C15組み合わせ提案

収納しやすい組み合わせ

公開日 2022年8月24日|文=mofuwa編集部

明るく片づいた部屋で、淡い色のブランケットの上に静かに休んでいるクリーム色の犬
棚の1段の高さを決めていたのは、増えた3本目ではなく、最初からあった背の高い1本でした。写真:https://kaboompics.com//Pexels

棚の1段が使えなくなった原因は、いちばん背の高い1本でした。3本目を買った日に気づいたのですが、棚板の高さを決めていたのは、最初から置いてあったその1本のほうです。ケア用品の収納は、本数が増えて苦しくなるように見えて、実際には高さで先に決まっています。背の高い容器が1本あると、その段には何も重ねられません。この記事では、ケア用品の収納を「1か所にまとめる」と「使う場所ごとに分ける」の2つに分けて比べ、戻しやすさで選び方を決めます。

ケア用品の収納が苦しくなるのは、背の高い1本が入った日

ケア用品が増えてきて、置き場所が足りないと感じたとき、たいていは本数を数えます。5本ある、7本ある、そろそろ棚が要る。ところが実際に棚を圧迫しているのは本数ではありません。その中でいちばん背の高い1本が、その段の高さを決めています。背の高い容器が1本立っていると、その段には何も重ねられません。残りの空間は、高さのぶんだけ空いたまま使えなくなります。

ケア用品の収納で、何が増えると棚に何が起きるか
増えたもの棚に起きること空間の使われ方
同じ高さの容器が1本横に1本ぶん詰まるほとんど変わらない
背の高い容器が1本その段が1段ぶん使えなくなる上の空間が空いたまま残る
ノズルの長い容器が1本立てると入らず、寝かせることになる奥行きを使い切る
詰め替え用のパウチが1つ立たないので倒れる仕切りがないと散らばる
小さい容器が3本並べれば1段に収まる取り出しやすさは落ちない

表を見ると分かるとおり、数えるべき単位は本数ではなく、段の数です。同じ5本でも、高さがそろっていれば1段に収まります。1本だけ背が高ければ、その1本のために1段を使うことになります。ケア用品の収納で先に効いてくるのは、この高さのほうです。

高さは、おおまかに3つに分かれます。ふたを開けて指ですくうタイプの低い容器。押して出すポンプやトリガーの付いた、背の高い容器。そして、細長いノズルが上に伸びている容器です。3つ目がいちばんやっかいで、立てると入らず、寝かせると転がります。ケア用品の収納を組むときは、この3つのどれをいくつ持っているかを先に見ておくと、棚を買い足す前に片がつくことがあります。

Note寝かせて置いた容器は、手に取るまでの動作が1つ増えます

背の高い容器を寝かせれば、たしかに段には収まります。ただ、寝かせたものは、取り出すときに起こす動作が1つ増えます。この1動作は、毎日のケアでは意外に大きく効きます。押して出すタイプは、寝かせているあいだに中身が口元に寄って、最初のひと押しが出にくくなることもあります。収まったかどうかと、使えるかどうかは別の話です。

軸1・1か所にまとめる|ケア用品の収納を集めたときに起きること

1つめの軸は、全部を1か所に集める置き方です。洗面所の棚、リビングの引き出し、ペット用品をしまっている箱。どこでも構いませんが、とにかく1か所に集めます。この置き方でいちばん強いのは、在庫が見えることです。

弱いところは1つだけです。使う場所と、置いてある場所が離れます。玄関で使うものを洗面所に取りに行き、使い終わってまた洗面所へ戻す。この往復が発生します。取りに行くほうは、やる気があるので歩けます。問題は帰りのほうです。使い終わったあと、その場に置かれたまま戻らないものが出てきます。

戻らなかったものは、次に探すところが増えます。1か所にまとめてある強みは、探す場所が1つだということでした。1本が戻っていないだけで、その強みが消えます。ケア用品の収納を1か所で組むなら、戻すまでを1つの動作として決めておく必要があります。使ったらその場で片手に持って、そのまま棚まで歩く。置いてから思い出して取りに戻る形にすると、たいてい戻りません。

この置き方が向くのは、使う場所がもともと1か所に決まっている家です。洗面所で洗って、洗面所で仕上げる。玄関で足を拭いて、玄関にしまう。使う場所と収納が同じ部屋なら、往復そのものが発生しません。まとめる置き方の弱点は、部屋をまたいだときにだけ出てきます。

