C08季節・行事
写真を撮る前の日に洗うなら、乾かす時間から逆算する
撮る時刻が翌日の午後2時と決まった時点で、その写真のために前の日に手を動かし始める時刻も決まります。起点は撮影の時刻で、そこから引いていくのは分です。毛をほどくのに10分、シャンプーそのものに15分、乾かすのに20分から60分。いちばん長い枠はこの合計の外にあって、乾かし終わってから毛が落ち着くまでの一晩がそれにあたります。この4つを撮影の時刻から順に引くと、前日の夕方のどこで始めればいいのかが、1つの時刻に決まります。足し算で組むと終わりの時刻が毎回ずれますが、引き算で組めば、始まりが1か所に固定されます。
乾かす分数から引いていく|写真の前日のシャンプーを、家でできる時刻に置く
写真の前日のシャンプーで最初に決めるのは、乾かし終わる時刻です。洗い始める時刻ではありません。乾かすのにかかる分数は、毛の長さと部屋の湿り具合で20分から60分まで振れます。洗う時刻を先に置くと、その振れ幅がそのまま終わりの時刻に出るので、夜の予定が毎回ずれます。撮影の時刻から順に引いていけば、前日の予定表に空ける枠は1つで済みます。
| 引く順 | 枠 | かかる分数 | 前日のどこに入るか |
|---|---|---|---|
| 1 | 毛が落ち着くまで | 乾かし終えてから寝るまでの4時間 | 前日の夜 |
| 2 | 乾かす | 20〜60分 | 前日の夕方 |
| 3 | 洗う | 15分 | 乾かす枠の直前 |
| 4 | 毛玉と抜け毛をほどく | 10分 | 洗う前。毛が乾いている状態で |
4つを足すと、短い毛の子で45分、長い毛の子で1時間25分。そこに寝るまでの4時間が乗ります。撮影が午後2時なら、前日の夜8時には乾かし終わっていたいので、始める時刻は前日の6時55分あたりに落ち着きます。夕食の支度の前です。この1つの時刻さえ決まっていれば、当日の朝にやることは3か所を整える2〜3分だけになります。
この時期は、日中に窓を開けて過ごす日が増えます。部屋の空気が外の空気に近づくぶん、雨の降っている日は乾かす分数が10分から15分ほど延びます。前日の空模様で洗う日をずらせるなら、2日前に寄せるほうが枠は守れます。2日前に洗っても、翌日の夜に毛先が落ち着き、撮影の朝には根元まで戻っています。前日に固定しなければならない理由は、どこにもありません。
猫の写真の前に、全身のシャンプーの枠を入れる必要はありません。毛づくろいで自分の毛を整えている子では、洗ったあとに毛の向きが変わり、かえって撮影の日に見慣れない姿になります。猫で引くのは、ほどく10分と、当日の2〜3分の2つだけです。水を嫌がる子ほど、洗う枠を削ったぶんの時間を、抜け毛をほどく側に回したほうが、写真の毛並みは落ち着きます。
前日の夕方から当日の朝まで|写真に写る場所で分ける、シャンプーの手順
手順は5つで、前の4つが前日、最後の1つが当日の朝です。枠は引き算で決めてあるので、途中で足す判断は要りません。各手順の頭に、そこで使う分数を書いておきます。
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1|前日18時55分・毛が乾いているうちに10分ほどく
濡らす前に、抜け毛と絡まりを先に取ります。乾いた毛でほどけなかった場所は、濡れるとさらに締まります。ここで10分かけておくと、乾かす枠が5分から10分短くなります。ほどく順は、後ろ足のうしろ、しっぽの付け根、耳のうしろ。この3か所が、写真で毛の流れが乱れて見える場所です。
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2|19時05分・洗うのは15分まで。工程を増やさない
シャンプーを流し終えるまでを15分で区切ります。洗う工程が1つ増えるたびに、浴室にいる時間が5分ずつ延び、その5分ぶん、乾かす枠に入る前にその子の側が疲れます。前日は疲れさせない日なので、洗う手数を増やさないほうが写真の日は楽になります。
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3|19時20分・乾かすのは根元から。順番を固定する
胸から始め、背中、腰、そのあとに脇、内股、耳のうしろへ回ります。最後の3か所は、風が届きにくく、いちばん遅れて乾きます。順番を毎回同じにしておくと、どこで分数が延びたのかが次の回に分かります。時短のつもりで風を強くするより、順番を固定するほうが、結果として乾かす分数は縮みます。
