C15組み合わせ提案

季節の変わり目のケア切り替え

公開日 2022年1月26日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、淡いクリーム色のブランケットの上に静かに休んでいる淡い色の犬
切り替えた日を決めたのは、カレンダーではなく、朝いちばんに読んだ数字のほうでした。写真:https://kaboompics.com//Pexels

季節が動いた日を、うちは湿度計の数字で知りました。1月の終わり、暖房の設定はひとつも変えていないのに、朝の値だけが38%から45%へ上がった日です。気温のほうは、そのあと2週間おくれて動きました。変わり目のケアを切り替えるタイミングは、カレンダーの月では決まりません。うちが線にしているのは40%と60%の2つの数字で、その線をまたいだ日に、ケアを1つだけ変えます。数字で決めると、切り替えが早すぎたときも遅すぎたときも、あとで読めます。日付で決めると、変えたことが正しかったのかどうかが分かりません。この記事では、湿度計を1つ置くところから、線をまたいだ日に何を1つ変えるかまでを、手順にして書きます。

気温より先に、湿度のほうが動きます|季節の変わり目に、ケアを日付で決めない理由

季節の変わり目にケアを切り替えようとすると、たいてい月で考えます。10月になったから乾く時期の手当てを始める、6月になったから湿る時期の手当てに変える。ところが家の中の空気は、カレンダーより先に動きます。窓を開ける回数が変わった日、暖房を入れ始めた日、雨の続いた週。どれも月のはじめには来てくれません。だから月で切り替えると、変えるのが2週間遅れたり、2週間早すぎたりします。

うちの記録では、朝の湿度が先に動いて、体感の気温がそのあとに来ました。湿度は暖房や換気で1日のうちに変わるので、外の気温が本格的に動く前から数字が揺れ始めます。被毛や皮膚の側は、気温より空気の乾き具合のほうを先に受け取ります。季節の変わり目のケアを切り替える合図として、湿度のほうが早く出るのはこのためです。

ここで大事なのは、よそで見た数字を借りてこないことです。同じ地域でも、家の造りと生活時間で平常値が変わります。目安として使うのは40%と60%という2つの線ですが、その線に対して自分の家がふだんどのあたりにいるかは、測らないと分かりません。まず7日読んで、家の平常値を出すところから始めます。平常値が分かれば、季節の変わり目に数字が動いた日が、その日のうちに分かります。

日付で切り替えた場合と、数字で切り替えた場合の違い
カレンダーの月で決める湿度の数字で決める
切り替えの合図月が変わった日線をまたいだ日
気づくタイミング体や被毛に出てから空気が動いた日のうちに
変える数季節の手当てをまとめて変えがち1回に1つだけ変えられる
合っていたか確かめられるか確かめようがない変えた日と数字を並べれば読める
戻すとき次の月まで戻しにくいまたいだ日にすぐ戻せる
家ごとの差同じ月に全国で同じことをする自分の家の平常値で決まる
湿度が先に動き、体に出るのはそのあと 家の中の湿度が動いてから、毛と肌の側に変化が出て、気温が追いつくまでの順番。日付で切り替えると変化が出たあとに動くことになり、数字で切り替えると動いた日のうちに手を打てます。 湿度 先に動く 毛と肌 数日後 気温 2週後 数日おくれて さらにおくれて 日付で決めると 変わってから気づく 戻すのに日数がかかる 数字で決めると またいだ日に動ける 1つずつ試して読める
順番が決まっているので、いちばん先に動く数字を合図に使えます。
Note40%と60%は、家の平常値を知ってから使う線です

この2つの数字は、家の中の空気を「乾く側」「ふつう」「湿る側」の3つに切るための線として置いています。大事なのは数字そのものより、自分の家がふだんどのあたりにいるかを知っていることです。ふだん35%前後の家なら、40%は「珍しく上がった日」の線になります。ふだん55%前後の家なら、40%をまたぐのは季節の変わり目だけになります。7日ぶん読んでから線を引き直しても構いません。季節の変わり目に読むのは、絶対値ではなく、平常値からの動きのほうです。