軸2・使う場所ごとに分ける|玄関と寝床のそばに置いたときの違い

2つめの軸は、使う場所のそばに1本ずつ置く置き方です。散歩から帰ってすぐ使うものは玄関、寝る前に使うものは寝床のそば、洗う日に使うものは洗面所。ケア用品の収納を、場所ごとに分散させます。この置き方の強みは、戻す動作が短いことです。

弱いところも1つです。在庫が見えなくなります。玄関に1本、寝室に1本、洗面所に1本と分かれていると、全部でいくつあるのかが分かりません。どれも中身が半分ずつ残っている状態になり、気づいたときには3本とも同時に少なくなっています。まとめる置き方なら残り1本で気づけたところが、分散していると気づけません。

もう1つ、同じものが2本になりがちです。玄関にあるのを忘れて、洗面所用にもう1本買う。使い切る前に置き場所だけが増えていきます。ケア用品の収納を分散で組むなら、どこに何を置いたかを1枚に書いておくと、この2つはほぼ防げます。紙でも、冷蔵庫に貼ったメモでも構いません。書くのは場所と品名だけで足ります。

犬と猫では、置く場所の条件が入れ替わります。犬では動線が先に決まります。散歩から帰る経路の途中に置き場所があるかどうかで、使う回数が変わります。猫ではその子が近づける場所かどうかが先です。人が使いやすい高さでも、その子がいつも通る棚の上だと、倒されるか、そこに近づかなくなります。分散させるときは、犬なら経路の上、猫なら経路から半歩外して置くと落ち着きます。

2つの置き方を並べる|取り出す手間・戻す確率・切らす頻度で比べる

2つの軸を並べます。比べるのは商品ではなく、置き方の条件です。ケア用品の収納をどちらで組むかは、家の間取りと、使う場所の数で決まります。表のどちらに自分の家が当てはまるかを見てください。

1か所にまとめる置き方と、使う場所ごとに分ける置き方の違い
見るところ1か所にまとめる使う場所ごとに分ける
取り出す手間使う場所まで運ぶその場で手が届く
戻す確率部屋をまたぐと下がる1歩で戻るので高い
切らす頻度在庫が見えるので低い見えないので高くなる
同じものを重ねて買う起きにくい起きやすい
掃除のしやすさまとめて出せる場所ごとに分かれる
高さの制約1か所で受け止められる置ける場所が低い側に限られる
向いている家使う場所が1部屋に収まる家玄関と寝室が離れている家
ケア用品の収納を、まとめる置き方と分ける置き方で比べる 1か所にまとめた場合と、使う場所ごとに分散させた場合について、取り出す手間・戻す確率・切らす頻度の違いを左右のカードに並べた比較図 同じ本数を、置き方だけ変えた場合 1か所にまとめる 在庫の数が一目で分かる 買い足しの判断が早い 使う場所まで運ぶ 戻す動作が3歩を超える 背の高い1本が段を決める 使う場所ごとに分ける 戻す動作が1歩で終わる 使う回数が落ちにくい 在庫の数が見えない 同じものが2本になりがち 低い容器しか置けない 強みと弱みが裏返しなので、両方を1つの置き方で取ることはできません
強いところと弱いところが、きれいに裏返しになっています。

どちらを選ぶかの分かれ目は、使い終わってから収納までの歩数です。3歩以内で戻せるなら、まとめる置き方で問題ありません。玄関から洗面所まで部屋を2つまたぐような家では、戻らない日が出ます。歩数を数えるのは1回で済みます。実際に使う場所に立って、収納までを歩いてみてください。戻すのに歩く距離が、その置き方が続くかどうかを決めています。

使い分けとして、2つを混ぜる形も組めます。使うものは場所ごとに分け、予備は1か所にまとめる。玄関と寝室には使いかけを1本ずつ置き、まだ開けていないものだけ洗面所の棚に集める。こうすると、戻す動作は1歩のまま、在庫の数は1か所で見られます。分散の弱点だけを、まとめる置き方で埋める形です。ケア用品の収納で迷ったときは、この混ぜ方から入ると失敗が少なくなります。

棚板の高さを測ってから買う|しまいやすさより戻しやすさで決める

最後に、買う前にやることを1つだけ書きます。置きたい場所の棚板の高さを測ってください。これを先にやるかどうかで、ケア用品の収納は決まります。買ってから場所を探すと、入る場所が見つからず、床か棚の奥に立つことになります。奥に立ったものは、次に手に取られません。

