C03使い方・お手入れ手順
グルーミングスプレーとミストの併用手順
散歩から帰った玄関で、片手にリードを持ったままグルーミングスプレーを背中に3回吹きかけ、ミストへ持ち替えようと洗面所へ体を向けた瞬間に、その子は玄関マットから廊下へ歩いていきました。2本をそろえてからも、やっていること自体は増えていません。増えたのは、1回のケアで手が別の容器へ伸びる回数です。グルーミングスプレーとミストの併用が途中で終わる日は、この持ち替えが4回を超えています。2本の使い分けは、どちらを先に当てるかより、持ち替えをいくつまで減らせるかで形が決まります。
持ち替えが6回起きた日|グルーミングスプレーとミストの併用が崩れるやり方
グルーミングスプレーとミストは、体の上でやっていることが逆向きです。1本目は落とす側、2本目は届ける側になります。逆向きだからこそ併用に意味が出るのですが、同時に「同じ場所に2回手が来る」ことにもなります。ここを部位ごとに割ると、背中で2回、耳のうしろで2回、足先で2回と、手が容器のあいだを往復しはじめます。
| 見るところ | グルーミングスプレー | スキンケアミスト |
|---|---|---|
| 水の系統 | 高機能性電解還元水(アルカリ側) | 高機能性電解酸化水(酸性側) |
| 毛と皮膚で起きること | 余分な皮脂と外の油が乳化して浮く | うるおいが届く |
| 当てる範囲 | 背中から足先まで全身 | 気になっている場所だけ |
| 手の動き | 吹きかけてからブラシを通す | 手のひらに広げてから押し当てる |
| 量の考え方 | 届いていない場所へ重ねてかけられる | 1か所につき手のひら1回ぶん |
犬も猫も体から脂を出すので、昨日きれいにした背中が今日また汚れます。浴室を1日おきに使える家庭はまずありませんし、サロンの予約も月に1度か2度です。グルーミングスプレーは、そのあいだの毎日を引き受けるために、吹きかけてブラシを通すだけの形にしてある1本です。もう1本のスキンケアミストは、耳のうしろや口のまわりのように、ほかのものを当てにくい場所へ回せます。併用の設計は、この役割の違いをそのまま順番へ移すところから始まります。犬猫のどちらでも、当てる場所の考え方は変わりません。
数えるものを1つに決めておきます。その日のケアで、手が別の容器へ伸びた回数です。秒数でも、吹きかけた回数でもありません。持ち替えは目で見えて、数えるのに手が止まらず、翌日の組み方をそのまま変えられます。玄関の壁に紙を貼って、日付と回数だけを書きます。6と書いた日が続くなら、順番の問題ではなく割り方の問題です。
全身を1本目で通してから局所へ|グルーミングスプレーとミストの併用手順
併用は、体の場所で割らずに工程で割ります。まず全身をグルーミングスプレーで通し、ブラシを1回入れ、そのあとでミストを局所へ当てます。玄関の土間に立ったまま、リードは外してから足元に落としておきます。
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玄関に入る前に、2本を同じ台の上に並べておく
1本を洗面所、もう1本を玄関に置くと、持ち替えのたびに部屋をまたぐことになります。1歩でも離れれば、その子は先に廊下へ歩き出します。置き場所は、リードを外す位置から体の向きを変えずに手が届く範囲です。ここだけで、持ち替えにかかる時間が変わります。
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全身はグルーミングスプレーだけで通す
背中の真ん中から始めて、体側、おしり、足先の順に吹きかけます。途中でミストへ持ち替えません。中身は電解水そのもので、なめてしまっても差し支えがないため、届いていないと感じた場所には重ねてかけられます。量を数えなくてよいことが、ここでは手を止めない条件になります。
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ブラシに持ち替えるのは、この1回だけ
毛の向きに沿って、首のうしろから背中、体側へ通します。乾いた毛にブラシを入れると静電気で毛が浮き、指に絡んだ一瞬の引っぱりでその子が動きます。先に吹きかけてあれば、静電気の起きにくい状態のまま梳かせます。外でついた土と抜け毛は、この1回でまとめて落ちます。
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ミストは容器を向けず、手のひらに出してから局所へ
耳のうしろ、口のまわり、肉球、地肌で気になっている場所。手のひらに出してから押し当てるので、顔の側でも容器の先をその子に向けずに済みます。ここで全身へ戻らないことが、併用の形を保つ線になります。
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終わったら、持ち替えの回数を紙に書く
1と書けた日が3日続いたら、その組み方は玄関で成立しています。2以上が続く日は、どこで手が戻ったのかを思い出して、その場所を工程の側へ寄せます。回数だけを書くので、玄関に立ったまま5秒で終わります。
全身を先に通す理由は、順番を守るためではありません。汚れが浮いたままの毛の上からミストを当てると、届く先がその汚れになるからです。ブラシを1回入れて外の土と抜け毛が落ちたあとなら、同じ1回ぶんでも当たる場所が変わります。逆の順番で使っている家庭では、2本目を当てた場所だけあとで指に汚れが移ってきます。
ミストを手のひらに出す形にしておくと、併用でいちばん嫌がられやすい場面を1つ飛ばせます。顔の近くで容器を押す場面です。耳のうしろへ直接向けると、その子から見えているのは手ではなく容器の先になり、次の日に耳を触らせてくれなくなります。手のひらを経由させると、届くのは手のにおいと温度のほうになります。
