C03使い方・お手入れ手順

2週間続けるためのケアの組み立て方

公開日 2022年3月2日|文=mofuwa編集部

明るい玄関の淡い木の床に、落ち着いて立っているクリーム色の犬
2週間続くかどうかは、帰ってきた直後の3分をどこに置けるかで決まります。写真:Leohoho/Pexels

散歩から帰った玄関で、リードを手すりに掛けたまま3分。この形にしてから、14日のうち何もできなかった日が4日から1日に減りました。2週間のケアを続けるかどうかは、やる気の量でも手順の数でもなく、14日のうち何日空くかで決まります。空いた日には理由があり、たいてい曜日が決まっています。続けるための組み立ては、その空白を先に見つけて、そこに置ける長さまで1日ぶんを削るところから始まります。ここでは1週目を数えるだけの週にして、2週目で置き場所を変えます。

14日のうち、何日空くか|2週間のケアを続ける前に決める順番

2週間をどこから数えるかは、家ごとに違って構いません。シャンプーの間隔はその家の事情で決まっているので、ここでは洗う日の翌日を1日目にして、次に洗う日までを14日として並べます。洗う日と洗う日のあいだにある13日が、毎日の手が必要な日です。この13日をどう埋めるかが、2週間のケアを続けるための組み立てになります。

多くの家で、最初の3日は問題なく進みます。止まるのは4日目から7日目のあいだで、しかも止まる曜日はだいたい決まっています。続かない理由は忘れることではなく、その曜日だけ、手を出せる時間がもともと家に無いことです。だから1週目は手順を増やさず、できた日に丸を、できなかった日に横線を引くだけにします。

1週目に空いた日を数えて、2週目の置き場所を決める
空いた日その日に多い理由その日でも残っていた時間2週目に置き直す先
帰りが遅い日散歩が夜になり、そのまま食事の支度へ玄関で靴を脱ぐ前の1〜2分帰宅直後、リードを掛けたまま
来客のあった日その子が落ち着くまで時間が要る客が帰ったあとの寝る前夜、寝床に入る前の2分
雨の日足だけ拭いて終わり、体まで手が回らない足を拭いている最中拭く手の続きで、後ろ足のつけ根まで
家族が出かけている日1人で押さえながらでは手が足りないその子が自分から寝転んだ時間座ったまま届く1か所だけ
自分の体調が悪い日立っていられない座った状態で30秒場所を減らし、回数も1回に

表の右の2列が、2週間のケアを続けるための実体です。やることを決めるより先に、空いた日にも残っていた時間を1つずつ拾います。1〜2分しか残っていない日に5分の手順を置けば、その日は丸ごと空きます。空白は意思ではなく、置き場所のほうで減ります。

14日のあいだに、どこで空白が出るか 洗う日の翌日を1日目として14日を並べると、空白は4日目前後から現れ、7日目で1週目の数が確定します。空いた日をその週のうちに埋め直そうとすると翌日も崩れるので、2週目の置き場所を変える材料として使います。 1週目は数えるだけ。組み替えるのは8日目からです 1日目 洗う日の翌日から数え始める この日は道具の置き場所だけ決める 4日目 最初の空白が出る 帰りの遅い曜日に寄りやすい 7日目 1週目の空白の数が決まる 3日を超えたら1日を2つに割る 11日目 触れていない場所が見えてくる 紙の丸が付いていない列を探す 14日目 次の2週間へ渡す1行を書く 減らすのは場所ではなく1回の長さ
空白は消す対象ではなく、置き場所を決めるための数字です。

家族が2人いる家では、役割を先に決めておきます。持つ人と運ぶ人を日によって入れ替えないでください。その子は人の手つきの違いを先に受け取るので、交代した日だけ動きます。どちらかが不在の日のために、1人でもできる形を1つ用意しておくほうが、2週間の空白は少なくなります。

玄関で立ったまま3分|2週間のケアを続ける手順を5つに分ける

手順は5つです。リードを掛けたまま足元に置く、後ろ足から前へ運ぶ、背中を一方向に梳かす、道具を元の場所へ戻す、カレンダーに丸を書く。全部で3分です。時間が余っても場所を足しません。足すのは、2週目に空白が減っていたときだけです。

