C09シーン別・暮らし
水が苦手な猫と暮らす人が子どものいる家庭で困ること、その手当て
洗面所でコップに水をくむ音がした3秒後に、猫が廊下を走って寝室のベッドの下へ入りました。音を立てたのは4歳の子どもで、猫に水をかけようとしていたわけではありません。それでも、水の音と子どもの足音は、この家では同じ合図になっています。水が嫌いな猫からすると、子どもと水は、どちらも自分のほうへ近づいてくるものです。子どもの手と顔は猫と同じ高さにあり、大人の手はたいてい両方ふさがっています。この記事では、子どもとペットの安全をどう考えるかを、7つの短い問答で書きます。最後に、猫が逃げる前と後で並べ直します。
なぜ、子どもがいる家だと水が嫌いな猫の逃げ場が減るのですか
逃げ場の数そのものは変わっていません。変わったのは、そこへ行き着くまでの通り道です。猫は逃げるとき、まっすぐ最短距離を走るわけではなく、壁ぎわ、家具の下、廊下の端という決まったルートを使います。子どもがいる家では、そのルートの上に、おもちゃ、ベビーゲート、洗濯かご、そして子ども自身が置かれます。行き先はあるのに、途中で止まる場所が増えている状態です。
もうひとつは高さです。子どもの手と顔は、ちょうど猫と同じ高さにあります。大人が立って歩いているぶんには、猫は足元をすり抜けられます。ところが子どもは、しゃがみ、はい、走り、正面から顔を近づけます。猫にとっては、同じ高さで近づいてくるものが家の中を移動している、ということになります。ここに水の音が重なると、水が嫌いな猫は、両方をまとめて「近づいてくるもの」として扱いはじめます。
| 場所 | 以前 | 子どもがいる今 |
|---|---|---|
| 廊下の壁ぎわ | まっすぐ抜けられる | おもちゃと洗濯かごで細くなる |
| ソファの下 | いちばん近い逃げ場 | 手が入るので、入っても終わらない |
| 部屋のドアの下 | 半開きで通れた | 安全のために閉めていることが多い |
| 棚の上 | 高さで距離が取れる | 抱き上げられて連れ戻されることがある |
| 洗面所 | 静かな時間帯がある | 水の音が出る回数が増えた |
この表を見ると、家の側でできることが先にあると分かります。子どもの行動を変えるより、通り道を1本だけ元に戻すほうが早いからです。廊下の壁ぎわを30センチ空けておく、寝室のドアを猫が通れる幅だけ開けておく。子どもとペットの安全を考えるときは、こういう物の配置から入るほうが、家族の誰も我慢しなくて済みます。
子どもに何と言えば、猫を追いかけないでいてくれますか
「追いかけないで」は、子どもには届きにくい言い方です。やめてほしい動作を打ち消す形なので、代わりに何をすればいいのかが入っていません。伝わりやすいのは、やっていい動作のほうを名前で渡す言い方です。たとえば「猫が来たら、その場で座る」。追いかけないという結果は同じですが、子どもの側にはやることが1つ残ります。
- 「猫が来たら座る」:やめる指示ではなく、やる動作を渡します
- 「猫が歩き出したら、10数える」:待つ時間を数字にすると、幼児でも守れます
- 「猫のしっぽが下がったら、おしまいの合図」:観察を役割として渡します
- 「ベッドの下は猫の部屋。ノックできない部屋だから入らない」:場所に名前を付けます
- 「水は猫の顔に近づけない。コップは机の上で持つ」:水の扱いを、猫の話と分けて教えます
最後のひとつが、水が嫌いな猫の家では効きます。子どもは水そのものが好きなので、水遊びを丸ごと禁じると長続きしません。水を使う場所を先に決めてしまうほうが、結果として猫との距離が保たれます。洗面所とお風呂場では自由に、リビングではコップを机から下ろさない。場所で分けると、子どもは覚えやすくなります。
子どもが猫を追いかけたときに大きな声で止めると、止まるのは子どもですが、その場面を覚えるのは猫のほうです。大きな音と子どもがセットになるので、次からは子どもの姿を見た時点で動きます。子どもとペットの安全を作るつもりが、距離だけが開いていきます。止めるときは、子どものそばに寄って、低い声で短く伝えてください。声の大きさを変えないほうが、猫の側の記憶に残りません。
