C04悩み解決
季節の変わり目にフケが増えるのは、なぜか
フケは、皮膚から離れて初めて目に入ります。毛のあいだに留まっているあいだは、量が増えていても見えません。冬に黒い服やこたつ布団が白くなるのは、静電気で毛が広がり、空気が乾いて、フケが毛から離れやすくなるからです。フケが季節の変わり目に増えるように見えるとき、動いているのは出る量か、見える量か。この記事では、その2つを分けて比べます。
季節で変わるのは、出る量か、見える量か
皮膚の表面は、季節に関係なく毎日入れ替わっています。古くなった角質がはがれること自体は、一年中起きていることです。それが目に入るかどうかは、はがれたものが毛のあいだに留まるか、外へ出るかで決まります。
湿度が高い時期、はがれた角質は毛に貼りついて動きません。乾いた時期には、静電気で毛が広がり、そこへ空気が流れると、細かいものから順に外へ出ていきます。同じ量が出ていても、季節によって見える量は変わるということです。
| 出る量 | 見える量 | |
|---|---|---|
| 何で決まるか | 皮膚の状態、洗いすぎ、うるおいの保ち方 | 静電気、空気の動き、毛の広がり |
| 季節での動き方 | ゆるやかに動く | 冬に急に増える |
| 気づき方 | 地肌を見ないと分からない | 床や服で気づく |
| 手を入れる場所 | 洗う間隔と、部屋の湿度 | ブラッシングと、静電気の条件 |
どちらが動いたのかで、やることが変わります。見える量だけが増えているなら、洗う回数を増やしても手ごたえは出ません。まずは、この2つを分けるところから始めます。
冬にフケが増えて見える、3つの条件
気温が下がってから床や服が白くなるとき、次の3つが同時に動いています。
- 静電気で、毛が広がる:乾いた空気の中では毛が互いに反発して立ちます。毛のあいだにすきまができるぶん、留まっていたものが落ちやすくなります
- 暖房で、空気が動く:エアコンやファンヒーターの風は、床の近くを流れます。犬や猫が過ごしている高さは、家の中でいちばん空気が動く場所です
- 服と寝具の色が変わる:冬は濃い色の服やブランケットが増えます。同じ量でも、白いものは濃い面の上でだけ目に入ります
3つ目は、体の側では何も起きていません。それでも「増えた」という感覚は、この3つが重なったときにいちばん強く出ます。
見える量が増えた時期に洗う回数を上げると、今度は出る量が動きます。地肌のうるおいが流れて、はがれる周期が短くなるためです。冬に洗う間隔を詰めるかどうかは、皮膚の状態を診てもらってから決めるのが確実です。
梅雨から夏は、どっちに動くかを比較する
湿度が上がる時期は、逆の動きになります。見える量は減り、出る量は増えることがある。いちばん気づきにくい組み合わせです。
| 時期 | 見える量 | 出る量 | 気づき方 |
|---|---|---|---|
| 11月〜2月 | 増える | 洗いすぎなければ変わらない | 床・服・寝具が白くなる |
| 3月〜5月 | 換毛で一時的に増える | 変わらない | 抜け毛と混ざって見える |
| 6月〜8月 | 減る | 蒸れで増えることがある | 地肌を見ないと気づけない |
| 9月〜10月 | 増えはじめる | 乾きはじめる | 両方が同時に動く |
夏に見えにくくなるのは、はがれたものが毛に貼りついて留まるからです。留まっている状態が続くと、根元に積み上がります。そこへ蒸れが重なると、脂っぽい大きなフケとして、秋になってから出てきます。
つまり、秋に増えるフケは、夏のあいだに積み上がったものであることがあります。その時期に何かが起きたと考えるより、数か月前にさかのぼるほうが早く見当がつきます。
どっちが動いたかの、見分け方と数え方
見分けるには、条件をそろえて数えます。床や服で判断すると、色と素材の影響を拾ってしまいます。
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同じ場所を、同じ明るさで見る
背中の後ろ半分、首の下、しっぽのつけね。3か所を決めて、毎回同じ場所を見ます。明るさも同じにしてください。窓際の昼か、同じ照明の下かのどちらかに固定します。
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地肌が見えるまで、毛を分ける