  1. 1|リードを手すりに掛けたまま、足元にボトルを置く

    リードを外して首輪を触ると、その子はもう自由になったと判断して部屋へ歩き出します。掛けたままなら、玄関マットの上に立っている時間がそのまま続きます。ボトルは靴箱の上ではなく、しゃがまずに手が届く高さに置いておきます。取りに行く動作が入ると、それだけで3分のうち30秒が消えます。

  2. 2|手のひらに出して、後ろ足の先から上へ運ぶ

    外から帰った直後にいちばん汚れているのは、地面にいちばん近い場所です。足先からつけ根へ、手のひらを一方向に滑らせます。左右の後ろ足で1回ずつ。ここまでで1分ほどです。立ったままなので、その子は自分の足を見ていられます。

  3. 3|背中を、首から腰へ一方向に梳かす

    毛の向きに沿って、ブラシを一度だけ通します。往復させると同じ1回でも2回になり、玄関にいる時間が延びます。梳かすのは背中だけで、お腹側はこの3分に入れません。入れるとしゃがむ動作が必要になり、置き場所ごと変わってしまいます。

  4. 4|道具を、取り出した場所へそのまま戻す

    棚にしまわず、玄関の同じ場所へ置きます。しまった翌日は、取りに行く時間の分だけ手順が長くなり、それが空白の始まりになります。出しっぱなしに見える置き方が、2週間続けるための1つ目の条件です。

  5. 5|玄関のカレンダーに、丸か横線を書く

    書くのは丸と線だけ。何をやったかは書きません。書く場所は玄関で、部屋に入る前に済ませます。部屋へ入ってから書こうとすると、書かない日が増え、空白が何日だったのかが2週間後に分からなくなります。

この3分に mofuwa グルーミングスプレーを置いているのは、散歩のあと・ブラッシングの前・においや汚れが気になるときという、玄関で重なる3つの場面をひと続きで片づけられるからです。犬も猫も体から脂を出し、外へ出ればそこに地面の汚れが乗ります。毎日きれいにしてあげたいという気持ちのほうは最初からあるので、2週間続かない原因は、たいてい道具ではなく置き場所の側にあります。吹きかけてブラシを通すだけで済む形なので、立ったままの3分に収まります。

洗う日は別の手当てになります。mofuwa モイストシャンプーは、洗浄成分をアミノ酸系だけにして量も減らし、原料の水に電解水を使うことで泡立ちを補っています。落としすぎないぶん洗い上がりがごわつきにくく、そのあとの工程が1つ減ります。浴室にいる時間が短くなるということは、その子が耐える時間が短くなるということです。14日のうち1日をそこに使い、残りの13日を玄関の3分で埋める。この2つで2週間がひと回りします。

Point3分に収める道具の並べ方

玄関に置くのは、ボトルとブラシと紙の3つだけです。順番に手が伸びるように、左から使う順に並べておきます。増やすなら、2週間ぶんの空白が2日以下になってからにしてください。道具が4つ目になった週に空白が戻った家がいくつもあります。※本製品は飲用を推奨するものではありません。

グルーミングスプレーを使ったあとに梳かす順番にしているのは、乾いた毛のままブラシを通すと静電気で毛が浮き、指に絡んだ一瞬でその子が動くからです。動けば3分は延び、延びた日の翌日は玄関に立ってくれません。2週間のケアを続けるために守る順番は、水が先、ブラシがあと、この1つだけです。

空いた日が3日を超えたとき|2週間のケアを続けるコツは1日を2つに割ること

1週目の空白が3日を超えたら、手順を減らすのではなく、1日を2つに割ります。朝に1分、夜に2分。同じ3分でも、置ける場所が2つになるぶん、丸ごと空く日が減ります。割る前に、空いた3日がどの条件で起きたかを見ておきます。

3つ目は見落とされやすい空白です。続いた日数だけを数えていると、14日間ずっと背中だけを梳かしていた週が「うまくいった週」に見えます。2週間のケアで数えるのは、続いた日数と、一度も手が入らなかった場所の数の2つです。2週目は、空いた日を埋めるより先に、空いた場所を1つ入れ替えます。

