C09シーン別・暮らし
小さな子どもがいる家庭が来客の前で困ること、その手当て
来客まであと15分。上の子の靴下が片方見つからず、下の子が玄関のマットを引きずり出し、その横でその子が床に体を伸ばしています。この15分に、子どもの支度とペットのケアが同時に来ます。どちらも中途半端に手をつけると、どちらも終わりません。小さな子どもがいる家庭で来客の前に困るのは、やることが多いからというより、2つの支度が同じ15分に重なっているからです。においに手を入れられるのも、この15分の中です。この記事では、どっちを先にやるか、子どもに任せられることは何か、そしてやらなくていいことはどれかを、7つの問答に並べました。7つのうち1つは、やらなくていいことの話です。
来客まで15分、子どもの支度とペットのケアはどちらを先にやりますか
子どもの支度が先です。ただし、子どものほうが大事だから、という理由ではありません。終わったあとに戻るかどうかが違うからです。子どもに服を着せて手を洗わせれば、その状態は来客まで保たれます。ところがペットの側は、15分前に整えても、そのあいだに床に体を伸ばし、こすり、また元の状態へ少し戻ります。戻らないものから先に、戻るものを後ろに。来客の前の優先順位は、この一本で決められます。
だから15分の使い方は、前半を子ども、後半をペットのケアに割ります。数字にすると、子どもに8分、その子に4分、残り3分を部屋の空気に使う配分です。ここで大事なのは、その子に使う4分を最後に置くことです。先にやると、来客がインターホンを鳴らすころには、いちばん手を入れた場所が崩れ始めています。においも同じで、毛の表面に手を入れてからの時間が短いほど、来客が受け取る空気は変わります。
| やること | 終わったあと | 置く場所 |
|---|---|---|
| 子どもの着替えと手洗い | 戻らない | 前半 |
| おもちゃを1か所に集める | 子どもが動くと戻る | 前半(子どもに任せる) |
| 床に落ちた毛を取る | その子が歩くと少し戻る | 中盤 |
| その子の毛の表面を拭く | 時間とともに戻る | 後半(最後) |
| 窓を開けて空気を入れ替える | 閉めれば数分で戻る | 後半(最後) |
| 寝床の布を替える | 戻らない | 前日でよい |
表のいちばん下に注目してください。寝床の布だけは、来客の日にやることではありません。戻らないもののうち、時間のかかることは前日に出しておく。この振り分けをしておくと、当日の15分に残るのは4分ぶんのペットのケアと、3分の換気だけになります。小さな子どもがいる家庭で来客の前に破綻するのは、前日にできたことを当日に持ち込んだときです。
来客はなぜ、うちのにおいにだけ先に気づくのですか
こちらの鼻が、家のにおいに慣れているからです。同じにおいの中に一日いると、鼻はそのにおいを背景として扱うようになります。来客は外から入ってくるので、その背景ごと受け取ります。だから「言われるまで気づかなかった」が起きます。小さな子どもがいる家庭では、この差がもう一段開きます。子どもが一日じゅう家にいる時間が長く、大人も送り迎え以外は同じ空気の中にいるからです。
もう一つ、高さの問題があります。子どもが座っている高さと、その子が体をつけている面は、ほとんど同じです。においは重さのあるものではありませんが、発生している場所は床に近い側です。毛、寝床の布、食器のまわり、そしてラグ。大人が立って感じる空気と、床から40センチで感じる空気は別物です。来客が玄関で最初に受け取るのも、実は靴を脱いでかがんだときの、この高さの空気になります。
- 毛の表面の皮脂:時間がたつほど酸化して、においの質が変わります
- 寝床の布:繊維に入ったものは、こすっても出てきません
- 食器のまわり:水皿のふちと、床に落ちたひとかけらが残ります
- ラグとソファ:子どもが座り、その子も乗る。2つぶんが重なります
- 玄関マット:外から来たものが最初に落ちる場所です
- 換気していない時間:空気が動かないと、出たものがその場に留まります
6つのうち、来客の15分前に動かせるのは、毛の表面と換気の2つだけです。残りは「雑菌が繁殖してにおいの元になっている」と書きたくなりますが、そこまで断定できる話ではありません。確かなのは、湿っている時間が長い場所ほど、においの出ている時間も長いということです。だから来客の前に手を入れるなら、湿りが残りやすい場所から選びます。口のまわり、耳のつけ根、足先、おなかの下。この4か所です。
体が先か、部屋が先か。この疑問はどこで決まりますか
