C04悩み解決
犬の脂漏っぽさ|まず疑いたい3つの原因
脂漏っぽさの原因を考えるとき、洗う頻度・食べもの・体質から入ると、たいてい行き止まりになります。どれも家では確かめようがないからです。代わりに、確かめられるものがひとつあります。触ったあと、手のひらに何がついているか。この記事は、感触で3つに分けるところまでを扱います。ケアの手順は入れません。まず、どれなのかを決めてください。
言葉ではなく、手のひらで分ける
だから原因を言葉から探すと、途中で止まります。「脂漏っぽい」という言い方には、まったく違う状態がいくつも入っています。人によってはフケが浮いている状態を指し、別の人は指がすべる状態を指します。言葉で分けようとしても分かれません。手のひらに残ったもので分けてください。
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洗ってから3日目に確かめる
洗った直後は誰でも同じ状態です。日にちを決めて、毎回そこで確かめるようにすると、比べられるようになります。
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素手で、毛をかき分けて皮膚に触れる
毛の上をなでるだけでは分かりません。指の腹を皮膚そのものに当てて、5秒置きます。手袋やタオル越しでは、感触も、においも移りません。
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手を離したら、3つを順に確かめる
指先どうしをこすり合わせる(何かついているか)。手のひらを見る(粉か、つやか)。手をにおう(においが移ったか)。この3つを、必ずこの順でやってください。
| 手のひらの感触 | こすり合わせると | まず疑うもの |
|---|---|---|
| さらっとした粉がつく | ぱらぱらと落ちる | 皮膚の表面がはがれている状態 |
| ぬるっとした膜がつく | 指がすべり続ける | 分泌そのものが多い状態 |
| 何もつかない | 何も残らないが、においだけ移る | 湿ったまま過ぎた時間 |
3つのうち、どれかひとつに必ず決まります。迷ったときは、手をこすり合わせたときの動きで判断してください。落ちるものは粉、すべるものは膜です。
さらっと粉のようにつくとき
1つ目の原因です。手のひらに白っぽい細かいものがつき、こすり合わせるとぱらぱら落ちる。このタイプは、手についているのが脂ではありません。皮膚の表面がはがれて浮いたものです。
- 光に当てると細かく光ります:粉は反射します。膜は反射しません
- ブラシに白く残ります:毛の途中に引っかかっているので、とかすと道具側に集まります
- 触ったあと、指紋の溝に入りません:粒として乗っているだけです
このタイプで見落とされやすいのは、「脂っぽく見えるのに、手には粉しかつかない」場合です。浮いた粉が毛の根元にたまると、毛が束になって見え、遠目には脂っぽく見えます。見た目と手のひらが食い違ったときは、手のひらのほうを採用してください。
粉がつくタイプに対して洗う回数を増やすと、状態が動きにくくなることがあります。脂っぽいから、まず洗う回数を増やすという順番ではなく、手のひらに何がついたかを決めてから次を考えてください。この記事は、そこまでを扱います。
ぬるっと膜のようにつくとき
手のひらに何かが乗っているというより、手のひらそのものの表面が変わった感じがする。指どうしをこすると、抵抗がなく、いつまでもすべる。このタイプは、分泌されているものが手に移っています。
| 確かめること | 見分け方 |
|---|---|
| 手が水をはじくか | 手を洗うとき、最初に水が玉になって流れる |
| 石けんが要るか | 水だけでは落ちず、洗剤を使わないと戻らない |
| 時間で強くなるか | 洗った翌日はほとんどなく、日が経つほどはっきりする |
| 毛の質が変わるか | 毛先ではなく根元がしっとりして、束になる |
4つのうち3つ以上が当てはまるなら、粉のタイプではありません。とくに2つ目は分かりやすい目印です。水で流して手のひらが元に戻るなら、それは膜ではなく、湿気か水分です。
洗ったあとに戻るまでの日数も数えておいてください。翌日から戻るのか、4〜5日かけて戻るのか。日数は、診察のときに伝えられる数少ない具体的な情報です。
何もつかないのに、においが手に移るとき
