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毛をかき分けると地肌に白いもの|湿度が下がる週にフケは増える

公開日 2022年2月10日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、淡い色のブランケットの上に静かに座っている白っぽい猫
見えた回数をその日の数字の横に書いておくと、週がひとつずれていることに気づけます。写真:cat823/Pixabay

背中と腰と首のうしろで毛をかき分け、地肌を5回ずつのぞいたところ、白いものが見えたのは15回のうち9回でした。同じ数え方を前の週にもしていて、そのときは4回です。あいだで変わったのは、寝床の高さに置いた湿度計が52から38へ下がったことでした。ただし下がったのは前の週で、地肌に白いものが増えたのは、その次の週です。湿度とフケのあいだには、1週ぶんのずれがあります。この記事で追いかけるのは、15回のうち何回だったかという数字ひとつだけです。

先に湿度計を読んでから毛を分ける|地肌のフケを見る順番

順番は、湿度計が先で、毛を分けるのがあとです。逆にすると、白いものを見つけたあとで数字を読むことになり、数字のほうを都合よく読んでしまいます。読むのは寝床の高さに置いた湿度計です。棚の上と床から30センチとでは、同じ部屋でも10以上ちがう日があります。地肌が置かれているのは、床に近いほうの空気の中です。

毛を分ける場所は3か所に固定します。背中の真ん中、腰の上、首のうしろ。それぞれ5回ずつ、指で毛を左右へ開いて地肌を見ます。数えるのは、白いものが見えた回数だけです。量も大きさも書きません。1回の中に3粒あっても1回です。粒の数を数えはじめると、週ごとの比較ができなくなります。

寝床の高さの湿度と、15回のうち白いものが見えた回数(4週)
週湿度の平均15回のうち見えた回数前の週との差
1週目524—
2週目384±0
3週目369+5
4週目448−1

表の2週目を見てください。湿度が52から38へ大きく下がったのに、その週の数字は4回のまま動いていません。動いたのは3週目です。皮膚の表面でつくられた細胞が、押し上げられて被毛のあいだまで出てくるまでに日数がかかるので、湿度が下がった週と、地肌に白いものが見える週がひとつずれます。今週の数字は、先週の部屋の話をしています。4週目に湿度が44へ戻っても、数字が8のままなのも同じ理由です。

見えた白いものは、2通りに分かれます。指ではらうと毛の上を転がって落ちるものと、地肌にくっついたまま動かないものです。前者は乾いた被毛のあいだにたまっていたもので、後者は地肌の側にまだついています。どちらも数え方は同じ1回ですが、3週目のように数字が跳ねた週は、くっついたまま動かないほうが増えています。うるおいが抜けているのは被毛ではなく、その下だということです。フケという言葉でひとまとめにすると同じものに見えますが、数字が跳ねた週に増えているのは、地肌側に残っているほうです。

読む・分ける・当てる・梳かす・書く|湿度が下がる週に地肌とフケへ家でできること

家でできることは5つです。寝床の高さの数字を読み、3か所を5回ずつ分け、見えた区画の根元へ手のひらから当て、浮いたものを梳かして運び出し、数字の横に回数を書きます。1回にかかるのは5分ほどで、そのうち3分は4つ目の梳かす時間です。

  1. 1|寝床の高さの湿度計を、朝と夜に読む

    1日2回読んで、平均ではなく低いほうを書きます。乾き方がいちばん進むのは、暖房を入れたまま人が寝ている時間帯です。その時間帯に近い数字のほうが、地肌が置かれている条件に合います。数字が前の週より5以上下がった日には、紙に丸をつけておきます。この丸が、翌週の回数が上がる合図になります。

  2. 2|背中・腰・首のうしろを、同じ順で5回ずつ分ける

    順番を毎回そろえます。見つけやすい場所から始めると、そこで見つけた時点で手が止まり、残りの2か所が雑になります。指は爪を立てずに、毛を左右へ開くだけです。かき上げるように動かすと、それだけで白いものが浮いて、見えた回数が増えます。動作のせいで数字が動くと、週ごとの比較ができません。

