たれるからです。猫で見るのは毛の表面ではなく、背中の真ん中と腰の、自分の舌が届かない範囲です。そこだけが先に重くなるなら、頻度の問題ではなく、届かない面に手が入っていないということになります。

乾かす分数・指が止まる場所の数・外に出る回数で並べる|シャンプーの頻度の比較

同じ「週1回」でも、家の条件が違えば意味が変わります。下の表は、その子と家の側にすでに決まっている条件を左に置き、そこから適切な頻度がどう動くかを並べたものです。数字を先に決めて条件を合わせるのではなく、条件から数字を出します。

先に決まっている条件から、洗う間隔と間の日の扱いを出す
先に決まっている条件乾かし終わるまでの分数4日目に指が止まる場所間隔として置けるところ間の日にやること
短毛・室内中心10分前後0〜1か所3〜4週間あけても回る梳かす前に1回、体をなでる
短毛・毎日の散歩あり10分前後2か所前後2〜3週間帰宅後に足先と腹側
下毛あり・毎日の散歩あり25分以上3か所以上乾かせる週にだけ背中と腰を毎日1回
長毛・もつれやすい20分以上帯になる前に止まるもつれを取れた週にだけ梳かす前に毛先へ1回
猫・水を嫌がるそもそも洗わない年もある背中の真ん中と腰無理に置かない届かない範囲を毎日
シニア・体力が落ちてきた途中で座り込む内股とお尻まわり体調のいい日にだけ部分ごとに日を分ける
結論の行分数が長い家ほど間隔は伸びる止まる場所が増えたら間の日を見る間隔は決めるものではなく出てくるもの間の日を埋めるほど、間隔を伸ばせる

最終行が、この表から読み取ることです。洗う間隔は、決めるものではなく、条件から出てくるものです。そして間隔を伸ばしたいなら、伸ばす前に間の日を埋めておく。順番が逆になると、伸ばしたぶんがそのまま4日目以降の重さになって戻ってきます。

猫とシニアの行だけ、性格が違うことにも触れておきます。この2行では、洗う頻度を上げること自体がその子の負担になります。水そのものを嫌がる猫、ドライヤーの前で座り込んでしまうシニア。洗えない子として扱うのではなく、洗う回数を増やさないほうがいい子として扱います。この2行では、適切な頻度の答えが「今の間隔のままで、間の日を厚くする」になります。

洗う日と洗う日のあいだを空白にしない|mofuwa グルーミングスプレーと頻度の組み立て

毎日きれいにしてあげたい、というところから逆算すると、間隔の話は形が変わります。犬も猫も体から脂を出します。昨日きれいにしても、今日また出ます。散歩に行く子なら外のものも足されます。ところが乾かす分数のほうに上限があるので、洗う日はどうしても間が空きます。この「毎日きれいに」と「洗う日は月に何回」のあいだを、スプレーするだけで埋められる形にしたのが mofuwa グルーミングスプレーです。

この1本が間の日に置けるのは、電解水と油がなじんで乳化するので、落ちるのは汚れのもとになっている余分な脂のほうで、地肌に要るセラミドやスクワランは残るからです。洗う工程と違って、湯も泡も使いません。乾かす分数が増えないので、頻度の上限を決めていた25分のほうに手を触れずに済みます。洗う回数を増やさずに、体に手が入る日だけを増やせる。これが、間隔を伸ばしても4日目の重さが出にくくなる仕組みです。

グルーミングスプレーの使い方は2通りです。手のひらに出して背中と腰へ、なでる速さのまま1回。もう1つは、ブラシの毛先に吹いてから梳かす形で、こちらは静電気が起きにくい状態で通せるので、長毛の子ほど毛が舞う量が減ります。4日目に指が止まった場所を、そのまま毎日の行き先にしてください。耳のふち、足の指のあいだ、内股。止まった場所の数が3か所から1か所に減った週が、間隔を伸ばしていい合図です。

