C08季節・行事
イルミネーションを見に行った夜、顔まわりだけかさついた
家を出てから戻るまでが70分で、そのうち45分は立ち止まっていました。いつもの夜の散歩は20分です。3倍以上の長さになったのに、歩いた距離はふだんとほとんど変わっていません。増えたのは、電飾の前で待った時間と、抱き上げて眺めていた時間のほうでした。翌朝、口角と鼻の脇だけが白く粉を吹いたようになっていて、背中にはなんともありません。顔まわりのかさつきは、どれだけ歩いたかではなく、同じ向きのまま何分止まっていたかで決まります。
70分のうち45分は止まっていた|夜の散歩で顔まわりのかさつきを分けるコツ
同じ70分でも、歩き通した70分と、45分止まっていた70分では、顔まわりへの効き方が違います。歩いているあいだ、その子の顔は進む向きに合わせて左右へ動き、風は当たる面を変えていきます。立ち止まると、顔は同じ方向を向いたまま固定されます。電飾の前で写真を撮り、人の流れが切れるのを待ち、知り合いに会って話す。そのあいだずっと、同じ4か所に同じ風が当たり続けていました。
| 場面 | 時間 | 顔の向き | 顔まわりが受けていたもの |
|---|---|---|---|
| 家から会場まで歩いた | 15分 | 歩くたびに変わる | 向かい風と追い風が入れ替わる |
| 電飾の前で立ち止まった | 25分 | 同じ方向のまま | 同じ面に風が当たり続ける |
| 抱き上げて眺めた | 15分 | 同じ方向のまま | 地面より高い位置の、さえぎるもののない風 |
| 人を待って座っていた | 5分 | 同じ方向のまま | 足元から巻き上がる風 |
| 帰り道を歩いた | 10分 | 歩くたびに変わる | 向かい風と追い風が入れ替わる |
体ではなく顔まわりだけにかさつきが出るのは、その4か所の毛が短くて、地肌が外気にいちばん近いからです。背中の被毛は重なっているので、風は表面で止まります。口角、鼻の脇、目の下、あごの下は、毛が短いうえに体のいちばん前へ出ています。表のうち、抱き上げていた15分がとくに強く効きます。地面から30センチのところを歩いているときと、人の胸の高さで止まっているときでは、顔に当たる風の強さが変わるからです。
夜という時間帯も重なります。日が落ちてからの数時間は、地面から熱が逃げるぶん気温が下がり、空気に含まれる水分も減ります。その夜の外は3度で湿度42%、帰り着いた室内は22度で35%でした。顔まわりは、外の冷たく乾いた空気と、暖房で乾いた室内の空気を、続けて受けることになります。夜の散歩でかさつきが出やすいのは、この2つの乾き方のあいだに、休む時間が入らないからです。
見分けるコツは、距離を測ることではありません。帰り着いて靴を脱ぐ前に、その夜に立ち止まっていた時間だけを足し算してください。20分を超えていたら、帰宅後の手順を足す夜です。20分以下なら、いつもどおりで足ります。分数で線を引いておくと、その夜が長かったかどうかを、こちらの疲れ具合で判断せずに済みます。
玄関で止まる3分|夜の散歩のあと、顔まわりへ上から下へ届かせる手順
帰宅後にかける時間は3分で、足先より先に顔まわりへ手を入れます。ここがふだんとの違いです。足先は玄関マットの上でしばらく待てますが、顔まわりは室内へ入った瞬間から暖房の風を受けはじめます。同じ3分でも、順番を入れ替えるだけで効き方が変わります。
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ドアを閉めたら、手のひらで顔を包んで20秒温める
外から帰ったばかりの顔は冷えています。冷えた地肌に冷たいものを当てると、その子はまず顔を振ります。手のひらを両ほおにあてて20秒。こちらの手も一緒に温まるので、このあとの2分が進めやすくなります。
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目の下から順に、上から下へ4か所を見る
目の下、鼻の脇、口角、あごの下。この順に指の腹でなぞって、白く粉を吹いたようになっているところを探します。上から下へ進めるのは、上でゆるんだものを目のほうへ運ばないためです。見るだけで、まだ何もしません。
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白くなっていた場所にだけ、直接届かせる
