C04悩み解決
犬と猫の爪まわりの汚れ|まず疑いたい3つの原因
爪を切った日を0日目にして、1週間だけ見てください。爪の長さという条件をそろえると、爪まわりの汚れの原因はぐっと絞り込めます。黒っぽい、茶色いといった見た目からたどると、土なのか、湿りで変色したものなのか、唾液の跡なのかが最後まで決まりません。そこでこの記事では、原因を散歩中・帰宅後・寝ているあいだという3つの時間に分けて考えます。時間で分けると、飼い主が手を出せる場所がはっきりします。
汚れの種類ではなく、入った時間で分ける
爪のつけねの汚れは、見た目がどれも似ています。土でも、湿りで色が変わった毛でも、舐めた跡が乾いたものでも、黒ずんだ線に見えます。色や質感から原因をたどろうとすると、そこで止まります。代わりに、その汚れが一日のうちいつ入ったのかで分けてください。
| 時間 | 起きていること | 手を出せる場所 |
|---|---|---|
| 散歩中 | 爪が伸びて、地面に当たる角度が変わる。つけねに土が入る | 爪の長さ |
| 帰宅後 | つけねの毛が湿ったまま、入った汚れを抱えこむ | 乾かす時間 |
| 寝ているあいだ | その子が自分で舐めて、同じ場所を湿らせ続ける | 舐める前の状態 |
この3つは、順番につながっています。散歩中に入り、帰宅後に湿ったまま残り、寝ているあいだにもう一度湿る。一日のうちで、つけねが乾いている時間のほうが短くなっている子がいます。汚れが落ちないのではなく、落とす前に次の湿りが来ている、という状態です。
3つが同時に起きていることのほうが多いので、いちばん手前の「散歩中」から順に外していくのが早道です。
散歩中:爪の長さで、当たる角度が変わる
爪が短いあいだ、足の裏の肉球が先に地面につき、爪先はそのすぐ後ろで軽く触れます。ところが爪が伸びると、爪先のほうが先に地面に当たるようになります。すると指が上に押し戻され、つけねの部分が少し開いた向きになります。ここに土や砂が入ります。
- 爪先が床に当たる音がする:フローリングでカチカチと鳴るなら、角度が変わっている状態です
- 前足の内側2本だけ汚れている:地面に当たりやすい指から先に起こります
- 親指(狼爪)にも入っている:地面に触れない爪なので、これは散歩中ではなく別の時間の汚れです
3つ目が、時間で分ける効きめが出るところです。地面に当たらない爪が汚れているなら、その汚れは散歩中に入ったものではありません。汚れている指の位置を見るだけで、原因の1つを外せます。
爪切りは、家でやるなら少しずつ、血管の手前で止めてください。深爪を一度させると次から嫌がり、結果として伸びたままになります。自信がなければ、動物病院やトリミングサロンにお願いするほうが確実です。
帰宅後と、寝ているあいだ
残りの2つは、どちらも湿りの話です。ただし湿らせているものが違います。帰宅後は飼い主が拭いた水分、寝ているあいだはその子の唾液です。
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帰宅後:拭いたあと、つけねが乾くまで見る
足先を拭くとき、指と指のあいだと爪のつけねは布が届きにくい場所です。表面だけ乾いて、つけねの毛は湿ったままという状態がよく起こります。拭いたあとに指を1本ずつ開いて、つけねの毛を軽く押さえてください。
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帰宅後:濡らしたなら、必ず乾かす時間を足す
足を洗った日は、拭いただけで終わりにしないでください。ドライヤーの弱い風を離して当てるか、乾いたタオルで挟んで数分置くだけでも変わります。湿ったまま床に降ろすと、そこから汚れがつきます。
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寝ているあいだ:朝の状態を見る
朝いちばんに、つけねが湿っていないか触ってください。湿っているなら、寝ているあいだに舐めています。飼い主が見ていない時間なので、朝の湿りだけが手がかりになります。
舐めるのをその場で止めても、こちらが寝ているあいだは止められません。止めることより、寝る前につけねが乾いている状態にしておくほうが現実的です。
猫は外側の層ごと落ち、犬は落ちない