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4|乾いたかどうかは、指の腹を根元に当てて確かめる
表面は15分ほどで乾きます。根元が乾くのはそこからさらに20分から40分後です。毛をかき分けて指の腹を当て、冷たさが残っていればまだ湿っています。冷たさが消えた場所から順に手を離していけば、全身を同じ時間だけ当て続けずに済みます。
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5|当日13時50分・写る3か所に2〜3分
目のまわり、口のまわり、耳のふち。前日にシャンプーをしていても、寝ているあいだに涙や食べかすで戻る場所です。ここだけを整えるのが、当日の朝に残した唯一の枠になります。全身に手を入れ直すと、撮影の時刻までに乾かす分数がもう一度必要になり、逆算した表そのものが崩れます。
2つ目の手順で工程を増やさないと書いたのは、洗ったあとに毛を戻す工程が、そのまま分数になるからです。mofuwa モイストシャンプーは、洗ったあとに戻す工程を引けるように組まれた一本です。アミノ酸系の洗浄成分を少なめに使い、原料の水に電解水を使って泡立ちを補っています。落としすぎないので洗い上がりがごわつかず、そのぶん後ろに1工程置かずに済みます。逆算表の中では、この1工程が5分から10分に相当します。浴室で耐える時間が、その5分から10分だけ短くなるという読み方もできます。
当日の朝に残した2〜3分で使うのがmofuwa スキンケアミストです。前日に全身を洗っていても、目のまわりの涙のあとと、口のまわりの食べかすは、寝ているあいだに戻ってきます。ここをもう一度濡らして乾かすと、乾かす分数がまた20分必要になり、撮影の時刻に間に合いません。この一本は、指先やコットンに含ませて押さえるだけで済み、置いた場所が乾くまでに2分から3分しかかからないので、逆算表の最後の枠にそのまま収まります。
口のまわりに使えるのは、中身が電解水だけでできているからです。写真を撮るあいだ、その子は舌で口のまわりを何度も触ります。整えた場所が口に入ることが分かっている以上、そこに置くものは、口に入ったあとまで含めて選ぶことになります。この一本は飲みものと同じ水質の基準を満たす水で、口の中に直接使える設計です。だから撮り終えるまで舐めるのを止める必要がなく、待たせる分数がゼロで済みます。耳のふちのように、他のものを置きにくい場所にも同じように使えます。
音の枠も、前日のうちに数えておきます。乾かす20分から60分は、その子にとっては音が鳴り続けている20分から60分です。撮影の前日に音を長く浴びた子は、当日にカメラを向けられたときの顔がかたくなります。風量を一段落として時間を延ばすより、順番を固定して当てる場所を減らし、音の総量そのものを削るほうが、翌日に残りません。この一本を使う当日の2〜3分には、音がまったく入りません。
根元が湿ったまま朝になった日|写真の前のシャンプーで、頻度だけが上がる3つ
逆算が崩れる形は3つで、どれも最後はシャンプーの頻度が上がるほうへ着地します。前日に乾かし切れなかったぶんを、当日にもう一度洗って取り戻そうとするからです。回数が増えたところで、乾かす分数は減りません。
- 表面が乾いた時点で手を離す:15分で表面は乾きます。そこで終えると、根元は湿ったまま一晩過ごすことになり、翌朝は毛が根元から折れた向きで立ちます。写真では、その場所だけ影が濃く写ります。乾かす枠を20分で切り上げた日ほど、当日の朝に洗い直したくなります
- 当日の朝に、全身をもう一度洗う:朝に洗うと、乾かす分数がその日のうちにもう一度必要になります。撮影の時刻まで4時間しかない朝に40分の枠を差し込むと、落ち着かせる時間が消えます。毛が戻る前に撮ることになるので、前日の手順ごと無駄になります
- 分数を削るために、風を強く近づける:距離を縮めると、地肌の同じ場所に熱が集まります。その子は途中で動き、動いた回数だけ当てる場所がずれ、結局は乾かす分数が延びます。縮めていいのは距離ではなく、当てる場所の数のほうです
崩れた日の戻し方は決まっています。撮影の日を動かせるなら1日ずらし、動かせないなら、その朝は洗わずに3か所だけで撮ります。根元が湿ったまま撮った写真は、あとから見返しても毛の向きが分かるものですが、朝に洗い直して落ち着かせないまま撮った写真は、毛の向きに加えてその子の顔がかたくなります。どちらか選ぶなら、洗わないほうを選ぶことになります。