Caution空白が減っているのに、触れられない場所が増えていくとき

先週は触れた場所を、今週は手を近づけただけで避けるようになった/同じ場所を、こちらが触れていない時間に長くなめている/玄関で立っていられる時間が日ごとに短くなっている/毛をかき分けると地肌が赤い、さわると熱い/においが前の2週間と変わった。こうした変わり方は、慣れや習慣の話では説明がつきません。痛みやかゆみが下にあると、空白は日ではなく場所のほうから増えていきます。14日ぶんの丸と横線を書いた紙を持って、動物病院で体のほうを見てもらう日をつくってください。どの列がいつから空いたのかが、そのまま伝わります。

割り方にも決まりを1つ置きます。朝と夜で、やる場所を分けてください。朝は前足と胸、夜は後ろ足と背中、というように分けると、同じ場所を1日に2回やらずに済みます。同じ場所を2回やる日が続くと、その場所だけその子が先に嫌がるようになり、2週間の後半で丸が減ります。

14日目に並べて見るもの|2週間のケアのやり方を、次の2週間へ渡す

14日目にやるのは、続けるかどうかの判断ではなく、次の14日へ渡す1行を書くことです。紙を横に見て、丸の付いていない列を探します。そこが次の2週間で入れ替える場所になります。

14日目に紙から読み取る4つと、次の2週間で動かすもの
読み取るもの1週目2週目次の14日で動かすこと
空いた日の数4日1日空白が2日以下なら場所を1つ足す
空白が寄った曜日帰りの遅い2日なし朝へ移した曜日はそのまま固定する
一度も触れていない場所後ろ足のつけ根お腹側次の2週間は、そこを1日目に入れる
1回にかかった時間5分3分延びていたら場所ではなく長さを削る

数字の読み方は1つだけです。空白が減っていれば場所を足し、増えていれば1回の長さを削ります。場所を足すのは、空いた日が2日以下だった週のあとだけ。増やしたくなるのはたいてい調子のよかった週なので、ここで足しすぎると次の2週間の前半で崩れます。

続けるという言葉は、毎日欠かさないという意味になりがちです。この組み立てで続けるのは、毎日の丸ではなく、紙そのものです。空いた日に横線を引けている家は、次の2週間で置き場所を変えられます。2週間のケアを続けるための材料は、できた日ではなく、できなかった日のほうに残ります。

今夜は、玄関でリードを掛けたまま後ろ足を1回ぶん運ぶところまでで終わりにしてかまいません。紙は玄関の壁に貼ったままにしておきます。次の14日が終わったとき、増えているのは続いた日数より、手が届くようになった場所の数のほうです。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

1週目にまったく丸が付きませんでした。2週目はどうすればいいですか。
手順の中身ではなく、置き場所を疑ってください。丸が1つも付かない週は、置いた時間帯がその家に無い時間だったことがほとんどです。1日のうちで、その子と同じ場所に3分以上いる時間を思い出して、そこへ移します。食事の支度中、テレビを見ている時間、寝る前の着替えのあいだ。長さは1分で構いません。1分で丸が付く週を1つ作ってから、長さを戻すほうが早く進みます。
2週間より短い区切りで見てはいけませんか。
1週間で区切ると、空白が曜日に寄っているのかどうかが分かりません。同じ曜日が2回来るのが2週間なので、帰りの遅い日や不在の日が本当に決まった曜日なのかを、この長さで初めて確かめられます。逆に1か月で見ると、紙が長くなりすぎて途中の空白が読み取れなくなります。14日は、曜日が2回そろう最短の長さとして選んでいます。
毎日やる場所と、洗う日にやる場所は分けたほうがいいですか。
分けなくて構いません。洗う日は全身が一度に済むので、そのあとの13日は、洗う日に手が届きにくかった場所を優先します。耳の後ろ、後ろ足のつけ根、しっぽの裏あたりが残りやすい場所です。紙に列を作って、その3か所だけ丸を分けて書くと、2週間で一度も触れていない場所がひと目で分かります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。