猫が逃げたあと、どこまで追わせないようにすればいいですか
逃げた先までは追わせない、が基本です。ただし「追わせない」を子どもに守らせるには、線がどこにあるかを目に見える形にしておく必要があります。おすすめは、家の中に1か所だけ「入らない場所」を作ることです。ベッドの下、キャットタワーのいちばん上、押し入れの下段。どれか1つで足ります。増やすと、子どもは覚えられません。ペットの逃げ場を家族の共通の言葉にしておく、というだけの話です。
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その子が実際によく逃げ込む場所を、3日見て決める
大人が決めた場所ではなく、水が嫌いな猫が自分で選んでいる場所にします。3日見れば、たいてい1か所か2か所に集中します。その中から、子どもが物理的に入りにくいほうを選んでください。
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その場所に名前を付けて、子どもと一緒に決める
「ここは猫の部屋」と大人が宣言するより、子どもに名前を付けてもらうほうが守られます。名前を付けた場所は、子どもにとって自分が管理する対象になります。守らせる相手を、子どもから場所に移すのが目的です。
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逃げ込んだら、大人も近づかない
子どもだけに我慢させると、続きません。猫がそこへ入ったら、餌の時間でも掃除の時間でも、大人も入口へ手を伸ばさないでください。例外を作った回数だけ、その場所の効きめが落ちます。
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出てくるまで、平均で何分かかるかを数えておく
1週間ほど数えると、その子の平均が見えます。5分の子もいれば、30分の子もいます。平均が分かっていると、子どもに「あと何回寝たら出てくるよ」と言えるので、待つ側も落ち着きます。平均より明らかに長い日が続いたら、そのときは体のほうを見てください。
逃げ込んだ猫を子どもが引っぱり出そうとするのは、追いかけたいからではなく、遊びが途中で終わったからです。終わり方を用意しておくと、追う動作は減ります。「猫が部屋に入ったら、おやつを1個お皿に置いて、こっちに戻ってくる」。子どもに終わりの動作を渡すのが、いちばん確実な手当てです。
猫が水を嫌いとは、どういうことですか|子どもに説明する前に
ここでいう「水が嫌い」とは、水そのものが怖いという意味ではなく、毛が濡れて体温が奪われ、乾くまでのあいだ動きが鈍くなる状態を避ける、ということです。猫の被毛は、いったん地肌まで濡れると乾きにくく、乾ききるまでの時間が犬より長くなります。水の音や、蛇口の光る面を避けるのは、その先に起きることを知っているからです。嫌いという言葉には、この時間の話が含まれています。
子どもに説明するときは、この時間の話をそのまま渡すと伝わります。「猫は、濡れると寒いのが長く続くんだよ」。理由がわかると、子どもは水を近づけない理由を自分で説明できるようになります。禁止のルールより、理由のほうが長持ちします。
ついでに、猫が自分でやっていることも伝えてください。猫は起きている時間のかなりの割合を毛づくろいに使っています。つまり、水を使わない手入れの方法を、その子はすでに持っています。人が水で洗う必要が犬より少ないのは、このためです。子どもに「猫は自分でおそうじしてるから、手伝いは少しでいいんだよ」と言えると、手を出す回数が自然に減ります。ペットの世話は多いほどよい、という思い込みが、ここでいったん外れます。
水が嫌いなのは、その子の性格が神経質だからではありません。毛の作りと、乾くまでの時間という条件の話です。性格の話にしてしまうと、「慣れさせればいい」という方向へ進みます。条件の話にしておくと、「濡らさずに済ませる方法を探す」という方向に進みます。子どもとペットの安全を考えるうえでも、後者のほうが家族全員の手が減ります。