猫では、持ち替えの重みが犬より大きくなります。容器を押す音が、手の動きより早く届くからです。2本を部位ごとに割ると、その音が持ち替えの数だけ増えて、体に触れていない段階でその子の側だけ先に終わってしまいます。工程でまとめると、音が鳴る場面は全身の1回と局所の1回に収まります。猫の併用でまず削るのは、触る回数ではなく音の回数です。
時刻もそろえます。散歩から帰った直後、水を飲む前の数分が向いています。食事のあとに寄せている家庭もありますが、日によって変えないことのほうで差が出ます。順番を変える日と、時刻を変える日を重ねないでください。途中で止まったときに、工程のせいなのか時間帯のせいなのかが分からなくなります。
家でできる数え直し|グルーミングスプレーとミストの併用がほどける3つ
持ち替えが増える日には、同じ形が3つあります。どれも手順を忘れたわけではなく、体の場所を単位にして組み立てているところから始まります。
- 気になる場所から始める:耳のうしろが気になっている日ほど、そこから手をつけたくなります。局所を先にすると、そのあと全身へ戻ることになり、同じ場所をもう一度通る必要が出ます。持ち替えは最低でも3回になります
- 片手をふさいだまま始める:リードを持ったまま、抱いたまま、ドアを押さえたまま。片手が空いていない状態では、容器を置いてから持つ動作が毎回はさまります。リードを外してから始めるだけで、回数の半分が消えます
- 2本を別の部屋に置く:洗面所に片方を置いている家庭がいちばん多く、持ち替えのたびに廊下を往復します。その子は、こちらが部屋を出た時点で終わったと判断します
戻し方にも順番があります。全部をやり直すのではなく、置き場所だけを1か所にそろえて、翌日の回数をもう一度数えます。置き場所を直すと、3つのうち2つは自然に消えます。それでも回数が減らない日は、始める場所を局所から全身へ戻します。記録は数字1つで足りるので、続けるのに手間が要りません。
もう1つ、回数が減っているのに途中で終わる日があります。来客のあった日、雷が続いた日、帰宅時刻がいつもと大きくずれた日です。こういう日は全身の1本目だけで終わりにして、紙には数字を書かずに横線を引いておきます。あとで見返したときに、組み方の問題だったのか外の出来事だったのかが区別できます。
触れた瞬間に体をひねる場所が毎日同じ/その場所だけを長くなめ続けている/毛をかき分けると地肌が赤い、さわると熱い/耳のうしろに触ると頭を強く振る/足先に手が届く前に座り込む。こうした止まり方は、手順の組み方だけでは説明がつかないことがあります。痛みやかゆみが先にあると、持ち替えを減らしても同じ場所で毎日止まります。紙に書いた回数と、手が止まった場所と、それがいつからかを持って、動物病院で体のほうを見てもらう日をつくってください。数字と場所が並んだ紙は、そのまま経過の記録として伝わります。
2本の置き場所を1か所にそろえる|毎日のグルーミングスプレーとミストの併用
回数が1に落ちたあと、毎日のほうで変わるのは置き場所だけです。玄関の棚に2本を並べたままにしておくと、しまう動作も出す動作も要らなくなります。出しっぱなしに見える置き方が、そのまま毎日の併用を支える形になります。
| 帰ってきたときの状態 | 1本目で通す範囲 | 2本目を当てる場所 |
|---|---|---|
| いつもの散歩から戻った | 背中から足先まで全身 | 耳のうしろ |
| 雨で足と腹が濡れている | 足先と腹を先に、そのあと全身 | 肉球 |
| 草むらを歩いた | 全身にブラシを1回 | 口のまわり |
| 外に出ていない日 | 背中と体側だけ | 気になっている1か所 |
| シャンプーをした翌日 | 全身を軽く1回 | 当てない |
表のどの行でも、持ち替えは1回のままです。変えているのは1本目で通す範囲であって、2本の順番ではありません。雨の日に足先から始めても、全身を通し終えてから局所へ移るという形は動きません。ここが動かないかぎり、併用は毎日の手順として崩れずに残ります。お風呂そのものが負担になる子でも、玄関に立ったまま同じ形で続けられます。
1か月たったとき、紙に並んだ数字を見てください。6から始まって1が続いているなら、その子が玄関にいてくれる時間は、最初の週より長くなっているはずです。今日は、2本を同じ棚に並べ直すところまでで終わりにしてかまいません。明日の回数が変わります。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 2本のあいだに、どれくらい時間をあければいいですか。
- 時間で区切らずに、ブラシを1回入れ終わったかどうかで区切ってください。全身に吹きかけてからブラシを通し、抜け毛と外の土が落ちた時点が、2本目へ移ってよい合図になります。毛の量が多い子ほどブラシの時間は長くなるので、秒数で決めると子によって合わなくなります。逆に、待ち時間をつくろうとしてその場を離れると、その離席がそのまま持ち替え1回ぶんの意味を持ちます。手を止めずに続けられる区切り方を選んでください。
- 全身にもミストのほうを使ってしまってよいですか。
- 使える場所という意味では全身に回せますが、併用の手順としては局所に残したほうが続きます。全身に2本とも通すと、同じ面を2周することになり、その子が玄関にいる時間が倍になります。1本目で全身を通しておけば、2本目を当てたい場所はたいてい2か所か3か所まで絞れます。気になる場所が5か所を超えている日が続くようなら、順番を変えるより、その5か所がどこかを書き出すほうが先です。
- ブラシを持たない日は、2本の併用をどう組めばいいですか。
- ブラシを抜くと工程の区切りがなくなるので、手のひらで区切ります。全身に吹きかけたあと、手のひらで首から背中、体側へ一方向に撫でて、毛が寝たのを確かめてから局所へ移ります。手が汚れを拾うので、どこまで落ちたかがその場で分かる利点もあります。持ち替えの回数は1のままで変わりません。ブラシのある日と同じ紙に、同じ書き方で数字を残してください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