顔全体へ広げる必要はありません。目のきわは、いったん指先に取ってから置くほうが確実です。口角とあごの下は、そのあとその子が自分でなめる場所なので、量を気にせず届かせて構いません。
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指の腹で、毛の向きに沿って2回だけ通す
こすらないでください。乾いた毛を引っぱると、白く見えていたものが地肌ごと持ち上がります。押さえるように置いて、毛の向きに沿って2回。それで落ちないものは、今夜は残したままにします。
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室内に入って10分たったら、もう一度4か所を見る
暖房のきいた部屋で10分過ごすと、玄関では見えなかった場所が白く浮いてくることがあります。ここでもう一度見ておくと、翌朝へ持ち越す量が減ります。2回目は届かせるだけで、指で通す必要はありません。
3つ目と5つ目で使うものには、場所の条件がつきます。口角とあごの下は、家に入って落ち着いたあと、その子がいちばん先に自分でなめる場所です。目の下はなめられませんが、こすった前足がそのまま口へ戻ります。4か所のうち3か所が口とつながっているので、ここへ置くものは、口に入ったあとのことまで決まっている必要があります。mofuwaスキンケアミストは、高機能性電解酸化水そのもので、香料も保存料も足していません。飲みものに使ってよい水と同じ規格をクリアしているので、4か所のどこから始めても順番を気にせずに済みます。
この1本が顔まわりに向いているのは、場所ごとに使うものが分かれていないからです。目のまわり、耳のふち、口のまわり。ふつうなら、場所を移すたびに手に持つものを替えることになります。スキンケアミストは1本で4か所を通せるので、玄関に立ったまま持ち替えずに済み、3分が3分のまま終わります。コートを着たままで終わる長さかどうかは、その手順が毎日残るかどうかに直結します。
帰宅後に顔まわりから始める理由は、もう1つあります。外で受けてきたにおいです。人の多い場所で45分止まっていれば、食べもののにおいも、ほかの犬のにおいも、顔のまわりの短い毛にいちばん濃く残ります。香りを足していないものを使うと、落としたにおいの上に別のにおいが重ならないので、翌日その子が顔を気にしているかどうかが読めます。顔を前足でこする回数が前の夜より減っていれば、玄関の3分は届いています。
立ち止まっていた分数を足すとき、抱き上げていた時間だけは2倍にして数えてください。地面に近いところは、建物や植え込みや人の脚が風をさえぎっています。胸の高さまで持ち上げると、そのさえぎりが全部なくなります。15分抱いていた夜は、30分立ち止まっていたものとして扱うほうが、翌朝の顔まわりと合います。
寝る前にまとめてやると間に合わない|夜の散歩の顔まわりで、やり方がずれる3つ
3分の手順が効かない夜は、やり方そのものではなく、やる時刻のほうがずれています。帰宅後すぐと、寝る前とでは、同じ手順でも残るものが変わります。
- 寝る前にまとめてやる:帰ってから寝るまでの2時間、顔まわりは暖房の風を受け続けます。乾ききってからでは、指で通しても持ち上がるだけです。玄関の3分は、手間を減らすための3分ではなく、乾ききる前に間に合わせるための3分です
- 体を拭いた面で、顔もそのまま拭く:背中や足先を拭いたあとの面には、外で拾った砂と皮脂がついています。それを目の下へ運ぶと、翌朝の白さが増えます。顔まわりには別の面を使ってください。分けるのが面倒なら、顔を先に済ませる順番にすれば、同じ1枚でも成り立ちます
- 白いところを、その場で落としきろうとする:一晩で全部落とすより、翌日と翌々日で減っていくほうが、地肌に残る負担が少なくて済みます。2回通して落ちないものは、明日の3分に回してください。長い夜の翌日はいつもの20分に戻っているので、そこで追いつきます
時刻がずれる原因は、たいてい置き場所にあります。顔まわりに使うものが洗面所にあると、コートを脱いで、手を洗って、取りに行くまでに10分かかります。その10分のあいだに、乾き方は進みます。玄関のドアの内側、コートを着たまま手が届く高さに置いてください。置き場所を変えるだけで、3分の手順が毎日の習慣として残るかどうかが決まります。
