C08季節・行事
かぶりものをした耳の付け根が、夜になって赤い
かぶりものを外したのは夕方の5時で、耳の付け根の赤みに気づいたのは夜の11時でした。外した直後に見たときは、なにもありませんでした。寝る前に耳の後ろへ手を入れたら、右の付け根、毛が薄くなっているあたりに幅1センチほどの線が出ています。左には出ていません。その日、かぶりものを付けたり外したりしたのは4回です。合計でつけていた時間は40分ほどで、1回あたりは10分にもなりません。この記事で数えるのは、つけていた合計時間ではなく、付け外しの回数と、外してから赤みが見えるまでの時間です。
夜11時に見えた耳の付け根|かぶりものをつけた日の経験を時刻で並べる
その日は、写真を撮るたびにかぶりものを着け直していました。嫌がって首を振るので、5分か10分で外す。少ししてまた着ける。それを4回くり返して、合計は40分ほどです。外した直後の耳はいつもどおりで、その場では何も気づきませんでした。赤みが見えたのは、それから6時間たった夜の11時です。耳の付け根の外側、毛が薄くなっていて地肌が透けるあたりに、細い線が1本。触ると、そこだけ周りより温かく感じました。
| 時刻 | その子の様子 | 耳の付け根 |
|---|---|---|
| 午後2時・1回目 | 着けた瞬間に首を振る | 見た目の変化なし |
| 午後3時・3回目 | 着けたまま寝そべる | 毛が少し分かれている |
| 午後5時・外す | 外したあと後ろあしでかく | その場では何も見えない |
| 午後8時 | ごはんのあと落ち着いている | 気づかず、見ていない |
| 午後11時 | 寝る前に耳の後ろをさわる | 幅1センチほどの線と、そこだけの温かさ |
| 翌朝7時 | いつもどおり起きてくる | 線は細くなり、幅は半分ほど |
表にしてみると、見ていなかった時間が3時間ぶんあります。午後8時の行には「気づかず、見ていない」としか書けません。赤みがいつ出たのかは、この記録からは分かりません。分かるのは、外した直後には無かったということと、6時間後にはあったということだけです。それでも、この2つが書いてあれば翌朝の見え方が変わります。翌朝の線が前の晩より細ければ、時間の経過で戻っている途中です。同じか、幅が広がっていれば、別の見方が要ります。
数えるものを、合計時間から付け外しの回数へ移したのは、この日のあとです。40分を続けて1回で着せた日には、同じ線が出ませんでした。4回に割った日に出ています。耳の付け根に力がかかるのは、かぶりものが乗っているあいだよりも、着ける瞬間と外す瞬間です。ゴムを広げて耳をくぐらせるとき、毛と地肌はいちばん強く引かれます。回数を数えるというのは、この瞬間を数えるということです。
かぶりものの耳の付け根に赤みが出る背景|ゴムが必ず通る一本の線
かぶりものの形がどれであっても、支えになる線は耳の付け根を通ります。頭の上に乗せるものは、ずれないように耳の後ろで止めます。あごの下でひもを結ぶものも、力の向きをたどると耳の付け根へ戻ってきます。前にずれれば目にかかり、後ろにずれれば首に落ちる。その中間で止まる位置が、ちょうど耳の付け根です。デザインの問題ではなく、頭の形の問題なので、買い替えても線の場所は変わりません。
- 毛が薄い:耳の付け根の外側は、体のほかの場所にくらべて被毛が少なく、地肌が近い場所です。同じ力でも、あいだにあるクッションの厚みが違います
- 皮膚そのものが薄い:犬や猫の皮膚は、ヒトのおよそ3分の1の厚さだといわれます。人の指で試して平気だった強さが、そのままの強さにはなりません
- 動きの起点になる:耳を後ろへ倒す、前へ向ける。1日のうちで何十回も動く場所なので、乗っているものは常にずれ続けます
- その子が自分でかける:外したあと、後ろあしでその場所をかきます。かぶりものでついた線の上を、爪がなぞる形になります
この4つのうち、飼い主が変えられるのは4つ目だけです。毛の厚みも皮膚の薄さも耳の動きも、その日に変えられるものではありません。外したあとに自分でかく時間を、どれだけ短くできるか。ここだけが手元にあります。外した直後に後ろあしが上がるようなら、その前に耳の付け根へ手を当てておくと、かく回数が減ります。かゆいから触れているのか、単に開放されて伸びをしているのかは、かいた回数を数えてみると分かれてきます。
10月は、部屋の湿度が下がり始める時期と重なります。地肌が乾いてくると、こすれたあとの赤みは細く長く残りやすくなります。夏に同じかぶりものを着けても何も出なかったのに、秋に出るのはこのためです。同じ道具でも、季節によって地肌の側の条件が入れ替わっています。湿度が高い時期の経験をそのまま持ち込むと、回数の見積もりを間違えます。
