C04悩み解決
草むらのあとの汚れが出やすい子には共通点がある|体の構造から考える
草むらを歩くとき、体のどこが最初に草へ当たるかは、その子ごとに決まっています。先に当たった場所が草を押し分け、その後ろは押し分けられた草のあいだを通ります。だから汚れは、最初に触れた1か所から入ります。同じ道を同じ時間だけ歩いても、胸から入る子とお腹から入る子では、汚れがつく場所も落ちにくさも変わります。草むらの汚れの犬種差と呼ばれているものの中身は、この入口の違いです。犬種の名前を出さないのは、同じ犬種の中にも幅があって、犬種差だけでは目の前の子に届かないからです。
最初に触れる場所が、汚れの入口になる
草むらを歩くとき、体のすべてが同時に草に当たるわけではありません。先に当たった場所が草を押し分け、その後ろは押し分けられた草の間を通ります。だから最初に触れた場所に、いちばん多くの草の粉と土がつきます。ここが汚れの入口です。
入口がどこになるかは、その子の体の作りで決まります。胸から入る子は、胸と前足のつけ根に集まります。お腹から入る子は、お腹と内股に広く薄くつきます。同じ「草むらの汚れ」でも、前者は一か所が濃く、後者は広い範囲がぼんやり汚れる。落とすときの手間が違うのは、このためです。
同じ犬種でも体の作りには幅があります。名前ではなく、この記事の3つの条件がいくつ当てはまるかで見てください。混血の子にも、成長途中の子にも、そのまま使えます。
条件1・草に当たる高さ
犬種差として見えていた差は、まずここから出ます。ひとつめは、体のどの高さが草の先端と重なるかです。胸の高さで当たるのか、お腹の高さで当たるのか。これで入口が変わります。
| 当たる高さ | 入口になる場所 | 汚れ方 |
|---|---|---|
| 胸の高さで当たる | 胸、前足のつけ根、あご下 | 狭い範囲に濃くつく。かたまりになりやすい |
| お腹の高さで当たる | お腹、内股、後ろ足の内側 | 広い範囲に薄く広がる。見落としやすい |
| 顔まで届く | 口まわり、耳のふち、目の下 | 毛の細かいところに入り込む |
胸で当たる子のほうが、汚れは分かりやすくなります。一か所に集まるからです。逆にお腹で当たる子は、広く薄く汚れるので帰宅直後は気づきません。乾いてから毛が固まって、そこで初めて気づくことになります。
条件2・毛先の向き/条件3・立ち止まる回数
ふたつめは、その場所の毛がどちらを向いているかです。外向きに寝ている毛は、草の粉が表面を滑って落ちます。内向きに絡む毛は、入ったものが出てきません。同じ場所に同じだけついても、後者は落とすのに時間がかかります。
- 外向きに寝ている:背中、体の側面に多い。乾けば手ではたくだけで落ちます
- 内向きに絡む:前足のつけ根、内股、耳の後ろに多い。毛の根元まで入り込みます
- 渦のように向きが変わる場所:胸の中央、しっぽの根元。ここは向きが一定でないため、入ったものが留まります
みっつめは、どれくらい立ち止まるかです。においを嗅ぐ子ほど、頭が下がります。歩いているだけなら顔は草の上にありますが、立ち止まって嗅ぐ姿勢になると、口まわりと耳が草の中に入ります。嗅ぐ回数が多い子は、それだけ顔まわりが汚れる機会が増えます。
当たる高さと毛先の向きは、その子の作りなので変えられません。変えられるのは、立ち止まる回数と場所だけです。においを嗅がせる時間を減らすのではなく、嗅がせる場所を草むらから舗装された場所に移す。これなら、その子の満足を減らさずに顔まわりの汚れを減らせます。
入口から落とす、という順番
犬種差ではなく、その子の入口に合わせます。条件が分かったら、落とす順番もそれに合わせます。全身を上から順に拭くのではなく、その子の入口から始めます。入口がいちばん量が多く、いちばん奥まで入っているからです。
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入口がどこかを、帰宅前に決めておく
胸で当たる子なら胸、お腹で当たる子ならお腹。毎回同じ場所から始めると、そこの変化にも気づけます。汚れの量が急に増えた、いつもと違う場所が汚れている、という差が見えるようになります。