においが、いまどこにあるかで決まります。毛の表面にあるうちなら体、布の繊維に入っていたら部屋です。見分け方は簡単で、その子の首のうしろに鼻を近づけて、次にラグに顔を近づけます。強いほうが、いまにおいのある場所です。15分しかない日にこれをやる意味は、片方を切り捨てるためです。両方に手を出すと、どちらも半分で終わります。
実際には、来客の15分前なら体を選ぶことがほとんどです。理由は単純で、布に入ったものは15分では出てこないからです。ラグを掃除機で吸っても、繊維の奥のにおいは残ります。洗えば取れますが、乾くまでに数時間かかります。来客の前という時間の中では、部屋の側にできるのは換気だけ、と割り切ったほうが結果が出ます。ペットのケアと部屋のケアは、必要な時間の単位が違います。
| 確かめ方 | 強かった場所 | 15分でやること |
|---|---|---|
| 首のうしろに鼻を近づける | 体 | 毛の表面を4か所だけ拭く |
| ラグに顔を近づける | 部屋 | 窓を2か所開けて、そこは翌日に洗う |
| 寝床の布に鼻を近づける | 布 | カバーを1枚かぶせる。洗うのは後日 |
| 水皿のふちを指でなぞる | 食器 | その場で洗う。1分で終わります |
| どこも同じくらい | 空気 | 換気3分。体には触らない |
換気については、小さな子どもがいる家庭ならではの制約があります。窓を全開にできない日があります。下の子が窓辺に登る、外が寒い、道路の音がうるさい。そういう日は、玄関のドアと、いちばん遠い部屋の窓を、3分だけ同時に開けてください。全開である必要はなく、風の通り道が一本できれば足ります。来客が来る直前に閉めれば、部屋の温度も戻ります。
小さな子どもに任せていいのは、どこまでか知りたいです
線引きは年齢ではありません。やり直しが要るかどうかで分けてください。子どもがやって、結果が多少ばらついても困らないことは任せられます。力加減や場所の正確さが要ることは、任せると大人がもう一度やることになり、15分が増えるどころか減ります。来客の前に子どもを戦力にできるかどうかは、この振り分けで決まります。
| 内容 | 理由 | |
|---|---|---|
| 任せる | おもちゃを箱に集める | 多少ばらついても困りません |
| 任せる | 窓を開ける係(届く高さの窓だけ) | 開いていれば目的は果たせます |
| 任せる | その子の食器を運ぶ(こぼれない量なら) | 運べたかどうかが自分で分かります |
| 任せる | 床に落ちたおもちゃとティッシュを拾う | 拾い残しは大人が見れば済みます |
| 任せない | その子の顔まわりを拭くこと | 力加減が要り、その子が逃げます |
| 任せない | スプレーの容器を持つこと | 量も向きも決められません |
| 任せない | 抱き上げて移動させること | 落ちたときに戻せません |
任せると決めたことは、来客の前に思いつきで頼まないでください。「来客の日はこれをやる」と、前もって1つだけ決めておきます。その日その日で頼むことが変わると、子どもは指示待ちになり、結局こちらが2人ぶん動くことになります。おもちゃを集めるなら毎回それだけ。1つに固定すると、3回目には言わなくても始めます。小さな子どもがいる家庭で来客の支度が回り出すのは、この固定ができてからです。
急いでいる声は、その子にも伝わります。来客の前にその子が落ち着かなくなるのは、においや部屋のせいではなく、家の中の速さが変わったからということがよくあります。子どもを急かす声のトーンが上がると、その子は歩き回り、床に落ちる毛が増えます。子どもの支度を先に終わらせる配分には、この意味もあります。静かになってから、その子に4分を使ってください。
来客の前に、やらなくていいことはどれですか
ここまでは、やることの話でした。この問いだけは、やらなくていいことの話です。来客の前にやりがちで、しかもやらないほうが結果のいいことが3つあります。小さな子どもがいる家庭では、大人の手が2つとも空くことがありません。減らせるものは、はっきり減らしてください。
- 来客の日に洗わない:洗った直後の1〜2日は皮脂が戻る途中で、毛の表面がそろっていません。乾かしきる時間も要ります。来客の前日や当日に洗うと、においがいちばん動きやすい時間帯を来客に合わせることになります。洗うなら3日以上前に済ませてください
- 香りのするものを足さない:においを別のにおいで覆うと、翌日に自分の鼻で比べられなくなります。子どもとその子が同じ床にいる家では、足したものが両方の生活に残ります。来客の1時間のために足す必要はありません
