C11比較・選び方

自宅シャンプーとサロン、コストで比べる

公開日 2021年6月16日|文=mofuwa編集部

明るい光の入る部屋で、淡い色の床に並んで休んでいる犬と白い猫
シャンプー1回に支払っているのは、洗っている15分ではなく、乾かし終わるまでの90分です。写真:Muhammad Khawar Nazir/Pexels

シャンプーを自宅にするかサロンにするかで迷った夜、家計簿のほうを開いても答えが出ませんでした。金額の欄に並ぶ数字は、サロンに行った月だけ動いて、家で洗った月は0のまま残ります。実際には家で洗った日も、90分ぶんの時間と、押さえる手をもう1本使っています。この記事では費用を金額で並べずに、1回に使う時間・人手・音の長さ・年間の回数で比較します。犬と猫で内訳が変わるので、そこも分けて並べます。

金額を伏せて、時間と人手で数える|シャンプーの費用を比較するときの条件

シャンプーの費用を比較するとき、家で洗う側の数字はほとんど記録に残りません。ボトルは何か月も使いますし、水道もガスも、その日のぶんだけ取り出して数えることができません。サロンのほうは行った日に1回ぶんの数字が立つので、比較の表に並べると、家のほうがいつも軽く見えます。この見え方のずれが、どちらに寄せるかを決めにくくしています。

そこで、この記事では金額をいったん脇に置きます。代わりに数えるのは、1回で動く時間・押さえる手の本数・音が出ている長さ・そして1年で何回やるかです。この4つは、家でもサロンでも同じ単位で数えられます。費用の比較というより、家の1日から何が抜けていくかの比較です。

シャンプーの費用を、金額を使わずに比べるための4つの単位
数える単位何を数えるかどちらで重くなりやすいか
時間準備から乾かし終わりまでの分数自宅(洗う15分より乾かす側が長い)
人手同時に要る手の本数自宅(猫は押さえる役がもう1人要る)
音ドライヤーが鳴っている分数自宅(部屋が狭いほど響く)
移動片道の分数と、預ける半日サロン(往復と待ち時間が固定で乗る)
年間の回数1年でシャンプーする回数決めた頻度でどちらにも寄る
結論の行1回の重さは自宅、1日の重さはサロンこの2つを別々に数える

表の最終行が、この比較の入口です。自宅は1回の中身が重く、サロンは1日の予定が重い。どちらが自分の家にとって重いかは、平日の夜に90分を作れるか、休日の半日を空けられるかで変わります。同じ家でも、季節や仕事の時期で答えが動きます。

もうひとつ、比較から抜けやすいのが翌日の状態です。乾かし方が足りないまま寝かせると、朝に毛の根元が湿ったままで、においが戻ります。ここをやり直すと、シャンプー1回の費用に、翌日のもう30分が足されます。1回で終わったかどうかまで含めて、はじめて1回ぶんの数字になります。

洗い終わってからの60分|自宅とサロンでシャンプーの費用の違いが出る場所

自宅のシャンプーで長いのは、洗っている時間ではありません。手順を分数で分けると、湯につけて洗う工程は全体の2割ほどで、残りはすすぎと乾かしです。ここを知らずに「30分あればできる」と見積もると、途中で時間が足りなくなって、乾かしを切り上げることになります。

  1. 準備(5分)

    床に敷くもの、タオル2〜3枚、ブラシ、ドライヤーを、手の届く位置に出す。途中で取りに行くと、その間ずっと濡れたまま待たせることになります

  2. ブラッシング(5分)

    濡らす前に抜け毛ともつれを落とす。ここを飛ばすと、水を含んだ毛が締まって、乾かす時間が10分以上のびます

  3. 洗う(15分)

    顔まわり、背中、足先、おしりまわり。犬でこのくらい、猫はここが5分に縮む代わりに、前後が長くなります

  4. すすぐ(10分)

    泡が見えなくなってからもう1周。残ると翌日の地肌に出るので、短縮できない工程です

  5. タオルで水気を取る(10分)

    ここに手をかけた分だけ、次の工程が短くなります。押し当てて移す作業で、こする必要はありません

  6. 乾かす(30〜45分)

