C15組み合わせ提案
収納しやすい組み合わせ
棚の1段が使えなくなった原因は、いちばん背の高い1本でした。3本目を買った日に気づいたのですが、棚板の高さを決めていたのは、最初から置いてあったその1本のほうです。ケア用品の収納は、本数が増えて苦しくなるように見えて、実際には高さで先に決まっています。背の高い容器が1本あると、その段には何も重ねられません。この記事では、ケア用品の収納を「1か所にまとめる」と「使う場所ごとに分ける」の2つに分けて比べ、戻しやすさで選び方を決めます。
ケア用品の収納が苦しくなるのは、背の高い1本が入った日
ケア用品が増えてきて、置き場所が足りないと感じたとき、たいていは本数を数えます。5本ある、7本ある、そろそろ棚が要る。ところが実際に棚を圧迫しているのは本数ではありません。その中でいちばん背の高い1本が、その段の高さを決めています。背の高い容器が1本立っていると、その段には何も重ねられません。残りの空間は、高さのぶんだけ空いたまま使えなくなります。
| 増えたもの | 棚に起きること | 空間の使われ方 |
|---|---|---|
| 同じ高さの容器が1本 | 横に1本ぶん詰まる | ほとんど変わらない |
| 背の高い容器が1本 | その段が1段ぶん使えなくなる | 上の空間が空いたまま残る |
| ノズルの長い容器が1本 | 立てると入らず、寝かせることになる | 奥行きを使い切る |
| 詰め替え用のパウチが1つ | 立たないので倒れる | 仕切りがないと散らばる |
| 小さい容器が3本 | 並べれば1段に収まる | 取り出しやすさは落ちない |
表を見ると分かるとおり、数えるべき単位は本数ではなく、段の数です。同じ5本でも、高さがそろっていれば1段に収まります。1本だけ背が高ければ、その1本のために1段を使うことになります。ケア用品の収納で先に効いてくるのは、この高さのほうです。
高さは、おおまかに3つに分かれます。ふたを開けて指ですくうタイプの低い容器。押して出すポンプやトリガーの付いた、背の高い容器。そして、細長いノズルが上に伸びている容器です。3つ目がいちばんやっかいで、立てると入らず、寝かせると転がります。ケア用品の収納を組むときは、この3つのどれをいくつ持っているかを先に見ておくと、棚を買い足す前に片がつくことがあります。
背の高い容器を寝かせれば、たしかに段には収まります。ただ、寝かせたものは、取り出すときに起こす動作が1つ増えます。この1動作は、毎日のケアでは意外に大きく効きます。押して出すタイプは、寝かせているあいだに中身が口元に寄って、最初のひと押しが出にくくなることもあります。収まったかどうかと、使えるかどうかは別の話です。
軸1・1か所にまとめる|ケア用品の収納を集めたときに起きること
1つめの軸は、全部を1か所に集める置き方です。洗面所の棚、リビングの引き出し、ペット用品をしまっている箱。どこでも構いませんが、とにかく1か所に集めます。この置き方でいちばん強いのは、在庫が見えることです。
- 在庫の数が一目で分かる:残り1本になった時点で気づけます
- 買い足しの判断が早い:同じものを2本買ってしまう事故が減ります
- 掃除がしやすい:まとめて出して、まとめて拭けます
- 家族の誰でも場所が分かる:探すところが1つなので、聞かれません
- 使用期限の管理がしやすい:古いものが奥に残っているかどうかを見られます
- 高さの制約が1か所に集まる:背の高い1本のために、その棚だけを高くすれば済みます
弱いところは1つだけです。使う場所と、置いてある場所が離れます。玄関で使うものを洗面所に取りに行き、使い終わってまた洗面所へ戻す。この往復が発生します。取りに行くほうは、やる気があるので歩けます。問題は帰りのほうです。使い終わったあと、その場に置かれたまま戻らないものが出てきます。
戻らなかったものは、次に探すところが増えます。1か所にまとめてある強みは、探す場所が1つだということでした。1本が戻っていないだけで、その強みが消えます。ケア用品の収納を1か所で組むなら、戻すまでを1つの動作として決めておく必要があります。使ったらその場で片手に持って、そのまま棚まで歩く。置いてから思い出して取りに戻る形にすると、たいてい戻りません。