3つ目の原因は、いちばん見過ごされます。3つめは、いちばん見過ごされます。手のひらには粉も膜もつかない。それなのに、手を離したあとににおいだけが残っている。「脂漏っぽい」と感じた理由が、においだけだったという場合です。
手に何も移っていないなら、いま表面にあるものは多くありません。それでもにおいが移るということは、そこに湿ったまま過ぎた時間があったと考えるほうが筋が通ります。すでに乾いていても、においは残ります。
- 触った直後ではなく、10秒後に手をにおう:直後は自分の手のにおいと混ざります
- 手を洗ってから、もう一度同じ場所を触る:2回とも移るなら、そこから出ています
- 毛ではなく、皮膚に触れた指をにおう:毛だけのにおいなら、外から付いたものの可能性があります
膜がついて、においも移る。この組み合わせはよくあります。そのときは、あとから増えたほうを先に扱ってください。いま動いている変化のほうです。粉と膜が同時に当てはまることはほとんどないので、迷うなら手をこすり合わせて確かめ直してください。
日によって感触が変わるときは
洗ってからの日数で感触が変わるのは、おかしなことではありません。問題は、同じ日数で比べているのに変わるときです。1週間、同じ条件で記録してください。
| 記録すること | 書き方 |
|---|---|
| 日付と、洗ってから何日目か | 「1/24・洗って3日目」 |
| 手のひらに何がついたか | 粉/膜/何もつかない、の3つから選ぶ |
| においが移ったか | 移った/移らない |
3日ぶんも書けば、たいていどれかに寄ります。寄らずにばらつくなら、それ自体が伝えるべき情報です。「脂漏っぽい」という言葉より、この3行のほうが診察室では役に立ちます。
3つのどれだったかが決まっても、明日も明後日も同じ体に触ります。mofuwa グルーミングスプレーは、その毎日のほうを引き受けるスプレーです。膜がつくタイプなら、根元が束になっている場所へ吹いて20〜30秒おき、乾いた布で押さえます。アルカリ電解水が余分な皮脂や油と混ざって乳化するので、洗剤を使わずに、指がすべる感触だけが薄くなります。押さえたあとの場所は本人が舐めるため、舐めても差し支えない基準でつくられていることが条件になります。グルーミングスプレーはその基準でつくられているので、洗って3日目の記録を続けながら、量を気にせず毎日使えます。
皮膚が赤い、盛り上がっている、じくじくしている、毛が抜けて地肌が見える、においが急に強くなった、かゆがってやめない、触ると痛がる、元気や食欲が落ちている、水を飲む量が急に増えた。この中のどれかが出ているときは、3つに分ける作業を止めて、動物病院で皮膚を見てもらってください。皮膚の状態は、体の中の変化と一緒に出ていることがあります。
受診の前に、手のひらに何がついたか、洗ってから何日目か、いつから気づいたか、家で使っているものはあるかを伝えられるようにしておいてください。診察前に洗ってしまうと、その日の状態が分からなくなります。洗わずに連れて行ってください。
診察が済んだあとも、手のひらで確かめる習慣はそのまま続けてください。粉か、膜か、においだけか。毎日ブラシを入れて、洗って3日目に指の腹を当てる。この2つが続いていれば、次に変わったときにすぐ気づけます。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 洗った直後に触っても、見分けられませんか?
- 洗った直後はどの子も同じ状態になるため、分かれません。洗ってから3日目など、日にちを決めて毎回そこで触ってください。同じ条件でなければ、前回と比べられません。
- 猫でも同じ分け方ができますか?
- 手のひらに残るもので分ける考え方は同じです。ただし猫は自分でよく毛づくろいをするため、表面のものが取り除かれていることがあります。粉も膜もつかないのににおいだけ移る、という3つめに当てはまりやすくなります。
- 家族と自分で、感触の感じ方が違います
- 同じ場所を、同じ日に、続けて触ってみてください。手の乾きぐあいで感じ方は変わります。それでも分かれるときは、こすり合わせたときに「落ちるか、すべるか」だけで判定してください。この2つは感覚が分かれにくい基準です。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