子どもの前でスプレーを使っても大丈夫ですか|安全を根拠から確かめる
子どもがいる家では、猫に使うものを子どもも触ります。床に置けば持ち上げますし、猫にかけているところを見れば、自分でもやりたがります。だから、安全かどうかは「子どもが触った場合」まで含めて確かめておくほうが現実的です。確かめ方は、においや使い心地ではなく、何でできているかという根拠のほうから見ます。ペットに使うものの安全は、使ってみた感想では確かめられないからです。
mofuwaのスキンケアミストは、電解水100%です。もとになっているのは、特許5253483として登録された三室ダブルイン型の電解分解技術です。清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられています。安全という言葉を単独で置くのではなく、どの基準を満たしているかで示す、という考え方をとっています。
| 確かめること | この製品での答え |
|---|---|
| 主成分は何か | 電解水(特許5253483 の電解分解技術による) |
| どの基準を満たしているか | 清涼飲料水の規格基準をクリアした成分 |
| 水分の入り方 | 精製水の35倍という水分浸透力(自社検証) |
| 試験を誰がしたか | 江東微生物研究所ほかの検査機関 |
| どういう試験条件か | 16の菌種・ウイルスについて、検査時間30〜60秒で生菌が検出されなかった |
いちばん下の行については、読み方を書いておきます。これは試験条件下で得られた結果であって、家の中がどういう状態かを言えるものではありません。子どもがいる家庭の衛生や、体質にかかわることを、この数字から判断しないでください。ここで示しているのは、何を材料にしているかと、どの機関がどんな条件で調べたかという2点です。
そのうえで、子どもの前での使い方には2つだけ決めておくことがあります。ひとつは、猫の顔に向けて直接吹かないこと。もうひとつは、子どもに持たせないで、大人が布に含ませてから渡すことです。布にしてから渡せば、子どもは「拭く役」として参加できます。水が嫌いな猫にとっても、霧が飛んでくるより、乾いた布が近づくほうが受け入れやすくなります。
子どもに手伝わせていいことは、どこからですか
手伝わせる範囲は、猫の体からの距離で決めると分かりやすくなります。体に触れない仕事から渡して、触れる仕事はいちばん最後です。子どもは順番に慣れると、途中を飛ばさなくなります。年齢よりも、この順番のほうが効きます。
| 距離 | 子どもに渡せること | 大人がやること |
|---|---|---|
| 体に触れない | 水皿の水を替える/食器を運ぶ | 食器を洗って戻す |
| 体に触れない | 抜け毛が落ちている場所を教える | そこを掃除する |
| 1メートル | 猫が来るまで座って待つ | 猫の様子を見て、続けるか決める |
| 布ごしに触れる | 背中を布で1往復だけなでる | 布を用意して、渡す |
| 直接触れる | この時期は渡さない | 耳・口・指のあいだは大人だけ |
水皿の水を替える仕事は、水が嫌いな猫の家でとくにおすすめできます。子どもが水を扱いたい気持ちを、猫の役に立つ形へ移せるからです。「猫は体が濡れるのは嫌いだけど、飲む水はきれいなほうがうれしい」。この2つを分けて説明すると、子どもの中で水の扱いが整理されます。
布ごしに触れる仕事を渡すときは、往復の回数を先に決めてください。「1往復だけ」と言ってから渡します。回数を決めないと、子どもは終わり方が分からず、猫が動くまで続けます。ペットの安全という言い方をすると難しく聞こえますが、実際には、終わりの回数を数字で渡すという話です。
1往復で手を止められた日が3回続いたら、次の段へ進みます。できなかった日があっても、戻すだけで、叱らないでください。戻す理由は「猫が今日はまだ準備できていないから」にします。子どもの失敗として扱わないほうが、猫を見る目が育ちます。子どもとペットの安全は、禁止の数ではなく、渡した仕事の数で作られていきます。
毎日やらなくていいことを、先に知りたいです
