C08季節・行事
帰ってきた犬が気にしていたのは、注射をした場所ではなかった
玄関を上がって3歩目で、その子は座り込み、後ろ足を耳の後ろに当てました。動物病院の受付を通ってから外に出るまで、その日は1時間50分かかっています。注射をしたのは肩のあたりで、先生が触ったのもそこでした。それなのに、帰宅後に後ろ足が向かったのは耳の後ろと胸元と脇の3か所です。気になったので、時計を見ながら30分だけ、掻く回数と当たった場所を紙に書きました。
帰宅後の30分で、犬が掻く場所だけを数えた経験|動物病院から戻った夜
その日は春の予防注射で、受付に着いたのが午前10時、外に出たのが11時50分でした。待合室の椅子は埋まっていて、うちの子はほとんどの時間、私の足のあいだで立っています。診察台に乗っていたのは3分ほどでした。動物病院にいた2時間ちかくのうち、先生が体に触っていたのはその3分だけで、残りは待つ時間です。
帰宅後、玄関を上がって3歩目で、その子は座り込みました。後ろ足が上がって、耳の後ろに当たります。注射をした肩を気にしているのだろうと思って見ていたのですが、後ろ足は肩には一度も行きませんでした。行ったのは耳の後ろで、そのあと口が胸元へ回り、横になって前足を上げ、脇をなめました。
30分、時計を見ながら数えました。数えたのは2つだけです。後ろ足か口が体に当たった回数と、そのとき当たっていた場所。それ以外は、この30分のあいだ何もしていません。
| 時間 | 場所 | 回数 | そのとき何をしていたか |
|---|---|---|---|
| 0〜10分 | 耳の後ろ | 6 | 玄関と廊下。立ったり座ったりを繰り返していた |
| 0〜10分 | 胸元 | 2 | 水を飲んだあと |
| 10〜20分 | 耳の後ろ | 3 | 寝床に入ってから |
| 10〜20分 | 脇 | 2 | 横になって前足を上げた姿勢で |
| 20〜30分 | 胸元 | 1 | うとうとし始めてから |
| 合計 | 3か所 | 14 | 注射をした肩へ向かった回数は0 |
14回のうち、肩に向かったものは1回もありませんでした。帰宅後に掻く場所は、その日いちばん手が入った場所ではなく、その日いちばん長く何かが当たっていた場所でした。数え終わってから紙を見ると、3か所が3か所とも、そう言えるところに並んでいます。
動物病院にいた2時間が体に残す背景|帰宅後に掻く場所が3か所へ偏る
3か所を並べると、共通しているものが見えてきます。耳の後ろは、名前を呼ばれるたびに私が押さえていた場所です。胸元は、抱き上げるときに腕が回る場所です。脇は、診察台の上で体を支えられていた場所であり、ハーネスのベルトが通っている場所でもあります。どれも、その日の2時間ちかく、いつもより長く何かが触れ続けていた場所でした。
触れていた時間だけではありません。春の動物病院の待合室は、外より室温が高く保たれています。人と犬の数も多く、扉が開くたびに空気が動きます。移動に使う車やキャリーの中も、日が当たれば気温が上がり、湿度がこもります。その子が過ごした2時間は、家のリビングより暖かく、湿った時間でした。
体が温まると、地肌の側で起きていることも変わります。春は換毛期で、冬のあいだ寝ていた下毛が抜け始める時期です。抜けかけの毛は上毛の内側に残っていて、温まって湿ると、そこで向きを変えて動きます。動いた毛が地肌に触れる感覚は、その子にとって、外から何かが当たるのと区別がつきません。押さえられていた場所とベルトが当たっていた場所で、それがまとめて出てきます。
| 条件 | 家で過ごす日との違い | 出る場所 |
|---|---|---|
| 待合室の室温 | 外より高く、人と犬の数だけ上がる | 体温が上がり、抜けかけの毛が動き出す |
| 押さえられた時間 | 名前を呼ばれるたび、耳の後ろへ手が乗る | 耳の後ろ |
| 抱き上げた回数 | 診察台への上げ下ろしで腕が回る | 胸元 |
| ベルトが当たる時間 | 普段の散歩の倍以上、つけたまま過ごす | 脇 |
| 車内の乾燥と湿気 | 日が当たると気温が上がり、湿度がこもる | 全身。地肌の側の水分が動く |
帰宅後に出てくることにも、順番としての理由があります。動物病院にいるあいだ、その子は周りをずっと見ています。掻くという動作は、周りを見ている最中には後ろへ回されます。家に着いて、床のにおいがいつものものに戻ったところで、止めていた分が一度に出ます。帰宅後30分は、その日ためたものが順番に出てくる時間です。数えるなら、ここ以外にありません。
季節の変わり目に予防注射の時期が重なるのは、毎年のことです。暖房を切るかどうか迷う週に、室温の高い待合室で2時間近く過ごして、乾燥した車内を通って帰ってくる。この並びは年に一度、ほぼ同じ形で回ってきます。今年だけの事情ではないので、今年のうちに数えておけば、その紙は来年そのまま使えます。
