C09シーン別・暮らし
小さな子どもがいる家庭のための帰省|5分で終わらせるケア
帰省した日の夕方、居間でその子に手を伸ばした人が7人いました。あとから写真を見返して、はじめて分かった数です。姪と甥、祖父母、こちらの両親、そして自分の子どもが2人。家にいるときは1日に触るのが2人か3人ですから、単純に倍以上です。小さな子どもがいる家庭の帰省では、ペットに触る人の数がその日だけ跳ね上がります。触る人が増えると、その子の側で増えるものがあります。この記事では、帰省先で何が増えるのかを先に整理して、そのあとで、安全という言葉を根拠のほうから確かめながら、5分で終わる組み立て方を書きます。子どもの手を止める話ではありません。その子の側から時間を組み直す話です。
居間で、7人がその子に手を伸ばしました|小さな子どもがいる家庭の帰省で、毎回起きている経験
帰省の1日は、玄関を入った瞬間から始まります。まず出迎えた親が「おおきくなったね」と背中をなでる。次に上がった居間で、いとこの子どもたちが走ってきて、両側から抱きつく。台所から祖母が来て、頭に手を置く。ここまでで、家を出てから2時間もたっていません。ペットの側からすると、移動のあとに、いきなり知らない手が続けて来たことになります。
家にいるときと何が違うのか、書き出すとはっきりします。うちでその子に触るのは、こちらと配偶者と、子どもが2人。多くて4人です。触る場所もだいたい決まっていて、背中と首のうしろが中心。帰省先では、人数も、触る場所も、高さも変わります。とくに小さな子どもがいる家庭では、子どもの顔と手が、その子の体と同じ高さにあります。上から来る手と、正面から来る手では、その子の受け取り方が違います。
問題は、この日にかぎって大人の手が2つとも空いていないことです。荷物、自分の子ども、台所の手伝い。飼い主がその子のそばに立っていられる時間が、いちばん短くなる日でもあります。子どもがペットに触っている場面を、離れたところから見ているしかない。帰省のたびに同じことが起きるのは、この2つが同時に来るからです。
- 人数:家では2〜4人。帰省先ではその日だけ6〜10人になることがあります
- 手の高さ:子どもの手と顔が、その子の体と同じ高さで動きます
- 触る場所:家では背中と首。帰省先では顔・耳・尾・足先まで広がります
- 逃げ場:家にはある。帰省先では、その子がまだ場所を知りません
- 飼い主の手:その日だけ、2つとも空いていません
- 時間:滞在が半日でも2泊でも、触られる密度は最初の数時間に集中します
帰省先で子どもがペットに触るのは、その家にとって楽しみのひとつです。ここを禁止する方向に持っていくと、大人が見張り続けることになって、結局その日じゅう緊張が続きます。この記事で組み替えるのは、触る回数のほうではなく、触られていない時間を1日の中にどう作るかです。子どもがいる家庭の帰省では、そちらのほうが実行できます。
触る人が増えると、その子の側で増えるもの|帰省先の床とペットのあいだにある背景
触る人が増えると、その子の体の上では3つのことが同時に進みます。1つめは毛の流れが乱れることです。人によって手の入れ方が違うので、背中の毛が前から後ろ、横から上へと何度もかき混ぜられます。乱れた毛のあいだには空気が入って、体温がこもります。2つめは皮脂の移動です。手のひらでなでるという動きは、皮脂を毛先のほうへ引き伸ばす動きでもあります。3つめは、床の側から上がってくるものです。
帰省先の床は、家の床とは別のものです。畳、カーペット、フローリング。素材が違えば、その上に落ちているものも、その上での毛の刺さり方も変わります。小さな子どもがいる家庭では、子どもも同じ床に座っています。子どもの服についたものが床へ落ち、床にあるものがその子の腹や脇へ移る。ペットと子どもが同じ高さで過ごすというのは、そういうことです。ここに衛生上の断定を持ち込む必要はありません。ただ、家とは違う面に、いつもより長く体をつけているという事実だけは押さえておきます。
この3つが重なった状態で夜になると、体の表面には、朝とは違うものが乗っています。においが変わったと感じるのは、たいていこのタイミングです。においが変わったのは、その子が汚れたからではなく、触られた回数と床が変わったからです。帰省の日にペットのにおいが気になるという話は、体調の話とは限りません。手の数と床の話であることのほうが多いです。
| 家にいる日 | 帰省の日 | |
