C04悩み解決

犬と猫の爪まわりの汚れ|まず疑いたい3つの原因

公開日 2021年11月29日|文=mofuwa編集部

明るい床の上に置かれた犬の前足と、爪のつけね
爪まわりの汚れは、汚れの見た目より「いつ入ったか」を先に分けると絞り込めます。写真:Valeria Boltneva/Pexels

爪を切った日を0日目にして、1週間だけ見てください。爪の長さという条件をそろえると、爪まわりの汚れの原因はぐっと絞り込めます。黒っぽい、茶色いといった見た目からたどると、土なのか、湿りで変色したものなのか、唾液の跡なのかが最後まで決まりません。そこでこの記事では、原因を散歩中・帰宅後・寝ているあいだという3つの時間に分けて考えます。時間で分けると、飼い主が手を出せる場所がはっきりします。

汚れの種類ではなく、入った時間で分ける

爪のつけねの汚れは、見た目がどれも似ています。土でも、湿りで色が変わった毛でも、舐めた跡が乾いたものでも、黒ずんだ線に見えます。色や質感から原因をたどろうとすると、そこで止まります。代わりに、その汚れが一日のうちいつ入ったのかで分けてください。

つけねの汚れが入る3つの時間
時間起きていること手を出せる場所
散歩中爪が伸びて、地面に当たる角度が変わる。つけねに土が入る爪の長さ
帰宅後つけねの毛が湿ったまま、入った汚れを抱えこむ乾かす時間
寝ているあいだその子が自分で舐めて、同じ場所を湿らせ続ける舐める前の状態

この3つは、順番につながっています。散歩中に入り、帰宅後に湿ったまま残り、寝ているあいだにもう一度湿る。一日のうちで、つけねが乾いている時間のほうが短くなっている子がいます。汚れが落ちないのではなく、落とす前に次の湿りが来ている、という状態です。

Note3つのうち、どれか1つとは限りません

3つが同時に起きていることのほうが多いので、いちばん手前の「散歩中」から順に外していくのが早道です。

散歩中:爪の長さで、当たる角度が変わる

爪が短いあいだ、足の裏の肉球が先に地面につき、爪先はそのすぐ後ろで軽く触れます。ところが爪が伸びると、爪先のほうが先に地面に当たるようになります。すると指が上に押し戻され、つけねの部分が少し開いた向きになります。ここに土や砂が入ります。

3つ目が、時間で分ける効きめが出るところです。地面に当たらない爪が汚れているなら、その汚れは散歩中に入ったものではありません。汚れている指の位置を見るだけで、原因の1つを外せます。

爪切りは、家でやるなら少しずつ、血管の手前で止めてください。深爪を一度させると次から嫌がり、結果として伸びたままになります。自信がなければ、動物病院やトリミングサロンにお願いするほうが確実です。

帰宅後と、寝ているあいだ

残りの2つは、どちらも湿りの話です。ただし湿らせているものが違います。帰宅後は飼い主が拭いた水分、寝ているあいだはその子の唾液です。

  1. 帰宅後:拭いたあと、つけねが乾くまで見る

    足先を拭くとき、指と指のあいだと爪のつけねは布が届きにくい場所です。表面だけ乾いて、つけねの毛は湿ったままという状態がよく起こります。拭いたあとに指を1本ずつ開いて、つけねの毛を軽く押さえてください。

  2. 帰宅後:濡らしたなら、必ず乾かす時間を足す

    足を洗った日は、拭いただけで終わりにしないでください。ドライヤーの弱い風を離して当てるか、乾いたタオルで挟んで数分置くだけでも変わります。湿ったまま床に降ろすと、そこから汚れがつきます。

  3. 寝ているあいだ:朝の状態を見る

    朝いちばんに、つけねが湿っていないか触ってください。湿っているなら、寝ているあいだに舐めています。飼い主が見ていない時間なので、朝の湿りだけが手がかりになります。