回数は数えなくてかまいません。口に入る前提で原料を選んでいて、飲みものに使われる水と同じ規格で確かめられた原料でつくられているので、毛づくろいのたびに量を気にする必要がありません。無香料でアルコールも使っていません。水を嫌がる猫や、ドライヤーの前で座り込むシニアの子ほど、この1本の置きどころがはっきりします。洗う回数を増やさずに済むぶん、湯船に入れないという選択肢を持ったまま毎日を回せます。

タオルの使いどころも変わります。洗う日はドライヤーの分数を削るために押し当てて水気を取り、間の日は手のひらで広げたあとの仕上げに軽く当てるだけ。洗う日の手順と、間の日の手順を別物として持っておくと、忙しい週に洗う日を1回飛ばしても、そのぶんが4日目以降の状態へ直接は響かなくなります。

Caution間の日を毎日埋めているのに、止まる場所が減らないとき

毎日手を入れて2週間たっても、指が止まる場所が3か所のまま/洗った翌日に出る白いものが、洗い方を変えても同じだけ出る/同じ1か所を1日に何度も舐めていて、そこだけ毛が薄い/乾かす分数が先月より5分以上のびた。こうした残り方は、頻度の話では説明がつきません。洗った日付と、乾かし終わるまでの分数、4日目に指が止まった場所の数を書き出して、動物病院で診てもらってください。どの間隔で何をやってきたかが分かっていると、家で続けられる範囲がその場で決まります。

境目は日数の上ではなく、2つの数字の交わるところにある

洗いすぎと洗わなさすぎの境目は、週1回にも月1回にもありません。乾かし終わるまでの分数と、4日目に指が止まる場所の数。この2つが交わったところにあります。分数が長い家ほど間隔は自然に伸び、止まる場所が多い家ほど間の日が要ります。

この2つの数字は、季節でも年齢でも動きます。だから一度出した間隔を守り続ける必要はありません。適切なシャンプーの頻度とは、固定された数字ではなく、2つの数字を測り直すたびに更新されるものです。次に洗う日に分数を1回測るところから始めれば、その家の境目は、来月には自分の手元にあります。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

トリミングサロンには月に1回行っています。家でのシャンプーの頻度はどう考えればいいですか。
サロンで洗った日を起点にして、そこから4日目に指が止まる場所を数えてください。サロンの仕上がりは乾かし方まで含めて整っているので、家で洗った日より条件がそろっています。そこから何日目に止まりはじめるかが、その子の素の間隔です。止まるのが10日目なら、次のサロンまでの後半だけ間の日を厚くすれば足ります。3日目に止まるなら、月1回のサロンとは別に、家で洗う日を1回置くか、毎日の手を増やすかの二択になります。家で洗う日を足す場合は、乾かす分数を確保できる週に置いてください。
夏と冬で、洗う間隔は変えたほうがいいですか。
変えるというより、勝手に変わります。夏は脂が多く出るので4日目に止まる場所が増えやすく、冬は乾かす時間が延びるうえ、部屋が寒いと途中で降りる子が増えます。つまり夏は間隔が縮む方向に、冬は伸びる方向に押されます。ここで冬も夏と同じ回数を守ろうとすると、根元が湿ったまま終わる日が増えます。冬は乾かす場所を先に暖めて分数を戻すか、間隔のほうを伸ばして間の日を厚くするか。どちらでもかまいませんが、両方を同時に動かすと、何が効いたか分からなくなります。
子犬・子猫のうちは、どのくらいから洗いはじめればいいですか。
回数より、慣らす順番のほうが先です。いきなり洗うと、水とドライヤーと押さえられることが同じ日に重なります。まず、体に触られる時間を毎日少しずつ。次に、ドライヤーを離れた場所で鳴らして、音のあとに何も起きない回数を増やす。そのあとで、洗う日を入れます。この順で入ると、音に耐えられる分数が最初から長くなるので、大人になってからの間隔を広く取れます。慣らしているあいだの体の汚れは、毎日の手で受けておけば足ります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。