|---|---|---|
| 触る人の数 | 2〜4人 | 6〜10人になることがある |
| 触られる時間帯 | 朝と夜に分かれる | 着いてからの数時間に集中する |
| 毛の流れ | だいたい一方向に整っている | 何度もかき混ぜられる |
| 体をつけている面 | いつもの床と寝床 | 畳・カーペット・座布団 |
| 休む場所 | 自分で選べる | まだ知らない。人のいる部屋しかない |
| 飼い主の手 | そばにある | その日は2つとも空いていない |
だから帰省先でやることは、増えた3つのうち戻せるものだけを戻すという形になります。触られた回数は戻せません。床も変えられません。戻せるのは、毛の流れと、体をつけている面から移ったもののほうです。ここが5分の中身になります。ペットの体を1日の終わりにひととおり拭く、という発想ではなく、その日にいちばん触られた場所だけを、毛の流れに沿って戻すと考えてください。
持っていくものを試験条件のほうから選んだ理由|帰省でペットと子どもが同じ床にいる日に
帰省の荷物にペット用のものを入れるとき、いちばん迷うのが「これは子どもがいる部屋で使っていいのか」という点です。実家の居間は、うちの床より人が多い。子どもが同じ床に座っていて、そのすぐ横で使うことになります。ここで「安全」という言葉をどう扱うかが、選び方を分けます。
安全という言葉は、それ単独では中身を持ちません。パッケージに書かれた安全は、何をどこまで確かめたのかが分からなければ、読む側にとって手がかりになりません。だから確かめる先は、言葉ではなく試験条件と検査機関のほうです。何の菌を、何秒の検査時間で、どこが調べたのか。安全のとらえ方を、成分表示ではなく試験条件の側に置く。これが、帰省に持っていくものを選ぶときの見方になります。
mofuwaの原料は電解水です。製法は特許5253483で、3室ダブルイン型と呼ばれる装置の構造にかかっています。公開されている検証では、決められた試験条件のもとで、検査時間30〜60秒後に生菌が検出されなかった、という形で示されています(江東微生物研究所調べ)。ここで大事なのは数字より、試験条件と検査機関が併記されているかどうかです。条件のない数字は、読んでも比べられません。安全の話をするときに見るのは、そちらです。
| 確かめる項目 | 何を見るか |
|---|---|
| 何でできているか | 電解水。原料の水の作り方まで書かれているか |
| 製法の裏づけ | 特許5253483(3室ダブルイン型の装置構造) |
| 検証の条件 | 試験条件と検査時間が書かれているか(30〜60秒) |
| 誰が調べたか | 検査機関の名前(江東微生物研究所ほか) |
| 何が示されたか | その条件下で生菌が検出されなかった、という形 |
| 成分の基準 | 清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられています |
| 浸透のしかた | 水分浸透力が精製水の約35倍とされる試験結果がある |
この見方で選ぶと、mofuwa グルーミングスプレーは上の表の7つに、1行ずつ答えが出る1本です。そのうえで役目のほうも、この記事で「戻せる」と書いたものにそのまま当たります。7人の手で何度もかき混ぜられた毛を、一方向に揃え直すための1本です。もともとブラッシングのときに使う位置にあるものなので、夕方の5分でやることと役目が重なります。使い方は、体に直接吹きかけるのではなく、持っていった布に含ませてから、毛の流れに沿ってなでるように拭く。子どもが触ったあと、その子が同じ場所をなめる。この往復が何度も起きるのが、小さな子どもがいる家庭の帰省です。表の6行目に置いた成分の基準がここにかかっているので、布に含ませる量をそのつど気にしなくて済みます。言葉ではなく条件のほうを先に確かめておくと、子どもが見ている前でも、こちらが迷わずに出せます。
帰省先では、義理の家族から「それ何?」と聞かれることがあります。そのときに安全だから大丈夫ですと答えると、話がそこで止まります。「電解水で、清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられているものです」と条件のほうを答えるほうが、相手にも判断材料が渡ります。安全という言葉は、根拠と一緒に置かれてはじめて、他人の家で使える言葉になります。
