C04悩み解決
耳のにおいを繰り返さないために、毎日やっておきたいこと
この記事で挙げる耳のにおいの予防は、どれも耳の中に一切触れません。触るのは耳の外側と、耳のまわりの環境だけです。それでも繰り返しが減るのは、効いているのが掃除の回数より、耳の中が乾いている時間の長さだからです。掃除を増やしても、そのあと湿ったままの時間が長ければ条件は変わりません。毎日やることは、合わせて30秒ほどで終わります。
耳の中が乾かない、4つの条件
予防の対象になるのは、この形が作る4つの条件です。犬の耳の穴は、外から見える位置からまっすぐ下に向かっているわけではありません。途中で向きが変わるため、中に入った水分は自然には出にくい構造になっています。そのうえで、次の4つのうちいくつが当てはまるかで、乾きにくさが決まります。
| 条件 | 何が起きているか |
|---|---|
| 耳が垂れている、または折れている | 耳の入口にふたがされ、風が通らない |
| 耳のまわりの毛が多い・長い | 毛が入口を覆い、乾きが遅れる |
| 体が大きく、耳が厚い | 耳そのものが熱と湿りを保つ |
| 寝るときに、いつも同じ側を下にする | 下になった耳が、その時間ずっと閉じている |
4つのうち3つ以上が当てはまる子は、何もしていなくても耳の中が乾くタイミングが少ないということになります。犬種で決まる話ではありません。垂れ耳の子でも耳が薄くて毛が少なければ条件は減りますし、立ち耳でも毛が多ければ乾きにくくなります。
1日のうち犬が寝ている時間は長く、そのあいだ下になった耳はずっと閉じています。いつも同じ側を下にして寝る子は、その側だけにおいが出ることがあります。片側だけ気になるときは、まず寝床の形と向きを疑ってください。ただし、片耳だけの症状は別の理由でも起こるため、§5のサインも確かめてください。
毎日やること、3つ
どれも耳の中には触れません。触るのは耳の外側と、耳のまわりの環境だけです。
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耳をめくって、5秒そのままにする
垂れ耳・折れ耳の子は、朝と夜に1回ずつ、耳を持ち上げて風を通します。これだけで、閉じっぱなしの時間が確実に減ります。撫でるついでにやると習慣になります。中をのぞく必要はありません。持ち上げるだけです。
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散歩と水遊びのあと、耳のふちを拭いて乾かす
拭くのは耳の外側と、めくった内側の見える範囲だけ。奥に指や布を入れないでください。拭いたあと、そのまま数十秒めくって乾かします。雨の日と、草むらを歩いた日はとくに。
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寝床の向きを、週に一度変える
ベッドの向きを変えると、寝るときに下になる側が変わります。同じ耳がずっと下敷きになる状態を崩すのが目的です。厚みのあるベッドより、通気のある素材のほうが向いています。
3つとも、耳の中の状態を直接どうこうするものではありません。耳の中が乾く機会を、1日のうちに何度か作っているだけです。地味ですが、繰り返しを減らすうえではここがいちばん効きます。
部屋の側でできること
部屋の側にも、予防の余地があります。耳だけを見ていると気づきませんが、部屋の湿度と空気の動きは、耳の中の乾きにそのまま効きます。
- 寝床を、風が通る場所に置く:壁と家具に挟まれた場所は、空気が動きません。部屋の隅は落ち着きますが、湿気もそこにたまります
- 湿度が高い時期は、犬がいる高さで測る:温湿度計を人の目線に置いていると、床に近い実際の環境より低く出ます。犬は床で寝ています
- 洗ったあとのタオルやマットを、寝床の近くに置かない:乾くまでのあいだ、その周辺の湿度が上がります
- エアコンの風が、寝床に直接当たり続けないようにする:乾かすことと、冷やし続けることは別です
耳のにおいで悩んでいるご家庭で、梅雨と夏の終わりだけ強くなるという話はよく聞きます。犬の体は変わっていないので、変わったのは部屋の側です。季節でにおいが動くなら、耳のケアより先に環境を見てください。
やりすぎになるケア
よかれと思って続けていることが、繰り返しの原因になっていることがあります。予防のつもりの手が、逆を向いている場合です。