舐めるのをその場で止めても、こちらが寝ているあいだは止められません。止めることより、寝る前につけねが乾いている状態にしておくほうが現実的です。

猫は外側の層ごと落ち、犬は落ちない

同じ「爪まわりの汚れ」でも、犬と猫では汚れの残り方が違います。猫の爪は、爪とぎによって外側の古い層が剥がれ落ちる作りになっています。剥がれるとき、そこについていた汚れも一緒に落ちます。爪とぎは、爪を研いでいるというより、脱いでいるほうが近い動きです。

犬と猫で、見る場所が変わります
犬猫
爪の外側の層剥がれない。汚れはつけねに残り続ける爪とぎで剥がれ、汚れごと落ちる
汚れやすい場所爪のつけねと、その周囲の毛爪の出入り口の皮膚のひだ
見るタイミング散歩から帰ったあと爪とぎの回数が減っていないか

だから猫の場合、つけねに汚れがたまっているのは「爪とぎが足りていない」か「とぎたくても行けていない」のどちらかを先に疑ってください。爪とぎの場所が遠い、素材が合わない、高い場所にあって登れなくなった。どれも汚れとして表に出ます。

Point猫の爪は、しまわれている時間が長い

猫の爪はふだん皮膚のひだの中に収まっています。汚れは爪そのものより、そのひだの奥にたまります。指を軽く押して爪を出し、つけねが黒くなっていないか確かめてください。

爪を切った日を0日目にして、1週間

3つのうちどれが効いているかは、記録で切り分けられます。爪を切った日を0日目として、1週間だけ見てください。爪の長さという条件をいったんそろえてから数えるのが要点です。

記録は、同じ足の同じ指を同じ明るさで撮るだけで構いません。

Caution1週間を待たずに相談してほしいサイン

つけねが赤く腫れている、触ると痛がる、その足をかばって歩く、爪が割れている・欠けている、においが強くなった、汚れが1本の指だけに集中している、舐めるのが止まらない。いずれかに当てはまるときは、記録より先に動物病院にご相談ください。爪のつけねは、皮膚と骨が近い場所です。

3つの時間のうち、飼い主の手がいちばん届かないのは、寝ているあいだでした。その子が自分でつけねを舐める時間なので、寝る前に人が置いたものは、朝までに必ず口へ入ります。ここに何を置けるかで、3つ目の原因に手が出せるかどうかが決まります。

mofuwa スキンケアミストは、電解水100%です。舐められても、口に入るのは水だけということになります。寝る前にコットンや布へ取って、つけねを指1本ずつなぞり、そのまま数分だけ乾かす時間をとってください。なぞることと乾かすことが一組で、乾かす側を省くと、この記事の2つ目にあたる湿りを自分でつくることになります。翌朝、つけねが乾いていれば、夜のあいだの舐めが減った日です。

0日目からの1週間が終わったら、同じ記録をもう1週間だけ続けてください。2週目に見るのは汚れの量ではなく、3つの時間のうちどれが残っているかです。散歩中のぶんは爪の長さで動き、帰宅後のぶんは乾かす時間で動きます。動かないまま最後に残った1つが、その子の爪まわりの汚れの原因です。

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よくある質問

爪を短く切れば、汚れは入らなくなりますか?
散歩中に入る分は減ります。ただし帰宅後の湿りと、寝ているあいだに舐める分は爪の長さと関係がありません。爪を切ってもきれいにならないときは、残りの2つの時間を見てください。
室内だけで暮らしている子でも、つけねは汚れますか?
汚れます。土は入りませんが、湿りは室内でも起こります。足を拭いたあとの水分と、自分で舐めた唾液の2つが主な湿りの元です。散歩に行かない日も汚れるなら、そちらの側です。
指と指のあいだと、爪のつけねは同じ問題ですか?
別の場所として見てください。指のあいだは接している面同士が乾きにくい場所、爪のつけねは外から物が入る場所です。両方が同時に湿っている子は、拭いたあとに乾かす時間が足りていないことが多くあります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。