触らない時間を1つ作る|小さな子どもがいる家庭の帰省を、ペットの側から組む考え方
ここまでで、帰省の日に増えるものと、持っていくものの選び方が決まりました。最後は、1日の組み立てです。やることは2つだけです。休める場所を1つ決めることと、触らない時間を1つ作ること。どちらも、着いてから30分以内に済ませておきます。
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着いたら先に、人が通らない部屋の隅を1か所決める
居間の中ではなく、隣の部屋か廊下の突き当たりが向いています。そこに、家から持ってきた布を敷きます。家のにおいがついた布を1枚持っていくだけで、その子にとっての「戻る場所」ができます。子どもたちには、ここに入ったら触らない、と最初に伝えます。禁止の言い方より、「ここはこの子の部屋だよ」のほうが子どもには通ります。
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触られる時間を、最初の1時間に集めてしまう
分散させると、その子は一日じゅう身構えることになります。着いてすぐの1時間を「みんなが触っていい時間」にして、そのあとは決めた場所へ移す。子どもがいる家庭の帰省では、この区切り方のほうが実行できます。あとから「もう触らないで」と言うより、最初に時間を渡しておくほうが、子どもも納得します。
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夕方に5分、いちばん触られた場所だけを戻す
全身は要りません。その日いちばん手が入った場所を思い出して、そこだけです。多くは背中と頭、それに子どもの手が届く前脚のあたり。グルーミングスプレーを布に含ませて、毛の流れに沿って一往復。顔まわりは布の端でそっと当てるだけにします。ここまでで5分です。
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寝る前に、床に体をつけていた面を確かめる
畳やカーペットに長く座っていた日は、腹と脇のあたりに床の側から移ったものが乗っています。ここは見えないので、触って確かめます。ざらつきがあれば同じ布で拭き取り、なければ何もしません。帰宅後にまとめて洗おうとするより、その日のうちに一往復しておくほうが手数は減ります。
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帰宅後は、いつもの毎日にそのまま戻す
帰省から帰った翌日に、埋め合わせのケアを足さないでください。触られる回数が急に減るだけで、その子の側は戻っていきます。帰宅後にやることがあるとすれば、持っていった布を洗うことくらいです。次の帰省まで、いつもどおりで構いません。
この組み立てには、ひとつだけ前提があります。触らない時間を作れるのは、飼い主だけだということです。帰省先の家族は、その子が疲れているかどうかを見分ける材料を持っていません。しっぽの位置が下がった、耳がうしろへ寝た、口が開いて呼吸が速い。こうした合図を拾えるのはこちら側です。合図が出たら、その時点で決めた場所へ移してください。理由を説明する必要はありません。「今日は移動もあったので」の一言で足ります。
皮膚が赤くなっている、じくじくしている、同じ場所をなめ続けている、触ると痛がる、食べない日が続く、下痢や嘔吐がある、呼吸が速い状態が休んでも戻らない。いずれかがあるときは、拭き取りを増やす前に動物病院にご相談ください。帰省先でも受診はできます。かかりつけの連絡先と、飲んでいる薬の名前を控えて持っていくと、その場で話が早く進みます。
小さな子どもがいる家庭の帰省は、その子にとって、触る人の数がいちばん増える日です。増えた回数は減らせませんが、増えていない時間を1つ作ることはできます。安全という言葉を試験条件の側から確かめておくこと、休める場所を先に決めておくこと。この2つがあれば、帰省先で飼い主が見張り続けなくて済みます。子どもとペットが同じ床にいる時間は、その子の側の負担も同時に増えている時間です。そこを組み替えるのが、帰省の日にできる毎日のケアの形になります。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見る本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