    毛量と下毛の有無で倍ほど変わります。この工程だけドライヤーの音が鳴り続けます

  7. 片づけ(10分)

    床とタオルと排水口。抜け毛の量が多い時期は、ここが15分になります

合わせておよそ90分、そのうち音が鳴っているのが30〜45分です。費用の違いがいちばん大きく出るのは、この乾かす工程です。サロンに預けた日は、この90分がまるごと家の外に出ます。代わりに出ていくのは、片道の移動と、預けているあいだ帰れない時間です。

犬と猫で内訳が入れ替わります。犬は洗う工程が長く、乾かす工程で立っていられます。猫は洗う工程を短く切り上げるかわりに、押さえる手がもう1本要り、乾かす途中で逃げる前提で組むことになります。猫の場合、90分の見積もりは人が2人いるときの数字です。1人でやると、乾かし切れずに翌日へ持ち越す確率が上がります。

音の長さも、そのまま費用の一部として数えます。ドライヤーが30分鳴っている家では、その30分、その子は耳を伏せています。回数を増やすほど、この30分も同じ回数だけ増えます。頻度を上げる判断をするときは、洗う手間ではなく、この音の合計時間で考えると外しません。

1年ぶんの回数で並べる|シャンプーの費用はどっちに寄せるか

1回ぶんで比べているあいだは、どちらにも言い分が残ります。年間の回数まで伸ばすと、家の側の条件が効いてきます。月1回なら年12回、2か月に1回なら年6回、季節の変わり目だけなら年4回です。自宅90分で年12回なら18時間、サロン半日で年6回なら3日ぶんの予定が埋まります。

年間の回数で見た、自宅とサロンのシャンプーの費用の比較
見るところ自宅で洗うサロンに預ける
1回で空ける時間連続90分(平日の夜でも取れる)移動と待ちで半日(休日に寄る)
同時に要る手犬は1〜2本、猫は2〜4本預けているあいだは0本
音が鳴る時間1回30〜45分、家の中で家の中では0分
途中でやめられるかやめられる(翌日に持ち越す)やめられない(預けた時間は戻らない)
翌日のやり直し乾かし不足なら30分追加仕上げまで済んで帰ってくる
年12回にしたとき18時間、夜から抜ける12日ぶんの休日が埋まる
結論の行夜に90分を作れる家はこちら休日を半日空けられる家はこちら

表の最終行が、この比較の答えです。どちらが安いかではなく、家のどの時間帯なら差し出せるかで決まります。平日の夜が空いている家は自宅に寄せたほうが回数を作れますし、夜が動かない家は、休日の半日をまとめて出すほうが結局は続きます。

実際には、片方に決め切らない家が多くなります。年6回のうち4回を自宅、2回をサロンに割るような組み方です。この場合、先に決めるのは配分ではなく、年間の回数のほうです。年6回と決めてから、どの2回をサロンに置くかを考えます。回数を決めずに配分だけ決めると、忙しい月に両方とも抜けます。

回数を置く場所にも条件があります。抜け毛が増える時期と、外の汚れがつきやすい時期は重なりません。サロンに置くなら、家でいちばん乾かしにくい時期です。毛量が増えている時期は乾かす工程が45分側に寄るので、そこを外へ出すと、家の90分が2回ぶん軽くなります。

回数を決めたあとの、あいだの毎日|シャンプーの費用がふくらむ時期

年間の回数が増えるのは、たいてい「におうから1回足す」という判断が重なった月です。1回足すと、自宅なら90分と音の30分、サロンなら半日が足されます。回数が費用そのものなので、ここをどう扱うかが年の合計を決めます。においや汚れが出るのは、前回のシャンプーから日が空いたからというより、そのあいだ何もしていない日が続いたからです。

犬も猫も体から脂を出しますし、散歩に出れば外の汚れも毎日つきます。毎日きれいにしてあげたいと思っても、シャンプーは毎日はできませんし、サロンにも毎日は通えません。mofuwa グルーミングスプレーは、その毎日のほうを受け持つために作られた1本です。吹きかけてブラシを通すだけなので、手順は1分で終わり、乾かす工程もタオルも要りません。