この置き方が向くのは、使う場所がもともと1か所に決まっている家です。洗面所で洗って、洗面所で仕上げる。玄関で足を拭いて、玄関にしまう。使う場所と収納が同じ部屋なら、往復そのものが発生しません。まとめる置き方の弱点は、部屋をまたいだときにだけ出てきます。
軸2・使う場所ごとに分ける|玄関と寝床のそばに置いたときの違い
2つめの軸は、使う場所のそばに1本ずつ置く置き方です。散歩から帰ってすぐ使うものは玄関、寝る前に使うものは寝床のそば、洗う日に使うものは洗面所。ケア用品の収納を、場所ごとに分散させます。この置き方の強みは、戻す動作が短いことです。
- 戻す動作が1歩で終わる:使った場所に置き場所があるので、そのまま戻ります
- 使う回数が落ちにくい:取りに行く手間がないぶん、手が伸びます
- 時刻とひもづく:帰宅、就寝といった生活の区切りに置けます
- 家族が別の場所で使える:取り合いになりません
- 低い容器なら置き場所を選ばない:靴箱の上、棚の端でも収まります
- その子が待つ場所が決まる:同じ場所で始まるので、身構えなくなります
弱いところも1つです。在庫が見えなくなります。玄関に1本、寝室に1本、洗面所に1本と分かれていると、全部でいくつあるのかが分かりません。どれも中身が半分ずつ残っている状態になり、気づいたときには3本とも同時に少なくなっています。まとめる置き方なら残り1本で気づけたところが、分散していると気づけません。
もう1つ、同じものが2本になりがちです。玄関にあるのを忘れて、洗面所用にもう1本買う。使い切る前に置き場所だけが増えていきます。ケア用品の収納を分散で組むなら、どこに何を置いたかを1枚に書いておくと、この2つはほぼ防げます。紙でも、冷蔵庫に貼ったメモでも構いません。書くのは場所と品名だけで足ります。
犬と猫では、置く場所の条件が入れ替わります。犬では動線が先に決まります。散歩から帰る経路の途中に置き場所があるかどうかで、使う回数が変わります。猫ではその子が近づける場所かどうかが先です。人が使いやすい高さでも、その子がいつも通る棚の上だと、倒されるか、そこに近づかなくなります。分散させるときは、犬なら経路の上、猫なら経路から半歩外して置くと落ち着きます。
2つの置き方を並べる|取り出す手間・戻す確率・切らす頻度で比べる
2つの軸を並べます。比べるのは商品ではなく、置き方の条件です。ケア用品の収納をどちらで組むかは、家の間取りと、使う場所の数で決まります。表のどちらに自分の家が当てはまるかを見てください。
| 見るところ | 1か所にまとめる | 使う場所ごとに分ける |
|---|---|---|
| 取り出す手間 | 使う場所まで運ぶ | その場で手が届く |
| 戻す確率 | 部屋をまたぐと下がる | 1歩で戻るので高い |
| 切らす頻度 | 在庫が見えるので低い | 見えないので高くなる |
| 同じものを重ねて買う | 起きにくい | 起きやすい |
| 掃除のしやすさ | まとめて出せる | 場所ごとに分かれる |
| 高さの制約 | 1か所で受け止められる | 置ける場所が低い側に限られる |
| 向いている家 | 使う場所が1部屋に収まる家 | 玄関と寝室が離れている家 |
どちらを選ぶかの分かれ目は、使い終わってから収納までの歩数です。3歩以内で戻せるなら、まとめる置き方で問題ありません。玄関から洗面所まで部屋を2つまたぐような家では、戻らない日が出ます。歩数を数えるのは1回で済みます。実際に使う場所に立って、収納までを歩いてみてください。戻すのに歩く距離が、その置き方が続くかどうかを決めています。
使い分けとして、2つを混ぜる形も組めます。使うものは場所ごとに分け、予備は1か所にまとめる。玄関と寝室には使いかけを1本ずつ置き、まだ開けていないものだけ洗面所の棚に集める。こうすると、戻す動作は1歩のまま、在庫の数は1か所で見られます。分散の弱点だけを、まとめる置き方で埋める形です。ケア用品の収納で迷ったときは、この混ぜ方から入ると失敗が少なくなります。
棚板の高さを測ってから買う|しまいやすさより戻しやすさで決める
最後に、買う前にやることを1つだけ書きます。置きたい場所の棚板の高さを測ってください。これを先にやるかどうかで、ケア用品の収納は決まります。買ってから場所を探すと、入る場所が見つからず、床か棚の奥に立つことになります。奥に立ったものは、次に手に取られません。
| 容器の形 | 置ける場所 | 起きやすいこと |
|---|---|---|