- 全身にブラシを通さない:来客の直前に全身をやると、抜けかけていた毛が床に出ます。15分後に来客が座る場所へ、いま落とすことになります。ブラシは来客の日の前夜か、翌日で構いません
3つに共通しているのは、来客の1時間のために、その日の生活のほうを動かしているということです。来客は帰りますが、子どもとその子の暮らしは続きます。来客の前にやることを増やすほど、当日の家の中は速くなり、子どもも落ち着きません。減らしたぶんの時間を、最後の4分と3分の換気に回すほうが、においの面でも実際に効きます。
やらなくていいことを3つ挙げましたが、これは手を抜く話ではありません。戻ってしまうことに時間を使わない、という選び方です。来客の前にできることは、毛の表面の4か所と、3分の換気と、食器のまわりの3つで足ります。前日にできることを前日に出しておけば、当日は本当にこれだけになります。ペットのケアは、来客の日だけ特別に増やすものではなく、毎日の分量をどこに置くかの話です。
来客の日に足すものの安全は、どこを見て確かめますか
来客の前に何かを足すなら、ここは避けて通れないので、はっきり書いておきます。安全だと言い切れるものは、この世に一つもありません。安全という言葉は、必ず何を根拠にしているかとセットでしか使えない言葉です。「自然由来だから安全です」「無添加なので安心です」という書き方は、根拠のない側の言い方になります。小さな子どもがいる家庭で確かめたいのは、言葉のほうではなく、根拠のほうです。
子どもがいる家では、足したものが体に触れる経路が2つあります。その子が自分で舐める経路と、子どもが触った手を口に持っていく経路です。この2つがあるので、床から40センチの高さで使うものは、大人だけの家より一段細かく見ることになります。来客の日に一時的に足すものであっても、残るのは同じ床です。
| 書かれていること | それが示していること | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 自然由来の成分です | 由来と安全は別の話です | 由来ではなく、何に照らして確かめたかを見る |
| 無添加です | 何を入れていないかの話です | 入れていないものの名前が並んでいるか |
| 赤ちゃんにも使えます | 人への用途は別の領域です | ペット用として書かれているかを見る |
| 清涼飲料水の規格基準をクリアした成分 | 照らした基準が示されています | その基準が何を見ているかを読む |
| 無香料です | においを足していないという話です | 香りで覆う設計になっていないか |
来客の5分前に手を入れる4か所は、そのあと来客がしゃがんで手を伸ばす場所であり、子どもが床に座って最初に触る場所でもあります。拭いた直後の毛に、いちばん近い距離で顔を寄せるのは、この家では大人ではありません。だから、そこへ足すものを選ぶときは、上の表の右の列のほうから決めることになります。
mofuwa スキンケアミストは、その表の4行目に当たります。中身は高機能性電解酸化水だけで、照らしている物差しは清涼飲料水の規格基準です。安全ですと言い切る代わりに、何に照らして確かめたのかを先に置いている、という意味に受け取ってください。子どもが触った手を口に持っていく家で見たいのは、この順番で書かれているかどうかのほうです。
使い方も書いておきます。容器から直接ではなく、布に含ませてから、口のまわり・耳のつけ根・足先・おなかの下を、毛の流れに沿ってなでる形です。来客の5分前にこれが入るのは、洗ったあとのように乾かす時間を取らなくていいからで、15分の配分をこわしません。容器は大人が持ってください。4つ目の問いで「任せない」に入れたのは、量と向きを子どもが決められないからです。
来客のあいだ、子どもに先に言っておくこととは何ですか
来客が入ってからの1時間は、こちらの手が完全にふさがります。だから、子どもに言っておくことは3つまでにします。3つとも、その子と来客のあいだで起きやすいことです。来客の前の15分に、玄関で1回だけ言えば足ります。長い説明にすると、子どもは覚えていられません。
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1つ目:抱っこして、お客さんに見せに行かない
子どもは、かわいいと思っているから見せたくなります。抱き上げて運ばれることと、知らない人の前に置かれることが同時に来るのは、その子にとって負担が大きい組み合わせです。「見せるんじゃなくて、来てくれるのを待とう」と、やっていい形に置き換えて伝えてください。
