C02技術・エビデンス

天然抗炎症成分7種は、それぞれ何をしているのか

公開日 2022年7月17日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡い色の床で、静かに横になっている薄い毛色の犬
裏面に7つの植物の名前が並ぶ製品と、名前が1つも並ばない製品があります。写真:3194556/Pixabay

カミツレ花からカンゾウ根まで、7つの植物の名前が裏面に続けて並んでいる欄が、天然の抗炎症成分と呼ばれているところです。数えると7種あります。7つに分かれているのは、1つの植物にすべてを持たせていないからです。抗炎症成分7種は、それぞれ出どころの植物が違い、昔から使われてきた目的も違います。この記事では7種を一つずつ見たあと、同じ役目を足した成分ではなく水の側で持っている処方と並べます。読み終わったときに、裏面のどこを見れば見分けられるかまで持ち帰れる形にしました。

7種の名前を、もとの植物に戻して読む|抗炎症成分の違いは出どころにある

先に7つの名前を並べます。カミツレ花、ローズマリー葉、ラベンダー花、アロエベラ葉、ハマメリス葉、オタネニンジン根、カンゾウ根エキス。mofuwa モイストシャンプーが天然の抗炎症成分7種と書いているのは、この7つです。並べ直すと、花が2つ、葉が3つ、根が2つ。植物の名前だけでなく、使っている部分まで散らばっています。

抗炎症成分7種を、もとの植物と使われてきた目的で分ける
7種の名前もとの姿昔から使われてきた目的
カミツレ花ジャーマンカモミールの花。ハーブティーとしても飲まれます肌あれを防ぐ目的で、化粧品に古くから使われてきました
ローズマリー葉料理に使う香草の葉食品が傷みにくくなる目的で、保存の場面で使われてきました
ラベンダー花香りで知られる花香料としての歴史が長い植物です。ただしこの製品は無香料です
アロエベラ葉葉の中のゼリー状の部分水気を抱えさせる目的で、家庭でも塗る習慣があります
ハマメリス葉北米の低木。ウィッチヘーゼルの名前で売られていますきゅっと引き締める目的で、化粧水に長く使われてきました
オタネニンジン根いわゆる高麗人参の根食品としても使われてきた根で、地肌のケア用途にも入ります
カンゾウ根エキス甘草。甘味のもとにもなる根肌あれを防ぐ目的で、化粧品で広く使われてきました

7種が7つに分かれている理由は、この表の右端にあります。1つの植物にすべてを持たせると、その1つが合わなかったときに、残りで補える余地がなくなります。台所で、油を落とすのと水気をふくのを1枚のふきんで済ませようとすると、どちらも中途半端になります。抗炎症成分7種は、7枚に分けてあるふきんのようなものです。

Noteここに書けるのは「何に使われてきたか」までです

表の右端は、その植物が昔から何の目的で使われてきたかという話です。この製品がその働きをすると約束するものではありません。植物のエキスは、抽出のしかたや濃さで中身が変わります。だから配合されていることと、その子の地肌で何かが起きることは、別の話として読んでください。うちの資料でも、同じ7種が保湿の欄に並ぶこともあり、抗炎症成分の欄に並ぶこともあります。1つの植物の役目を1語で言い切れないからです。

流していく側と、残る側|犬の毛の下に届くかで出る抗炎症成分の違い

シャンプーは、最後に流してしまう製品です。それなのに抗炎症成分7種を入れているのは、7種が流す側ではなく、洗ったあとに残る側の持ち場に置かれているからです。同じボトルの中に、落とすための成分と、残ってほしい成分が同居しています。

ここで犬の体の作りが関わってきます。下毛のある犬は、毛の層が二重になっていて、水も泡も地肌まで下りていきません。7種を残る側に置いても、毛の途中で止まってしまえば地肌には残りません。猫の場合は別の条件が入ります。洗ったあとに自分で全身をなめるので、残る側に置いたものは口に入る前提になります。

モイストシャンプーは、原料の水に電解水を使っています。精製水で薄めていない水です。水そのものに洗浄の働きがあるため、アミノ酸系の洗浄成分を少ない量にしても泡が立ちます。洗浄力の検証は東洋ビューティーとウェーブコーポレーションで行っています。落としすぎない設計にできると、残る側に置いた抗炎症成分7種が、地肌まで浸透する余地を持てます。7種の話は、成分表の並びだけでは終わらず、その製品がどれだけ落とすかという設計とつながっています。

足して受け持つか、水そのものが受け持つか|2つの系統の使い分け

mofuwaの中には、同じ役目を別の出どころで持っている製品が2つあります。片方は抗炎症成分7種のように成分を足して受け持ち、もう片方は水そのものの働きとして受け持ちます。mofuwa スキンケアミストの中身は高機能性電解酸化水100%で、足した抗炎症成分は1つも入っていません。

足した7種で受け持つ側と、水そのものが受け持つ側 モイストシャンプーは抗炎症成分7種を含む植物エキスを足して受け持ち、スキンケアミストは高機能性電解酸化水そのものの働きとして受け持つことを、4行ずつ並べて対比した図。 同じ役目でも、出どころが違えば確かめ方も変わります 足した成分で受け持つ 植物エキス7種を配合する 裏面の成分表で読める 洗ったあと残る側に置く 洗う日に使う製品に入る 水そのものが受け持つ 中身は電解酸化水100% 足した成分は1つもない 水の試験記録で読める 洗う日のあいだに使える どちらも「その子の地肌でこうなる」と約束するものではありません
左は成分表で読める側、右は水の試験記録で読める側です。
2つの系統を、確かめられる形で並べる
見るところ足した7種で受け持つ側水そのものが受け持つ側
出どころ7つの植物から取ったエキス3室ダブルイン型で電気分解した水(特許5253483)
読める場所裏面の成分表の並び水質検査と試験条件の記録
外部の記録植物エキス単体の試験条件は示していません江東微生物研究所ほかの検査機関が実施
使う場面洗う日のシャンプーの中で洗う日と洗う日のあいだに、気になる場所へ
なめたときすすいだあとに残る量を前提に選ぶ水だけなので、口に入る場所にも使えます