  3. 3|見えた区画だけ、手のひらから根元へ当てる

    3か所を一律に湿らせるのではなく、白いものが見えた区画にだけ入れます。手のひらに出して両手で広げ、毛を開いた指の腹で地肌に近いところへ押し当てます。毛の上に霧を乗せただけでは、うるおいが足りないのは被毛ではなく下の側なので、数字は動きません。1区画ずつ、手のひらに出し直します。

  4. 4|浮いたものを、根元から毛先へ運び出す

    当てたあとにブラッシングへ移ります。根元から毛先へ一方向で、被毛のあいだに浮いている白いものを外へ出す動きです。運び出さずに置くと、翌日かき分けたときに同じものがまた見えて、数字が下がりません。3分で足ります。梳かし終わったブラシに白いものがついていれば、その日は運び出せています。

  5. 5|その日の湿度の横に、回数を書く

    紙は1枚で足ります。日付、低いほうの湿度、15回のうちの回数。この3つだけです。皮膚の様子や毛並みの感想は書きません。週がひとつずれていることに気づけるのは、数字が2列で並んでいるときだけです。4週ぶんたまると、その家の乾き方と地肌の出方の関係が、その家の条件で分かります。

3つ目で手のひらに出すのは、mofuwaグルーミングスプレーです。3か所のうち1か所だけに、1週間のあいだ毎日入れる、という使い方ができるのがこの1本の置きどころです。週に2回の数え方とは別に、当てるほうは毎日続けます。脂は毎日出ますし、散歩に行けば外の汚れもその日のうちに毛へ乗ります。それを毎日流せるならそれが早いのですが、シャンプーは毎日の手順には入りません。毎日の側に置けるのは、手のひらに出して指で入れるだけで終わるものだけです。

首のうしろと背中の真ん中は、その子が自分でなめに行ける場所です。区画ごとに足していく使い方をすると、1週間で使う量はそれなりになります。グルーミングスプレーの中身は電解水で、清涼飲料水の規格基準をクリアした成分だけでできています。だから、足りない区画へ足すという判断のほうに手をかけられます。量を減らす方向で加減すると、いちばん乾いている区画の根元まで届きません。

ここで気をつけたいのが、シャンプーの間隔のほうです。地肌に白いものが増えた週に、間隔を詰めたくなります。ところが表の3週目でシャンプーを1回足した家では、翌週の回数が8から11へ上がりました。湯とシャンプー剤は、被毛についた汚れと一緒に、地肌の側に残っている脂も連れていきます。数字が跳ねた週こそ、間隔は前の週と同じにしておきます。洗いすぎかどうかは、洗った回数ではなく、洗った翌週の数字で決まります。

猫では、2つ目のかき分ける動作そのものを嫌がる子がいます。その場合は3か所を1日で回さず、1日1か所にして3日に分けてください。数字は15回のままそろいます。猫は毛が細く、地肌までの距離が近いので、指で開いたときに白いものが見えやすい代わりに、開かれること自体を嫌います。なでる手の延長として、毛の流れに沿って開くと続けやすくなります。

週に何回かき分けるか|湿度と地肌の記録をとる頻度

かき分けて数えるのは、週2回までです。毎日やると、かき分けた動作のぶんだけ白いものが浮いて、数字が上がったように見えます。曜日を決めて、火曜と金曜、のように間隔をそろえます。当てるほうと梳かすほうは毎日でかまいません。数えることと、手を入れることを同じ頻度にしないのが、この記録のつくりです。フケが気になる週ほど毎日見たくなりますが、見た回数だけ数字が増える仕組みになっているので、そこは我慢します。

この記録で、何を毎日やって、何を週2回にするか
やること頻度そろえるもの
湿度計を読む毎日2回読む時刻
かき分けて数える週2回曜日と3か所の順番
区画の根元へ当てる毎日手のひらに出す量
梳かして運び出す毎日根元から毛先への向き