猫でも、同じことが起きる夜があります。ベランダや玄関先に出ていた時間が長かった日、窓辺で外を見ていた時間が長かった日です。顔まわりの4か所は犬と同じで、あごの下がいちばん先に白くなります。猫には帰宅というきっかけがないので、時刻のほうを固定します。夕食のあと、と決めてしまえば、3分の手順はそのまま回ります。
夜の散歩をいつもの20分に戻して3日たっても、口角とあごの下の白さが減らない/4か所のうち1か所だけが厚く盛り上がってきた/白い場所の下の地肌が赤く、触ると周りより熱い/前足で顔をこする回数が、その夜の長さと関係なく増えている/あごの下が湿ったままで、においが変わってきた。ここまで来ると、立ち止まっていた分数では説明がつきません。その夜の70分と45分、20分に戻してからの日数、白さが残っている場所の名前。動物病院へ連絡するときに、この3つの数字をそのまま伝えてください。いつから、どこが、どれくらいの長さの夜に出たものなのかが、言い直さずに伝わります。
毎日の20分に戻したあとも|夜の散歩と顔まわりのかさつきを、順番で固定する
45分止まっているような夜は、1年に何度もありません。ところが、そのたびに手順を思い出すことにすると、たいてい間に合いません。玄関の3分は、いつもの20分の夜にも、短い形で残しておきます。
| 立ち止まっていた時間 | 玄関でやること | かかる時間 |
|---|---|---|
| 20分以下(いつもの夜) | 4か所を指の腹でなぞって見るだけ | 20秒 |
| 20〜40分 | 白くなっていた場所にだけ届かせる | 1分 |
| 40分以上(この夜のような日) | 温める・見る・届かせる・通す・10分後にもう一度 | 3分 |
| 翌日と翌々日 | 前日に残した場所だけ、1か所ずつ | 30秒 |
3段に分けておく理由は、毎日やる形にしておかないと、長い夜に手が動かないからです。20秒の日が続いているから、45分の夜に3分が出せます。順番はどの段でも同じで、目の下から、あごの下へ。段によって省くのは、後ろの手順だけです。上から下へ、という並びだけは動かしません。
順番を固定しておくと、得るものがもう1つあります。毎晩同じ4か所を同じ順で見ているので、いつもと違う場所が出たときに、その場で気づけることです。顔まわりのかさつきは、出はじめの1日目と3日目とでは、元へ戻すのにかかる日数が倍以上変わります。1日目に気づける形をつくっておくことが、毎日の20秒の役目です。
今夜は、顔まわりに使う1本を玄関の内側へ移すところまでで足ります。コートを着たまま手が届く高さに、1本だけ。次に長い夜が来たとき、思い出さなくても手が伸びます。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- 顔を拭くより、そもそも長く出さないほうがいいのではありませんか。
- 出す時間を削るより、立ち止まる時間を分けて数えるほうが現実的です。年に何度かの夜を短くして済ませると、その子が外で見るものも減ります。同じ70分でも、歩きながら見て回れば止まっていた時間は20分以下に収まりますし、抱き上げている時間を5分に抑えれば、風の当たり方はさらに変わります。減らすのは全体の長さではなく、同じ向きで固定される時間のほうです。そのうえで玄関の3分を足せば、翌朝の顔まわりは変わってきます。
- 顔まわりに使うものと、体に使うものは、分けたほうがいいですか。
- 置き場所を分けるほうが先です。中身を分けるかどうかより、顔用が玄関にあって、体用が洗面所にあるという形にしておくと、帰宅後の順番が自然に決まります。同じ1本で両方をまかなう場合でも、顔から始めて体へ下りるという向きだけは守ってください。逆向きにすると、足先の砂を顔へ運ぶことになります。1本で通すなら、なめる場所に使えるかどうかで選ぶのが分かりやすい基準です。
- かさつきが出るのは、冬の夜だけですか。
- 決めているのは季節ではなく、同じ向きで止まっていた分数のほうなので、ほかの時期にも起こります。夏の夜に花火や祭りへ連れて行った日、同じように立ち止まる時間が長くなります。ただし出方は変わります。湿度が高い時期は白く粉を吹くのではなく、あごの下が湿ったままになりやすく、においのほうが先に変わります。見る4か所は同じで、探すものだけを季節で入れ替えてください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
