C04悩み解決
指の間をなめるが出たときの家庭ケア|順番を変えるだけで変わる
指の間をなめる行動への対処法は、やることを変えなくても、順番を変えるだけで結果が変わります。多くの場合、最初にやるのは「舐めるのをやめさせること」です。ところが、ここから入ると悪くなる子がいます。この記事では「舐めるのを止めない順」で家庭ケアを組み直します。止めさせるのは、いちばん最後です。
「止める」から入ると、なぜ長引くのか
指の間をなめるときの対処法は、止めることから入ると長引きます。指の間を舐めるのを見ると、まず止めたくなります。声をかける、手をどける、カラーをつける。どれも一時的には止まります。ただ、止めた時点では、なぜ舐めていたのかが分かっていません。理由が残ったまま行動だけを塞ぐと、次の3つが起こります。
- 舐める場所が変わる:前足を止めると後ろ足に移り、どこが最初だったのか分からなくなります
- 飼い主が見ていない時間に集中する:夜や留守番のあいだに移り、状態だけが進みます
- 触られること自体を嫌がるようになる:足を持つと引く子になり、あとの手入れが全部やりにくくなります
とくに1つ目が厄介です。舐めている場所は、原因を教えてくれるいちばん確かな情報です。止めることで、その情報が先に消えてしまいます。だから順番を入れ替えます。舐めるのはしばらく続いてよい、という前提から始めてください。
皮膚が切れている、出血している、腫れているといった状態でなければ、数日から1週間ほどは観察に使って構いません。その期間に、これから説明する3つを先に済ませます。
1|どこを舐めているか、まず特定する
対処法の1つ目です。最初にやるのは、場所の特定です。「足を舐める」ではなく、どの足の、どの指のあいだかまで絞ります。ここが決まらないと、あとの手当てが全部の足に散らばって、どれも中途半端になります。
| 舐めている場所 | 先に考えること |
|---|---|
| 片方の前足だけ | その足だけに起きたこと。挟まった異物、切れ、痛みの側 |
| 両方の前足 | 全身に共通する条件。散歩の路面、床の材質、洗ったあとの乾き |
| 後ろ足が中心 | 届く場所の問題。腰やお尻をかばって、足先に移っていることがあります |
| 日によって場所が変わる | 特定の場所ではなく、舐めるという行動そのものが習慣になっている状態 |
見るのは、舐めている最中ではなく舐め終わったあとです。毛が寝ている、乾き方が他と違う。そこが舐められていた場所です。1日1回、同じ時間に4本とも確かめて、3日ぶん記録してください。
このとき、まだ何も変えないでください。塗る、洗う、覆う。すべて場所が決まってからです。先に手を加えると、毛の状態が変わって場所が読めなくなります。
2|舐めた跡が乾く時間をつくる
場所が決まったら、次は乾かすことです。舐められた指のあいだは、常に湿っています。湿っていることが気持ち悪くて、また舐める。この往復が続くあいだは、原因が何であっても状態は動きません。
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一日のうち、乾いている時間を数える
朝・昼・夜に指のあいだを触り、湿っているかどうかだけ記録します。3回とも湿っているなら、乾いている時間がほぼありません。ここを先に変えます。
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舐めたあと、押さえて水分を移す
乾いた布かコットンで、指のあいだを軽く挟んで数秒置きます。こすらないでください。拭き取るのではなく、水分を布に移すだけです。
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足を洗った日は、乾かす時間を必ず足す
指のあいだは、面と面が接していて自然には乾きません。タオルで挟んだあと、ドライヤーの弱い風を離して当ててください。洗ったのに乾かさない日は、水を使わなかった日より湿っています。
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寝る前に、もう一度だけ確かめる
夜のあいだは手が出せません。寝床に入る時点で乾いているかどうかが、翌朝の状態を決めます。
この段階でも、まだ止めさせません。乾く時間ができるだけで、回数が自然に減る子がいます。
3|舐めている場所には触れず、まわりから整える
3つ目が、いちばん意外に感じられるところだと思います。舐めている場所そのものには、手を加えません。整えるのは、その周囲です。