湿度計を1つ置いて、40%と60%を線にする|季節の変わり目に家でできる5つの手順

ここからが手順です。買うものは湿度計1つだけです。季節の変わり目のケアで最初に増やすのは、ケア用品ではなく、数字を読む道具のほうです。5つの手順のうち3つは、その子に触りません。

  1. 手順1:湿度計を1つ、その子が過ごす高さに置く

    置く場所を先に決めます。立った目線ではなく、その子がふだん過ごしている高さです。寝床のそばか、いつも伏せている場所の近く。エアコンの吹き出し口の正面と、加湿器のすぐ横は外します。どちらも、部屋の代表値ではなく機械の出口の数字になるからです。1つで足ります。2つ置くと、どちらを見て決めるかで毎回迷います。

  2. 手順2:7日読んで、家の平常値を出す

    毎朝、決まった時刻に1回だけ読みます。朝にするのは、暖房や換気が動く前でいちばん条件がそろうからです。7日ぶん並べると、家の平常値が出ます。38、40、37、41、39、42、38。この家の平常値は約39%です。ここまでは何も変えません。季節の変わり目のケアを切り替えるかどうかは、この7日が終わってから考えます。

  3. 手順3:40%と60%を線として書き込む

    紙の上でも、湿度計に貼る付せんでも構いません。40%より下は乾く側、40%から60%はふつう、60%より上は湿る側。この3つに切ります。平常値が39%の家なら、ふだんは乾く側のすぐ手前にいることになります。線を引いておくと、朝に数字を読んだ瞬間に「またいだかどうか」だけを見れば済みます。判断する項目が1つになります。

  4. 手順4:線をまたいだ日に、ケアを1つだけ変える

    ここが中心です。またいだ日に変えるのは1つだけ。2つ変えると、翌週に何か動いても、どちらが動かしたのか分からなくなります。何を1つ選ぶかは、次の表で決めます。またいだ日に変えられなかったら、翌日に回して構いません。回した日も書いておきます。季節の変わり目の頻度は、この「またいだ日だけ」で足ります。毎週見直す必要はありません。

  5. 手順5:変えた日を3行で書く

    日付、朝の数字、変えたこと。この3つだけを、毎日1行ずつ書きます。変えなかった日は「変えていない」と書きます。1シーズン続けると、その家で線をまたぐのが年に何回あるかが分かります。うちは春と秋に2回ずつ、冬に1回でした。翌年からは、その時期の前に湿度計を見に行くようになります。季節の変わり目に慌てなくなるのは、2年目からです。

変える「1つ」を何にするかは、またいだ向きで決まります。乾く側へ動いた日と、湿る側へ動いた日では、先に手を入れる場所が違います。どちらの場合も、体に何かをするのは後回しです。まず部屋、次に寝床、最後に体。この順番は、季節の変わり目のどの向きでも変わりません。

またいだ向きごとに、その日に変える1つと、翌週に回すもの
線をまたいだ向きその日に変える1つ翌週まで回すもの
60%を下回った(乾く側へ)寝床を、暖房の風の通り道から外す体に何かを足すのは翌週にする
40%を下回った(さらに乾く側へ)ブラシを当てる前に、毛先を落ち着かせる一手を足す洗う間隔をあけるのは翌週にする
40%を上回った(戻る側へ)乾く側で変えたものを、1つだけ元に戻す全部を一度に戻さない
60%を上回った(湿る側へ)洗ったあとに乾かし切る時間を先に確保する洗う回数を増やすのは翌週にする
またいでいない日何も変えない数字だけ書いて終わりにする

