C08季節・行事

飲水量が減る冬、体の表面から先に乾いていく

公開日 2023年1月19日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡い色の床で、浅い水の器のそばにいる薄い色の犬
器の中身は朝と夜で測れますが、体の表面の乾きは数字になって出てきません。写真:Sarah Chai/Pexels

朝に計量カップで300mLを入れた器に、夜のうちに残っていたのは180mLでした。その日にその子が飲んだ水は120mL。夏の同じ器は、夕方までに空になって2度目を足していました。冬に飲水量が減るとき、先に変わっているのは水のほうと部屋のほうです。この記事で数えるのは、朝に入れた量と夜に残っていた量の2つだけです。そして数字が落ちた時期に家で先に目に入るのは、体の中ではなく、鼻先と肉球と地肌の側になります。

朝に入れた300mLが、夜に180mL残っていた|冬に飲水量が減るとき最初に出る変化

冬に飲水量が減ったことに気づくきっかけは、たいてい器の水位です。夕方に足しに行かなくなった、夜に見ても朝と同じ高さに見える、という順番で目に留まります。ところが水位は器の形で見え方が変わります。浅くて広い器は2割減っただけで底が見え、深い器は半分になっても同じ高さに見えます。だから最初にやることは、器を替えることでも水を増やすことでもなく、量を数字にすることです。

やり方は簡単です。朝、計量カップで決まった量を入れる。夜、残りを同じカップへ戻して量る。差がその日の飲水量です。器が2つある家は、2つとも同じ時刻に入れて、同じ時刻に戻します。こぼれたぶんや蒸発したぶんも混ざりますが、毎日同じ条件で数えているかぎり、日ごとの上がり下がりは読めます。正確さより、同じやり方で並べ続けることのほうが先です。

ある1日の器の中身を、朝と夜で並べる 朝に入れた量、夜に残っていた量、その差。差がその日の飲水量になります。書き方の見本として1日ぶんだけ並べています。器が2つある家では、2つの合計で同じ引き算をします。 朝に入れた量 300mL 夜に残っていた量 180mL その日の飲水量 120mL
数えるのは器の中身の差だけで、体の側は測りません。

数字にすると、量とは別の変化が先に見えてきます。減り方の時刻です。夏は昼に一度空に近づき、夕方に足していたのが、冬は夜まで同じ高さのまま来て、寝る前にまとめて減る。総量は2割しか落ちていなくても、飲む回数が3回から1回になっていることがあります。回数が減ると、1回あたりに口をつける時間が長くなり、そのぶん器の水が冷えたままになります。

冬のあいだ、器のそばの紙に書く4つ
書くもの書き方冬にそこで動くこと
朝に入れた量計量カップの目盛りをそのまま量そのものは変えません。毎朝同じ量にします
夜に残っていた量同じカップへ戻して量る残りが増えていく週が、飲水量の減る入口です
器の水を替えた回数正の字で1画ずつ減っていないと、人のほうも替えに行かなくなります
ぬるま湯にした日日付に印同じ器でも、温度を変えた日だけ差が出ることがあります

この4つを1週間並べると、その子の冬がどこから始まっているかが見えます。飲水量が減るのは、ある日を境に急に起きることではなく、器の前に立つ回数が1回ずつ抜けていく形で進みます。数字が2割落ちた週は、たいてい水を替えた回数も同じだけ落ちています。人の側の回数が先に落ちているのか、その子の回数が先なのかは、紙を並べてみないと分かりません。

水が冷たくなり、器までの歩数が遠くなる|冬に飲水量が減る3つの背景

冬に飲水量が減る背景は3つあって、どれも体の側ではなく暮らしの側にあります。気温が下がったから飲まないのではなく、気温が下がったことで水と部屋と人の動きが変わり、その結果として回数が抜けていきます。

3つとも、変えられるのは部屋の側です。器をこたつやベッドから3歩の位置へ移す、朝と夜にぬるま湯へ入れ替える、器を2つに増やして寝床のそばにも置く。どれも水の中身を変えていません。変えているのは、器の前に立つまでの条件だけです。ぬるま湯といっても、人の手で温かいと感じない程度で足ります。熱くすると、今度は湯気と一緒ににおいが立って口をつけない子がいます。

食事の側からも水は入ります。ドライフードだけの子は、食べたものからほとんど水を受け取りません。ふやかす、スープ状のものを足す、という手当てが向くのはこの型です。ただし、ふやかした日は器の残りが増えるので、紙の数字は減ります。紙に「ふやかした日」の印をつけておかないと、飲水量が減る週と読み違えます。数える条件を毎日そろえるのは、こういう取り違えを防ぐためです。