| やりがちなこと | 代わりに |
|---|---|
| 綿棒を耳の中に入れる | 外側とめくった内側の、見える範囲だけを拭く |
| 洗浄液を毎日入れる | 頻度は動物病院で決めてもらう。日々は乾かす側に寄せる |
| においがするたびに全身を洗う | 耳のふちだけを拭いて乾かす |
| 耳の中の毛をすべて抜く | 抜くかどうかは自己判断せず、サロンや動物病院で相談する |
| ドライヤーの温風を耳に当てる | 離して送風で、めくったまま自然に乾かす |
耳の穴は途中で向きが変わるため、まっすぐ入れた綿棒は汚れを奥へ押し込む方向に働きます。取れているように見えるのは手前の分だけです。家庭でのケアは、見える範囲を拭くところまでにしてください。
洗浄液の頻度も、自己判断で増やさないでください。入れたあとに乾ききらなければ、湿った時間を自分で増やしていることになります。使う場合は、その子に合った頻度と方法を、かかりつけの動物病院で確認してから続けてください。
耳のにおいは、48時間で判断する
耳は、家庭で様子を見てよい期間が短い場所です。皮膚の変化なら2週間ほど記録してから、という考え方もできますが、耳のにおいは48時間を目安に判断してください。
片側だけにおう、耳を振る・かく回数が増えた、耳の入口が赤い・腫れている、耳垢の色や量が急に変わった、触ると痛がる、頭を傾けている、耳から液体が出ている。いずれかがあるときは、48時間を待たずに動物病院にご相談ください。頭を傾けている場合はとくに急いでください。
受診の前に、いつから、どちらの耳か、家で何をしていたかをメモしてください。市販の洗浄液を使っている場合は、その容器も持っていくと話が早くなります。診察の直前に耳をきれいにしてしまうと、状態が分からなくなることがあるため、拭かずにそのまま連れて行ってください。
経過を見ているあいだも、予防のためにできることは残っています。耳のふちと、めくった内側は、その子が自分では届かない場所です。後ろ足でかくことはできても、毛づくろいの舌はそこまで入りません。ここだけは人が代わります。毎日やること3つのうち2つ目、散歩と水遊びのあとに拭く工程で、布に含ませているのが mofuwa スキンケアミスト です。電解水100%で、清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられています。拭いた耳は、その日のうちにまた寝床へ下ろされて閉じます。閉じたあとで舐められても構わない基準でつくられているかどうかが、この場所で選ぶときの条件になります。耳の中には入れないでください。拭いたら、めくったまま数十秒おいて乾かすところまでが2つ目の手順です。片側だけ気になる子は、寝床の向きを変えた日から、下になっているほうを拭いた日をメモに足しておいてください。48時間で判断するときに、その2行が材料になります。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
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商品ページを見るよくある質問
- 耳のにおいの予防に、耳掃除は何日おきがいいですか?
- 一律の日数はありません。耳の形、毛の量、季節、その子の状態で変わります。頻度はかかりつけの動物病院で決めてもらってください。家庭で毎日続けるなら、掃除の回数を増やすより、耳をめくって風を通す時間を作るほうが負担が小さく、繰り返しにくくなります。
- 片側の耳だけがにおいます。どう考えればいいですか?
- いつも同じ側を下にして寝ている場合、その側だけ乾きにくくなっていることがあります。ただし片側だけの変化は別の理由でも起こるため、寝床の向きを変えて2日ほど見ても変わらないときは、動物病院にご相談ください。頭を傾けている、触ると痛がるときは、待たずに受診してください。
- シャンプーのあと、耳はどう乾かせばいいですか?
- 耳の中に水が入らないように洗い、そのあとは耳をめくって外側と見える範囲を拭き、めくったまましばらく置いて自然に乾かします。ドライヤーの温風を耳に直接当てないでください。乾かしたつもりで乾いていない場所なので、洗った日は少し長めに時間を取ってください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