表の右の列を見てください。どの行にも「翌週に回す」が入っています。季節の変わり目には、やることを一度に増やしたくなります。増やすほど、翌週に何が起きても読めなくなります。1回に1つ、1週間あける。この2つを守っていれば、変わり目のケアは家でできる範囲に収まります。

同じ週に2つ変えると、どちらが動かしたのか分からなくなる|季節の変わり目のケアの頻度でつまずくところ

うちがつまずいたのは1年目の秋でした。湿度が60%を下回った日に、寝床の位置を変えて、同じ日にブラッシングの回数も増やしました。翌週、背中の毛の立ち方が落ち着いたのですが、どちらが動かしたのかが分かりません。次の年に同じことをするとき、2つとも再現するしかなくなりました。季節の変わり目のケアで頻度を上げすぎると、こういう形で毎年やることが増えていきます。

頻度でつまずく3か所と、その場での直し方
つまずくところそのとき起きていること直し方
同じ週に2つ変える翌週の変化が、どちらの結果か読めなくなります1回に1つ。次は1週間あけてから
1日動いただけで変える1日の数字は、その日の天気と換気で動きます3日続けてまたいだ日に変える
変えたものをすぐ戻す効いたかどうかを、2〜3日で判断しています変えたら最低1週間は置く

1つめは、1回に1つで直ります。変えたい候補が2つあるときは、順番を決めて先に片方だけやります。もう片方は翌週に回します。季節の変わり目は数週間続くので、1週間あけても間に合わなくなることはほとんどありません。むしろ、まとめてやったほうが年々やることが積み上がります。

2つめは、数字の読み方の話です。朝の湿度は、前の日に雨が降ったかどうか、窓を開けたかどうかで簡単に5%くらい動きます。1日だけまたいだ数字は、季節の変わり目ではなく、その日の天気です。3日続けて同じ側にいたら、そこで初めて「季節が動いた」と読みます。この3日ルールを入れると、切り替えの回数が半分くらいに減ります。

3つめは、いちばん多いつまずきです。変えた翌日にその子の様子を見て、変わっていないから戻す。これを繰り返すと、1シーズンに何度も同じ場所を行ったり来たりします。変えたら最低1週間は置いてください。部屋や寝床を動かした結果が被毛や皮膚に出るまでには、数日から1週間かかります。1週間置いてから、記録を並べて読みます。季節の変わり目のケアの頻度は、変える頻度ではなく、読む頻度のほうを決めておくと安定します。

Caution季節のせいにする前に、動物病院にご相談ください

季節の変わり目には、被毛や皮膚の様子が動きます。ただし、同じ場所をなめ続けている、掻く回数が明らかに増えた、地肌に赤みやふけが続いている、毛が一部だけ薄くなってきた、においが変わった、食べる量や水を飲む量が変わった。こうした変化が出ているときは、季節のせいだと決めずに動物病院にご相談ください。家では、季節による変化なのか体の側の話なのかを切り分けられません。3行の記録があると、いつから、どの数字のときに始まったかをそのまま伝えられます。迷ったときは、次の変わり目を待たずに早いほうを選んでください。

線をまたいだ日に、1つだけ変える|季節の変わり目を渡り切る毎日のコツ

続けるコツは、毎日やることを減らしておくことです。季節の変わり目に毎日やるのは、朝に数字を1つ読んで、1行書くことだけです。ケアの中身を毎日見直す必要はありません。見直すのは、線をまたいだ日だけ。年に4回か5回です。それ以外の日は、いつもと同じことをしていて構いません。