アルカリ電解水が油となじんで乳化するため、落ちるのは汚れのもとになっている余分な脂で、地肌に要る皮脂は残ります。音の出るドライヤーを使わないので、猫のように音そのものが負担になる子でも、毎日の側に置けます。かけた場所をそのあと舐めても差し支えのない基準で作られているため、量を減らして使う必要もありません。シニアに入って湯船が負担になってきた子も、この1本なら台の上に立たせずに済みます。

毎日の1分が入ると、年間の回数を増やさずに間隔をつなげます。「におうから1回足す」が年に3回あった家で、その3回が消えれば、自宅なら4時間半、サロンなら休日3日ぶんが戻ります。費用を下げる手は、1回を安くすることではなく、足す回数を作らないことのほうにあります。mofuwa グルーミングスプレーを使い方として置くのは、この位置です。

Caution回数を増やしても、次の1回まで持たなくなったとき

年6回だった家が年12回に増やしても、洗った翌々日にはにおいが戻る。乾かし終わったその日のうちから、同じ場所をかいている。前は90分で終わっていた工程が、途中で座り込んで2時間かかるようになった。フケが、シャンプーの間隔を半分にしても同じ量で出ている。この4つは、洗い方や頻度の話では説明がつきません。年何回から何回に変えたか、そのあと何日で戻ったかを書き出して、動物病院で診てもらう日を取ってください。回数と日数が並んでいると、皮膚の側の話かどうかを分ける材料になります。

うちの家の1年を、回数と分数で書き出す

比較の答えは、他の家の平均ではなく、自分の家の時間割から出ます。平日の夜に90分を作れるか、休日の半日を空けられるか、押さえる手が何本あるか。この3つを書き出すと、年間の回数と、その置き場所が決まります。

1年ぶんを決めるために、先に書き出しておくもの
書き出すもの書き方決まること
空けられる時間帯平日の夜/休日の半日/どちらも難しい自宅とサロンのどちらに寄せるか
同時に出せる手の本数1本/2本/2人がかりで4本猫を家で洗えるかどうか
年間の回数年4回・6回・12回のどれか1年ぶんの時間の合計
乾かしにくい時期毛量が増える月その月をサロン側に置く

この4行が埋まれば、費用の比較は終わりです。数字は金額ではなく、分数と回数と手の本数で並んでいます。同じ家でも、来年は答えが変わります。年の初めに書き直すものとして置いておいてください。

今日できるのは、去年1年でシャンプーした回数を思い出して、1行書くことだけです。回数が出れば、時間の合計はかけ算で出ます。その数字を見てから、今年の置き場所を決めます。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

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よくある質問

自宅で洗ったほうが費用は軽いはずなのに、続かないのはなぜですか。
1回の中身が重いからです。90分のうち、洗っている時間は15分で、残りはすすぎと乾かしと片づけです。しかもこの90分は、途中で止められない連続した90分です。夕食のあとに始めると、終わるころには寝る時間になります。続けている家は、この90分を先に予定へ置いています。週末の午前など、あとに予定を入れない時間帯に固定して、そこだけ動かさない形です。逆に「時間があるときに」と決めた家では、時間があるときが来ないまま、次の月に送られます。
猫のシャンプーは、サロンに任せたほうがいいですか。
家の人手で決まります。猫は洗う工程が短い代わりに、押さえる手と、乾かす途中で逃げたときに追う手が要ります。2人で組めるなら家でも終わりますが、1人だと乾かし切れずに翌日へ持ち越すことが増えます。持ち越すと、湿ったまま寝かせた翌日にやり直すことになり、結局90分を2回使います。人手が1本しかない家は、年の回数を減らして、その少ない回数をサロンに置くほうが、1年の合計では軽くなります。
シャンプーの回数を減らすと、汚れがたまりませんか。
回数だけを減らすと、そのぶんの日が空きます。空いた日を何もしないままにすると、においも汚れも次の1回までに積み上がります。逆に、その日を1分のケアで埋めていくと、次のシャンプーまでの間隔が持ちます。減らすのは回数で、減らさないのは触る日数です。この2つを分けて考えると、年間の回数を落としても、翌日の状態は落ちません。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。