記録は紙1枚で足ります。日付と、その日に乾かすのにかかった分数と、最後まで冷たかった場所の名前。この3つだけを、洗った日に書き足します。3回ぶんたまると、その子の乾かす枠が何分なのかが自分の字で分かるので、次の撮影から逆算の精度が上がります。写真の日は年に何回もありませんが、この紙は毎回の洗う日で育ちます。
同じドライヤーで同じ順番に当てているのに、かかる分数が前の月より20分延びている/毎回そこだけが、40分たっても根元に冷たさが残る/乾かし終えた場所を、翌朝までなめている/毛をかき分けると地肌が赤く見え、乾かしているあいだだけ体をひねる。こうした延び方は、毛の量や部屋の湿り具合だけでは説明がつきません。シャンプーの回数を増やしても、延びた分数はそのまま残ります。洗った日付と、その日にかかった分数と、最後まで冷たかった場所を書いた紙を持って、動物病院へ行く日を先に取ってください。何分が、どの場所で延びてきたのかが、紙1枚でそのまま伝わります。診断はそこで受けて、家では乾かす順番と分数を、これまでどおり書き続けます。
撮り終えたあとに毛が戻る場所|写真の日と、毎日のシャンプーのつなぎ方
撮影が終わった日の夜にやることは、前日と同じ順で毛をほどく10分だけです。写真のために整えた3か所は、その日のうちに元へ戻ります。戻ること自体は問題になりません。困るのは、撮影のたびに洗う回数が1回ずつ増え、それが年に何度も続く形になったときです。
| 日 | 手を入れる場所 | 分数 | やらないこと |
|---|---|---|---|
| 2日前 | 全身。ほどく・洗う・乾かす | 45〜85分 | 夜更かしをさせない |
| 前日 | 毛先と、耳のうしろだけ | 10分 | もう一度洗い直す |
| 当日の朝 | 目のまわり・口のまわり・耳のふち | 2〜3分 | 濡らして乾かす工程を足す |
| 翌日 | 全身をほどくだけ | 10分 | 整えた場所を触り続ける |
右端の列が、この4日で守る線です。手を入れる場所は日ごとに減っていき、分数も減っていきます。撮影に向けて手数が増えていく組み方をすると、当日がいちばん忙しくなり、その子の側もいちばん疲れた状態で撮られることになります。前に寄せて後ろを軽くするのは、毛の都合ではなく、その子の一日の都合です。
毎日のほうは、この表の翌日の行がそのまま続きます。ほどく10分と、mofuwa スキンケアミストで目のまわりと口のまわりを整える2〜3分。写真の日のためにつくった枠は、そのまま普段の枠として残せる大きさにしてあります。年に一度の撮影のために特別な手順を覚えるより、毎日の10分に撮影の日を乗せるほうが、次の写真は楽になります。
今夜できるのは、乾かすのに何分かかったかを1行書いておくことだけです。その数字がそろえば、次に撮る日が決まったとき、逆算はその場で終わります。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- 前日ではなく、2日前に洗ったほうがいいですか。
- 毛の長い子では、2日前のほうが収まります。乾かし終えてから毛が落ち着くまでに4時間かかり、そこからさらに一晩たつと、根元の向きがそろって毛先が下を向きます。前日の夜に洗うと、落ち着く時間がちょうど睡眠に重なるので、寝ている姿勢のまま毛の向きがつきます。短い毛の子は前日で足ります。判断の分かれ目は、乾かすのにかかる分数が40分を超えるかどうかです。超える子は2日前、超えない子は前日に置いてください。
- 乾かす分数を削りたいのですが、風を強くしてもいいですか。
- 強くするより、当てる場所の数を減らすほうが早く終わります。風を強くすると、その子は動きます。動いた回数だけ当てる位置がずれ、同じ場所に二度当てることになるので、合計の分数はかえって延びます。削るなら、洗う範囲のほうです。写真に写るのは背中から胸、顔まわり、前足。おなかの側や後ろ足の内側は、その日に洗わなくても写りません。洗う範囲を減らせば、乾かす枠はそのぶん短くなります。
- 猫の写真の前に、シャンプーは要りますか。
- 毛づくろいが足りている子なら、要りません。猫で分数を配るなら、ほどく側です。抜け毛が絡んだままだと、写真では毛の流れが途中で切れて見えます。乾いた状態で10分ほどくだけで、そこは整います。洗うとすれば、毛に脂が乗って束になっている子か、汚れがついた場所がある子です。その場合も全身ではなく、束になっている場所だけを洗って、その日のうちに根元まで乾かし切ってください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