乾く側へ動いた週に足す1つを、具体にしておきます。順番としては、部屋と寝床を先に見て、それでも足りないときに体へ回します。表の40%の行に書いた「ブラシを当てる前に、毛先を落ち着かせる一手」が、体へ回したときに足す1つにあたります。mofuwa グルーミングスプレー を布に含ませて、ブラシを入れる前に毛先をひとなでしておくと、乾いた毛先が立ったまま歯を入れずに済みます。こちらは背中から腰まで、面で使う1本です。乾いた場所が1か所に寄っているときは、mofuwa スキンケアミスト のほうを、その1か所だけに置きます。スキンケアミスト は地肌へ届かせる向きの1本なので、毛を分けて、気になっている点に当てます。面で使うか、点で使うか。線をまたいだ日に決めるのは、どちらか片方です。季節の変わり目に足すのは、この1つだけで足ります。2つ足すと、また読めなくなります。

中身についても一度書いておきます。スキンケアミスト もグルーミングスプレー も、特許5253483「三室ダブルイン型の電解システム」でつくった電解水が入っています。電解槽が3つの室に分かれているので、電解質に由来する不純物が水の側に残りません。だから、清涼飲料水の規格基準を通った成分だけでできています。乾く側へ動いた週は、その子が自分の体をなめる回数も増えます。舌が届く場所に置くものなので、この1点を先に確かめておくと、記録の当番が家族のあいだで替わっても同じものを使えます。菌のほうは、各種の試験条件下で30〜60秒後に生菌が検出されなかったという結果があります(江東微生物研究所ほか調べ)。水分の浸透は、精製水の35倍という測定です。

Point1年目は記録だけ、2年目から切り替えが早くなる

1年目は、線をまたいだ日に何を変えればいいのかが手探りになります。それで構いません。1年目にやることは、その家で線をまたぐのが年に何回で、どの時期かを知ることです。2年目は、その時期の2週間前から湿度計を見に行くようになります。3年目には、またぐ前に寝床を動かせるようになります。季節の変わり目のケアが早くなるのは、道具が増えたからではなく、自分の家の数字を持っているからです。記録は捨てずに残しておいてください。

やることは1つに絞れます。今日は、湿度計を1つ、その子が過ごす高さに置くだけです。数字を読み始めるのは明日からで構いません。季節の変わり目のケアは、日付ではなく数字で決めます。40%と60%を線にして、3日続けてまたいだら、その日に1つだけ変える。変えたら1週間置いて、記録を読む。毎日やることは、数字を1つ読んで1行書くことだけです。季節はカレンダーより先に動きますが、湿度計を置いた家では、動いた日にちゃんと気づけます。

Product

mofuwa スキンケアミスト

mofuwa スキンケアミスト

200ml / 3,300円(税込)

アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。

商品ページを見る

よくある質問

湿度計は、どんなものを選べばいいですか。
デジタル式でもアナログ式でも構いません。大事なのは、毎日同じ1台を同じ場所で読むことです。2台置いて数字が違うと、どちらで判断するかで毎回迷います。置く高さは、その子がふだん過ごしている高さに合わせてください。立った目線と床の近くでは、同じ部屋でも数字が変わります。エアコンの吹き出し口の正面と、加湿器のすぐ横は外してください。機械の出口の数字になってしまいます。
季節の変わり目に、洗う頻度は変えたほうがいいですか。
変えるとしても、線をまたいだ日に決めた1つの中に含めてください。乾く側へ動いた週にいきなり間隔をあけると、寝床を動かしたことと重なって、どちらの結果か読めなくなります。順番としては、まず部屋と寝床、次に体、最後に洗う間隔です。洗う間隔を変えるのは、ほかの1つを変えてから1週間あとにしてください。皮膚の状態が気になっているときは、間隔を家で決める前に動物病院にご相談ください。
数字が毎日ばらついて、いつまたいだのか分かりません。
1日ぶんで判断せず、3日続けて同じ側にいたときだけ「またいだ」と読んでください。朝の湿度は、前日の天気や換気で5%くらい簡単に動きます。3日ルールにすると、切り替えの回数が半分くらいに減って、判断がぐっと楽になります。それでもばらつくときは、読む時刻がずれていないかを見てください。毎日同じ時刻に読むだけで、数字はかなり落ち着きます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。