指の腹で毛を左右に分けて、皮膚が見えるところまで開きます。表面をなでただけでは、出る量は分かりません。
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分けた面に、白いものがあるか見る
地肌に貼りついているなら出る量、毛の途中に浮いているなら見える量です。ここが分かれ目になります。
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暗い色の紙を1枚、下に置く
ブラシを2〜3回入れて、落ちたものを紙の上で見ます。細かく白いか、大きく黄色みがあるか。服の色に左右されずに比べられます。
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2週間おきに、同じ手順でもう一度
季節が動いても手順を変えないでください。比べられるのは、条件をそろえた記録だけです。
地肌に貼りついているものが増えているなら、出る量が動いています。その場合は、洗う間隔と部屋の湿度を見直す話になります。毛の途中に浮いているだけなら、ブラッシングで外へ出す量を増やすほうが早く落ち着きます。
見える量が増える時期は、ブラッシングの入れ方を変えるだけで手ざわりが変わります。毛先ではなく、根元から。毛の流れに逆らって分けてから、流れに沿ってとかします。ここで、手順の順番の話をひとつ足します。背中の後ろ半分、首の下、しっぽのつけね。この3か所は、こちらが決めて開いて、数えて、そのまま閉じている面です。開いたついでに何を置いて閉じるかは、こちらが選べます。数えている面に何かを足すと、次に数えるものまで変わります。その点、mofuwa スキンケアミストは水を電気分解した電解水だけでできていて、地肌に残る成分をあとから加えていません。フケの量を数えている時期でも、記録の側を動かさずに済みます。使うのは、暗い色の紙にブラシを入れて数え終わったあとにしてください。先に湿らせると、その日の量が前の週と比べられなくなります。布へ一度移してから、開いた面を毛の流れに沿って一度なでて閉じます。地肌が赤い日、かさぶたが見える日は、この手順ごと止めてください。
季節では説明がつかないフケ
季節で動くフケには、特徴があります。全身に均等で、地肌の色が変わらず、その子が気にしていない。この3つから外れるものは、季節の話ではありません。
- 特定の場所にだけ、繰り返し出る
- 地肌が赤い、黒ずんでいる、かさぶたがある
- フケが毛にくっついて、ブラシで落ちない
- 同じ場所の毛が薄くなってきた
- 本人が気にして、掻く・舐める時間が増えた
- 季節が過ぎても、量が戻らない
いずれかに当てはまるときは、季節の条件を整える前に動物病院にご相談ください。とくに、肉球や爪のまわりのように面積の小さい場所に出ているときは、日数を待たずに相談してください。広い背中に出ているときより、待てる時間が短くなります。
相談するときは、暗い色の紙の上でブラシを入れて撮った写真を持っていってください。細かく白いか、大きく黄色みがあるかは、その場で見てもらうより写真のほうが伝わります。いつから、どの場所に出ているかも一緒にメモしておくと、話が早くなります。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- 冬になると必ずフケが増えます。体質でしょうか?
- 毎年同じ時期に同じように出て、季節が過ぎると落ち着くなら、条件が動いていると考えられます。ただし体質と決めてしまうと、出る量が実際に増えている年を見逃します。地肌を見て、貼りついているか浮いているかを毎年同じ手順で確かめてください。
- 加湿器を置けば、フケは減りますか?
- 見える量のほうは減ることがあります。静電気が起きにくくなり、毛が広がらなくなるためです。ただし出る量は、湿度だけでは決まりません。洗う間隔、寝床の素材、暖房の風の向きも一緒に見てください。
- ブラッシングを増やすと、フケも増えませんか?
- 毛の途中に浮いているものは、ブラッシングで外へ出ます。そのぶん一時的に目につきますが、留まったまま根元に積み上がるより負担は小さくなります。強くこすらず、根元から分けて、流れに沿ってとかしてください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