子どもがいる家では、大人の手が2つとも空く時間がほとんどありません。だから増やす話の前に、やらなくていいことを先に決めてしまうほうが現実的です。ペットの毎日のケアは、足していくほど続かなくなります。ここでは3つ挙げます。
- 毎日の全身の拭き取りは、やらなくて構いません:猫は自分で毛づくろいをします。人が足すのは、指のあいだや背中のように、その子が届きにくい場所だけで足ります
- 子どもが触ったあとに、そのつど猫を拭く必要はありません:拭く回数を増やすほうが、水が嫌いな猫にとっては手数が増えます。触ったあとに手を洗うのは、家庭のふつうの習慣として続けてください。ここでは衛生や体質にかかわる判断には踏み込みません
- 猫と子どもを、常に同じ部屋に置く必要はありません:仲良くさせようと近づける時間を作るより、別々に過ごせる時間が確保されているほうが、近づいたときの距離が縮まります
ひとつめについて、少し補います。猫が自分で毛づくろいをしなくなったときは、やらなくていいことの話ではなくなります。いつも通っていた場所に毛玉ができる、同じ場所ばかりをなめ続ける、逆になめる回数が急に減った。こうした変化に気づいたときは、家庭で拭く回数を調整する前に、動物病院にご相談ください。子どもがいる家では大人の目が分散するので、週に1回だけ、猫を正面から30秒見る時間を決めておくと気づきやすくなります。
人が足す場所として残るのは、指のあいだと、背中の真ん中です。猫は起きている時間の多くを毛づくろいに使いますが、口が届く範囲には限りがあり、肩の後ろから背中の真ん中にかけては自分では回りきれません。mofuwa スキンケアミストは、電解水100%で、清涼飲料水の規格基準をクリアしています。猫は拭かれたところをあとで自分でなめるので、なめても問題のない基準でつくられていることが、そのまま選ぶ理由になります。使うときは、大人が布に含ませてから子どもに渡してください。前の表でいう「布ごしに触れる」持ち場が、そのままここに当てはまります。霧を猫に向けないので、水が嫌いな猫にとって近づいてくるのは、布の面だけになります。
7つの答えを、猫が逃げる前と後で並べ直す|子どもとペットの安全
ここまでの7つを、時間の順に並べ直します。子どもとペットの安全は、猫が逃げたあとの対応より、逃げる前の家の作りでほとんど決まります。逃げてからできることは、実は多くありません。
| 時間 | 大人がやること | 子どもに渡すこと |
|---|---|---|
| ふだん | 廊下の壁ぎわを30センチ空けておく | 「猫の部屋」に名前を付けて、覚える |
| ふだん | 水を使う場所を洗面所とお風呂場に決める | リビングではコップを机から下ろさない |
| 猫が近づいてきた | 様子を見て、続けるか決める | その場で座る/10数える |
| 猫が歩き出した | 手を出さない | しっぽが下がったら、おしまいの合図 |
| 逃げ込んだ | 大人も入口に手を伸ばさない | おやつを1個置いて、戻ってくる |
| 出てきた | 布を用意して渡す | 布ごしに背中を1往復だけ |
| 週に1回 | 正面から30秒見る | 水皿の水を替える |
この表で、子どもの列に「やめなさい」が1つも入っていないことに気づいてもらえると思います。渡しているのは全部、やる動作です。子どもは、やることがあるときのほうが待てます。水が嫌いな猫の側も、近づいてくるものが座って止まるという経験を重ねると、逃げ込むまでの距離が少しずつ短くなります。
最後に、いちばん変えやすいところをもう一度書いておきます。変えるのは子どもの性格でも、猫の性格でもなく、家の中の通り道と、水を使う場所です。物の位置は今日変えられますし、家族の誰も我慢しません。ここが片づいてから、言葉と手伝いの話に進むほうが、結果として早く落ち着きます。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見る本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