季節の変わり目には、この3つが逆向きに動きます。室温が上がり、歩数が近くなり、台所に立つ時間が戻ります。飲水量が減る時期の終わりは、気温より先に、水を替えた回数の欄から戻ってきます。春の紙と冬の紙を並べると、その順番がはっきり出ます。

体の中より先に、鼻先と肉球に出る|飲水量が減ると表面から乾いていく理由

体の中が足りているかどうかは、家では測れません。器の差で分かるのは、その日に口から入った量だけです。それでも冬のあいだ、家で目に入る変化はあります。鼻先の湿り、肉球の縁、耳のふち、かき分けた地肌、毛先の手ざわり。どれも外気に触れている面で、室温が上がって湿度が下がった部屋では、体の中の話とは別に、その面だけが先に乾きます。

だから飲水量が減る時期の記録は、2つに分けて書くほうが読みやすくなります。器の数字と、表面の様子です。器の数字が戻った週でも、鼻先や肉球が乾いたままのことがあります。その2つは同じ理由で動いていないので、片方が戻ったからもう片方も戻る、とは考えないほうがいい。乾燥した部屋に暖房を入れ続けているあいだ、表面はずっと外側の条件にさらされています。

冬に見る、体の表面の4か所
場所見るタイミング冬に変わること
鼻先起きてすぐ眠っているあいだに乾いて、朝だけかさついて見えます
肉球の縁散歩から帰ったあと外の冷えと室内の暖房を1日に何度も行き来します
耳のふち抱き上げたとき毛が薄く、体のいちばん外側にあたります
背中の地肌夜、毛を分けて暖房の風がいちばん長く当たる面です

この4か所には、器とは別の口から水を置けます。mofuwaスキンケアミストは電解水100%で、香りも成分も足していない1本です。鼻先も肉球も口のまわりも、その子がそのままなめる場所なので、置いたものがなめて取れることを前提に選ぶ必要があります。この1本は清涼飲料水の規格基準を通った水でできていて、量を数えずに置けます。冬の肉球のように、1日に何度も冷えと暖房を行き来する場所ほど、置き直せることが効いてきます。

使い方は場所によって変えます。鼻先は指に取ってから触れる。肉球は散歩から帰ったあとに、指の腹で縁をなぞる。背中は毛を分けて地肌へ直接。耳のふちは、綿に含ませて外側から内へ1回。mofuwaスキンケアミストの1本で4か所に届くので、器の前で待つ以外にできることが毎日1つ増えます。飲水量が減る冬に、家でできることが器の側だけだと思うと、数字が落ちた日にやることがなくなってしまいます。

ここまでは、部屋と暮らしの条件で説明のつく範囲の話です。紙の数字が前の週の半分より下がったまま3日続く、水を替えてもぬるま湯にしても戻らない、器の前まで来て口をつけずに戻る、おしっこの回数や量も一緒に落ちている。こうした落ち方は、器の温度や歩数では説明がつきません。1週間ぶんの朝の量と夜の残りを書いた紙を持って、動物病院の診察を予約してください。何mLが何日続いたのかという数字は、その場で話すより紙のほうが正確に伝わります。

去年の紙と並べて見る|飲水量が減る冬を2回目に迎えた経験の使い方

この数え方がいちばん効いてくるのは、2年目の冬です。1年目は、数字が落ちても、それがその子にとって普通なのか初めてなのかが分かりません。去年の同じ週の紙が手元にあると、比べる相手ができます。去年は1月の第2週から残りが増えはじめて、2月の終わりに戻った。今年も同じ週から始まったなら、それはその子の冬の形です。

2年目に、去年の紙と並べて見る3つ
並べるもの同じならずれていたら
減りはじめた週その子の冬の形として扱えます部屋の条件が去年と変わっていないか見ます
いちばん低かった日の量去年と同じ底なら想定の範囲です去年より低ければ、器と温度を先に戻します
戻りはじめた週季節の変わり目と重なります戻らない週が続くなら紙を持って出かけます

紙は1年で1枚あれば足ります。日付、朝の量、夜の残り、替えた回数、そして表面の4か所のうち気になったところ。書きためた紙が2枚になった時点で、その子の飲水量が減る時期は、驚く出来事ではなく、毎年くる条件に変わります。条件なら、先に手を打てます。11月のうちに器を寝床の近くへ移しておく、ぬるま湯に替える時刻を決めておく、といった準備が、翌年の1月の数字を変えます。

今夜は、器に残っていた水をカップへ戻して量るところまでで構いません。数字を1つ書いて、明日の朝に同じ量を入れ直す。その2つが並びはじめたら、この冬の記録はもう始まっています。

Product

mofuwa スキンケアミスト

mofuwa スキンケアミスト

200ml / 3,300円(税込)

アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。

商品ページを見る

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。