C11比較・選び方

敏感肌の子に選ぶ基準

公開日 2021年12月1日|文=mofuwa編集部

明るい部屋のクリーム色の敷物の上で、白い猫と並んで静かに休んでいる淡い色の犬
敏感肌の子に何を選ぶかは、棚の前ではなく、その子の舌が届く場所の側から決まります。写真:Impact Dog Crates/Pexels

棚の前で2本を持ち替えて、裏の小さい字を10分読んでも、敏感肌の子に合うかどうかはそこに書いてありません。書いてあるのは何が入っているかで、知りたいのは、その中身がその子の肌にどれだけの時間載るかのほうです。犬も猫も、皮膚の厚みは人のおよそ3分の1しかありません。薄いぶん、載っている時間の差がそのまま出ます。だからこの記事では、敏感肌の犬と猫の選び方を、肌の上に残る時間と、合わなかった日から元へ戻るまでの日数という2つの条件で並べ直します。

肌の上に残ってよい時間から決める|敏感肌の犬と猫に、選び方の条件を2つへ絞る

敏感肌の子に何かを選ぶとき、先に決めておくのは「肌の上に残ってよい時間」です。同じ1本でも、吹きかけて数分で乾いてしまうものと、塗って半日そこに載り続けるものでは、肌が受け取る量がまったく違います。裏に書かれているのは中身の名前だけで、その中身が何時間そこにいるかは書かれていません。敏感肌の犬と猫の選び方は、この時間を自分の側で決めるところから始まります。

棚の前で確かめられるのは、次の4つです。どれも成分の知識は要りません。

4つのうち、敏感肌の子でいちばん見落とされるのが3番目です。舐め取られた分は、肌から消えたのではなく、口へ移っただけです。だから舌の届く部位に使うものは、肌に載せてよいかどうかと、口に入っても差し支えないかどうかを、同じ1本で満たす必要があります。ここを分けて考えると、部位ごとに本数が増えていきます。

残る時間を決めたら、2つ目の条件へ移ります。合わなかったと分かった日から、その肌が元の見た目へ戻るまでに何日かかるか。敏感肌の犬の選び方で、この日数を先に見ている人はほとんどいません。なぜこちらを先に見ておくほうが早いのかを、次の節で書きます。

やめた日から、元の見た目に戻るまで|敏感肌の犬で、落ちるものと載り続けるものの違い

敏感肌の子に合うものを1回で当てようとすると、選び直すたびに肌のほうが削られます。合わなかったときに、どれだけ早く元へ戻せるか。ここを2つ目の条件に置くと、外れを引いたときの損が小さくなります。当てにいく選び方から、外しても戻せる選び方へ、考え方ごと入れ替えるということです。

犬と猫の皮膚は、人のおよそ3分の1の薄さです。薄いということは、載せたものの影響が出るのも早く、載せるのをやめたときに動くのも早いということでもあります。敏感肌の子で観察の記録が役に立つのは、この振れ幅が大きいからです。1週間分の記録があれば、合う合わないの判断は、記憶ではなく紙の側から出てきます。

  1. 1日目|やめるのは1つだけにする

    同じ日に2つやめると、どちらが原因だったのか分からなくなります。フードもシャンプーも敷物も、この3日は動かしません。使うのをやめるのは、いちばん最近足した1つです。

  2. 1日目|面の数を数えて書く

    赤みやフケが出ている場所を、手のひら何枚ぶんかで数えて紙に書きます。写真だけだと光の具合で見え方が変わるので、数のほうが翌日と比べやすくなります。

  3. 2日目|同じ時刻に、同じ場所を見る

    朝と夜では毛の寝かたが違い、地肌の見え方も変わります。時刻をそろえるだけで、面が増えたのか減ったのかがはっきりします。

  4. 3日目|戻り始めたかどうかだけを決める

    3日で完全に戻る必要はありません。増えていないなら、その1本が肌の側の引き金ではなかったと考えられます。増えているなら、載っていた時間のほうを先に疑います。

この3日で分かるのは、合うかどうかではなく、やめれば戻るかどうかです。すすいで落とせるものは、やめた翌日にはもう肌の上にありません。乾いて膜として残るものは、次に洗う日までその膜が続きます。同じ「合わなかった」でも、戻るまでの日数がここで2倍から3倍に開きます。敏感肌の犬と猫に選ぶものの違いは、入っている中身よりも、この戻り方のほうに出ます。

Note戻る日数を短くしておくと、試せる回数が増える

戻るまでが7日かかるものを試すと、1か月に4回しか試せません。翌日に戻るものなら、同じ1か月で何度でも組み替えられます。敏感肌の子で選択肢が広いというのは、店頭に並んでいる本数のことではなく、1か月に何回試し直せるかのことです。戻りの早いものから順に試していくと、結果として早く決まります。