| ふたを開けて使う低い容器 | どの段にも置ける。重ねられる | 奥に押し込むと忘れる |
| 押して出す背の高い容器 | 高さのある段が1つ要る | その段が1本で埋まる |
| ノズルが長い容器 | 立てられる場所が限られる | 寝かせると起こす動作が増える |
| 詰め替え用のパウチ | 仕切りか箱が要る | 立たないので倒れて散らばる |
| 持ち歩く小さい容器 | かばんの中と玄関の両方 | どちらにあるか分からなくなる |
測ってから選ぶという順番は、選び方そのものにも効きます。同じ用途のものが2つあって迷ったときは、置き場所に入るほうを選んで構いません。入らないほうを選ぶと、そのために棚を1つ買うことになります。ケア用品の収納は、道具を増やすほど戻す場所が分かりにくくなるので、増やさずに済む選択のほうが結果として続きます。
毎日のケアに使うものは、使う場所のそばに置くのがいちばん減ります。mofuwa グルーミングスプレー は、散歩から帰った直後と、寝る前のブラッシングで手が伸びる本です。1日に2回手に取るものなので、玄関か、寝床のそばに置くと動線に乗ります。ただしトリガーの付いた背の高い容器なので、置く段は高さのあるほうを1つ空けてください。寝かせて収めると、起こす動作が1つ増えたうえ、最初のひと押しが出にくくなります。気になる部分になじませておく mofuwa スキンケアミスト も同じ考え方で、その子が落ち着いている場所のそばに。浴室で使う mofuwa モイストシャンプー は、使う場所が1か所に決まっているので、まとめる側に置いて構いません。毎日手が伸びるものは使う場所ごとに、洗う日だけのものは1か所に。グルーミングスプレー を毎日の側に置くと、収納の中身が使う頻度で分かれます。
収納を組み直しているあいだも、赤みが引かない、フケが増えた、同じ場所をなめ続けている、触ると痛がる、においが変わった、脱毛の範囲が広がっているといった変化があれば、そちらが先です。毎日のケアの置き方をどう変えるかという話とは切り離して、動物病院にご相談ください。いつから、どの部位に出ているかを書いたものが1枚あると、その場で話が早く進みます。
収納を全部やり直そうとすると、途中で止まって、出したものが床に残ります。まず測るのは、いちばん使う棚の1段だけです。メジャーがなければ、いま持っているいちばん背の高い1本を寝かせて、その長さと比べるだけでも構いません。その1つの数字が分かっていれば、次に何かを買うときに、入るかどうかをその場で判断できます。
まとめます。ケア用品の収納で見るのは、しまいやすさより戻しやすさです。きれいに収まっても、戻すのに3歩以上歩く形だと、そのうち戻らなくなります。戻らなかったものは、次に使うときに出てきません。出てこないものは、持っていないのと同じです。本数を減らす前に、高さをそろえて、戻す歩数を短くする。この2つで、いま持っているものはたいてい収まります。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- ケア用品の収納は、まとめるのと分けるのとどちらがいいですか
- 使い終わってから収納までの歩数で決めてください。3歩以内で戻せるなら、まとめる置き方のほうが在庫も見えて楽です。部屋をまたぐ家では、使うものだけ場所ごとに分け、まだ開けていない予備を1か所に集める混ぜ方が向きます。戻す動作が長い置き方は、片づいて見えても続きません。
- 背の高い容器を、寝かせてしまってもいいですか
- 収まりはしますが、取り出すときに起こす動作が1つ増えます。毎日使うものだと、この1動作で回数が落ちることがあります。押して出すタイプは、寝かせているあいだに中身が口元に寄って、最初のひと押しが出にくくなることもあります。毎日使うものは立てて、使う頻度の低いものを寝かせる側に回すほうが、収納としては回ります。
- 置き場所を分けたら、同じものを2本買ってしまいました。防ぐ方法はありますか
- どこに何を置いたかを1枚に書いておくと、ほとんど防げます。書くのは場所と品名だけで足ります。分散させる置き方は、戻す動作が短いかわりに在庫が見えなくなるので、その1枚が在庫表の代わりになります。まだ開けていない予備だけを1か所にまとめておく形にすると、書く量そのものも減ります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