容器の高さごとに、置ける場所と起きること
容器の形置ける場所起きやすいこと
ふたを開けて使う低い容器どの段にも置ける。重ねられる奥に押し込むと忘れる
押して出す背の高い容器高さのある段が1つ要るその段が1本で埋まる
ノズルが長い容器立てられる場所が限られる寝かせると起こす動作が増える
詰め替え用のパウチ仕切りか箱が要る立たないので倒れて散らばる
持ち歩く小さい容器かばんの中と玄関の両方どちらにあるか分からなくなる

測ってから選ぶという順番は、選び方そのものにも効きます。同じ用途のものが2つあって迷ったときは、置き場所に入るほうを選んで構いません。入らないほうを選ぶと、そのために棚を1つ買うことになります。ケア用品の収納は、道具を増やすほど戻す場所が分かりにくくなるので、増やさずに済む選択のほうが結果として続きます。

毎日のケアに使うものは、使う場所のそばに置くのがいちばん減ります。mofuwa グルーミングスプレー は、散歩から帰った直後と、寝る前のブラッシングで手が伸びる本です。1日に2回手に取るものなので、玄関か、寝床のそばに置くと動線に乗ります。ただしトリガーの付いた背の高い容器なので、置く段は高さのあるほうを1つ空けてください。寝かせて収めると、起こす動作が1つ増えたうえ、最初のひと押しが出にくくなります。気になる部分になじませておく mofuwa スキンケアミスト も同じ考え方で、その子が落ち着いている場所のそばに。浴室で使う mofuwa モイストシャンプー は、使う場所が1か所に決まっているので、まとめる側に置いて構いません。毎日手が伸びるものは使う場所ごとに、洗う日だけのものは1か所に。グルーミングスプレー を毎日の側に置くと、収納の中身が使う頻度で分かれます。

Caution置き場所を変えるより先に、皮膚の変化を見てください

収納を組み直しているあいだも、赤みが引かない、フケが増えた、同じ場所をなめ続けている、触ると痛がる、においが変わった、脱毛の範囲が広がっているといった変化があれば、そちらが先です。毎日のケアの置き方をどう変えるかという話とは切り離して、動物病院にご相談ください。いつから、どの部位に出ているかを書いたものが1枚あると、その場で話が早く進みます。

Point測るのは、いちばん使う棚の1段だけで足ります

収納を全部やり直そうとすると、途中で止まって、出したものが床に残ります。まず測るのは、いちばん使う棚の1段だけです。メジャーがなければ、いま持っているいちばん背の高い1本を寝かせて、その長さと比べるだけでも構いません。その1つの数字が分かっていれば、次に何かを買うときに、入るかどうかをその場で判断できます。

まとめます。ケア用品の収納で見るのは、しまいやすさより戻しやすさです。きれいに収まっても、戻すのに3歩以上歩く形だと、そのうち戻らなくなります。戻らなかったものは、次に使うときに出てきません。出てこないものは、持っていないのと同じです。本数を減らす前に、高さをそろえて、戻す歩数を短くする。この2つで、いま持っているものはたいてい収まります。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

ケア用品の収納は、まとめるのと分けるのとどちらがいいですか
使い終わってから収納までの歩数で決めてください。3歩以内で戻せるなら、まとめる置き方のほうが在庫も見えて楽です。部屋をまたぐ家では、使うものだけ場所ごとに分け、まだ開けていない予備を1か所に集める混ぜ方が向きます。戻す動作が長い置き方は、片づいて見えても続きません。
背の高い容器を、寝かせてしまってもいいですか
収まりはしますが、取り出すときに起こす動作が1つ増えます。毎日使うものだと、この1動作で回数が落ちることがあります。押して出すタイプは、寝かせているあいだに中身が口元に寄って、最初のひと押しが出にくくなることもあります。毎日使うものは立てて、使う頻度の低いものを寝かせる側に回すほうが、収納としては回ります。
置き場所を分けたら、同じものを2本買ってしまいました。防ぐ方法はありますか
どこに何を置いたかを1枚に書いておくと、ほとんど防げます。書くのは場所と品名だけで足ります。分散させる置き方は、戻す動作が短いかわりに在庫が見えなくなるので、その1枚が在庫表の代わりになります。まだ開けていない予備だけを1か所にまとめておく形にすると、書く量そのものも減ります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。