同じ「爪まわりの汚れ」でも、犬と猫では汚れの残り方が違います。猫の爪は、爪とぎによって外側の古い層が剥がれ落ちる作りになっています。剥がれるとき、そこについていた汚れも一緒に落ちます。爪とぎは、爪を研いでいるというより、脱いでいるほうが近い動きです。
| 犬 | 猫 | |
|---|---|---|
| 爪の外側の層 | 剥がれない。汚れはつけねに残り続ける | 爪とぎで剥がれ、汚れごと落ちる |
| 汚れやすい場所 | 爪のつけねと、その周囲の毛 | 爪の出入り口の皮膚のひだ |
| 見るタイミング | 散歩から帰ったあと | 爪とぎの回数が減っていないか |
だから猫の場合、つけねに汚れがたまっているのは「爪とぎが足りていない」か「とぎたくても行けていない」のどちらかを先に疑ってください。爪とぎの場所が遠い、素材が合わない、高い場所にあって登れなくなった。どれも汚れとして表に出ます。
猫の爪はふだん皮膚のひだの中に収まっています。汚れは爪そのものより、そのひだの奥にたまります。指を軽く押して爪を出し、つけねが黒くなっていないか確かめてください。
爪を切った日を0日目にして、1週間
3つのうちどれが効いているかは、記録で切り分けられます。爪を切った日を0日目として、1週間だけ見てください。爪の長さという条件をいったんそろえてから数えるのが要点です。
- 0日目に切って、3日たっても同じように汚れる:散歩中ではありません。湿りの側を見てください
- 切った直後の2〜3日だけきれいで、後半に戻る:散歩中の割合が大きい状態です
- 散歩に行かなかった日も汚れる:寝ているあいだの舐めが残っています
- 朝だけ湿っている:夜のあいだに舐めています。寝る前の乾きを足してください
記録は、同じ足の同じ指を同じ明るさで撮るだけで構いません。
つけねが赤く腫れている、触ると痛がる、その足をかばって歩く、爪が割れている・欠けている、においが強くなった、汚れが1本の指だけに集中している、舐めるのが止まらない。いずれかに当てはまるときは、記録より先に動物病院にご相談ください。爪のつけねは、皮膚と骨が近い場所です。
3つの時間のうち、飼い主の手がいちばん届かないのは、寝ているあいだでした。その子が自分でつけねを舐める時間なので、寝る前に人が置いたものは、朝までに必ず口へ入ります。ここに何を置けるかで、3つ目の原因に手が出せるかどうかが決まります。
mofuwa スキンケアミストは、電解水100%です。舐められても、口に入るのは水だけということになります。寝る前にコットンや布へ取って、つけねを指1本ずつなぞり、そのまま数分だけ乾かす時間をとってください。なぞることと乾かすことが一組で、乾かす側を省くと、この記事の2つ目にあたる湿りを自分でつくることになります。翌朝、つけねが乾いていれば、夜のあいだの舐めが減った日です。
0日目からの1週間が終わったら、同じ記録をもう1週間だけ続けてください。2週目に見るのは汚れの量ではなく、3つの時間のうちどれが残っているかです。散歩中のぶんは爪の長さで動き、帰宅後のぶんは乾かす時間で動きます。動かないまま最後に残った1つが、その子の爪まわりの汚れの原因です。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
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商品ページを見るよくある質問
- 爪を短く切れば、汚れは入らなくなりますか?
- 散歩中に入る分は減ります。ただし帰宅後の湿りと、寝ているあいだに舐める分は爪の長さと関係がありません。爪を切ってもきれいにならないときは、残りの2つの時間を見てください。
- 室内だけで暮らしている子でも、つけねは汚れますか?
- 汚れます。土は入りませんが、湿りは室内でも起こります。足を拭いたあとの水分と、自分で舐めた唾液の2つが主な湿りの元です。散歩に行かない日も汚れるなら、そちらの側です。
- 指と指のあいだと、爪のつけねは同じ問題ですか?
- 別の場所として見てください。指のあいだは接している面同士が乾きにくい場所、爪のつけねは外から物が入る場所です。両方が同時に湿っている子は、拭いたあとに乾かす時間が足りていないことが多くあります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