舌が届く場所と、届かない場所|敏感肌の犬でどっちから決めるかを条件の列で並べる

2つの条件を体の上に置き直すと、その子の体は2つの面に分かれます。舌が届く場所と、届かない場所です。敏感肌かどうかにかかわらず、犬も猫も自分で届く範囲は舐めます。届く側では、載せた時間より先に、舐め取られるまでの時間が来ます。届かない側では、載せた時間がそのまま続きます。同じ1本でも、この2面では求められる条件が違います。

その子の体を、舌が届くかどうかで2つに分ける 口のまわり・前足・内もも・脇は自分で舐め取れる面で、背中・首の後ろ・尾のつけ根は舐め取れない面です。同じものを使っても、肌に載っている時間がこの2面では違います。 首輪やエリザベスカラーを付けている日は、届く面が一時的に狭くなります 舌が届く面 口のまわり・前足・内もも・脇 載せた分が口へ移る 毎日さわる場所でもある 片手で手が届く 1本目はここに合わせる 舌が届かない面 背中・首の後ろ・尾のつけ根 次に洗う日まで載り続ける 見えにくく、気づくのが遅れる 押さえる手がもう1本要る 1本目がそのまま使える 届く面で使えるものは届かない面でも使えますが、その逆は成り立ちません
1本目に求める条件は、厳しいほうの面に合わせて決めます。
敏感肌の子に、どちらの面から1本目を決めるか
見る条件舌が届く面(口のまわり・前足・内もも・脇)舌が届かない面(背中・首の後ろ・尾のつけ根)
肌に載っている時間舐め取られるまでの数分で終わる次に洗う日まで続く
選ぶときの基準口に入っても差し支えない中身かどうか乾いたあとに何が残るかどうか
使える頻度毎日足しても量を数えなくて済む週に2〜3回で足りることが多い
やめたときの戻り方その日から何も載っていない1度ふき取ってから止める
人の手が何本要るか片手で足りる押さえる手がもう1本要る
結論の行敏感肌の犬と猫は、まずこちらの面で1本目を決めるこの面のためだけに、2本目を増やさない

表のいちばん下の行が、この記事の答えです。舌が届く面で使えるものは、届かない面でもそのまま使えます。逆は成り立ちません。だから1本目は、条件の厳しいほうに合わせて決めます。この順番で決めると、2本目を足すかどうかは「必要かどうか」ではなく「何面が残っているか」で判断できるようになります。

使い分けを先に決めてしまう人が多いのですが、敏感肌の子では順番が逆です。先に1本で通せる範囲を確かめて、残った面だけを2本目に渡します。組み合わせを考えるのは、そのあとで足ります。

口のまわりと耳の内側まで、同じ1本で|mofuwa がスキンケアミストを水だけでつくった背景

舌が届く面の条件を満たす1本として、mofuwa スキンケアミストがあります。中身は高機能性電解酸化水100%で、水以外のものを足していません。香りも付けていません。この形にした背景には、敏感肌の子を飼っている人から繰り返し届く、ひとつの困りごとがあります。

病院で渡されるのは、たいていの場合いわゆる飲み薬か塗り薬の、どちらかです。塗り薬のほうは、朝塗ったものが昼にはもう残っていない、という声をよく聞きます。舐め取ってしまうからです。飲み薬のほうは、肝臓に負担をかけたくないという理由で気が進まない、という飼い主も少なくありません。診てもらったあと、家で毎日続けられるものが手元にない。この空白が、舌が届く面のちょうど真上にあります。

この記事の1つ目の条件、肌の上に残る時間で言うと、mofuwa スキンケアミストが残すのは水の分だけです。乾いたあとに膜も油分も載りません。もとになっている水は、人が飲む飲料に適用される水質の規格で確かめてあります。だから舌が届く面に吹きかけても、舐め取られた分を数えて手を止める必要がありません。1つ目の条件と2つ目の条件を、同じ1本で同時に満たすことになります。

1本で通せる部位と、そこで見ているもの
部位その面で起きていること使い方の目安
口のまわり・あご下食べたあとの汚れが残り、自分では届きにくい食後に1〜2回吹きかけて、指でなじませる
耳の内側・耳のふち湿った状態が続きやすく、ほかのものを使いにくいコットンに含ませてから、見える範囲だけ
目のまわり涙で湿り、乾くと毛が固まる目に直接入れず、毛の側から当てる
前足・内もも舐める回数がいちばん多い面帰宅後に、舐める前のタイミングで
肉球のまわり乾きと湿りが1日のうちに入れ替わる散歩から戻ったあとに