- 肉球のあいだの毛:長く伸びていると、地面のものを挟んで持ち帰ります。トリミングサロンで足裏を整えてもらってください
- 爪の長さ:伸びていると指が広がった状態になり、あいだが開いて汚れが入ります
- 床:滑る床は指に力が入り続けます。舐めている足のほうに体重がかかっていないか見てください
- 散歩の路面:夏の熱いアスファルト、冬の凍結防止剤。行った直後に増えるなら、路面の側です
直接いじらない理由は2つあります。触られる経験が増えると、足を出すこと自体を嫌がるようになること。そして、何かを塗れば、その味や匂いを確かめるためにまた舐めることです。
犬は塗ったものを必ず舐めます。人用の軟膏、消毒液、アルコール、はどれも口に入る前提では作られていません。舐めても大丈夫なはずという判断は避けて、塗るものが必要かどうかは動物病院で相談してください。
4|最後に、舐める時間そのものを置き換える
指の間をなめる行動そのものへの対処法は、最後に置きます。ここまで済ませて、それでも舐め続けるときに初めて、行動そのものに手を出します。それも「止める」ではなく「別のことに置き換える」形にします。
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舐めはじめる時間を特定する
帰宅直後、食後、寝る前、留守番の始まり。始まる時間はたいてい決まっています。
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その時間の直前に、口を使うものを渡す
噛むおもちゃや、時間のかかる食べ方ができるものを、舐めはじめる前に出します。始まってから渡すと、舐めるとよいものがもらえる、と結びついてしまいます。
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それでも足りなければ、物理的に覆う
エリザベスカラーや靴下は、ここまでやったうえでの最後の手段です。覆うあいだも、中が湿っていないか一日一度は確かめてください。
皮膚が切れている・出血している、指のあいだが赤く腫れている、においが強い、足をかばって歩く、触ると痛がる、同じ一か所を一日じゅう舐め続けている、指のあいだにしこりのようなものがある。いずれかに当てはまるときは、順番を待たずに動物病院にご相談ください。3日ぶんの記録が、そのまま経過の説明になります。
使うものを選ぶときの条件は、この記事ではひとつに絞れます。その子が一日に何度も口をつける場所に置くのだから、口に入る前提で選ぶということです。人用の軟膏を塗らないでくださいと書いたのと、同じ一点になります。
mofuwa スキンケアミストは、電解水100%で、清涼飲料水の規格基準をクリアしています。舐めるのを止めないまま経過を見る、というこの記事の順番と、条件が合います。使うのは、3つ目に書いたとおり、舐めている場所そのものではなく、その手前の肉球のまわりと指のつけ根です。布に含ませてなぞり、乾いた布で数秒押さえるところまでを一組にしてください。指の間が乾いている時間を増やすのが目的なので、湿らせて終わりにしないことだけ守れば足ります。
4つの順番を1周したら、また1つ目に戻ってください。2周目に見るのは、舐めている場所が同じかどうかです。同じ場所のままなら、そこにまだ理由が残っています。場所が散らばっているなら、指の間をなめる行動そのものが習慣の側へ寄っています。対処法は、この2つで分かれます。3日ぶんの記録を捨てずに取っておくと、2周目の判断がそのままできます。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- エリザベスカラーは、つけないほうがいいのですか?
- つけてはいけないという話ではなく、順番の問題です。皮膚が切れているなど急いで覆う必要がある場合を除けば、場所の特定と乾く時間づくりを先に済ませたほうが、外したあとに戻りにくくなります。
- 舐めるのは、退屈だからだと聞きました。本当ですか?
- 一因になることはありますが、最初から決めつけないでください。日によって場所が変わり、始まる時間だけが決まっているなら、行動として習慣になっている側です。場所が一定なら、そちらが先です。
- 3日記録しても、舐めている場所が分かりません
- 分からないこと自体が情報になります。全部の足を同じくらい舐めているなら、特定の一か所ではなく、足全体に共通する条件を見てください。散歩の路面、床の材質、洗ったあとの乾き方の3つが出発点になります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