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乾いた状態で、まずはたく
濡らす前に、乾いた草の粉と土を落とします。濡らすと粉が毛に貼りつきます。手で軽くはたくか、目の粗いブラシで毛の向きに沿って動かします。
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毛の向きに逆らわずに拭く
内向きに絡む場所ほど、毛を起こそうとしないでください。寝ている向きのまま、根元へ布を当てて押さえます。逆立てると絡んだものが奥へ移動します。
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入口以外は、最後にまとめて
入口を先に済ませてから、足の先や体の側面へ移ります。いちばん汚れている場所を後回しにすると、拭いた布で他の場所に広げることになります。
3番目に使うものを1つ決めておくと、この工程が短くなります。mofuwa グルーミングスプレーを布に含ませて、入口の場所だけを毛の向きに沿って押さえる。胸で当たる子なら胸、お腹で当たる子ならお腹の一か所です。舐めても問題のない基準でつくられているので、内股やお腹のように自分で舐めが届く場所でも、含ませる量を減らさずに済みます。
散歩に毎日行く子ほど、草むらに入る日も続きます。ペットは体から脂を出すので、そこへ草の粉が乗れば、乾いた粉だけのときより落ちにくくなります。週末にまとめず、帰宅のたびに入口だけを mofuwa グルーミングスプレーで拭くほうが、1回にかかる時間は短くなります。顔まわりが入口の子は、目と鼻に向けて吹きかけず、布側に取ってから口のまわりへ当ててください。
作りでは説明がつかない汚れ方のとき
体の作りは急には変わりません。だからいつもと違う場所が汚れている、いつもより落ちにくい、というときは構造では説明がつきません。別のことが起きています。
- 片側だけ汚れる:まっすぐ歩けていない可能性があります。歩き方を後ろから見てください
- 入口ではない場所が濃く汚れる:その場所を自分で舐めている、こすりつけている、ということがあります
- 拭いたあとに赤くなる:汚れではなく、皮膚のほうに理由があります
- 乾かしても毛が固まったまま:草の粉以外のものがついています。無理にほぐさないでください
皮膚が赤い、腫れている、皮膚が壊れている、特定の場所を舐め続けている、においが変わった、痛がって触らせない。いずれかがあるときは、汚れを落とすことより先に受診してください。草むらでは小さな傷がつくことがあり、そこに汚れが入ったまま時間が経つと状態が変わります。判断に日数をかけるより、その日のうちに電話で様子を伝えてください。
受診の前に、どのコースを歩いたか、どこが汚れていたか、家で何を使ったかをメモしてください。汚れを落としてしまう前にその場所の写真を撮っておくと、獣医師が状況を把握しやすくなります。
歩くコースを変えなくても、入口が分かっていれば、帰ってからさわる場所は毎日1か所で足ります。乾いた状態ではたいて、入口だけを布で押さえる。その日の草むらは、玄関先で終わります。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 長毛の子のほうが、草むらの汚れは多いのですか?
- 量そのものより、落ちにくさが変わります。毛が長くても外向きに寝ていれば乾けば落ちます。短毛でも渦のように向きが変わる場所では留まります。長さではなく、その場所の毛の向きを見てください。
- 草むらから帰るたびに、シャンプーしたほうがいいですか?
- 毎回洗う必要はありません。洗う回数を増やすと、皮膚の状態が変わることがあります。乾いた状態ではたいて、入口の場所だけ布で拭き取る。これを毎回やるほうが続きます。
- 子犬のうちは、条件が変わりますか?
- 変わります。体高が伸びれば、草に当たる高さが変わります。成長のあいだは半年に一度、どこが最初に草に触れているかを見直してください。入口が変われば、拭く場所も変わります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