もとになっているのは、医療の現場で使われてきた電解水です。2002年の創傷治癒世界会議では、この水で洗浄しながら手術をしたところ、縫合した傷口がふさがるのが通常より早いことに医師が気づいた、という経過が報告されています。研究がそこから始まったという公表された事実であって、mofuwa スキンケアミストが何かをするという話ではありません。水分の浸透力が精製水のおよそ35倍という特長も、同じ特許電解水の資料に出ているものです。

使い方は部位で変えません。吹きかけて、指か布でなじませる。それだけです。頻度も回数も決めていないのは、量を数えなくていい中身だからです。敏感肌の子のケアで手が止まるのは、たいてい「これ以上かけていいのか分からない」という場面です。その迷いが1本ぶん消えます。

Cautionやめて4日、面の数が減らないとき

使うのをやめて4日たっても、赤みの出ている面が手のひら2枚ぶんのまま減らない。舌が届く面だけに出ていたものが、届かない背中側まで広がった。1日に舐める回数が、先週の倍になった。この3つは、載せる時間を短くしても、戻るまでの日数を数え直しても動きません。やめた日付と、そのとき面がいくつだったかを書いた紙を持って、動物病院の予約を取ってください。3日ぶんの記録は、診てもらう側にとって、その場で見た1回ぶんの様子より多くを伝えます。

迎えて2週間・季節の変わり目・毛が生え替わり終えた週|敏感肌の犬で、選んだものを見直す時期

1本目を決めたあとに要るのは、増やす判断ではなく、見直す時期を先に決めておくことです。敏感肌の子では、肌の側が同じでも、載っている時間のほうが季節で動きます。動く時期をあらかじめ3つ書いておくと、調子が落ちた日に商品のせいにして買い替える、という遠回りをしなくて済みます。

見直す3つの時期と、そこで数え直すもの
時期何が動くか数え直すもの
迎えて2週間家の敷物・床・水の器が、前の家と全部入れ替わっている赤みの出ている面が、2週間前より増えたか減ったか
季節の変わり目部屋の湿度と、散歩に出る時刻が同じ週にずれる乾くまでの分数。冬は同じ量でも乾きが遅くなる
毛が生え替わり終えた週地肌に届く光と風の量が変わり、見える面が広がる舌が届かない面の数。毛が薄くなると増える

3つのどれも、その子の体が変わったのではなく、体の外側の条件が動いた時期です。ここで見るのは商品の使い分けではなく、面の数と、乾くまでの分数の2つだけにします。見るものを2つに絞っておくと、3つの時期のどこでも同じ手順で確かめられます。組み合わせを増やすかどうかの判断も、この2つの数字から出ます。

先にやっておけるのは、その子の体で舌が届く面を数えて、紙の端に書いておくことだけです。口のまわり、前足、内もも、脇。その面の数が、1本目に求める条件をそのまま決めます。敏感肌の犬と猫の選び方は、棚の前ではなく、その子の体の上ですでに半分決まっています。

Product

mofuwa スキンケアミスト

mofuwa スキンケアミスト

200ml / 3,300円(税込)

アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。

商品ページを見る

よくある質問

うちの子が敏感肌かどうか、どこで見分ければいいですか。
見分けるための1回の検査より、同じ場所を3回見るほうが早く分かります。見るのは、内ももと脇と耳のふちの3か所です。朝の同じ時刻に、赤みの出ている面を手のひら何枚ぶんかで数えて、週に2回だけ書きます。2週間で4回ぶんの数字が並び、そこで面が増えたり減ったりしているなら、外側の条件に反応している肌だということです。ずっと同じ数のまま動かないなら、その子の地の色である場合もあります。敏感肌かどうかは、状態の名前ではなく、動きの幅で見るほうが選び方につながります。
同じ日に2本を使い始めてしまいました。どうすればいいですか。
どちらかを先にやめて、3日あけてから判断します。やめる順番は、舌が届く面に使ったほうを残して、届かない面に使ったほうを先に止めます。届く面のものは、合わなければ翌日に肌から消えているので、原因かどうかの見分けが早く付きます。逆に、乾いて残るものを先に止めておくと、次の3日で肌の上に載っているものが1つに絞れます。2本同時に止めてしまうと、戻った理由がどちらか分からないまま、また同じ迷いに戻ります。
季節で肌の調子が変わります。時期ごとに選び直したほうがいいですか。
選び直すのは、乾くまでの分数が倍になったときだけで足ります。夏と冬では、同じ量を吹きかけても乾きまでの時間が変わります。冬に乾きが遅くなっているのは、その子の肌が変わったからではなく、部屋の空気の側が変わったからです。まず量を減らして、乾くまでの分数を前の季節と同じところへ戻します。それでも面の数が増え続けるときにだけ、1本目を見直します。季節ごとに本数を入れ替えていくと、どの季節に何が合ったのかが、翌年に残りません。

本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。