週2回で2週間続けても数字が動かないときは、次の3つを見直します。どれも頻度ではなく、当て方と場所の話です。

Caution湿度が戻った週も、15回のうちの数字が下がらないとき

湿度が45を超えた週が2週続いたのに、15回のうちの回数が10前後から下がらない。3か所のうち1か所だけ数字が高いまま動かない。かき分けた地肌が赤く見える、さわると熱い、じっとりしている。白いものが大きくまとまって、皮膚の表面がはがれるように取れる。その場所を、数えていない日もなめ続けている。こうなると、部屋の乾き方の話では届きません。地肌の側で別のことが起きていて、湿度が戻っても数字だけが残ります。日付と湿度と回数を並べた紙を持って、動物病院で皮膚のほうを調べてもらう日を決めてください。どの週から、どの場所の数字が動かなくなったのかが、そのまま伝わります。

白いものが減った週のあと|湿度が戻ってもフケを増やさない地肌のコツ

数字が4回前後まで戻っても、やめる順番があります。先にやめていいのは、かき分けて数えることのほうです。当てることと梳かすことは残します。週ごとの引き上げ方は、次の並びになります。

数字が戻ったあと、週ごとに何を残して何を引き上げるか
週15回のうちの回数残すこと引き上げること
5週目8 → 6毎日の当てる・梳かす/週2回数える湿度を朝の1回だけに
6週目6 → 5毎日の当てる・梳かす/週1回数える数える日を週1回へ
7週目5 → 4毎日の当てる・梳かす数えるのは月2回へ
8週目4のまま毎日の梳かす/当てるのは区画ごと紙を月1枚に替える

8週目まで来ても残っているのは、梳かすことです。被毛のあいだに浮いたものを外へ運び出す動きは、湿度が高い時期にも同じだけ要ります。うるおいが戻ると、白いものは地肌にくっつかずに毛の上で転がるようになるので、梳かせばその日のうちに落ちます。冬に効いていたのは当てるほうで、春に効きはじめるのは梳かすほうです。役割が入れ替わるだけで、どちらもやめません。春になってフケが目につかなくなるのは、出なくなったからではなく、落ちるようになったからです。

紙は捨てずに残してください。来年の同じ時期に、湿度がどのあたりまで下がった週から数字が動いたかを見ると、数え直す時期を先に決められます。その家の乾き方は、建物と暖房の形で決まるので、年が変わってもだいたい同じ並びになります。去年の紙があれば、白いものが見えてから数えはじめるのではなく、見える前の週から手を入れられます。この記録が効いてくるのは、じつは2年目からです。

今夜のぶんは、寝床の高さの数字を読んで紙に書くところまでです。かき分けるのは決めた曜日だけでかまいません。当てるのは、前回いちばん数字が高かった1区画から。梳かすのは根元から毛先へ、3分で足ります。

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特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

黒い毛の子だと白いものがよく見えて、白い毛の子だと見えません。同じ数え方ができますか。
見え方に差が出るのは確かなので、白っぽい被毛の子では、光の当て方を固定してください。窓を背にして座り、同じ向きから毛を開くようにします。それでも見つけにくいときは、開いたところへ黒い紙を1枚あてがうと、浮いているものが紙の上へ落ちて数えられます。数える対象を「地肌に見えた回数」から「紙に落ちた回数」へ替えても、週ごとに同じ数え方をしていれば、ずれの読み取りはできます。大事なのは前の週と同じやり方で数えることです。
湿度計の数字を上げれば、白いものは減りますか。
部屋の数字と地肌の数字は、同じようには動きません。表の4週目で湿度が44まで戻っても、回数は8から1しか下がりませんでした。空気が湿っても、被毛の下までうるおいが戻るには日数がかかるからです。数字を上げること自体は続けてかまいませんが、上げた週に回数が下がらなくても、やり方が間違っているわけではありません。判断するのは、翌週の数字のほうです。1週ずらして読む、が この記録のいちばんの使い方になります。
3か所以外にも白いものがあります。数える場所を増やしていいですか。
増やさずに、3か所は固定したままにしてください。場所が増えると1回あたりの時間が延びて、続かなくなります。別の場所が気になるときは、数えるのではなく、当てる区画のほうに足します。当てるのは毎日で、数は決めていないからです。数える3か所は物差しとして置いているだけで、体じゅうを見るための仕組みではありません。気になる場所が3か所と離れていて、そこだけ様子が違うときは、次の数える日に場所を入れ替えて、入れ替えたことを紙に書いておきます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。