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2つ目:食べ物を渡さない。渡すなら大人に言う
来客があると、テーブルの上のものが増えます。子どもは、自分が食べているものを分けたくなります。禁止だけを言うと、隠れて渡します。「あげたくなったら、先に言いに来て」に変えると、こちらで止められます。来客中に手が空かないぶん、判断だけは大人に戻る形にしておきます。
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3つ目:向こうに行ったら、追いかけない
来客の声で、その子が部屋を出ることがあります。それは逃げたのではなく、自分で距離を取っただけです。子どもには「向こうに行ったら、そっとしておいてあげて」と伝えます。追いかけて連れ戻すと、その子にとって家の中に落ち着ける場所がなくなります。来客の日に、これがいちばん効きます。
来客の側にも、一言だけ渡しておくと楽になります。「触るときは、しゃがんで、手を下から出してもらえますか」。お願いを1つに絞ると、たいていの方は覚えてくれます。子どもがいる家では、来客も子どもに気を取られているので、長い説明は届きません。ペットの側の負担は、触られる回数より、上から急に来る手の数で決まります。
玄関を開けるまでの30分に、7つの答えを一本の線で並べる
最後に、ここまでの7つを時間の順に並べ直します。並べてみると、来客の日にやることは15分ぶんしかありません。それ以外は、前日に出しておくことか、来客が入ってから子どもに任せることです。小さな子どもがいる家庭では、この境目をはっきりさせておくほうが、当日に迷いません。
| いつ | やること | この記事のどこ |
|---|---|---|
| 前日 | 寝床の布を替える。洗うならここまで | 1つ目・5つ目の問い |
| 30分前 | 首のうしろとラグ、どちらのにおいが強いか確かめる | 3つ目の問い |
| 15分前 | 子どもの着替えと手洗い。おもちゃは子どもに任せる | 1つ目・4つ目の問い |
| 7分前 | 水皿のふちを洗う。床に落ちたものを拾う | 3つ目の問い |
| 5分前 | 口のまわり・耳のつけ根・足先・おなかの下を拭く | 2つ目・6つ目の問い |
| 3分前 | 玄関と、いちばん遠い窓を同時に開ける | 3つ目の問い |
| 1分前 | 子どもに3つだけ言う。窓を閉める | 7つ目の問い |
| 来客中 | その子が部屋を出たら、追わない | 7つ目の問い |
この表の中に、洗うことも、香りを足すことも、全身のブラッシングも入っていません。来客の前に手を入れる場所は、毛の表面の4か所と、食器と、空気の通り道だけです。においの話は、増やす話ではなく、どこに残っているかを1か所に絞る話です。子どもとペットの支度が同じ15分に重なる家では、絞れたかどうかがそのまま結果になります。
安全という言葉についても、同じことが言えます。安全は、確かめ方が示されているかどうかで見る言葉です。来客の日に何かを足すなら、その一つだけ確かめてください。子どもが同じ床にいて、その子が自分で舐める家では、根拠の書かれていないものを増やさないという選び方そのものが、いちばん現実的な安全の作り方になります。増やさないと決めれば、確かめる対象も増えません。
においの質そのものが変わった、特定の一か所だけが強い、地肌が赤い、じくじくしている、同じ場所をなめ続けている、耳を振る回数が増えた、食欲や元気が落ちている。いずれかに当てはまるときは、拭き取りを増やす前に動物病院にご相談ください。来客の前に気づくにおいの変化は、家の中では見過ごしていたものが、急いだ日に目に入っただけということがあります。いつからか、どこが強いかをメモして持っていくと、その場で切り分けてもらえます。
来客のたびに慌てるのは、準備が足りないからではありません。子どもの支度とペットのケアという、性質の違う2つが同じ時間に置かれているからです。戻らないものを前に、戻るものを後ろに。前日にできることは前日に。子どもに任せることは1つに固定する。この3つだけ決めておけば、来客の日の15分は同じ形で回ります。においも、そのときいちばん近い場所から順に手が入ります。
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mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見る本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