水の側の記録には、条件まで書ける材料があります。特許5253483の3室ダブルイン型という構造は、部屋を3つに分けることで電解質由来の不純物が水に入らないようにしたものです。そのため、飲みものに適用される規格基準(食品、添加物等の規格基準・昭和34年厚生省告示第370号)の側から水質検査を受けられます。調査機関は江東微生物研究所です。16の菌種とウイルスを対象にした試験では、検査時間30〜60秒で生菌が検出されませんでした。検査機関は江東微生物研究所、日本食品分析センター、ユニオンバイテック、日本繊維製品品質技術センターです。

Cautionこの試験は水を測ったもので、商品の働きの証明ではありません

生菌が検出されなかったという結果は、決められた試験条件のもとで水そのものを測った記録です。その子の地肌の上で同じことが起きると言えるものではありません。7種の側には、植物エキス単体の試験条件つきの記録を出していません。ですから、成分の側と水の側を同じ物差しで比べることはできません。読むときは、成分表で読める話と、試験の記録で読める話を分けてください。

洗う日か、洗う日のあいだか|場面で決まる抗炎症成分の選び方

7種が入っているほうを選ぶか、水だけのほうを選ぶかは、その日に何をするかで決まります。抗炎症成分7種は、洗う工程の中でしか働く場所を持ちません。すすぎのあとに残る側だからです。逆に、洗う予定のない朝に地肌が気になったとき、シャンプーを出してくる家はほとんどありません。

その日にやることで、どちらを手に取るか
その日の場面手に取るもの理由
月に1〜2回、浴室で洗う日モイストシャンプー7種が残る側に置かれているので、洗う工程の中で持ち場をもらえます
洗う日と洗う日のあいだスキンケアミスト水だけなので、ブラッシングのついでに気になる場所へ足せます
口のまわりや耳のふちスキンケアミストなめる場所なので、残る成分がない側のほうが場所を選びません
散歩から帰った直後スキンケアミスト洗う工程を挟まずに、汚れが気になった一点だけに使えます

犬と猫で分かれるのは、この表の3行目です。猫は起きているあいだの多くを毛づくろいに使うので、口に入る前提で選ぶ場面が犬より多くなります。犬でも、足先や前肢の内側は舐めやすい場所です。足した成分がある側とない側を場所で分けておくと、迷う回数が減ります。スキンケアミストが高機能性電解酸化水100%であることは、この分け方の根拠になります。

地肌が赤い、同じ場所を舐め続けている、フケの量が先週と比べて増えている。こうした様子があるときは、成分表を見比べるより先に、動物病院で診てもらってください。7種の話は、診断の材料にはなりません。そのうえで、洗う日と、洗う日のあいだの毎日のケアをどう組むかという話に戻ってきてください。

裏面の並びから読む|抗炎症成分7種の見分け方

最後に、店頭で自分で確かめる方法を書いておきます。ペット用品には、化粧品と同じ全成分表示の義務がありません。ですから、書いてある並びから読むしかありません。読み方は3つです。

並びを見て7種の名前を見つけたら、それは足した側の製品です。名前が1つも並んでいないのに何かを受け持っていると書いてあるなら、水の側を見ることになります。抗炎症成分7種は、裏面で数えられる情報です。数えたうえで、その日に洗うのかどうかで手に取るほうを決めてください。

Product

mofuwa スキンケアミスト

mofuwa スキンケアミスト

200ml / 3,300円(税込)

アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。

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よくある質問

7種のうち、1つだけ入っている製品と何が違いますか。
数の多さが良さの順番になるわけではないので、そこは切り分けてください。違うのは、合わなかったときの読みやすさです。1種だけなら、その1つを避ければ済みます。7種あると、どれが合わなかったのかを家では特定できません。逆に、7つに分けてあるぶん、1つの植物の量は少なくなります。抗炎症成分7種という書き方は、7つ分けて少しずつ入れたという設計の説明で、7倍という意味ではありません。
抗炎症成分7種が入っていれば、洗う回数を増やしてもいいですか。
回数は、成分の中身とは別に決めてください。洗う回数が増えると、落とす回数も増えます。7種が残る側に置かれていても、落とす側が先に効いてくる回数になれば、地肌の乾きは進みます。目安として、犬は月に1〜2回、猫は洗わないまま暮らせる子も多くいます。回数を増やしたい理由がにおいや汚れなら、洗う日と洗う日のあいだに水だけのミストを足すほうが、地肌の負担は増えません。
植物にアレルギーがある子です。7種が入っているものは避けたほうがいいですか。
その植物の名前が7種の中にあるなら、避けておくのが確実です。カミツレやカンゾウはキク科・マメ科の植物で、食べもので反応が出た記録がある子は、塗るほうでも慎重に考える理由があります。まだ分かっていない場合は、いきなり全身に使わず、量を少なくして1か所から始めてください。判断の材料として過去の記録を持って、獣医師に相談してください。

本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。