掻く回数が動いた理由|動物病院の帰宅後に、なめる場所へ置けるもの
3か所を並べて分かったことが、もう一つあります。耳の後ろは後ろ足が届き、胸元と脇は口が届きます。掻く場所は、そのままその子がなめる場所です。だから帰宅後の30分にそこへ置けるものは、なめても差し支えのないものに絞られます。3か所のうち2か所が口の回る場所という時点で、条件は最初から決まっていました。
この3か所に届かせるために玄関の棚へ置いたのが、mofuwa スキンケアミストでした。中身は高機能性電解酸化水100%で、清涼飲料水の規格基準をクリアしています。耳のふちでも、口がすぐ届く胸元でも、場所によって手を止めたり量を減らしたりする必要がありません。置ける場所が3か所とも同じ1本でそろうと、帰宅後の30分に足す動作が1つで済みます。
水分浸透力が精製水の35倍あるとされる特許電解水を原料にしているので、上毛の上に乗って終わらず、毛を分けた先の地肌の側まで届きます。換毛期に抜けかけの毛が層になっている場所ほど、表面で止まるものは下へ行きません。当てる場所が決まっているなら、届く深さのほうも見ておいたほうが、同じ30分の意味が変わります。
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玄関で、最初の3回だけ見る
帰宅後すぐ、後ろ足と口がどこへ向かうかを見ます。ここで見るのは合計の回数ではなく、最初の3回がどの場所に行ったかです。その3回が、その日の偏りをほぼ言い当てます。
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毛を分けてから当てる
耳の後ろは、指の腹で毛を左右に分け、地肌が見えたところへスキンケアミストを当てます。上から吹くだけだと、抜けかけの毛の層で止まって地肌まで行きません。
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胸元と脇は、手のひらを先に置く
抱き上げるときに腕が回っていた場所です。いきなり当てずに、手のひらで一度なでてから当てると、体をひねられずに終わります。脇は前足を持ち上げず、横になっているときに待ちます。
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その日は、ほかに何も足さない
当てたあとで拭いたり梳かしたりしません。足すのを1つに絞っておくと、翌日の回数が動いたときに、何が効いたのかを取り違えずに済みます。
次の日の夜と、3日目の夜。同じ時間帯に30分ずつ数えました。14回、9回、6回です。ただ、合計の減り方より紙に残ったのは、減ったのは耳の後ろだけで、胸元と脇は3日ともほとんど同じ数だったことのほうでした。回数の出かたはその子によって違うので、合計だけを覚えず、場所ごとの内訳で残しておいてください。減らない場所があるという情報は、来年の同じ日に効いてきます。
帰宅後30分の合計が、次の日も3日目も最初の日と同じまま動かない。/3か所のうち1か所だけが5日以上続き、そこに湿り気やにおいが出てきた。/掻く前と後で毛の量が変わり、地肌の見える幅が広がっている。これは、待合室の室温や春の換毛期では説明のつかない残り方です。次の予防注射の日まで待たずに、30分ぶんの数字と場所を書いた紙を持って、動物病院へ電話をして枠を取ってください。3日ぶんの内訳があれば、どの日から動かなくなったのかを、紙のほうが先に答えます。
帰宅後30分の数字が、次の春までに見せてくれる変化
この30分の紙は、年に一度しか書けません。2時間を外で過ごして帰ってくる日が、うちの場合は予防注射の日しかないからです。年に一度しか書けない紙は、そのぶん去年の同じ紙と真正面から並べられます。去年の合計は何回で、どの3か所だったか。今年はどこが増えて、どこが減ったか。毎日つける記録では、ここまで条件をそろえて比べることができません。
並べて意味が出るのは、合計よりも場所の内訳のほうです。耳の後ろが去年も今年も一番なら、それはその子の押さえられ方の話です。脇が去年より増えているなら、ベルトの当たる位置か、体つきのほうが動いています。数字は減らすために残すのではなく、来年どこから手をつけるかを決めるために残します。
今年の紙に書くのは3つだけです。30分の合計、3か所それぞれの数、そして玄関を上がってから最初の3回がどこへ行ったか。次の春に同じ紙を引き出しから出したとき、最初に読むのは去年の自分の字になります。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見る本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