昼にこすれて夜に見える理由|かぶりものと耳の赤みの時間差をどう埋めるか
赤みが6時間おくれて見えるのは、こすれた直後の変化が、毛に隠れているからです。耳の付け根は毛が薄いといっても、まったく無いわけではありません。外した直後は毛が寝ていて地肌を覆っています。時間がたつと毛が起き上がり、そこで初めて下の地肌が見えます。その間にその子は何度かその場所をかいています。夜11時に見えた線は、昼に引かれた線と、そのあとに自分でなぞった跡が重なったものです。
| 見る時刻 | 見えるもの | できること |
|---|---|---|
| 外した直後 | 毛の分かれ方と、乱れの向き | その場で毛を起こしておく |
| 2〜3時間後 | 地肌の色の変化が出始める | かいた回数を数える |
| 6時間後・夜 | 線の幅と、触れたときの温かさ | 翌朝と比べるために書いておく |
| 翌朝 | 細くなったか、広がったか | 次に着ける回数を決める |
この表の右端をひとつずつやろうとすると、夜の時点で「何かしたい」という気持ちになります。耳の付け根は、その子が自分でなめられない場所です。届かないぶん、飼い主の手でしか触れられません。ここで使えるものが限られるのは、耳の内側に近く、しかも顔まわりだからです。うちで置いているのは mofuwa スキンケアミストです。高機能性電解酸化水100%でできていて、清涼飲料水の規格基準をクリアしているので、口のまわりでも耳のふちでも、場所を選んで手を止める必要がありません。
耳まわりで助かるのは、含まれているものが水だけだという点です。油分や香りが残るものだと、耳の内側へ流れ込まないように角度を気にすることになります。スキンケアミストは、この水の水分浸透力が精製水のおよそ35倍とされていて、地肌の側へ入りやすくなっています。線の上に置くというより、線の周りの乾いた地肌に届かせるつもりで使います。直接吹きかけるのが嫌いな子なら、手のひらに出してから耳の付け根へ当てても構いません。夜のうちに1回、翌朝にもう1回。この2回を決めておくと、翌朝の線を前の晩と同じ条件で比べられます。
同じ日に、ブラッシングの手も少し変えておきます。耳の付け根の毛は、かぶりものを外したあと寝たままになっています。毛を起こしておくと、地肌に風が通り、乾いた場所とそうでない場所の差が小さくなります。力はほとんど要りません。ブラシの先を立てて、付け根から耳の先へ向けて2、3回。ここで強く梳かすと、昼にゴムが引いた線の上をもう一度なぞることになります。もうひとつ、この時期にやりすぎないほうがいいのが洗いすぎです。顔まわりだけを1日に何度も濡らして拭くと、地肌のうるおいの戻りが追いつきません。
写真を撮る枚数を先に決めると、着け直す回数は後からいくらでも増えます。先に「今日は2回まで」と決めて、その中で撮る枚数を調整するほうが、耳の付け根に来る回数は読めます。1回あたりの時間を10分から20分へ伸ばしても、ゴムが耳をくぐる回数は増えません。赤みの記録が2回ぶんたまったら、その子にとっての上限が見えてきます。
翌朝の耳をどう見るかの考え方|かぶりものを外したあとの時間を数える
翌朝、線は細くなっていました。幅は前の晩の半分ほどで、触っても周りとの温度の差は分かりません。ここまで来れば、その日のかぶりものは4回では多かった、という1行を残して終われます。次は2回にする。合計時間は変えない。それだけで次の記録が取れます。記録といっても、書くのは「4回・6時間後・翌朝半分」の3つだけです。
気をつけたいのは、この3つの数字が翌朝に戻らないときです。幅が前の晩より広がっている、線だったものが面になっている、じくじくして毛が固まっている、かぶりものを着けていない日にも同じ場所に赤みが出る、耳を気にして頭を同じ側へ傾け続けている。こうなると、ゴムがこすれた話では説明がつきません。前の晩と翌朝の2回ぶんの記録は、何時間で戻らなかったのかをそのまま示す材料です。着けた回数と、外してから赤みが見えるまでの時間を書いたメモを持って、動物病院の診察を受けてください。耳の中まで見てもらえるのは家ではできないことです。
かぶりものそのものをやめる必要はありません。決めておくのは、その日に着ける回数と、外したあとに耳の付け根を見る時刻です。夜に1回、朝に1回。手を当てて、線があるかどうかだけ確かめます。翌年の同じ時期に、その2行がそのまま使えます。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見る本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
